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とあるユーチューバーが発信した問題動画
最近、とあるユーチューバーが発信した問題動画について皆さんご存知だろうか。
端的に纏めると、「UNIQLO(ユニクロ)やGU(ジーユー)の展示会に招かれているインフルエンサーは『忖度している(ある一定の忖度がある)』という内容のものである。
この動画内ではストレートな表現ではないものの固有のインフルエンサーの名指しも行われており、界隈ではそれなりの話題になっている。
今回はこの出来事について(超弱小ブロガーではあるものの)私見を述べていきたいと思うのだが、まず最初に結語を述べておきたい。
「忖度(そんたく)はあるにしても若干意味合いは異なる。そしてそれを(動画回数を回すために)題材として採りあげるのは余りにも短絡過ぎる行為だ。」
私はそう思う。
ファーストリテイリングの展示会
まずはバックグラウンドというか、背景を少しだけ説明しておきたい。

出典:UOMO
今や日本国内トップのアパレル企業となっているファーストリテイリング。
展開するブランド(いまだ、さすがに「ブランド」と呼称して良いのか否か極めて悩ましいところだが)・ユニクロ、GUでは、コラボラインは勿論季節の変わり目などで新商品が展開されるタイミング等もリリース前にインフルエンサーを展示会に招きプレビュー動画を作成するのが恒例となっている。
後述するが招待されるインフルエンサー達に対する報酬等は一切発生していない様子である。
リワードがなくとも、両者にメリットのある構図になっていることは明白で(ブランド側は極めて効果的な広告の代わりになり、インフルエンサー達は自身の動画の視聴回数を効果的に稼ぐことが出来る)、その上に更に報酬を載せる必要性はほぼほぼない訳である。
ユニクロもGUも凡そそれぞれのペルソナに支持されるインフルエンサーを招待しているが、その数は相当多く、特にコラボラインの販売前には数多くの展示会動画(やブログ記事)が界隈を席巻する。
例えば私の様に(当たり前だが)展示会に招待されないブロガーやユーチューバー等はHPの商品画像を見てプレビューを行うしかない訳だが、彼等は販売開始前の実物を実際に手に取り、試着してプレビューすることが出来る。
実際この差は極めて大きく、視聴者もどちらを参考にするのかと言えば、答えは最早改めて述べるまでもないことだろう。
忖度(そんたく)はあるのか

出典:WWD
さて、そんな展示会動画だが、果たしてユーチューバー達に忖度(そんたく)はあるのだろうか。
先に結語を述べたが、「正直、忖度(そんたく)はある」と言うのが真実だろう。
ユニクロやGUも幾らか以上の忖度(そんたく)があるという事を前提にしてインフルエンサー達を展示会に呼び動画を撮らせていることだろうし、インフルエンサー達もファーストリテイリング側のそういう思惑を把握した上でプレビュー(レビュー)をしている。これは紛うことなき事実だと思う。
社会の隅っこで細々と活動している弱小ファッションブロガーである私などにも、有難いことに偶に企業からの案件が舞い込むことがある。
多くの場合はアイテムを送付して頂きそのレビュー記事を書くというものだ。
その際に発生する構図もほぼほぼ似たようなものなので一応私も経験者だと言える訳だ。
その際に忖度(そんたく)をしてきたのか?
正直に言うとすれば、「(ある意味)全くなかったかと言えば嘘になる」という表現になる。
ただし、「嘘」は述べたことがない。これは私がこれまで700以上の記事を投稿してきたうえでの矜持でもある。
では何を考えて表現してきたかと言うと、例えばネガティブな点があったとしても、若干表現を変え、視点を変え、ポジティブな見え方或いは受け取り方が出来るようカスタマイズするということだ。
・・・これは「忖度(そんたく)」とはかなり意味合いが違う。
視点の転換である。
ユーザーを騙している⁉正しい評価の伝達をしていない⁉
否。断じて違う。
何事も、良い面に着眼する事は極めて合理的だ。少なくとも私はそう思うし目を通してくれるユーザーにもそういう思考であって欲しいと思っている。
忖度(そんたく)は正直ある。と述べたが、その実は若干意味合いが異なるのである。
きっと、展示会でプレビューを行う多くのインフルエンサー達の思考もかなりこれに近いのではないだろうか。
大人になろう

件(くだん)の動画をアップロードしたユーチューバーの当該動画を視聴してみると、炎上覚悟だという事も良くわかるし、敢えてそこをタブーを冒し注目を集めようとしていることも伝わってくる(語り口はやや遠慮がちで恐々とはしているが)。
しかし、納得できない部分もまま見受けられる。
例えば、「自分も展示会に行ったが、その場ではプレスがいる為忖度してきた。帰ってきたから今から本音でレビューする」と述べている点。
これは頂けない。いち発信者として云々と言う前のベースが欠けている。
この部分は批判されて然るべきである。
そもそも、幾ら表現の自由があり、所謂「炎上商法」というジャンル⁉が確立されているとしても、根底に流れるテーマ自体本来は憚られることだというのが私の意見だ。
業界内では最近元気がない、勢いがないと揶揄されていた状態のようだが、もう少し他の手段を模索するべきだったのではないかと思わざるを得ない。
一言で言うなれば、いち社会人としての自律度合いの低さを露呈してしまったのではないだろうか。
私如きとは比較にならない影響力を持つインフルエンサーなのだから、自身の社会的責任(というと若干大袈裟かもだけれど)を自覚して欲しい。
図抜けたセンスや審美眼を持っているのだから、今後の立ち振る舞い次第でさらに飛躍できる可能性は高いのだから。
最後に、少なからず恩義のある筈のファーストリテイリングや名指ししたインフルエンサーを傷つけた、或いは軽視したことは本当に良くないと思う。
真意はどうであれ、常に物事は受け取った相手がどう思うかが全てだ。
社会の中で生きていく上で最も良くないことの一つは他者に対する不義理だと思う。
・・・と、長々と私見を述べてきたが、当該インフルエンサーの今後の活躍を期待している。
最後の最後に、これだけは述べておきたい。
私の夢の一つには、「ユニクロの展示会に招待される事」という項目がある。
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