- ポピュラーなレザーシューズブランド「Clarks(クラークス)」
- Clarks(クラークス)がおすすめな理由
- 現在所有しているクラークス
- Clarks(クラークス)のおすすめモデル
- Clarks(クラークス)のまとめ
ポピュラーなレザーシューズブランド「Clarks(クラークス)」
オシャレにあまり関心のない方が、カジュアル履きにレザーシューズを選ぶ時、やはり若干の躊躇もあることでしょう。
かくいう私も、昔はレザーシューズが苦手でした。ベーシックなスニーカーが好きで、なかなかレザーシューズには手が伸びなかったものです。
出典:【楽天市場】クラークス デザートブーツ 26138235 CLARKS DESERT BOOT SAND SUEDE :Foot Time (rakuten.co.jp)
そんな私が人生で初めて手を出したカジュアル履き用のレザーシューズはClarks(クラークス)のデザートブーツです。
非常にポピュラーで、比較的安価。レザーと言っても代表的なモデルに使用されている素材は裏革であるスウェードなのでコーディネートにも馴染みやすい。
多くの日本国民にも長く愛され続けているClarks(クラークス)について、今回は述べていきたいと思います。
Clarks(クラークス)がおすすめな理由
私はClarks(クラークス)が大好きで、今まで様々なモデルを履いてきました。
いつの日も、必ず私のシューズクローゼットにはClarks(クラークス)があったのです。
Clarks(クラークス)はファッション初心者からアディクト層まで、万人におすすめできる素晴らしいシューズブランドなのですが、その理由は・・・
①親しみやすい価格帯
モデルは様々存在しているのですが、大体全て30,000円を超えることはありません。モデルによっては20,000円で十分買えるものもあり、更に並行輸入品を探せば10,000円ちょっとで手に入れることも可能です。
スニーカー感覚で購入できると考えれば、正にレザーシューズの入門編としては最適な価格帯だと言えるでしょう。
②「クレープソール」で歩きやすく履きやすい
出典:【楽天市場】クラークス デザートブーツ 26138235 CLARKS DESERT BOOT SAND SUEDE :Foot Time (rakuten.co.jp)
クラークスと言えばこの「クレープソール」。天然素材100%のラバーを使用しており、それを熟成させることによって高密度のゴムへ生成しています。
非常に柔和なクッション性を持ち味としていますが、一見トレードオフな関係性になりそうな「地面を踏みしめる感覚」をも両立する、クラークスが誇る優秀なアウトソールです。
最近リニューアルされているようですが、この伝統のソールはクラークスの代名詞であり、いつの時代も多くの人々から厚い信頼を得続けてきました。
クラークスのシューズを履くと「ああ、クラークスだな」と思うのですが、それはこのクレープソールの担当する範疇が広いことは間違いありません。
③あらゆるコーディネートに馴染む
語弊を招く表現かも知れませんが、クラークスのシューズをコーディネートする時、何も考える必要はありません。
柔らかくライトな雰囲気を持ったこのブランドのシューズは、あらゆるコーディネートに馴染み、何事においても排他的なカテゴリーを持っていません。
出典:
【楽天市場】クラークス デザートブーツ 26138235 CLARKS DESERT BOOT SAND SUEDE :Foot Time (rakuten.co.jp)
英国生まれのブランドなので、勿論トラディショナルなコーディネートには最適。その他にもアメカジからスマートフォーマル(フォーマルはダメですよ。あくまでスマートフォーマル)、果てはストリート系やスケーター系のアディクト達からも支持されているのだから驚きです。
あらゆるコーディネートやシーンに問題なく馴染む非常に不思議なシューズ、それがクラークスなのです。
④長持ちする
「安くて使いやすいのは良いけれど、耐久性はどうなのか」
そんな声が聞こえてきそうです。
もう言うまでもありませんが、耐久性もピカイチです。
歴史あるブランドであるクラークスが粗悪な革を使っているという事は全くあり得ないことです。
実際に、ずっと絶え間なくクラークスを所有し続けている私ですが、かなりヘビーに使っても10年選手もざらに存在しています。
