YMのメンズファッションリサーチ

メンズファッションについて、ブランド、アイテム、ショップ、人物等様々な角度からリサーチします。

MOSCOT(モスコット)レムトッシュ ジャパンリミテッド15購入レビュー!その魅力とは?

 

アイウェアを新調しよう

元々私は若い頃からアラン・ミクリの伊達眼鏡を愛用していました。アイウェア全般に関してそれ程造詣があるわけではないのですが、アラン・ミクリのスクエアフレームには思い入れがあって、何度か買い継ぎながら愛用し続けていたのです。

マスク社会に変容してからというもの伊達眼鏡をかける機会が減ってしまっていたのですが、長かったコロナ禍の出口がちらつき始め(個人的にはまだまだだと思ってはいますが)、徐々にマスクを着用せずに外出する機会も何だかんだと言いつつも増えました。そうすると自然の成り行きというべきか、新しいフレームが欲しいという気持ちが芽生え始めたわけです。

ふと気づくと最近のトレンドの流れの中でスクエアフレームは若干蚊帳の外にあり、アラン・ミクリのスクエアフレームをかけてみても若干しっくりこない。勿論モノは間違いなく良いものなので、またいずれ出番は来るだろうという気持ちではいます(トレンド感とはそういうものです)。

最近は随分昔に買っていた金子眼鏡のオーバルフレームを引っ張り出してかけていましたが、この際なので新調しようと思い立ったのです。

 

熊本市の蒲地眼鏡舗へ

アイウェアばかりは間違いなく実店舗での買い物が望ましいという事は全く言うまでもないことです。

熊本にも幾つかの眼鏡の名店・人気店が点在していますが、今回私が向かったのは・・・

 

熊本市中央区のアーケード街の一角に構えている蒲地眼鏡舗さん。たまに前を通る度に、きちんとしていそうだしお洒落で、いつか行ってみたいと思っていたお店です。

 

事前にネットで取扱いブランド等はチェックしていたのですが、思った通り抜群の品揃えと雰囲気。定番ブランド、人気ブランドは勿論、蒲地眼鏡舗独自のセレクトも光る素敵なショップでした。

 

言わずと知れた老舗・オリバーピープルズ。

 

フランスのレスカ。チラッと鏡越しに映っているのはジュリアスタートオプティカル。

 

こちらは熊本では取り扱いが少ない国内ブランド・ayame(アヤメ)。

その他アイヴァン、マイキータ、ディータ、バートンペレイラ、オリバーゴールドスミス、イエローズプラス、マサヒロマルヤマ等々。そして、ユウイチトヤマとジョルジオ・アルマーニのコラボレーションフェアも開催中でした。

 

モスコット・レムトッシュに決める

久し振りのアイウェア選びなので、スタッフの方に色々聞きながら決めたいと思っていました。

  • シェイプはボストンかウェリントン
  • フレームはチタンよりもアセテート(セルフレーム)
  • オン・オフに比較的汎用性が高いもの
  • レンズはグレーの15%にしたいのでそれが合うもの

私からの要望はこんな感じです。

定番中の定番にしてウェリントンの原型と言われるジュリアスタートオプティカルのARやアイヴァンのE-0505(チタンとのコンビですが)、ayame(アヤメ)等幾つかの候補を試着しながら、最終的にモデル名は忘れましたがayame(アヤメ)のものと迷いつつ決めたのは・・・

 

モスコットのレムトッシュ。ayame(アヤメ)も物凄く良かったのですが、(後述しますが)レムトッシュの中でもジャパンリミテッドモデルをお店の奥から出して来られたのでやられましたね。ディスプレイしていないヤツを出されて、数量も限定ときたらそうなりますよ(笑)。因みにモスコットのジャパンリミテッドは今回15となっており、この12月にリリースされたばかりだそうです。

