ごんぶとカーゴパンツを穿きたい
余り意識していないことが、ある日ふと脳裏を過ぎり、離れなくなることはありませんか?
先月から私は、「とにかくごんぶとのカーゴパンツを穿きたい!」
その思いが突然強くなっていき、やがてそれは堰を切ったダムのように止めどなく溢れ出し、どうしようもなくなってしまいました(大袈裟)。
私はワイドパンツが好きで、有難くも当ブログをいつもご覧になって頂いている方々はYMと言えばスリムパンツよりも緩いシルエットのパンツという印象を持っていただいている事かと思います。しかし、私は実はワイドパンツの中でもテーパードが掛かっているものが得意で、しかもカーゴパンツに免疫がないのです。
でも、どこで見た何のソースに影響を受けたのかは分かりませんが、「とにかくごんぶとワイドストレートのカーゴパンツが穿きたい」という強い気持ちに駆られてしまったのです。
フリークスストアのワイドストレートカーゴパンツを買う
最初、実はGUのワイドカーゴパンツを購入しようかと思っていました。初挑戦するカテゴリーでは、まずは安価なものから試して、それで慣れたらそれなりの物にステップアップする。意外と慎重な性格である私の常套手段です。
しかし、GUで実物を確認した結果、「何か違う」という印象を持ちました。
途方に暮れかけた私ですが、その日の晩、つらつらとネットサーフィンしていると、「丁度良いヤツ」を見つけます。
それがこのフリークスストアのワイドストレートカーゴパンツ。
そうそう、これこれ。今回は初歩なので、6,000円台という価格も丁度良く、色味も好み。そしてこのごんぶと具合。これです。
素材感や細かいディテールの質に関しては今回はハイクオリティを求めてはいません。でもそうは言ってもなかなかのコスパかもしれない。
そういった期待を込めて、FREAK'S STORE(デイトナパーク)のオンラインストアで注文したのです。
それでは次項以降でレビューしていきます。
フリークスストアワイドストレートカーゴパンツレビュー
概要
こちらが公式のスタイリング。見ての通りかなりのごんぶとシルエット。どうせ挑戦するくらいならこのくらいが良い。
現在世の中に出回っているワイドカーゴパンツはその殆どが昔のミリタリーパンツがデザインソースになっています。有名なものでフランス軍のM-47、アメリカ軍のM-51及びその後継のM-65。
その中で最も有名且つ評価の高いものはやはりフランス軍M-47カーゴと言って良いでしょう。
M-47カーゴパンツは大戦後に初めてフランス軍で採用されたワイドシルエットとヘビーコットン素材が特徴的なミリタリーパンツです。細かく言うと前期・後期の2タイプが存在しているのですが(画像は前期型)、いずれもヴィンテージ市場でカルト的人気を誇り、価格もデッドストックで3万円台で見つけられれば御の字という高騰ぶりを誇る代物。
その人気ぶりから、多くのブランド・ショップがレプリカを作成し、今や市場では定番化の様相になっています。
かつてマルタン・マルジェラがM-47を裏返しにしたデザインのパンツを発表したこともその人気に拍車を掛けましたね。
全体像
今回購入したフリークスストアのワイドストレートカーゴパンツも例に洩れず先述したM-47カーゴがデザインソースになっていると思うのですが、なるほど、各所の作りやシルエット、雰囲気に関しては十分に分かる気がします。かなりのごんぶと。
素材や細かいディテールは後述するように全く別物なのですが、「ああ、こういう感じなのね」という理解を深める過程としては十分なものだと言って良いでしょう。
フリークスストアは過去記事でも述べたように、本格的なアメカジ・ミリタリー・アウトドアカジュアルを軸としたセレクトアイテムと、若者でも買いやすいファストファッション寄りのラインナップであるオリジナルアイテムが混在するショップだと個人的には見ています。このワイドストレートカーゴパンツは後者に当たるわけですが、リアルクロージングをきちんと押さえている地盤のあるフリークスストアが作っている訳なので、抑えるところはちゃんと抑えているという信頼感は一般的なファストファッションブランドとはやはり少し違うと実物を手にしてちゃんと感じ得ました。GUのカーゴパンツとも、そういった点は明らかに違います。
素材等
