- SPELL BOUND(スペルバウンド)をご存知だろうか
- SPELL BOUND(スペルバウンド)とは
- SPELL BOUND(スペルバウンド)ペイズリージャガードワイドテーパードイージーパンツレビュー
- まとめ
SPELL BOUND(スペルバウンド)をご存知だろうか
SPELL BOUND(スペルバウンド)をご存知だろうか?
私にとっては、若い頃に随分馴染み深かったブランド。手頃な価格でメイドインジャパンのしっかりとしたアイテムをリリースしてくれるのがこのブランドだからです。
岡山県倉敷市発のDOMINGO(ドミンゴ)のメンズラインであるSPELL BOUND(スペルバウンド)。存在感は地味で、作るアイテムも地味。トレンドを追わないベーシックなシルエットやデザインは世間の注目を浴びることもあまりありませんでした。
でも兎に角生地はしっかりしていて長持ちするし、流行に囚われずに汎用性も高い。そんな理由で、やたら役に立つものだから、余り服にお金を使えなかった若い頃は極めて重宝しました。
もう20年近く、SPELL BOUND(スペルバウンド)なんて買いもしなかったしチェックもしませんでしたが、最近イカしたパンツを発見し、思わず購入してしまいました。極めて保守的なデザインワークだったSPELL BOUND(スペルバウンド)とは思えない、なかなか個性的な逸品。
今回はSPELL BOUND(スペルバウンド)の紹介と共にレビューしていきたいと思います。
SPELL BOUND(スペルバウンド)とは
出典:ドミンゴ公式HP
SPELL BOUND(スペルバウンド)は1981年にスタートした、岡山県倉敷市発のブランド。レディースブランドであるD.M.Gがメインである「DOMINGO(ドミンゴ)」のメンズライン的位置付けになります。
SPELL BOUND(スペルバウンド)は知らなくてもDOMINGO(ドミンゴ)は知っているという方はいらっしゃるかもしれませんね。事実、私が大学生の時分は女子が本当に良くDOMINGO(ドミンゴ)のストレッチパンツを穿いていました。時代ですね~。
SPELL BOUND(スペルバウンド)のテーマは「デニム」「ワーク」「ミリタリー」。ベーシックでカジュアルなデイリーウェアを信条として運営されています。
SPELL BOUND(スペルバウンド)のアイテムは全て厳しい品質管理の下、児島・さぬき市の工場で縫製・加工が為されています。
勿論すべてのアイテムが純日本製であり、日本の職人の手で丁寧に作られているのです。
出典:ドミンゴ公式HP
ドミンゴが抱えるブランドはこのようになっています。
大体ベースになっているのはレディースのD.M.GとメンズのSPELL BOUND(スペルバウンド)で、その上にそれらよりも比較的高価格帯で展開されている(とは謳われていますが、言うほど変わらない気も・・・)OMNIGOD(オムニゴッド)が乗っかっているというイメージ。
出典:ドミンゴ公式HP
SPELL BOUND(スペルバウンド)は純日本製なのに本当に価格設定が良心的で、気軽に日本製のワーク、ミリタリー、そしてデニムが体感したいという方にとっては極めて有難いブランドです。その代わり、とっても地味で知名度も今一つなのですが。
SPELL BOUND(スペルバウンド)ペイズリージャガードワイドテーパードイージーパンツレビュー
というわけで、今回レビューするのはSPELL BOUND(スペルバウンド)のペーズリージャガードワイドテーパードイージーパンツ。
色々パンツの特徴が盛り込まれた名称でかなり長くなっていますが、言ってしまえばネーミングそのままの特徴を持ったパンツです。
これがなかなか良かった。良くも悪くも保守的で(モノやコスパは良いけれど)これと言った特性に乏しかったSPELL BOUND(スペルバウンド)ですがこれに関しては攻めに攻めています。
ペイズリージャガード
まずはペイズリージャガードについて。
ペイズリーは日本語では松毯(しょうきゅう)模様と訳され、勾玉模様が織り込まれた柄のことを言います。19世紀英国のペイズリー市で量産されるようになったことからついた名称で、神秘的でありながらも大人っぽく、そして何故か仄かにやんちゃさも感じさせられる柄。私はペイズリーが大好き。
ジャガード織りはプリントと違って模様自体を織りで表現してあるもののこと。プリントと違い立体感があり、生地にもよりますが使い込んでいった時に褪せとは違う独特なアジが出てくることも特徴です。
件(くだん)のパンツはインディゴジャガードとブラックデニムジャガードで成っており、なかなか凝った生地。独特の「浮き」「立体感」が醸し出されており、決して明確さが感じられないので角度や光の当たり具合次第で様々な表情に見えます。2種類のデニムで織られたペイズリー柄は今まで少なくとも私は見たことがない雰囲気。
生地の厚みはそこそこで、絶妙に軽さがあり真冬以外は適応可能。履いた時のストレスも感じさせない重みです。
ワイドテーパード
シルエットはワイドテーパード。
時代に沿いながらと謳う割には未だにスリムストレートシルエットのパンツが多かったSPELL BOUND(スペルバウンド)ですが、今回はかなり思い切ったワイドシルエットに仕上げています。ただ、テーパード具合は緩く裾幅は広め。個人的にはテーパードというよりはワイドストレートに近いシルエットだと思いました。ただ、それが逆にハマっている気もしています。
イージー仕様
ウェストはイージー仕様。ウェストゴムとドローコードで調整可能です。この点に関してもSPELL BOUND(スペルバウンド)にイージーパンツというイメージがなかったので新鮮。ワンタックも入っており股上も深め。腰回りはかなり余裕を持たせてある作りです。
着用イメージ(コーデ、サイズ感)
トップス:Hanes(ヘインズ)SHIRO
パンツ:SPELL BOUND(スペルバウンド)
シューズ:RED WING(レッドウィング)#101ポストマンオックスフォード
腕時計:ハミルトン PSR
173㎝62㎏で32インチを着用。30インチと迷いましたが股下サイズが30インチも32インチも同じだったのでゆるく穿くためにこちらを選んでいます。ウェストはどうせドローコードで縛るので、このサイズ設定は「穿き方」を選択する為だと解釈しました。
白Tとオックスフォードシューズというオーソドックスなコーデですがペイズリージャガード柄がアクセントになってるのではないかと思います。
夏場にサンダルと会合わせる場合はロールアップしても良いでしょう。(サンダルはビルケンシュトック Kyoto(キョウト))
まとめ
SPELL BOUND(スペルバウンド)は決して煌びやかな、今を時めくようなブランドではなく、ひっそりと、地味にコツコツと運営されている印象のブランドです。価格も良心的で、「日本的アメカジ」の初心者にも最適な選択の一つになれるかもしれません。
本当に久しぶりにSPELL BOUND(スペルバウンド)のアイテムを買いましたが、「こんなに個性的なアイテムもつくれるのだ」と感心しました。進歩しているのかな?でも芯の部分はやはり変わらない気もします。
インディゴデニムとブラックデニムのジャガード織りでイージーパンツを作るとは・・・本当になかなか逸品・・・。
出典:ドミンゴ公式HP
暫く離れていたけれど、またちょくちょくチェックしてみようかなという気になっています。
既知の方は少ないかとは思うのですが、そういった方も是非この機会にお見知りおきを。気になった方は下リンクからチェックしてみて下さい。
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