目次
- 今こそ語ります!Mr.childrenについて!
- エピソード① Mr.childrenとの出会い
- エピソード② 日本音楽史に残る名(迷)アルバム「Atomic Heart」
- エピソード③ 深海に沈んでいくMr.children
- 今回のまとめ Mr.childrenの本当の魅力
今こそ語ります!Mr.childrenについて!
当ブログは「メンズファッションリサーチ」と名乗っています。
勿論ファッションについての記事を上げてきました(たまにそうではないものも混ざっていましたかね?)
音楽について、私はあまり詳しくはありません。
楽譜も読めないし楽器も弾けない。バックボーンやルーツについても造詣はない。
普段聴くものはイージーリスニングからジャズ、セミクラシック、そして勿論JPOP。
最近の自身のLINE MUSIC再生ランキングには
東京事変
椎名林檎
BUMP OF CHIKEN
レキシ
ADAM at
くるり
星野源
SOIL&PIMP SESSIONS
等がランクインしていました。
え?
Mr.childrenいうてたやん・・・。
聴いてないの?
出典:Mrchildren公式
その謎も含めて、今回から数回に渡り、私とMr.childrenの長い長い付き合いについて語らせていただきます。
エピソード① Mr.childrenとの出会い
中学生の時。
私の耳は衝撃のメロディーを耳にします。
Mr.childrenのCROSS ROAD(クロスロード)。
キャッチーで切ないメロディ。桜井和寿の儚げだけれども空の彼方まで届きそうな透き通った歌声。
そして何よりも、(中学生には何となくしかわからなかったけれど)心の中の葛藤をストレートに現した歌詞。
「何なんだ、これは・・・」
そのあとリリースされたinnocent worldでは、ポカリスウェットのCMソングだったこともあり、爽やかな楽曲かと思えば、全詞を聞いてみれば苦悩の別れ歌。
それをあのキャッチーでポップなメロディに乗せている・・・。
そのセンスにいっぺんに夢中になったYM少年なのでした。
※クロスロード以前のMrchildrenについては述べません。これは、否定しているわけではなく、ここからが出会いだからです。デビュー曲「君がいた夏」や「抱きしめたい」等好きな曲もありますけれど。
エピソード② 日本音楽史に残る名(迷)アルバム「Atomic Heart」
Mr.childrenは、上述の先行シングル2曲を含んだアルバム「Atomic Heart」を発売します。
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私の周りでもそうだったのですが、イノセントワールドの印象が強く付いており、Mr.childrenはキャッチーでポップな、耳馴染みしやすいミュージシャンだと誰もが思い込んでおり、アトミックハートもそんなキャッチーなアルバムだという先入観を持った人たちがこぞって買い求めていました。
蓋を開けてみれば、アルバムはポップどころか、非常に繊細でネガティブな歌詞とロック色の強い曲を連ねた、とても万人受けを狙っているような代物ではなかったのです。
大体、イノセントワールドの歌詞も、ポップな内容とは言えない侘し気な内容のもので、ポップなメロディとCMの影響によりその本来の形をコーティングされていたように思えます。
イノセントワールドの真の姿を見抜いていれば、Mr.childrenの、アトミックハートの方向性はわかっていたはず。
ただし、それでもアトミックハートは空前絶後のセールスを記録します。
これは主観が入っていることは承知で述べますが、桜井氏は、その様子を見て、どこか空虚な心を膨らませていったのではないかと思っています。本当の自分たちを見てくれない、本当の自分たちが受け入れられたのではない・・・。
エピソード③ 深海に沈んでいくMr.children
イノセントワールド、アトミックハートの大ヒットで、一気に日本のトップに手が届く位置まで登ったMr.children。
続いてナンバーワンヒット曲となる「Tomorrow never knows」をリリース。
もう勢いはとどまりません。猫も杓子もミスチル。ミスチル現象。
そのあと、Mr.childrenが打った手について、私はある考察をしています。
「everybody goes」
これも100万枚以上を売り上げるヒットになりますが・・・
これ、「ミスチル現象」中でないと間違いなく100万枚も売れる曲ではないです。ニッチな層にしか共感できなそうな詩。ヒットを明らかに意識していない非ポップなメロディ。
私は、このタイミングで、敢えて彼らがこの曲をリリースしたのではないかと思っているのです。
つまり、世の中を測った。
自分たちの真の姿を見てくれない。
自分たちは商業音楽の担い手ではない。
歌謡曲を謡う類のグループではない。
ほら、何を出しても、Mr.childrenだというだけで聴くではないか!
