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第96回 Mrchildrenについて語ります!その④旅路の果て、一つの終焉

目次

 

 

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 ここまでの記事はこちらをどうぞ!

 

エピソード⑪様々な側面を見せつける

文学的要素が前面に出ていたアルバム「I love U」を経て、この次の展開を追う中、私は随分桜井氏の心情に余裕が出てきたような印象を持ちました。

 

シングル「箒星」「しるし」「フェイク」をリリース。

 

「箒星」は詞がどうというよりも(いい意味であまり印象に残らない)映像で凝ったような印象。

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意味合い自体にはあまり捻りはなく、ポジティブな曲の内容に合わせて映像で遊んだ感じ。私は映像関係の技法や表現にも疎いので、これは単純に観て愉しみました。

 

こんな余裕は余り今までMrchildrenから感じたことはありませんでした。

 

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「しるし」は大ヒットした代表曲の一つですが、取り方によって色々な意味に変化する非常に多面的な作品になっています。

単純にラブソングだと取って、例えば結婚式のムービーに使った方も多いかと思いますが、全くその逆の意味にも聞こえます。

ストレートな表現をあまり多く使わない桜井氏ならではの才能を感じる一曲です。

 

「フェイク」は非常にストレートに攻撃的な言葉をぶつけている曲ですが、「ボレロ」の「傘の下の君に告ぐ」や深海の「マシンガンをぶっ放せ」など初期の「攻撃ソング」に比べると、少し自嘲的な、俯瞰的な雰囲気をどこか漂わせます。

きっとここまで来たからこその攻撃手段(笑)なのではないかなあと思って聴いていました。

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フェイクはとても好きな曲です。

 

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そしてリリースされたアルバム「HOME」

「家族」をイメージしたジャケット。いや、「人類の、人と人との繋がり」かもしれません。

単純な温かさという訳ではなく、そういうストレートな柔らかさもありながら、別れや葛藤、俯瞰、妥協・・・様々な要素がある、人と人との繋がりを描いているアルバムのような気がします。

 

この「HOME」パートは、若干物事の考え方に余裕が出てきた桜井氏が基本路線を優しさに置きながらも、ストレートな表現からちょっぴり捻った部分、お得意のメタ的な描き方まで、様々な幅を見せつけてきた時期だったのではないかと思っています。

 

エピソード⑫本当の姿

「HOME」リリース後に、Mrchildrenはアルバム「B-SIDE」をリリースします。

 

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私もここまでシングル曲とアルバム曲を中心に述べてきましたが、このB-SIDEはシングルのカップリング曲を収集した内容。

 

シングル曲は、言っても、「表沙汰にして表現したいこと」を現わしたものだと思うので、主題を追うならばシングル曲を聴いていけば概形は理解できるかと思います。

しかし、このB-SIDEに収録されている曲には、「本当のMrchildren」の形の一つがあるのではないかとおもうのです。

 

また、やはり飽くなき自信も感じますし、一つの区切りでもあるのかなという気もしました。

 

特に私が好きな収録曲は

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「1999年、夏、沖縄」

Mrchildrenのコアなファンなら好きな方も多いのではないでしょうか。

自分たちのこれまで歩んできた道を振り返り、壮大な内容の歌詞を寂しげなメロディに乗せた涙を誘う一曲。

 

そして、

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「こんな風にひどく蒸し暑い日」

です。

まあこれは聴けばわかります(笑)いかにもカップリングと言った曲ですが、こういうのが本当の心情を良く現わしています。

 

エピソード⑬ 2つの対照的なアルバム

 そして、Mr.childrenはこの後、非常に対照的な2枚のアルバムをリリースします(2枚の間には2年間の時間がありますが・・・)

 

 

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感想(0件)

まずは「SUPER MARKET FANTASY」

 

このアルバムは、明らかに「聴き手の心情に寄せた」内容になっています。

アルバムリリース前に先行したシングルは

「HANABI」

「旅立ちの唄」

「GIFT」

非常にヒットを意識した・・・いや、ヒットというよりは世間が求めているMr.childrenをそのまま表現したかのようなアルバム。

アルバム内の曲も非常に世間的に「ウケ」の良さそうな曲が多い構成になっているのは一目瞭然です。

「近年のMr.childrenのアルバムではこれが一番好き」というファンも多いかもしれません。

私は、リリース当時「寄せた感が強い」と批判的だったのですが、近年このアルバムを好意的に受け止めています。

商業音楽のランドマークとなることを、ブレイク当時非常に嫌っていたMr.children。このタイミングでリスナー側に立った曲を中心に構成したアルバムをリリースした意味は、間違いなく

 

「曲は、作り手の手から放たれた瞬間からリスナーそれぞれのものになる」というものなのではないでしょうか。

 

つまり、攻撃的で陰鬱な側面もMr.childrenだけれど、リスナーに愛されて、耳になじんんで、色々な人たちの思い出になっていくポップさもまたMr.childrenの一面。

そんな風にここで一つ辿り着いたのではないかと思うのです。

 

だから、「SUPER MARKET FANTASY」もまた紛れもない「Mr.children」なのだ。ということなのです。

これは素晴らしい。

頂点を極めた虚無感から、ここまで長い年月をかけて辿り着いた。そんな気がします。

 

そして、それから2年間Mr.childrenは沈黙。

沈黙を破ったのは最大の問題作「SENSE」だったのです。

 

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この「SENSE」、ノープロモーションでいきなり前触れもないリリース。

衝撃・・・。

そして、その内容といったら・・・。

「SUPER MARKET FANTASY」で、「みんなが大好きなミスチル」を自己肯定した彼らの姿はそこにはありませんでした。

「365日」というこのアルバムの中では異色の曲ありながらも、とにかく非ポップ。ノープロモーションだった印象も手伝って、非常に暗い雰囲気を漂わせます。

まるで、心の中身をそのまま表現したような、ありのままを曝け出すような・・・。

 

しかし、まあ名曲が目白押し。

 

私がMr.childrenの全曲の中で一番好きな「ハル」

 

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実はリリース当時は余りハマらなかったのですが、大人になってから好きになりました。表現の幅、人生観、あらゆることを受け入れることの意味・・・色々な事柄が詰まっている一曲です。

 

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「擬態」は爽やかでポップなメロディに鋭い風刺的歌詞が乗せてある問題作。Mr.childrenの隠れた代表曲と言えるかもしれません。凄いクオリティの曲です。

 

このように、実に対照的な2枚のアルバムをリリースしたMr.children。結局、どちらもMr.childrenなのです。

「商業音楽のランドマーク、皆のミスチル」もMr.children

「自我を押し出す、本能のままに叫び続ける様」もまたMr.children

 

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出典:https://japaneseclass.jp/img/Mr.Children

ここで、この長い物語は区切りの一つだったのかもしれないと思うのです。

 

 

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