「クラークスは長持ちする」
これは愛用者である私自身が胸を張って保証いたします。
⑤深い背景
クラークスは1825年に創設されました。創設当初は、現在も本社が置かれているイングランド西部の町「ストリート」で羊革や羊毛を生産し、スリッパを製作していました。
1949年に誕生したのはブランドのアイコンモデルである「デザートブーツ」。
発案者は当時の代表であるネイサン・クラーク。創業者のひ孫にあたる人物です。
ネイサンはWWⅡ(第二次世界大戦)でビルマに出兵した際に、当時としては珍しいスウェードのブーツを見かけ、その履き心地の良さ、柔らかな雰囲気に感銘を受けたそうです。
ネイサンは遠征先でそのスウェードのブーツをスケッチし本社に送りました。
但し、クラシック且つトラディショナルな服飾文化色が濃い英国ではスウェードのブーツは受け入れられず、鳴かず飛ばずでした。
しかし、出荷先のアメリカやオーストラリアで大ヒットします。
コンフォートなクラークスのシューズは合理性や快適性を重視するお国柄な地域で、一挙にメジャーな存在へと昇華していくのでした。
「デザートブーツ」の名前の由来は、「ステッチダウン製法」により砂漠の砂が内部に侵入しないというところから来ており、決してスウェードの質感が砂のようだからという訳ではありません(私も昔そう思っていました(笑))。
このように、非常に歴史深い背景を持つクラークス。魅力的だとは思いませんか?
現在所有しているクラークス
先述したように、私のシューズクローゼットには常に欠かさずクラークスが存在しています。
これは若かりしころから現在まで、必ずずっとです。欠かしたことがないのです。
履き潰しては買い直し、また履き潰しては買い足し・・・。現状この2足を所有している状態になります。
①デザートブーツ・ウルフスウェード(ディテール)
まずはこちら。デザートブーツの「ウルフスウェード」。
最も定番なモデルは「サンドスウェード(メイプルスウェード)」ですが、こちらはちょっと珍しいモデル名です。
同じスウェードでも、カラーリングや質感などによって様々なネーミングが付けられているクラークスのモデル。
ウルフスウェードはオオカミの革という訳ではなく、サンドスウェードよりも若干ザラっとした質感で色味は暗く、シューレースはダークブラウンになっています。
6~7年くらい前に購入しており、もう同じモデルは手に入りません。なので大事にしています。
サンドスウェードよりも大人っぽく、スマートな印象を持ったシューズではないかと思っています。でも廃盤になったことから鑑みるにあまり人気はなかったのかもしれませんね。
スウェードなので勿論裏革ですが、かなり綺麗な質感。若干劣化していますがまだまだ滑らかです。
先述したクレープソールは例に洩れず抜群の履き心地を実現します。クレープソールは少し履くとすぐに黒ずみますが、流石に長年使っているので真っ黒。でもこれもまた愛着に繋がります。
インソールのデザインは製造年代によって変わります。現行のものとは異なるデザインになっていますね。
②デザートブーツ・ウルフスウェード(コーディネート)
先述したように、本当に何にでもよく合うのですが、今回はデニムジャケットとカーゴパンツで合わせてみました。
アウター:オアスロウ
シャツ:コモノリプロダクツ
パンツ:ユニクロ+J(プラスジェイ)
シューズ:クラークス
本当に、何も考えずにただ履けばいいのです。そしてクレープソールのお陰でスニーカー並みの履き心地の良さ。スウェードならではの柔和な雰囲気も相変わらず抜群です。
春らしくベージュの同色コーディネートをしてみました。
こういった春色のコーデがしたいときにも重宝します。
アウター:アーバンリサーチ
カットソー:MHL(エムエイチエル)
パンツ;ジャーナルスタンダード
シューズ:クラークス
クラークス CLARKS デザートブーツ チャッカブーツ サンド スエード desert boot sand suede NEWラバーソール 価格:17,280円 |
価格:13,900円 |
価格:18,000円 |
③ナタリー・スムースレザー(ディテール)
もう一足はナタリー。
ナタリーはクラークスの定番モデルの中でも特に取っつき易いモデルで、実は私は所有するのはこれで何と4足目になります。現在所有しているこれは実はもう10年選手!
