今回はorSlow(オアスロウ)のご紹介。私の愛用するジャケットと、ブランドについて述べます。
是非最後までお付き合いください。
目次
- 国産ブランドへリスペクトを
- orSlow(オアスロウ)とは
- or Slow(オアスロウ)USネイビーショールカラーデニムジャケットレビュー
- orSlow(オアスロウ)のおすすめアイテム
- or Slow(オアスロウ)のまとめ
国産ブランドへリスペクトを
KAPTAIN SUNSHINE(キャプテンサンシャイン)の記事でも述べましたが、
まだまだ欧米に比べて服飾の歴史が浅い日本。
しかし、近年続々と実力派のドメスティックブランドも現れています。
岡山県の児島は非常に有名なジーンズの町として名を馳せ、名前だけではない骨太なブランドが沢山あったりします。
出典:児島ジーンズストリート|観光スポット | 岡山観光WEB【公式】- 岡山県の観光・旅行情報ならココ!
児島ジーンズストリートは観光名所になっていたり。いつか行ってみたいですね。
文明開化後、欧米の服飾文化が一気に流れ込んできて、日本人の日常服も徐々に「洋服」へと変わっていきました。
それから150年余り。日本はまだまだ長い歴史からみればこれからと言う時なのかもしれません。その中でも頭角を現してきている日本発のブランドが私は大好きなのです。
orSlow(オアスロウ)とは
orSlow(オアスロウ)は2005年にデザイナーの仲津一郎氏が立ち上げた国産デニムブランドです。
出典:vol.73 orSlow・仲津一郎さん -目指すは「年代物」。 デニムへの情熱から生まれるものづくり | キナリノ
オアスロウは兵庫県西宮発のブランドですが、仲津氏は前述した岡山県児島で経験を積んでいます。私は元々オアスロウは児島のブランドだと思っていたのですが、それ位児島発のブランドと似た雰囲気をオアスロウはもっています。
or(オア)はoriginality(オリジナリティ)から、Slow(スロウ)はじっくり時間をかけて丹念にモノ作りをするという意。
その名の通り、ベーシックすぎてつまらない域からは少し距離を置いた、個性の感じられるデザイン性と、少し目をやるだけで明らかに大量生産品ではないと分かるハンドメイド感が同居する素晴らしいアイテムをリリースする素敵なブランドです。その概念は「ニューベーシック」とのこと。
出典:オアスロウ公式HP
ワーク、ミリタリーがベースで、勿論十八番はデニムアイテム。主張はほどほどですが、たまに街中でオアスロウを身に着けている人を見かけるとパッとわかってしまう。そんな特徴のブランドなのだと思っています。
出典:オアスロウ公式HP
様々な年代のものに関わり、触れてきた仲津氏だからこそディレクションできる至高のアイテムの数々。全工程を一貫して自社アトリエで行っており、その軸足は2005年の創設以来全くブレていないのではないかと感じています。
出典:vol.73 orSlow・仲津一郎さん -目指すは「年代物」。 デニムへの情熱から生まれるものづくり | キナリノ (kinarino.jp)
デニムにはその年代の紡績機や織機でしか出せない素材感もある。orSlowのアトリエにも、ブランド立ち上げ前から仲津さんがこつこつと集めた全20台・16種類のミシンが並ぶ。中には、現在は製造されていない古いアメリカのミシンもあり、それぞれに必要不可欠な役割があるという。少年時代に憧れたヴィンテージジーンズの輝きは、今でも仲津さんの中にくっきりと残っている。だからこそ細部までこだわることに余念がなく、ジーンズファンも虜にするorSlowの、生きたプロダクトが生まれるのだ。
仲津氏のインタビュー記事の一節。
探求心はもちろん、本当に服が、デニムが好きなのだという事が如実に伝わってきますね。
orSlow(オアスロウ)。文句なく、私の大好きなブランドの1つです。
or Slow(オアスロウ)USネイビーショールカラーデニムジャケットレビュー
①ディテール
私の愛用品「USネイビーショールカラーデニムジャケット」です。昨年ごろはあまり着なかったのですが、今またかなり気分。ワードローブから引っ張り出して最近よく着用しています。
元々購入当時からユースド加工が施されていましたが、更に着込んで結構味が出ている様子。私はジーンズはあまり好んで履かないのですがデニムジャケットは大好物です。1940年代にUSNAVY(アメリカ海軍)で採用されていたショールカラージャケットがベース。
ショールカラーはへちま襟ともいいますね。アーミー(陸軍)やエアフォース(空軍)等と比較してこういうジェンダーレスな雰囲気を漂わせるアイテムが多く存在するのがネイビー(海軍)物の特徴。
このジャケットの最大の特徴ともいうべきディテールはかなり大胆に太くとってあるスリーブです。
袖口に向かってストレートなシルエットになっており、独特な雰囲気に拍車をかけています。やや好みは分かれるかもしれませんが、これこそが海軍由来の正しいディテールなのです。
袖口は結構パッカリングが出ていますね。経年変化の意図的な作り方に造詣のない私ですから、着ていくうちに自然にできたものです。
裾のパッカリングも良い感じです。通気孔の雰囲気もグッドポイント。
USネイビーのアンカーマークが刻印されたボタンもムード満点。そして・・・
このボタンはチェンジボタンになっています。チェンジボタンとは、洗濯する際に裏のリングをとってボタンを外すもの。洗濯によるボタンの欠損や劣化を避けるための仕様です。
