当ブログでは、セレクトショップのリサーチも記事にしたいと思っています。
目次
最初に念のため記しますが、
BEAMS、SHIPS、UNITED ARROWS(これがセレクトショップ御三家)といった名称はブランド名ではありません。
セレクトショップの名称です。
これらのショップには大きく分けて
セレクト品とセレクトショップオリジナル(通称セレオリ)品の2種類が置いてあります。
例えばBEAMSの店内にラコステのタグの付いたポロシャツとBEAMSのタグの付いたポロシャツがあれば前者がセレクト品、後者がセレオリ品です。
セレクトものはバイヤーが仕入れて販売しています。
セレオリは各ショップを経営する会社が企画販売しているものです。所謂OEM。
たまにネットのサイト等で人気のブランド第〇位「nano・universe」等と謳っていますがそれは少し違うということですね。
アダムエロぺとは
で、その第一回はアダムエロぺ。
・・・いきなり御三家以外・・・
一番好きなセレクトショップなのです。だから第一回はアダムエロぺ。
アダムエロぺを運営する会社はJUN!
JUNといえば日本では相当な老舗。
日本にアメトラを流入させて初めて世界規格のアパレルメーカーを作った
「ヴァンヂャケット」と対抗しブリトラ(ブリティッシュトラディショナル)路線を敷いたことでも有名です。
JUNといえば80年代のDCブランドブーム。
メンズビギ、二コル、コムサデモード、そしてコムデギャルソン(ここにギャルソンを並べてよいものだろうか・・・)等とともに一世を風靡しました。
そのJUNの本多宏行氏が1990年に設立したセレクトショップです。
本多氏は同じくDCブランドブーム時に人気だった「ドモン(DOMON)」で経験を積み、その後世界各国を飛び回りセレクトするブランドやアイテムを探し回ります。そうして立ち上がったのがアダムエロぺ!
なんとあのドルチェ&ガッバーナと協働する等大胆な戦略で一流セレクトショップの仲間入りを短期間のうちに果たすこととなりました。
アダムエロぺのコンセプト
ADAM ET ROPE'(アダムエロペ)
ORDINARY NEWNESS, ORDINARY COMFORT
~毎日に、洗練された心地よさと新しさを。~
本当に必要なものだけを選択し、長く、繰り返し使うことの価値感が大切にされる今こそ、もう一度思い出すべき、機能・効率主義では語りきれない美学。 それはミニマルさ、スタイリッシュさと、手の温もりや、心地よさが共存したスタイル。 意義・機能・美しさというものさしをもち、変わり続ける今と、積み上げられた歴史を行き来しながら、アップデートされていく自分を楽しむこと。
ADAM ET ROPE'は、毎日に洗練された心地よさと新しさを提案します。
出典:アダムエロぺ公式ホームページより
引用文からもわかるように、アダムエロぺは質の高さへの拘りが強くあります。
その上機能やシルエットも損なわないような、丁度良い着地点を見測っているということなのでしょう。
あとは、トレンドも抑え、古臭くならないようアップデートしていくということだと思います。
注目のセレクトブランド
agnis b(アニエスベー)
アダムエロぺのセレクト物と言えば、私はまずアニエスベーが思い浮かびます。
フレンチカジュアルの象徴的存在と言っても過言ではないアニエスベー。アダムエロぺには欠かせないセレクト物ではないでしょうか。
Dickies(ディッキーズ)
少々意外ですがディッキーズ。アメリカを代表するワークブランドです。
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別注の874ですね。
ワークウェアの中でも堅牢さと普遍的なシルエットに定評のあるディッキーズ。アダムエロぺのコンセプトに意外とマッチするのかもしれません。
実は私も所有しています。ベルト付きのノーカラージャケット。
形はテーラード。生地、質感はワークアイテムで、バランスの取れたアイテムです。
ブルーのベルトは垂らして着用します。
表にお馴染みのディッキーズタグ
裏地にアダムエロぺのタグ。別注の証です。
おすすめのセレオリ
セレオリに関しては、以前の記事でご紹介した「山形ニット」のシリーズは定番になっています。
後、コートはかなり高いクオリティだと思います。それなりの価格のものが多いですし。
今期の新作はちょっと気になりますね。
私的評
※これはあくまで私の主観に過ぎません。悪しからず。
アダムエロぺは、全体的に言うと相当ハイセンスでスタイリッシュなショップです。私は若いころは少し敷居が高く感じていたほどです。
30代から40代の大人の男性にも似合う、高い質感のアイテムが多いと思います。
セレオリはシンプルかつ現代的なシルエットで生地もそれなりに良い物を使っていますし、セレクトものはアニエスベーを筆頭に、他セレクトショップに当たり前に置いてあって食傷気味なものは少なく、独自のセレクトが光る気がします。
JUNが親会社ですが、JUNはどうしてもDCブランドブームの強いイメージが残っており、正直敬遠してしまうのですが、アダムエロぺはそんな親会社のイメージをほぼほぼ払しょくしたと言えるのではないかと思います。
アダムエロぺは、
大人が着こなすべきハイセンスなセレクトショップ
と言えるでしょう。
その他おすすめアイテム
このラムニットはかなり着心地が良いです。型落ちですが全然大丈夫。セールでお買い得!
アダムエロぺの面白いところは、このようにロックバンド等のロゴをあしらったシリーズを出すところです。一歩間違えばうーん・・・となるところを、さすがのセンスで格好よく仕上げています。日本の伝説的ロックバンドBOOWYのTシャツをリリースしたときは私もさすがに度肝を抜かれました。
余談ですが、アダムエロぺに行った後にビューティー&ユースユナイテッドアローズに立ち寄った時、ビューティー&ユースの店員さんが「アダムエロぺも思い切ったことをした・・・けれどあんまり格好いいから購入しようと思っています」と言ってました。
これがそのTシャツです。ちなみに私はちょっと手を出す勇気はありません・・・
最後はこのレザースリッポン。今や国民の有名人?ファッションインフルエンサー(この呼称で良いのかわかりません、もしおかしかったらすみません)のMBさんとのコラボアイテム。
MBさんもYouTubeやメルマガで紹介されていました(私はMBさんのメルマガを購読しています!)
非常にバランスの取れたユーティリティー性の高い逸品。
凄くほしいのですがいつもサイズがありません・・・いつか必ず入手します!
アダムエロぺはこちらからどうぞ!
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