YMのメンズファッションリサーチ

メンズファッションについて、ブランド、アイテム、ショップ、人物等様々な角度からリサーチします。

なぜ僕たちはシャツを買おうとするとついついラルフローレンを選んでしまうのか

 

逡巡した挙句結局ラルフを買ってしまう

ラルフローレンのシャツはたくさん持っている。

インとアウトを繰り返しながらではあるけれど現段階でも僕のワードローブにはざっと5着以上くらいはあると思う。

厳しかった冬も終わりが近づき少しずつ春の足音が聞こえてくると、否応なしにさらっと着れるシャツが欲しくなる。僕が今年探していたのはクリーンな生地感で比較的バサッと羽織れるオーバーシャツだった。

一時期の勢いは落ち着き、定番化しているもののトーマスメイソンの生地を使ったオーバーシャツなどが気分ではないかと考えたり、幾つかのドメブラも物色したりもした。

でも、結局古着屋JAMに行って、ラルフローレンのシャツを購入するに至った。

結局、ラルフローレンなのだ。つくづくそう思うし、当然の成り行きであるようにも感じる。

 

ラルフローレンのシャツ(古着)はなぜこんなにも需要があるのか

でも、実際にそういう人は多いのではないだろうか。しかも古着。

街を歩いても、現行のラルフローレンのシャツを着ている人はほぼほぼ見かけないが古着のそれを着ている人は儘(まま)いる。

それにはそれ相応の理由があるのだ。実際に僕もその殆どに当て嵌まっている。

  • 品質が担保されているという安心感

これだけ出回っているということは、クオリティがある程度以上担保されているということだ。その上リピーターも(僕の様に)多く、「どんなものなのか」多くの人が想像できるという利点がある。世界中見渡しても、老若男女にその存在が知れ渡っていて、多くの人が手に取ったことがあるブランドというものはそんなに多くは存在しない。

  • 古着だと手頃な価格で手に入る

少し述べたが、現行のラルフローレンを着ている人を見かけることは非常に少ない。古着を中心にみている人は、百貨店や路面のラルフローレンに入ると、結構価格帯が高くて驚くかもしれない。ラルフローレンには様々なラインが存在しているが、メイン(にして、ブランドの中では中間価格帯)であるポロ・ラルフローレンは元々アメリカの裕福な層をターゲットにしたブランドである。ハイブランドとまでは行かなくともそれなりの価格に設定されているのだ。

しかし古着はその弾数の多さが故に手に取りやすい価格帯であり、ファッションに興味のない方々であっても驚いてしまうほどの値付けはされていない(年代やモノによってはその範疇にない場合もありはする)。しかしクオリティは他の古着と比較するとやはり頭一つ抜けているのだ。

  • サイズが豊富

そして古着という線の話になる。

僕は、「古着は物量が命」だと思っている。当たり前だが新品と違い古着は一点ものだ。なので、気に入ったものがあってもサイズが合わない場合は購入には至らない、若しくは無理して購入して着てもオシャレに着こなすのは難しい。現行品の店舗で日常茶飯事な「これのLサイズはありますか?」等と言うスタッフさんとのやり取りはほぼほぼ古着屋では飛び交わないのである。

しかしラルフローレンは違う。兎に角弾数が多い。時には同じもののサイズ違いがある事すらあり得る。これは他の古着で出回っているブランドとは決定的に違う点だと言えるのだ。どこの古着屋に行ってもかなりの高確率でラルフローレンは置いてある。売れセンだし店としても信頼がおける商品になり得るので、豊富に買い付けてある場合が多いのである。

  • モデルが豊富

今回購入したのは80年代後半から90年代前半に製造されていたBLAKE(ブレイク)というモデル。基本の「クラシックフィット」よりもゆったりとした身幅で丈はやや短く(とはいえ、それほどではないが)、古着市場では人気のあるタイプ。ラルフローレンのシャツは一見同じように見えても実に様々なタイプが存在していて、BLAKE(ブレイク)の他にも覚えきれないほどのバリエーションがある。

その時々のトレンドによって必ずと言って良いほど脚光を浴びるバリエーションの幅があるというのは本当に強みで、現状のトレンド寄りなのはBLAKE(ブレイク)だったり、ドレス寄りのトレンドになったら「YARMOUTH(ヤーマス)」、オーバーサイズだったら「BIG SHIRTS(ビッグシャツ)」だったり。そんなバリエーションがあるブランドは他にはそうそうないのだ。

