YMのメンズファッションリサーチ

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【絶妙なダサさ加減】リーバイス550はサイズアップしてゆるくいなたく着こなそう

 

2本目のリーバイス

先日新しい部下に「基本なくして例外はない」という旨の話をした。これは私の仕事上の信条中の信条で、徹底的に基本を追求し、それが成せてやっと例外を作ることができるというものだ。いや、寧ろ「良質な例外」を実行するために日頃から基本的な土台を作っているともいえる。

・・・何の話なのかと言いたいところだろうが、最近リーバイスとジーンズの世界にとうとう足を踏み入れた私は一本目は501しかあり得ないと主張したところだ。

 

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リーバイスの始まりの一本にしてすべてのジーンズの祖である501を通らずしてその先はない。

501はいわば

栄養ドリンクでいうところのオロナミンC

日国内の家電メーカーで言うところの松下電器

往年のプロ野球助っ人外国人でいうところのバースやクロマティなのだ。

それ抜きで語ることは不可能なのである。

さて、501という禊(みそぎ)を無事終えた私は次に進まなくてはならない。

 

・・・とはいえ、501を買ったときに一緒に買っておいたのだが、この550になる。

「キホンのキ」である501とは違い、だいぶん後の時代にファッション用途で誕生したモデルである550。これは私にとっての1本目の応用編ということになる。

 

リーバイス550とは

出典:ココチヤ

 

リーバイスの550は1985年に登場したモデル。

派生も含めると100種類ほどのバリエーションのあるリーバイスだが、550が担うのはワイドフィット且つテーパードシルエットを以て「リラックス感」を追求したものである。勿論560やシルバータブ等、よりワイドなモデルも存在してはいるが、550はいい意味で中庸的な性格を持っている為、ビギナーであっても選びやすい品番だと言えるだろう。

 

出典:ココチヤ

 

画像は現行の550だが、90年代の個体も(記事投稿時点では)左程価格は高騰しておらず、現行であっても古着であっても気軽に選びやすいのもポイント。実際に古着屋で一緒に購入した501と比較しても半額に近い位の価格設定だった(産地や年代、コンディション、サイズ等によって差異があるので一概には言えないが)。ヴィンテージマニアの目に留まるような品番ではないだろうが、丁度今っぽさが演出できる優秀さを備えていると思う。

 

リーバイス550レビュー

 

概要

今回購入してきたのは90年代のエジプト製の個体。90年代の550はアメリカ製の他、メキシコ製やエジプト製が存在しているようだ。

他のものがないから比較ができないが、そもそも何となくエジプトのコットンは良質なイメージがある。この個体も全くコットンの生地感は柔らかくて良質な印象を受けた。

 

カラーは野暮ったくていなたいアイスブルー。これが最初はインディゴブルーだったのが色落ちしたものなのか、最初から色落ちさせてあるものだったのかは分からない。でも、550ならアイスブルーの個体がないだろうかと思っていたので見つけた時は軽くその場で跳ねたいほど喜んだ。

アイスブルーは太くてルーズのシルエットならばうまく着こなせそうだと思っていた。この絶妙なダサさ加減は逆に今っぽくて良い。

 

各所ディテール

ボタンフライだった501とは違い、550は勿論ジッパーフライだ。

(オーバーサイズで選んだこともあるが)かなり股上は深くゆったりとした着心地であることは一目瞭然だ。

 

ワタリもかなり太いがよく見ると裾に向かって緩くテーパードしているのが分かる。85年登場のモデルなだけあってシルエットはクラシックさとは対岸にあることが伝わってくる。

 

なんとなくヴィンテージとはかけ離れたナイロンの「リラックスフィット」のタグ。でも90年代っぽさが感じられて悪くない。どこかいい意味でダサいオーラがあるタグだ。

 

コーディネート、サイズ感

サングラス:TOM FORD(トムフォード)

カーディガン:IZOD LACOSTE(アイゾッド ラコステ)

カットソー:セントジェームス

パンツ:リーバイス550

シューズ:ムーンスター・ローバスケット

時計:ハミルトン PSR

173㎝60㎏でW36L32を着用。

かなりゆったりとしたサイズ感だが、ウェストに関しては本来の私は29位がジャストなのでベルトで締めないとボタンを締めていてもストンと床まで落ちてしまう。

偶々見つけた個体がW36だったというのもあるが、サイズアップして選ぶことによりよりワイドシルエットで穿くことができる。最初からそういう選び方をするつもりではあった。

 

レングス32というのもかなり大きめなのだがこちらも今回はロールアップ前提なので良し。ご覧のようにこなれたコーディネートをすることができるのだ。

 

まとめ

501が「キホンのキ」で禊(みそぎ)だったのに対し、550は自分らしく穿きこなすことのできるモデルという位置づけ。560やシルバータブ等も気にはなったが古着は出会いなので、サイズやコンディション等の条件に合ったものが見つかったことで選ぶに至ったという側面もあった。

 

アイスブルーのジーンズは元々いなたい雰囲気があるので上手く合わせないとダサくなってしまう可能性もある。大人が選ぶ際は特に要注意だ。

しかし、550のようにリラックスフィットのモデルを選ぶと途端に今っぽく合わせることが出来たりする。意外と狙い目なモデルなのかもしれない。

 

今までジーンズを避けていた私だが、501に続いてこれで2本目。少しづつだがコーデも自分のものに出来つつあるように感じている。

・・・次はいよいよ現行のリジッドか?それとも国産のレプリカか?

 

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