- ビルケンシュトック KYOTO(キョウト)を購入する
- ビルケンシュトック Kyoto(キョウト)について
- ビルケンシュトック KYOTO(キョウト)実品レビュー
- Kyoto(キョウト)の派生モデル
- まとめ
ビルケンシュトック KYOTO(キョウト)を購入する
今回、ビルケンシュトックのKyoto(キョウト)を購入しました。
古くからのビルケンユーザーである私ですが、このKyoto(キョウト)はずっと気になっていたモデル。ビルケンシュトックと言えばマドリッドやアリゾナ、ボストンやチューリッヒ等が昔からある定番中の定番モデルですが、このKyoto(キョウト)は2020年に登場したもの。定番のチューリッヒを基にモダン且つ斬新なアップデートが施されています。
ビルケンシュトックについての解説はこちらの過去記事で存分に述べていますので良ければご覧ください。
ビルケンシュトック Kyoto(キョウト)について
出典:ビルケンシュトック公式HP
ビルケンシュトック Kyoto(キョウト)は2020年にリリースされました。ビルケンシュトックはずっと長い間どちらかと言えば新作を続々リリースするブランドというよりは昔からの定番型を大切にし、変わらぬ良さを追求しているブランドといったイメージでしたが、ここ数年はやや様相が変わっており、新しくソフトフットベッドを開発したり定番アイテムをマイナーチェンジしたりする傾向が強くなってきています。
またそれだけではなく、ラグジュアリーブランドと協働してデザイナーズティックなものも多く手掛けるようになりました。ビッグバックルシリーズやスタッズを散らせたもの等、良く言えばモダナイズされ、悪く言えばベーシック好きの大人のニーズからはやや離れていった感もあります。
出典:ビルケンシュトック公式HP
そんな中リリースされたKyoto(キョウト)は定番の良さを踏襲しながらどこか新しく、従来のビルケンシュトックらしさを存分に残しつつも斬新。リリース当初からそんな印象を持っていてその内手に入れようと意識していたという塩梅です。
ビルケンシュトック KYOTO(キョウト)実品レビュー
それでは実品レビューに移ります。
面ファスナー
Kyoto(キョウト)の最大の特徴は言わずもがなですがこの面ファスナー。
2面構成になっていますが、ベロアレザーとヌバックレザーで素材を変えている所がミソ。同じブラックカラーですが全く質感が違う為コントラストが効いています。
上面のストラップを外すとこんな感じ。さらに・・・
下部分もご覧のようにベルクロ仕様になっています。
これは着物の合わせをイメージしているとのこと。そう。如何にも日本の古都・京都からインスパイアされている仕様なのです。
ビルケンシュトックのモデルは世界中の都市の名が冠されていますが、例えばマドリッドは何故マドリッドなのか、何かマドリッドらしさがあるのかと言われればビルケンのスタッフでもよくわからないそうです。しかしこのKyoto(キョウト)はまさしく京都らしさが漂っている。
勿論このベルクロの合わせで自在にフィット感を調整することができ、抜群のフィーリングが実現されます。
フットベッド
フットベッドは勿論ビルケンシュトックたる所以。ロンドンの記事でも述べましたが、以前ビルケンシュトックの店舗で足型を測定してもらい、マイサイズはノーマルのフットベッドの27.0㎝と確定しているので安心です。
一度足型を測定して貰っておけばその後ビルケンシュトックのサイズで迷うことはなく、ジャストフィットのサンダルを購入することが出来ます。ナローフィットは私には細いようでしたが、ナローの方が合う方はそちらを選ぶと良いでしょう。
因みにこのフットベッドは履き込んでいくと色が変化していき、それを避けるために表面をカラー加工しているモデルがリリースされています。しかし、やはりビルケンシュトックと言えばこのコルクフットベッドなのではないかなという思いが強く、面ファスナーとのカラーコントラストも外せない要素です。
コンフォートサンダルだし、履き潰したら買い替える。それがビルケンの履き方なのではないでしょうか。
ソール
アウトソールも勿論定番のビルケンソール。このビルケンソールの優秀さは、ここだけ他のブランドのサンダルにOEM提供されている事実からも明らか。あのユッタ・ニューマンやセドナサンダルにも採用されています。
抜群の履き心地と耐久性の高さ、グリップ力は少なくともサンダル界隈では比肩するものはないと言って良いでしょう。
コーディネート、履き心地
トップス:Hanes(ヘインズ)SHIRO
パンツ:PORTER CLASSIC
サンダル:ビルケンシュトック Kyoto(キョウト)
コーディネートに関しては、こういうのもなんですが本当に何にでも合わせやすいと思います。適当に合わせても難なく溶け込んでしまう。永遠の定番であるビルケンシュトック・チューリッヒをベースに作ってあるのでその汎用性の高さは特筆もの。
ただ、面ファスナーの合わせは仄かに個性を引き立ててくれます。よく見ると斬新でスタイリッシュ。そしてKyoto(キョウト)の名の通り、どこか奥ゆかしくて上品。今までのビルケンシュトックにもありそうでなかった雰囲気だと思いました。
今回ブラック×ブラックを選択しましたが、テープ部分がバイカラーになっているものや迷彩の物も存在しています。ただ先述したようにブラック×ブラックでも素材が違うのでグラデーションが効いていてアクセントになっている事から、十分違いが出せるのではないでしょうか。個人的におすすめカラーはやはりこのブラック×ブラックです。合わせやすいし飽きも来にくいでしょう。
履き心地は言わずもがなですが、面ファスナーのフィット感が抜群で肌触りも良く100点満点です。
Kyoto(キョウト)の派生モデル
出典:ビルケンシュトック公式HP
ここで少しだけ言及しておきたいのがKyoto(キョウト)の派生モデルの存在です。
2020年にリリースされたKyoto(キョウト)に続き、2023年にはUJI(ウジ・画像上)とOita(オオイタ・画像下)の2足がローンチされました。
両モデルとも面ファスナーの作りはKyoto(キョウト)と同じ作り。UJI(ウジ)はビルケンシュトック往年の定番モデル・アリゾナを、Oita(オオイタ)はマドリッドが基になっています。
Kyoto(キョウト)と合わせて、ここでどれを選ぶかは好みの問題かと思います。
どれもビルケンシュトックの新しい時代を担っていく定番になっていくことでしょう。日本の地名が付いているモデルという点も日本人としてはやはり嬉しいですよね。
まとめ
今回はビルケンシュトックのKyoto(キョウト)をレビューしました。
ビルケンシュトックの往年の定番の香りをふんだんに漂わせながらも斬新で奥ゆかしさを同時に身に纏っているKyoto(キョウト)は掛け値なしにおすすめなサンダルです。
最近トレンドのボリューミーなサンダルも良いですが、やっぱり定番のビルケンシュトックは改めて色褪せない魅力があると思わせられます。
ビルケンシュトックはあくまでもコンフォートサンダルだし、ブランドの成り立ちはそもそも健康サンダル。履いて、歩くことで健康になる。履き心地は長い歴史の中で培ってきた実績を見ても間違いない。そしてどんなスタイルにも合わせるのは難しくない。「結局ここに戻ってくる」といった存在なのかもしれません。
そして、近年の新作であるKyoto(キョウト)をはじめとした日本名シリーズは往年の名モデルに負けない抜群の雰囲気を纏っています。
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