トレンドとして飾らないでくれ・・・。
頂点をとりたかった。とった。でも、そこにあったのは、虚無・・・。
Mr.childrenは、闇に身を潜めながら苦悩を叫ぶように「名もなき詩」を発表。そして、「深海」「ボレロ」の対になっている2つのアルバムとともに、深海に沈んでいくのです・・・。
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世の中の矛盾にマシンガンを向けながら。
傘の下に隠れるマジョリティに背を向けながら。
今回のまとめ Mr.childrenの本当の魅力
今回はここまでにします。
さて、冒頭の、あれ?Mr.children聴かないの?
という件についてですが。
私は、椎名林檎やくるりは「聴きます」が、Mr.childrenに関しては、「聴く」という感覚ではないのです。
それは、まるで本を読んでいるとでもいうべき感覚。
だから一覧に入れませんでした。
「良く聴く音楽は?」と聴かれたらMr.childrenとは答えないのです。
私は音楽自体に造詣は深くありません。
だから、(こんなことを言うとMr.childrenが好きな方に怒られそうですが)
Mr.childrenの「音」はあまりわからないです。
私がずっと追っているのは桜井和寿氏。
彼と(勝手に)中学生時代からずっと一緒に物事を考えてきているのです(変態ではないですよ)。
「悩み苦しみ、葛藤し、答えを見つけたかと思ったら違って、また追いかけて・・・。追いつけなくて・・・。あきらめようとしたけれどあきらめきれなくて・・・。」
Mr.childrenの楽曲の真骨頂は、その華々しい活躍ぶりとはまるで裏腹なもの。
苦悩と葛藤の歴史、そして、(敬意を込めて言いますが)偉大なる凡人の成長の記録なのです。
桜井氏は、ずっと自分の中で自問自答し、それを表現し続けています。
私は彼がスーパーヒーローのような無欠な存在ではないというところに一番の魅力を感じます。国民的なアーティストなのに、一般的な国民である私たちのように、日常の何気ない事柄に悩み、同じような壁にぶつかり立ち往生する。
歌詞の中で、歌声で、それを表現し続ける。
決して何の伝道師でもなく、ただただ自分の物語を叫び続けているだけ。
しかしそのあまりにも天才的な感覚と表現力で、リスナーはそれをあたかも自らの内面の代弁詩のように錯覚してしまう。
そうしてMr.childrenは多くの人の心に多大な影響を及ぼしたのではないかと思います。
Mr.childrenの物語はみんなの物語へと変容していくのです。
悲しみも、憎しみも、いとしさも、いやらしさも。Mr.childrenと、その楽曲を耳にした人たち全ての共有しいている物語。
もはや、桜井氏の心の叫びは、日本国民の心の叫びと同様なものなのです。
そして、(勝手な)私の成長記録でもあるのです。
深海に沈んだMr.children。
次回は、再び地上に姿を現したとき、どのような楽曲を奏でたのか。桜井氏の口からどのような思いが(歌で)吐露されたのかを述べていきたいと思います。
※私は、実はMr.childrenや桜井和寿氏のインタビューのような類、または考察記事などを殆ど読んだことがありません。敢えてそういったものを読まずにずっと長い年月自分なりに考察してきたのです。
この記事にて述べた事柄は、あくまで私がずっと考えていた想像に基づいた内容になっています。なので、少し現実と違っていたり、真実ではないこともあったりするかと思います。悪しからず。
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今後ともよろしくお願いいたします。