ファミマのスウェット、炎上から大注目
出典:コンビニエンスウェア|商品情報|ファミリーマート (family.co.jp)
これまで何度か当ブログでもご紹介してきたファミリーマートの「コンビニエンスウェア」シリーズ。
いずれもなかなかの高コスパアイテムで、全て実品を購入してレビューしてきましたが忖度なしに絶賛してきました。
しかし、最近X(旧Twitter)であるインフルエンサーが
〈これは本当に心から思うんですが、コンビニエンスウェアで3990円のスウェットを買うなら33000円で生地の良いスウェットを買ったほうが安いと思う〉
引用:日刊ゲンダイデジタル
※元々の投稿は削除されたので日刊ゲンダイさんの記事から引用しました。
という投稿をしたところ炎上。
別にファミマのスウェットを単純に馬鹿にしたというわけではないと思うのですが、プチプラの価値が認識されて久しい現代に於いてはやはり若干錯誤な投稿だし、実際に卑下されるようなクオリティではないことはもはや周知のことなので、炎上するのも致し方ないといったところでしょう。
恐らくプチプラが氾濫し大量消費社会に変容している事を憂いてのことだとは思うのですけれどね。
それと、安いだけではなく、良いモノへ消費者の目を向けたいという服好きとしての矜持もあったのかもしれません。
私は常にいい意味で中立なスタンスを取っていて、「どちら」も批判する事はないような考え。安くても高くても良いモノは良いと思っています。
・・・何にせよ、逆にこのX(旧Twitter)の投稿の炎上が契機になって、結局ファミマのコンビニエンスウェアのスウェットは注目を集めることになったのだから皮肉と言えば皮肉ですけれどね。
実際に買ってみた
結構話題だし、これまでファミリーマートのコンビニエンスウェアは沢山買ってきたけれど、スウェットシリーズは未経験なので試してみなければと思いました。
・・・若干話は逸れるのですが、「実際に使っていないのにこれ見よがしにレビューするブログ記事等には納得できない」というとある記事を最近読みましたが、半分納得、半分不納得です。
実品を手に取っていないけれどレビューすることは私もたまにあります。
しかし、そういう時はある程度控えめに記述するし手に取ってはいない旨は明らかにしています。自分の知識の範疇でおすすめしたりしているわけです。
「実際に手に取っていないレビュー」のすべてを批判する事には半分納得いきません。それが駄目だというならば等間隔で断続的にレビューが出来るのは(若干極端な表現にはなりますが)購入しなくてもアイテムが手に入るプロだけだという事になってしまいます。それはあんまりでしょう。
・・・いずれにせよ、一緒くたにして批判するのは良くないです。何に関してもそうですが、ある要素があったとして、その中には色濃いものからそうでないものまでさまざまなものが混在しているのですから、きちんと色分けした上で意見は言うべきでしょう。一緒くたにしてしまう論調はいたずらに批判をしたいだけなように聞こえてしまうし、逆に単なる自己肯定だなと思ってしまいます。件の記事を書いていた方は私よりも年上のようなので失礼にあたる記述はこの位にしておきます(と言っておきながら結構言いたいことを言ってしまった!)。
閑話休題
今回は実際に実品を購入してのレビューになります。スウェットパンツにはなりますが共地なのでスウェットシャツやパーカを検討する際も参考になるかと思いますし、スウェットパンツ自体の詳細なレビューになりますので是非お付き合いください。
ファミマ(コンビニエンスウェア)スウェットパンツレビュー
ファミリーマートに寄った時に丁度置いてあったので購入しました。先述のように話題沸騰なこともあり、全国的に品薄状態だと聞いていたため「あ、あった」という感じです。生活圏域が郊外なので普段は都心と比較して卑屈に考えるばかりなのですが、こういう時は得した気分になりますね。
ただ、話題の中心になっているのはスウェットシャツ、或いはパーカといったトップスですが、トップスは最近ワードローブ内で飽和状態になっている為スウェットパンツを購入してきました。店頭にはスウェットシャツもスウェットパーカもありましたが。
生地
まずは何と言っても生地。勿論スウェットパンツの生地もスウェットシャツ、パーカと同じものになっています。
こちらのコットンエクスチェンジの記事でも述べましたが、ファミマのスウェットにもリバース生地が採用されています。
リバース製法とはチャンピオンが開発した生地で、スウェットが縦方向に縮むのを軽減するために、本来縦方向に使用される生地を横方向に使用する製法です。