  • 歴史に裏打ちされた確かなバックグラウンド

最早改めて語るまでもないが、ラルフローレンの持つバックグラウンドは世界有数のものである。老若男女・服に興味のある人もない人も、このポニー刺しゅうを見ればポロ・ラルフローレンだとほぼ一発でわかってしまう。ラルフローレというと、一定以上のクオリティのあるシャツだということを無意識レベルであっても多くの人が認識してしまうのだ。

これは凄いことで、そんなブランドは世界有数だと言える。

しかも、それが決して「ダサくない」、寧ろ万人に向けて標準以上の品格を示せるというのは圧巻である。古着で10,000円以内で購入できるものなのに、ここまで品格があるブランドというのはなかなか多くは存在していない。

こういうことは、一朝一夕で成し得る事ではなく、ラルフローレンがこれまで培ってきた途方もない歩みや実績が故なのである。

  • ファストファッションのものよりもこっち

「10,000円しか予算がないけれど良いシャツはありませんか」とファッションにあまり造詣のない人に訊かれたことがある。そういう時には僕は「ファストファッションに行くよりも古着屋でラルフローレンのシャツを探した方が良い」と言う。

ユニクロやGUのシャツもとても良い。特にUNIQLO:C(ユニクロシー)やUniqloU(ユニクロユー)等の特別ラインのシャツのクオリティはかなり高く、10,000円どころか5,000円以内で相当レベルの高いシャツを買う事が出来る。これはこれで圧巻だ。

しかし、もう少し足してラルフローレンの状態の良い古着を探すというのはそれ以上に素晴らしい選択肢になる。上述の問いの答えとしては、(あくまでカジュアルシャツと言う界隈ではあるが)僕としては一択なのである。

春や秋は一枚でさらりと着て、夏も腕捲りをして着る。冬はコートの下に、若しくはニットセーターのインナーとして着る事が出来る。

非常に長いシーズンをフォローしてくれるし、素材やシルエットも同価格帯で探すとなると比肩するものはそうそうない。

 

BLAKE(ブレイク)

今回購入したBLAKE(ブレイク)は80年代後半から90年代前半にリリースされていたモデル。基本のクラシックフィット等と比較すると身幅が広めにとられており、先述のように昨今のオーバーサイズトレンドに乗って古着市場での人気銘柄になっている。限られた期間のみに製造されていたモデルの為比較的弾数が少ないと言われてはいるものの、個人的にはそんな感覚は(まだ)なく、セレクト古着屋では非常によく見かける銘柄だ(人気があるからバイヤーが好んで仕入れるのかもしれない)。

 

先述したようにそもそもオーバーシャツを探していたのでXLサイズを購入した。

(173㎝60㎏で着用)

BLAKE(ブレイク)はかなりルーズなサイズ感なので日本サイズで考えるならば2サイズ位大きめと考えて良いかと思う。

春らしいマルチストライプ柄はやや高難易度に感じられるかもしれないが、かなり質の良いコットン100%の生地になっていてバランスが取れており、決してだらしなく、若しくは安っぽく見えない。改めてラルフローレンのシャツのクオリティの高さを痛感してしまう。

 

まとめ

現段階ではまだまだ普通に古着屋に行けば選ぶ事が出来る90年代前後のポロ・ラルフローレンのシャツ。今後時が経てば、今よりも弾数が減ってしまうのだろうか。無限に存在しているわけではないだろうし、コンディションも悪くなっていくのは当たり前だ。2000年代のものになってくると、トレンドがジャストフィットに寄っていく為ラルフローレンのシャツも一遍にシルエットが変わってくる。BLAKE(ブレイク)やYARMOUTH(ヤーマス)のようなリラックスからルーズ目のシルエットのものはほぼほぼ存在しなくなっていくようだ。

 

「シャツが欲しい」。そう思ったときに、いつも選択肢の上位にはポロ・ラルフローレンがある。ついつい、ラルフのシャツが増えていく。でも、一向に邪魔だと思ったことはないし一年中役に立たない事はない。

新たにBLAKE(ブレイク)を購入したばかりだが、既に夏が来るまでにはとオープンカラーシャツ「コールドウェル」を探しているところだ。

 

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