素材はポリエステル59%、綿41%の混紡。しかしかなりツルっとしていて化繊感は強めです。オリジナルのM-47カーゴは勿論綿100%ですが、それよりも化繊が混紡されたユーティリティーパンツ等に雰囲気はより近いかもしれません。
非常に軽やかで、冬場というよりは春夏に履きたくなる接触冷感素材になっています。
生産国は中国。よく見るといかにも大量生産品という感じが分かる気がしますが、今回はその辺は拘っていないので気にしません。
ディテール①
ボタンはスナップ。使い易さを考えるならこれ一択と言えるかも。可もなく不可もない作りと言っておきましょう。
ジップの深さは普通位。その下(股上)がかなり深い作りになっています。
カーゴパンツなので勿論サイドポケットが存在しています。後述しますが、かなり極端に後ろ目に付いていて、シルエットに干渉し難い工夫になっていると言えます。この辺はさすがだなと少々唸りました。(ネコのララが・・・)
(横切る・・・)
ディテール②
タックは一箇所。個人的にはツータックくらいでも良かった気もしました。
バックポケットはフラップ。忠実な作りです。たまに他社のレプリカモデルでここがパッチになっているものを見かけますが、やっぱりここはフラップですよ。
ウエストはイージー仕様になっています。私のようなおじさんには楽チンで嬉しい仕様。
裾はドローコードで絞れるようになっています。オリジナルのM-47はサイズアジャスターですが、こちらの方が使い易さという点では優れていたりします。
こうやって見ると、ワイドストレートシルエットが良くわかりますね。
コーディネート・サイズ感は
アウター:オアスロウ
カットソー:ルミノア×ユナイテッドアローズ
パンツ:フリークスストア
シューズ:RED WING(レッドウィング)#101ポストマンオックスフォード
173㎝67㎏の私がMサイズを着用。ハイウェストで履いており、裾はドローコードで絞っています。
実際に履いてみて、流石にここまでのごんぶとはやっぱり初体験だなと思いました。新鮮ですね。
横から見てもバルーンパンツよろしく相当ボリューミー。
後から見ると分かりやすいと思いますが、サイドポケット(カーゴポケット)はかなり後ろ目に付いています。
今回レッドウィングのポストマンでコーデしましたが、個人的にはかなりカジュアルなアイテムなのでまずはレザーシューズで合わせるところから始めて、慣れてきたらスニーカー等のコーデにも挑戦してみたいと思いました。
全体のコーデですが、やはりアウター、トップスは短丈のものがすんなり合わせやすいでしょう。ミドル、ロング丈も多分そのうち合わせるかとは思いますが、短丈だと割と簡単にAラインを作ることが出来ます。
裾を絞らなければごんぶと具合に磨きがかかりますが、個人的には絞って履く方が好きですね。逆にストリート系寄りの方や若者は絞らないで履いても良いかと思います。
こちらの公式スタイリングなんかは裾を絞らずにストレートに落として上手くコーデされていますね。さすがショップスタッフさんだ!
まとめ
というわけで今回はフリークスストアさんのワイドストレートカーゴパンツで初ごんぶとパンツ体験をさせて頂きました。誠にありがとうございました。
全体的に諸手を上げて高評価を述べてきたわけではありませんが、6,000円台という価格を考えると十分高コスパなアイテムだと感じています。
こちらのパンツはWEB限定なので、ウェストや丈感等に不安があるかと思いますが、もしご検討されるならこの記事を参考にして頂ければと思います。
ウェストはイージー仕様で幅を持って考えることが出来、裾もドローコードで絞れば割とアバウトに選ぶ事も可能かと思います。
ワイドパンツの入門編としておすすめなので是非チェックしてみて下さい。記事の冒頭で述べましたが、GUのワイドカーゴパンツに少し足せばこちらが買えるので、個人的にはこちらの方がおすすめです。
↑ ↑
フリークスストアのオンラインストアはこちらから
おまけ(今日のネコ)
・・・
ネコ・・・?
・・・と、う〇こ・・・?
にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければバナークリックをお願いいたします。
是非ブックマークやコメントで皆さんのご感想などお聞かせください!
お仕事の依頼等は問い合わせフォームからお願い致します。 また、「こんな記事が読みたい」「~について知りたい」「~円以下の~が知りたい」等といった種々リクエストもお待ちしています。お気軽にお問い合わせください。