レムトッシュも勿論元々検討していたのですが、街中でもかなりかけている方が多いので「被り」を危惧したのですが、ジャパンリミテッドならば話は別。

それにディテールの凝りように感心したのと、単純に実際試着した時のフィーリングがピッタリだったのです。ああだこうだといってもこれがやはり一番肝要。

 

当初から決めていた濃度15%のグレーのカラーレンズを指定して、フィッティング(調整)をしてもらっている間にブログ掲載の許可を交渉しました。快諾して頂き撮影しています。

レンズの交換とフィッティング(調整)も20分弱くらいで終了しました。完成したものをかけてお店を後に。とてもいいお店でした。また買いに来ますね。

 

モスコットとは

出典:モスコット公式HP

 

モスコットは1915年にニューヨークで誕生した眼鏡店。モスコットブランドは1899年に創業者のハイマン・モスコットが押し車の行商を始めたところから始まったとされています。4世代に渡りモスコット家がロウワーマンハッタンで経営してきた老舗中の老舗であり、クラーク・ケント(スーパーマンの主人公)、バディ・ホリー(小型機の墜落で死去したシンガーソングライター)、ウッディ・アレン(映画監督・小説家)、アレン・ギンズバーグ(詩人)、そしてアンディ・ウォーホル(画家・芸術家)等の著名人、アーティストや文化人等、枚挙に暇がないほど多くの人々から愛され続けてきました。

アンディ・ウォーホルやウッディ・アレン等は何となく愛好家として知っていましたが、クラーク・ケントに関しては非常に面白いですよね。冷静に見返してみると確かにスーパーマンに変身する前の彼がモスコットのような雰囲気のシェイプのメガネを着用している様は想像できる気がします。

モスコットがアメリカのカルチャーに極めて強く根付き、様々なシーンを彩るのに一役も二役も買ってきたのだという事は間違いない事実だと言って良いですね。

 

レムトッシュとは

出典:モスコット公式HP

 

1930年代に生まれたプラスティック製眼鏡は安価かつ比較的簡素に生産できるものとしてアメリカ政府のバックアップのもと生まれ、モスコットでは40年代に「ミルゼン」、50年代に「レムトッシュ」、60年代に「ユケル」が誕生しています。

特にモスコットを代表するモデルであるレムトッシュは丸とも四角ともいえない絶妙なシェイプ(ボストンとウェリントンの中間的なシェイプだから「ボスリントン」?)で極めて汎用性が高く、得られる安心感が高いことから長い年月定番であり続けていると言われてます。

アセテート性の、太くも細くもないセルフレームも使い勝手が良く、歴史に裏打ちされた品質の高さやサイズ・カラーのラインナップの豊富さ等、レムトッシュが多くの人々に愛され続ける理由は実に沢山あると言えそうです。

現代の日本の著名人でもロンドンブーツ1号2号の田村淳さん、川口春奈さん、賀来賢人さん等愛用者は多く存在しています。FORZA STYLEの干場編集長も何本も所有していました。因みにジョニー・デップに関してはレムトッシュではなくタートオプティカルのアーネルを愛用しているという情報の方が正しいようです。シェイプも質感も似ている両者ですが、レムトッシュもアーネルを参考にして開発されたようです。

 

モスコット・レムトッシュ(ジャパンリミテッド15)レビュー

前置きが長くなりましたが、こちらが実品。モスコット・レムトッシュ(ジャパンリミテッド15)、カラーはBARKになります。

 

付属品

まずは付属品について。

左上は紙のケース・オブ・ケース。モスコット創業時のニューヨークの街並みが描かれていてとてもお洒落ですね。余り固くない紙製なので大事に保管しておきたいと思います。

右上はケース。ブラックのグレインレザー(内側はソフトなベルベット)にモスコットを象徴するイエローのステッチ、そして押し車のブランドロゴと拘りの詰まった作り。収納時にレンズを保護するために立体的な作りになっている点も見逃せません。付属品とはいえ、ケースはアイウェアを所有する上で極めて重要。グレインレザーの質感もデザインも抜かりないのですが、こういところに結局質の差が出るのかもしれません。モスコットは言う事なしです。