後述するワラビーの流れを汲むモデルで、形はドライビングシューズのような雰囲気。ローカットで汎用性に長けています。
ナタリーの最大の特徴はこの反り返ってヒールにまで及んでいるアウトソール。トウ部分も同様の作りになっています。
これが個人的には堪らなく好きで、如何にもコンフォートな作りを前面に押し出している感じに惹かれています。
トウはスクエアに近い形状になっています。一見ベーシックという概念からは外れそうなディテールですが履いてみると意外となんにでもハマりが良いのです。
実はナタリーは、クラークスの他の定番モデルの「余りの革」を使用して作られているモデル。よって、多少雑な(笑)作りになっているのですが、そこが良いんですよね。逆に気取らない雰囲気になっているというか・・・余り物でここまでの完成度という言い方もできるかとも思いますが。
④ナタリー・スムースレザー(コーディネート)
とにかく無心で履けばOK!ラフにカットソーや軍パンと合わせても良し。
カットソー:ロサンゼルスアパレル
パンツ:スウェーデン軍
シューズ:クラークス
時計:ハミルトン・PSR
そのままジャケットを羽織ればはい完成。ナタリーは履きやすい上に合わせやすく、本当に万能なおすすめシューズです。
ジャケット:キャプテンサンシャイン
カットソー:ロサンゼルスアパレル
パンツ:スウェーデン軍
シューズ:クラークス
スポッと着脱できるところも本当に楽でいい。
価格:13,800円 |
価格:13,190円 |
勿論スウェードもおすすめ。過去に2回所有したことがありますが非常に秀逸且つコスパも最高です。
価格:16,498円(2022/3/9 21:44時点) |
デザートブーツもナタリーも、サイズ感は普段のスニーカー感覚で選んで問題ありません。融通の効く作りなのであまり神経質に選ぶ必要がなく、アバウトに選択してOKです。
Clarks(クラークス)のおすすめモデル
①デザートブーツ
クラークス CLARKS デザートブーツ チャッカブーツ サンド スエード desert boot sand suede NEWラバーソール 価格:17,280円 |
前項でご紹介したデザートブーツはクラークスのオリジンと言えるモデルです。
「初めてクラークスを買う」という方には一足目として相応しいシューズと言えるでしょう。
スウェードの他スムースレザーやシボ革のものもありますが、まずはサンドスウェード(メイプルスウェード)が良い選択になると思います。
初心者は勿論、上級者であっても一足持っていてまず損はない一足です。
②ワラビー
WALLABEE(ワラビー)はデザートブーツと並ぶクラークスの代表作。その誕生は1966年で、日本でも1971年に販売が開始されました。
有袋類「ワラビー」から命名されたこのモデルは非常にアイコニックで、可愛らしさと格好良さを両立させているグッドルック。シーンを選ばない(フォーマルはダメですよ!)ユーティリティーな雰囲気を持っています。
ぽってりとしたフォルムが奏功して、ストリート系のファッショニスタからも支持を集めるという側面も持っており、人気という点ではナンバーワンかもしれません。
出典:
実際にネットで在庫を検索してもゴールデンサイズと人気カラーは品切れが常に多く、入手することが困難な時期もしばしば。見つけたら確保しておくのが良策かもしれません。
勿論履きやすさ、歩きやすさも抜群で普段履きにうってつけです。
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③デザートトレック
ワラビーと同時期にリリースされた「DESERT TREK(デザートトレック)」も名品。過去に所有していましたがとにかく愛用していました。
特徴的なセンターシームのフロントアッパーとヒールの「トレックマン」が特徴的なシューズ。
そのアイコニックなデザインばかりがフィーチャーされそうな一足ですが、このデザインは足先を敢えて膨らませ、ヒールを補強することでホールド性を補うといった実用化の末に生まれたもの。機能美を追求させた結果のデザインがもたらす格好良さだからこそ色褪せることがないのではないでしょうか。間違いのない名品です。
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④ナタリー
