YMのメンズファッションリサーチ

メンズファッションについて、ブランド、アイテム、ショップ、人物等様々な角度からリサーチします。

【価格によるデザインや性能の違いは】メガネ・サングラスをどう選ぶべきか

 

メガネ、サングラスの価格による違いは

読者さんからお題を頂いたので、自分なりの考え方を述べていきたいと思います。

「メガネ、サングラスの価格による違いはどこにあるのか?」

まだまだメガネに沼って日は浅い私ではありますが、ここ最近それなりに調べてきていることもありますのでそれを基にやっていきます。

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今回は大まかに価格帯を

  1. 高いもの ⇒主に40,000円以上程度のもの
  2. 手に取りやすいもの ⇒JINS(ジンズ)、Zoff(ゾフ)、OWN DAY(オンデーズ)等の量販店で販売してあるもの(おおまかに10,000円弱~20,000円くらい)
  3. 安いもの ⇒GUやユニクロ、または1,000円前後のもの

の3つに定義します。なお、価格はレンズ別でフレームのみとします。

まずは結論から述べましょう。1と2に関しては、デザイン性、機能性という面ではかなり肉薄してきている状況のようです。違いは何点かはありますが、拘りがなければ雲泥の差などとは表現し難いと言えます。

また、それらと3はやはりあらゆる面で違いがあり、毎日メガネをかけて過ごしている身からは(一部を除いてほぼ)おすすめは出来ないと言っておきたいと思います。

 

違いを詳しく

レンズ

まずは当たり前の話ですが、レンズに関しては1のブランドものやデザイナーズのものも他者他社開発のレンズを使用するので、2と比較しても違いはないと言えます(若干グレード等の違いはあるかもしれませんが余程拘らなければ大差はない)。最近流れてきた国内シェアナンバーワンのHOYA(ホーヤ)のニュースはびっくりしましたけれど。言ってみればブランドのものも量販店のものもHOYA(ホーヤ)のレンズはよく使用されているわけです。

サングラスとメガネの違いはほとんどの場合カラーレンズなのかクリアレンズなのか、はたまたブルーライトカットなのかという違いになります(因みにネットで購入するとテストレンズが入っている場合がありますが、それはそのまま使用することはできません)。サングラス専用で作られているものも(特に量販店のものには)あるにはありますが基本的にはフレームは共通の場合が多いと思います。

但し、3に分類されるファストファッションのものやおもちゃのような安いサングラスに関してはレンズの入れ替えが出来ないため、最初から入っているものの使いきりとなります。1と2はサングラスとして購入してもレンズを入れ替えてメガネにすることも可能ですよね。勿論度を入れて使用する方は視力の変遷に伴ってレンズを替えていくことになります。

 

フィッティング

メガネ、サングラスはフィッティングが極めて重要です。顔の形は千差万別なので、余りフィットしないメガネをかけていると見え方も違ってくるし不快感が極まって体調不良に繋がるなんてことも。

1と2に関しては、店舗で購入する際もプロが丁寧にフィッティングしてくれるし、その後も再フィッティング、メンテナンスと何の危惧もないという事になります。

フィッティングはセルフレームの場合テンプルを専用の機械で温め曲げて行います。ノーズパッドがあるタイプのものはノーズパッドの調整も(ノーズパッドのない海外のモデルは鼻盛り仕上げしてくれるなんてこともありますよね)。ただし2の量販モデルの一部ではフィッティングが出来ないものも一部あるかもしれません。

3に関してはこの調整は不可能であり、勿論メンテナンスも同様。偶々自分の顔の形に合うものが見つかることもあるかもしれませんがジャストフィットという事は稀でしょう。

 

デザイン

デザインに関しては、少し前は2の量販モデルに関しては1の後追いのような印象が強かったらしいですが、近年はかなり攻めた(凝った)物も多くなってきている様子です。

確かに量販店に行ってもパッと見た時に「ハッ」と思ってしまう気の効いたデザインのもの多くなってきましたよね。3の中でもユニクロなんかはかなりデザインへの訴求が高くて、最近ホームページを見ても感心してしまったところです。

 

出典:蒲池眼鏡舗 (kamachi-web.com)

 

ただし、やはり特にメガネデザイナーの手掛けるメガネ、サングラスのデザインはまだまだそれらの追随を許していないという気もします。

他のジャンルと違って、アイウェアというのはデザインをする範疇がかなり限られていると思うし、出来ることは(素人目から見ると特に)そんなに多くないのではないかとも思いますが、リムの裏に異素材を組み合わせたり左右非対称にしたり等々、本当に格好良いものも多く存在しています。日本には多くのメガネデザイナーがいて、鯖江のクラフトマンシップと融合した一流のアイウェアを生み出し続けているのです(画像はマサヒロマルヤマ)。

 

これは実際に数本の1のメガネ、サングラスを所有して実感したことなのですが、メガネ、サングラスって触った時、折りたたんだ時、また、ズレた時に人差し指でブリッジを上げた時などに「チャッ」と音がしますよね?

これはヨロイやノーズパッド等の接合部分から出るものだと思いますが、この「音」は1と2、3のもので比較した時に極めて大きな違いになっていると思います。

別に大したことではないと思われるかもしれませんが、この「音」に高級感があると物凄く「アガる」んですよね。ブリッジを上げた時の「チャッ」という音が格好良いかどうかは重要だと思います。

ユニクロのサングラスも基本的に良い出来なのですが、やはり使用されている素材の違いから来るこの「音」は如何せんフォローアップできない要素でした。

 

高揚感

もうこれは機能もデザインも超越した域の話です。そして自己満足の話。

「良いモノを身に付けている」という高揚感は2と3では得られません。先述したように近年は1と2ではデザイン面、性能面では大差がなくなってきているものの、1に分類されるものの中の大半が備えている確かなバックボーンやブランドヒストリー、そして世界観等は一朝一夕で得られるものではなく、逆に言えば「価格」として乗っているものの一部は間違いなくそういった要素だと言えましょう。

 

要するに服や靴などと同じ話ではありますが、やはり服好き、モノ好きにとって重要なファクターだと言えますよね。外箱や付属品にも品格や拘りがありますし、そこまで含めて演出される世界観は実際に触れると違いが明確ではあります。

 

まとめ

出典:蒲池眼鏡舗 (kamachi-web.com)

 

まとめますと、今回の議題はアパレルの世界と全く同じ構図だという事が分かります。

ユニクロの服はデザインも機能性も、もう殆ど中価格帯位のセレクトショップオリジナルのものやブランドのものと大差がないようになっています。これはメガネ・サングラスで言うとJINS(ジンズ)、Zoff(ゾフ)、OWN DAYS(オンデーズ)等のSPA方式を取っている量販店に当たると言えましょう。服でいうユニクロくらいそれらの量販店のクオリティは上がってきています。あとは先述したように、それ以上のものを所有して高揚感を得るのかどうかという事になってくるのでしょうが・・・。

 

しかし、例えば長く良いモノが使いたいという思いがあるのならば高価格帯のものを選ぶべきでしょうし、更にもうワンランク上の凝ったデザインのものを身に付けて自らの個性を引き出したいと言った場合も同様でしょう。

基本的なデザインや性能面には大差はないと思うので、各々のライフスタイルや審美眼によって自分らしい選択をすると良いのではないでしょうか。

 

 

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