このチェンジボタン、歩いたり動いたりするとカラカラ音がするんです。それが結構堪らなかったりもします。
勿論メイドインジャパン。
遠い未来、こんなメイドインジャパンのものがヴィンテージショップで高価で取引される日が来れば素晴らしいですね。
濃いインディゴがコーディネートはしやすいかもしれませんが、こちらが味はあるかななどと思っています。生地は9オンスのセルビッジデニム。素材感は割と軽く、中に何を着るかで結構長いシーズン着用可能です。
オアスロウのもの作りの良さは袖を通せばより伝わるのではないかと思っています。
②着用イメージ
一般的なカバーオールよりも短丈になっています。私は冬場にロングコートなどを着ることが多いので、暖かくなってから短丈のものを着ると新鮮な気分になるのですが、それだけではなく非常に綺麗なシルエットなのではないかと思っています。
ANKY(アニキ)Tシャツとスウェーデン軍のパンツ、スペルガ2750を使い、敢えてミリタリーな雰囲気のもので統一してみました。
太くストレートなスリーブがやはり独特で、何故かモダンな雰囲気さえも感じます。
ライトブルーのセルビッジデニムはどこか春らしい雰囲気ですね。やはりミリタリーアイテムとの相性は良いようです。
逆にシャツやスラックス、ローファー等と合わせても良いかと思います。
価格:29,480円 |
orSlow(オアスロウ)のおすすめアイテム
①アイビーフィットジーンズ
まずは定番から。
リーバイス505をオマージュしたオアスロウ定番のアイビーフィットジーンズ。13.5オンスのデニム地を使用したスリムフィットのアイテムです。ベーシックながらも、最もオアスロウの拘りが感じられるアイテムの一つと言えるかもしれません。
or slow 【オアスロウ】 - men's IVY Fit Jeans #107 (one wash)【デニム・ジーンズ】 価格:21,780円 |
②ベイカーパンツ(ファティーグパンツ)
オアスロウはデニム同様ベイカーパンツやワークパンツも得意としています。オリジナルのバックサテン生地は凹凸があり、表情が豊か。アースカラーでありながら地味になりすぎないオシャレな一本です。
価格:17,600円 |
③シャンブレーワークシャツ
ワークシャツの王道、シャンブレーシャツ。
このアイテム、実は以前所有していたのですが、かなりおすすめの一着です。
とある理由で欠損してしまい泣く泣く手放しましたが、今でも愛おしく思う事があります。生地の感触、雰囲気、無骨ながらもモダニズムを感じさせられる洗練さ・・・長年愛した一着でした。
トレンドに関係なく、毎日でも着たくなるような完成度の高いシャツです。激しくおすすめします。とても2万円を切るようなクオリティのしろものではありません。
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④ノーカラーシャツ(エンジニアシャツ)
トレンド寄りなデザインかと思われがちかも知れませんが、昔からあるエンジニアジャケットから着想されたシャツです。他のアイテムも勿論そうですが、オアスロウのアトリエにある旧式のミシンで縫われたステッチは非常に味があり、ヴィンテージ加工も安っぽさが微塵もありません。
個人的にはオアスロウの傑作の一つに数えられるのではないかと思っています。
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⑤ポケットTシャツ
アメカジと言えば!のポケットTシャツ。
襟後ろのジャパンロゴが効いています。このロゴは仲津氏が自らマウスでデザインした、創業当初からのブランドアイコン。ヘビーコットン使用で、ややゆったりとしたシルエット。優しい価格で、一枚持っておきたいアイテムです。
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⑤ファーフーデッドコート
冬物も一点だけ。良い雰囲気のファーフーデッドジャケットです。
U.S.ARMYのM-43パイルライナーをリデザインしているコートとのこと。さすがに聞いたことがありません・・・。さすが、ヴィンテージに精通している仲津氏です。それにしても格好いい・・・。
価格:43,780円 |
or Slow(オアスロウ)のまとめ
今回はorSlow(オアスロウ)というブランドと、所有物のショールカラージャケットについて述べてきました。
日本にも様々なファクトリーブランドがありますが、その中でもorSlow(オアスロウ)は間違いなく強いこだわりを持った格好いいブランド。
前述したシャンブレーシャツを初めてショップで見たとき、一目惚れしたのをよく覚えています。
出典:vol.73 orSlow・仲津一郎さん -目指すは「年代物」。 デニムへの情熱から生まれるものづくり | キナリノ (kinarino.jp)
アイテム一点一点に込められた、仲津氏とブランドの情熱。それを感じられたときに沸き起こる高揚感はなんとも表現し難いものです。
出典:vol.73 orSlow・仲津一郎さん -目指すは「年代物」。 デニムへの情熱から生まれるものづくり | キナリノ (kinarino.jp)
「日本が誇る」ブランドとして、今後も格好いいアイテムを作り続けてもらえたら。そう願って止みません。
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今後ともよろしくお願いいたします。