先述したナタリー。ワラビーの弟分と言った位置づけですが、兎に角合わせやすさ、履きやすさならこれが一番。
しかも若干他のモデルと比較してもリーズナブルなので気軽にクラークスの世界観を味わえる一足です。
価格:13,290円 |
CLARKS WMNS NATALIE26126802クラークス ウィメンズ ナタリー OAKWOOD SUEDE オークウッド スエード 価格:13,290円 |
ブラックレザーも良いですね。
クラークス ナタリーCLARKS NATALIE26133272 BLACK LEATHER 価格:16,498円 |
⑤ゴアテックスモデル
出典:【楽天市場】Clarks Wallabee Leather GORE-TEX/アーバンリサーチ サニーレーベル:丸井(マルイ)楽天市場店 (rakuten.co.jp)
最近はアッパーに、防水、防汚性に長けたゴアテックス素材を使用したモデルもリリースされています。
スウェードや本革の特性上雨や泥汚れに弱いという面をカバーしてくれるゴアテックス。本来の風合いがやや失われる感は否めませんが、実用性を取るのであれば悪くない選択です。実際によく売れているようですね。
Clarks Wallabee Leather GORE-TEX/アーバンリサーチ サニーレーベル 価格:30,800円 |
Desert Bt2GTX / メンズ デザートブーツ2ゴアテックス (ブラックヌバック) 価格:22,622円 |
クラークス オリジナルズ ブーツ メンズ ゴアテックス スエード ワラビー CLARKS ORIGINALS WALLABEE GTX CLK 26160316 GREY SUEDE(グレー) 価格:33,000円 |
※同じアイテムでも価格に差がありますが、これは並行輸入品か否かの問題です。価格が安いものは並行輸入品というわけですが、私が関知している限り大差はなく、ディテールにも変わったところはありません。安く買いたい方は並行輸入品を。正規品を買いたい拘りのある方はそれ以外を選択すると良いのではないかと思います。
Clarks(クラークス)のまとめ
今回はクラークスについて述べて参りました。
クラークスと言えばスウェードのアッパーと革新的なクレープソール。その甲斐あって、この英国発の伝統的シューズブランドはアイコニックな見た目と実用性を兼ね備えた、世紀を跨り愛されるブランドとして君臨しています。
そして気取らない価格で誰もが比較的手を出しやすい存在であり続けていることも素晴らしい。日常的に使える品のあるシューズとして世界中の人々の足元を彩っています。
実は最近香港のPEファンド「ライオンロックキャピタル」に買収され、創業以来クラーク一族で経営を続けてきたクラークスは現在その手を離れてしまっています。
時代の流れではあるのでしょうが、ここは少し残念な気持ちであったりはしますね。
最近のクラークスは、前項でご紹介した定番モデルだけではなく、一般的な紳士靴のようなモデルも多くリリースしており、若干雰囲気が変わってきています。
一言だけ言わせてください!
出典:【楽天市場】クラークス Clarks メンズ 靴 デザートブーツ DESERT BOOT チェスナットレザー 050J-RDBR [T]【FNON】:すにーかー倉庫 (rakuten.co.jp)
「『俺たちのクラークス』はこれ!」
出典:【楽天市場】【OFF PRICE】Clarks(クラークス) TILDEN STYLE(チルデン スタイル) 26136594 ダークタン:NEXT FOCUS (rakuten.co.jp)
「これじゃない!」
だからこっちは紹介しない!
・・・すみません。余り言葉にして表現するべきではないかもしれませんが、変わってしまったことによる悲しみを少しだけ吐露したくなりました。
しかし、きちんと定番のモデルは先述したように存在していて、そのルックも作りも変わっていません。これはいつまでもちゃんと残して欲しい思いでいます。
クラークスは永世定番の、万人におすすめできるお手頃なフットウェアブランドです。
是非手に取ってみて下さい。
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