左下はメガネ拭き。レトロなプリントデザインになっていて格好良いです(よくメルカリ等のフリマアプリに出品されている偽物はこのメガネ拭きが異様にビヨンビヨンと伸びるそうです)。

 

トートバッグまで付属している徹底ぶり。御見それいりました。

トートバッグはモスコットの世界観に沿ったオシャレなプリントが為されています。質はそんなにいいモノではありませんのであくまでおまけ程度に考えるべきでしょう。

 

生地

生地はアセテート。反合成繊維と呼ばれる植物や動物から採れる原料を使って化学的に処理し合成したもの。かなり特殊な繊維ですが、一般的にアイウェアに多く採用されていて、軽くて扱いやすく、フィッティング調整がしやすいことも特徴の一つです(安物のアイウェアは型に流して作っているので容易にフィッティング調整が出来ません)。

 

カラーリング

今回購入したのはレムトッシュのジャパンリミテッド15。インラインにはないカラーリングである「BARK」になります。

 

BARKは樹皮の意味を持っていて、蒲地眼鏡のスタッフの方はこのテンプル部のデザインは日本の竹笹をイメージしていると言われていました。

デミやべっこう柄とも少し違って、カーキ、ブラウン、ゴールドといった様々なカラーがグラデーションになっていて、極めて美しいカラーリングだと思いました。品があるし日本らしい奥ゆかしさも感じます。肌馴染みも良く、決して派手になりすぎない絶妙さも魅力的。他にはなかなかない独特さに最も惹かれました。単純に美しいです。

 

ディテール

蝶番は7枚蝶番と言われるタイプのものが採用されています。

この7枚蝶番は最も高コスト且つ堅牢と言われていて、これが使用されていることは高級眼鏡の証と言えるとか。

 

智(よろい)はインラインのものはシルバーなのですがジャパンリミテッドはゴールドに変更されています。

 

少し分かり難いと思いますがヒンジの形状はインラインよりも立体的な作りになっています(少しポコッと出ている)。

 

ジャパンリミテッドの最も分かりやすい特徴はこちらのノーズパッド。インラインのものは一体型ですがゴールドチタンのパーツに変更されています。鼻の低い日本人でもフィットする作りになっているし雰囲気も随分違います。デザイン上もノーズパッドがあった方が一体型よりも眼鏡らしくて良い気がします。

 

シェイプ

先述したようにシェイプはボストンとウェリントンの中間的なデザイン。ボストンはやや個性的ですがウェリントンの要素が合わさることで中庸的で使い易い雰囲気になっています。

この形はタートオプティカルのアーネルが元祖らしく(先述したようにジョニー・デップがヴィンテージのアーネルを買い漁っていたという話は結構有名ですね)、後継ブランドのジュリアスタートオプティカルのARが正統後継と言われています。様々なブランドがアーネルのデザインを参考にしていると言われていますがモスコットのレムトッシュもその一つなのでしょう。

 

その他

このモスコットの手押し車のロゴはとても好きです。クラシックな雰囲気ですがアイコニックで、伝統を感じさせてくれますね。

 

モスコットオリジナルズの刻印も。モスコットのアーカイヴを復刻させるラインであるモスコットオリジナルズ。その証はテンプルの裏側でしっかりと主張しています。

 

逆側のテンプル裏には品番等の刻印。ジャパンリミテッドは今回が15回目とのことですが(数は正確に分かりませんが)数量限定でとても希少らしいです。毎回発売しても即完売すると蒲地眼鏡の方も言われていました。意外と単純な性格だからやはりそう聞くとアガります。

 

カラーレンズ

先述のように今回レンズは濃度15%を選んでいます。

カラーは比較的癖のないグレー。濃度15%というのは、ビジネスシーンでかけていておかしくなく、外ではしっかりと遮光でき、その上夜にそのままかけることが出来るという意味合いで選んだものです。

