GU×アンダーカバーが新ライン「UG」へ
出典:GU公式オンラインストア
去る2025年3月14日(金)、GUの「新ライン・UG」が販売開始されました。
「UG」は昨シーズンまで「コラボレーション」として展開されていた「GU×アンダーカバー」の名称が変わった「新ライン」ということだそうです。
今までのGU×アンダーカバーは「コラボレーション」。
今回からのUGは「新ライン」。
正直、私はこれを未だに噛み砕けていません。よく分からない。
「コラボ」と「新ライン」は違うんですか?コラボはコラボじゃないんですか?
普段からインライン(通常ライン)と同じように恒常的に店舗に並ぶというのならば「新ライン」というのもわかりますが、発表の仕方も販売方法も(なんかファーストデリバリーとセカンドデリバリーに分けられてはいるけれど)「コラボ」の時と何ら変わりないように思えます。
冒頭からこの論調なので分かると思いますが、今回の「UG」について、私は違和感を感じ、興味が示せず、そして購入に至りませんでした。
今回は忌憚のない意見を思い切って述べてみようと思います。
UGに納得がいかなかった理由
「新ライン」ってなんやねん
出典:GU公式オンラインストア
冒頭で既に結構述べてしまいましたが、「新ライン」ってなんやねんと思います。
今までの「GU×アンダーカバー」はコラボ。今回からの「UG」は同じアンダーカバーの高橋循氏がディレクションするけれど「新ライン」です。とのことですが、少なくとも私には何のことなのかさっぱりわかりません。
かつてUNIQLOで、「ユニクロ&ルメール」というコラボが存在していて、それが今は「UniqloU」と名称を変えていますが、それと同じだと説明しているインフルエンサーのYouTube動画を見ました。
しかし、UniqloUは「コラボ」だと言っていたじゃないかなと思います。何ともややこしい。
また、今までの「GU×アンダーカバー」は単発のコラボだったけれど今後継続的にパートナーシップを結んでいく為「新ライン」として「UG」と名称を変えました。と言う説明も見ました。
しかし、ここ数シーズン継続的にGU×アンダーカバーは展開されてきているので、ここにきて単発⇒継続的への変遷と言うのも何ともわかりにくい気がします。
今まで単発で一回だけやりましたと言うならばわかる気もしますが、何度も何度もやってきているわけですから。
私は特にロジカルな性質を持っており理屈が飲み込めないと受け入れが難しくなるのですが、それを抜きにしても無理やり感がある気がしますが如何でしょう。
高橋循氏のテンションが気になる
出典:GU公式オンラインストア
アンダーカバーのデザイナーである高橋循氏。
アンダーカバーは元々裏原のムーブメントから出てきたブランドで、40代半ばである私は世代ど真ん中。藤原ヒロシ氏やNIGO氏、宮下貴裕氏等と同じく、高橋循氏は讃えても余りある殿上人のような方と言う認識です。
だからこそ、GUが初めてアンダーカバーとコラボすると知った時は見震えするほど嬉しかったし、実際GU×アンダーカバーの売り場で同世代くらいのおじさんと「同じ世代ですね」と語り合ったこともあります。
毎回、アンダーカバーコラボの際は高橋循氏のインタビューが公式に掲載されているのですが、今回、何か上手く言い表せないような違和感を感じました。
・・・これ、上手く言えないんですよね。でも、何か、何処かしっくりいっていないような雰囲気が伝わってくるというか・・・。
今までのGU×アンダーカバーの時も喜々とした雰囲気が伝わってきたとは言いませんが、今回は何かが違う・・・。
まあ、これは極々個人的な印象に過ぎないし、上手く言語化できないので自分でもどうかとは思いますが・・・。
質は悪くないが「如何にも感」が増した
・・・とはいえ、一応売り場に見には行きました。
猜疑心はあったのですが、とはいえ実物を見たら結局心惹かれて欲しくなるのではないかと。
・・・結果は、「欲しくならなかった」です。
例えば、GU×アンダーカバーで私が購入したのは
ユニバーサルピクチャーズコラボのTシャツや
オズの魔法使いコラボ等・・・。
あと一つの媒体と関わりながらアンダーカバーの世界観を落とし込んでいたように思えます。それが格好良かった。
でも今回はコンセプトの「SILENT NOISE」や「NEW YORK」と言うやや単純なプリントのものが多く、ハンバーガーや自由の女神のグラフィックにも惹かれませんでした。
ここも何か違和感なんですよね。
アンダーカバー自体が別に若年層をコアターゲットにしているブランドではないので、今回のUGが「やや若年層向けです」と言う見解は違うのではないだろうかとは思いますが、じゃあ大人が似合うかと言われれば何か違うような・・・。
確かに生地感は間違いなく良かったです。
しかし、デザイン面はGU×アンダーカバーの方が断然惹かれましたね。
Tシャツは昨年の秋冬で購入していたオズの魔法使いコラボのやつを着ます。元々次の夏に使おうと思ってはいたので。
タグが不納得
今回からタグも「UG」に変っています。そして何やらデカくなり、押し出しが強くなった。このタグも不納得。
だって、「UNDER COVER」って入ってないもの。何か、気分が上がらないというか・・・。入っていたもの、GU×アンダーカバーの時は。
出典:GU公式オンラインストア
確かに、今やGUは一昔前の様に安かろう悪かろうの雑多なファストファッションブランドではありません。いまや「GUを着ているなんてダサい」と言う人がいたら「そういうそっちの方がダサい」と言いたくなるほど時代は変わっています。
しかし、だからと言って「タグで主張」するほどのものではない。それはない。そんなことが出来るブランドは星の数ほどある中でも極々限られたもののみのはずです。
いくらGUをひっくり返して「UG」としても、これは限りなく「GU」に近い。パッと見た時にGUと見えてしまう。アンダーカバーのネームが入っていれば話は違いますがね。
だったらもう少し主張が控えめなタグにしてほしい。UGのタグを見ても気分が上がりにくいのです。
まとめ
事実、「UG」はオンラインストア、実店舗の何れを見てみても欠品になっているアイテムは少なく、目測ほどの売り上げに達していないのではないかと思えます。
まもなく実店舗ではセカンドデリバリーが並ぶと思いますが、果たして違う結果が出るでしょうか?評判を聞いていると、とてもそんな風には思えません。
いままでGUのコラボにはワクワクさせられ続けてきたし、実際に素晴らしいクオリティのものばかりだったと思います。
なので、若干がっかりしたというか・・・。切ないですね。アンダーカバーも伝説的なブランドなので猶更・・・。
出典:GUオンラインストア
私如きが大層な所見を述べてしまい若干ドキドキしていますが、普段から忌憚のない感想を言いたいという気持ちでいるので、思い切って発出させて頂きました。
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