リバースウィーブはチャンピオンの商標ですが、リバースウィーブという名称を使用せずに同じ製法を採用しているメーカーは沢山あります。
ここに関しては知っている人は「おお」と唸るかもしれませんが、まあ「縮みにくい製法が採用されていて丈夫」というくらいの認識で良いでしょう。いずれにしても一手間かかる製法なので、2,990円という価格で出しているスウェットパンツと考えるとやはり単純に凄いなと思ってしまいます。
生地の厚みは標準的でヘビーウェイトまではありませんが程よく取り扱いやすい塩梅だと思いました。安っぽさは極限まで抑えられていて悪くありません。
裏地は裏毛になっていて肌触りは◎です。
ディテール
ディテールはごくごく標準的でいい意味で捻りはありません。しかし決してダサいという事はなく、ポケット部分の作りや各所の縫製、リブの作りなんかも割としっかりしています。
一際目を惹いたのはスピンドルとハトメ。スピンドルの質が良く、ややびっくりしました。程よい伸縮性がありながらもコットン感がきちんと感じられて安っぽくありません。ハトメは存在感のあるディテールになっていてデザインとして悪くないと思いました。
バックポケットはパッチ。バックポケットはコストカットの為に付いていないかなと思っていたのですが。
これがあると部屋着としてだけではなく、少なくともワンマイルウェア用途として想定されている事が分かりますね。
コーディネート・サイズ感・穿き心地(着心地)
サングラス:MOSCOT(モスコット)レムトッシュ ジャパンリミテッド15
トップス:タコマフジレコード
パンツ:ファミマ コンビニエンスウェア スウェットパンツ
シューズ:コンバースタイムライン23SSワンスター
173㎝60㎏でMサイズを着用。
シルエットは細くもなく太くもない、程よい塩梅です。汎用性が高く、比較的スタイリッシュな雰囲気もあるかとは思います。
ウェストは余裕がありスピンドルで絞っています。ウェストだけで考えるとSサイズでも適応だったでしょうが、余りにシルエットが細くなりすぎるかと思いMを選びました。ウェストは調整可能なので十分いけます。
やや裾に溜りができますがリブがあるのでわざと溜りを作って穿くのも良いかなと思います(脚が短い者の論理かも)。
相当ストレスフリーな履き心地でスタイル的にも悪くないし、着こなし次第で十分ファミマ感は隠せるのではないかなと思うところ。総評としては全く2,990円のファミマのスウェットパンツと言った様相ではありません。良い出来です。
まとめ
出典:コンビニエンスウェア|商品情報|ファミリーマート (family.co.jp)
冒頭でご紹介したX(旧Twitter)でのファッション関係者の投稿の炎上に端を発したファミマ・コンビニエンスウェアのスウェットに関する問題。
実際に手に取ってみると、決して軽視できるような出来ではなく高コスパの傑作だったとここに結論付けたいと思います。
繰り返しますが、投稿が炎上した方もいたずらに馬鹿にしたわけではなく、大量生産で広い販路を持っているファミマのようなところが作るアイテムが幅を利かせると本当の良いモノが売れなくなって(または消費者の目が一層向かなくなって)アパレル業界の将来を憂慮せざるを得ない状況が促進されるだとか、そういう真意があったのではないかと推察されます。それは確かに一理ある。
でも、良いモノは良いし、いたずらに批判に取られるような投稿は控えるべきでしょう。
私は個人的には高い物も買うしファミマやユニクロ、GUも好きです。
いち消費者として自分の琴線に触れたものを手に取るし、正直にレビューするのみなのです。
ファミマのスウェットパンツは忖度なしに◎。ほぼほぼ文句なしの高コスパアイテムでした。同じく評判のスウェットシャツ、パーカと併せて多くの方におすすめ。価格は2,990円。全国のファミリーマート店頭で販売中です。
おまけ(性格新聞)
先日、同じはてなブロガーのテイルズさんの記事で・・・
性格新聞の結果やいかに! - テイルズ・オブ・シングルマン (hatenablog.com)を読ませて頂き、早速やってみました。
一応言い訳をしておくと、虫に憎悪は抱いていません(笑)。
あと、信用にかかわるので言っておきますが、面接の直前逃亡はしませんし話は盛りません(笑)。あとは結構当たっているかも。
とても面白いので皆さんやってみて下さい。
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