これ以上濃くすると一遍に使えるシーンが減ってしまう気がしました。

因みに度に関してですが、私は普段コンタクトレンズで矯正している為入っていません。

 

着用イメージ、サイズ感、コーディネート

レムトッシュ自体はサイズ展開が多いことで知られていますが、ジャパンリミテッドは46のワンサイズ展開とのこと。46サイズは大体メンズのM相当ですが、日本人にとっては丁度良いサイズであることが殆どなのでそうなっているようです。

実際私は小顔でもなく極端に大きな方でもないのですがサイズ感としては丁度良かったと思っています。

レムトッシュはクラシックなアメリカを源流にもっているブランドなので、カジュアルなスタイルにはバッチリハマりますが、キレイ目なコーデやスーツにも相性は悪くないと思います。先述したように、実に汎用性の高いデザインだと思いました。

また、このBARKというカラーリングは極めて肌馴染みが良く、嫌味のない印象になることが実際にかけた時によくわかったことも付け加えておきます。

 

装着感(掛け心地)

アセテート製ながらそれなりにずっしりとした感じはするこのレムトッシュ。しかしジャパンリミテッドのノーズパッドのお陰もあり、かなり良好なフィッティングになっています。ある程度重みが感じられた方が好みというのもありますが、ストレスは感じません。

レムトッシュのレビュー記事やYouTube動画等を見てみるとノーズパッドがなく一体型のフレームの場合まつ毛が長い女性などはレンズに当たってしまうというレビューもありましたが、ジャパンリミテッドなら杞憂に終わりそうです。

 

まとめ

今回はモスコット・レムトッシュ(ジャパンリミテッド15)のレビューをお送り致しました。

フレームのみで46,200円、レンズが8,000円という価格でしたが、得た満足感からすれば決して高価だったとは思いません。10年使えると思いますし、顔回りのことだから妥協は良くありませんしね。

久し振りにアイウェアの世界に足を踏み入れ、実際に様々なブランドのアイウェアをお店で見たり触ったりすると、一遍に興味が湧いてくるもの。既に「もう一本」と考え始めています。

 

シャツを1枚買っても急に印象を変えるには至らないし、その他のアイテムに関してもそうだと思いますが、アイウェアに関しては結構その外ですよね。私のように「道具」としてではなく「装う」為に購入すると考えるとそれは猶更のことです。

アイウェアの世界もまたとても奥深いし、勉強するととても面白く、興味は尽きません。定番中の定番だし汎用性も高いモデルなので、モスコットのレムトッシュは入り口としても相応しかったのではないかと思っています。

 

取り敢えずこれを愛用しながらじっくり検討してみようと思っています。

 

最後に(メガネは実店舗で購入したほうが良い理由)

最後に、モスコット・・・特にレムトッシュはフリマアプリ等で偽物の販売が横行していることで知られています。非常に知名度の高いポピュラーなモデルだし、欲しがる方が多いのもその一因でしょう。

最近金子眼鏡等一部のアイウェアショップ(ブランド)は一切の通販をやめているようで、その原因もやはり偽物販売の横行が原因だったようです。

いつも私は楽天のリンクを記事の最後に貼りますが、今回はそれはなしにします。

偽物の販売に対して嫌悪感を抱いていますし、メガネ(アイウェア)は特に実店舗で実際に手に取って、かけてみて、そして専門家にフィッティング調整して貰ってから購入すべきだと思うからです。似合う、似合わないは実際に試着しないと分かり難いというのは久々にメガネを購入して私も実感したし、フィッティングも極めて重要だと思いました。

今回モスコットのレムトッシュを熊本市の蒲池眼鏡舗 (kamachi-web.com)で購入しましたが、熊本近辺にお住まいの方は非常にいいお店なので是非実際に訪問して頂きたい気持ちでいます。

大体どの地域にも良いアイウェアショップは存在していると思いますので、アイウェアは通販やフリマアプリなどではなく実店舗で購入しましょう。

 

 

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