YMのメンズファッションリサーチ

メンズファッションについて、ブランド、アイテム、ショップ、人物等様々な角度からリサーチします。

【PUMA SPEEDCAT(スピードキャット)】人気再燃の理由を考察してみた

 

何やらアツいらしいね

出典:PUMA公式

 

何やら最近PUMAの新たなヒット作があるらしい。

・・・それは何を隠そう「SPEEDCAT(スピードキャット)」な訳なのだが。

 

出典:楽天

 

「なるほどね~」

私の第一声はこれである。

そして、その次は

「そう来たか」

なのだ。

1999年に誕生したSPEEDCAT(スピードキャット)は当時それなりに人気を博し、世紀末のストリートを席巻した。

スニーカー好きならずともその名は聞いたことがあるくらいだろうと思う。

いや、スニーカーやファッションに興味がない方々からしたら、「スピードキャット」のネーミングを聞いて、

「プーマのマークってネコだったの?」

と思った方もいたとかいなかったとか。

・・・兎に角我々世代からしたら、SPEED CAT(スピードキャット)人気のリバイバルはちょっぴりノスタルジックで妙に腑に落ちるニュースなことは間違いないのである。

 

PUMAのSPEEDCAT(スピードキャット)とは

出典:Billys

 

PUMAのSPEEDCAT(スピードキャット)は1999年に登場した同ブランドのスニーカーである。

その風貌から察することが出来るとは思うが、要するにドライビングシューズ(レーシングシューズ)がモチーフになっている。デザインソースは80年代から90年代にF1グランプリのドライバーが履いていたシューズで、空気力学に基づいた滑らかで流麗なアッパーデザイン、ヒール部まで反りあがったアウトソール、そしてつま先付近に刺しゅうで表現されているプーマキャットが印象的なシューズだ。

90年代から00年代に最も隆盛を誇ったスニーカーカテゴリーとは一線を画する個性的ないで立ちは、当時も少なくないインパクトを与え、「さすがはプーマ!」と拍手喝采を浴びたのだった。

 

何故現在(いま)SPEEDCAT(スピードキャット)が注目されるのか

出典:楽天

 

では、長年特に復刻が待望されることなく埋もれていたSPEEDCAT(スピードキャット)が何故現在(いま)リバイバルヒットとなったのか・・・いや、数々のアーカイブの中からピックされたのか?

多分に私の邪推が含まれているが考察してみたい。

 

①ローテクの波

出典:ミタスニーカーズ

 

まずはローテクの波が来ている事が大きいのではないだろうか。

割合長い期間続いた、ナイキを中心とするハイテクスニーカーの隆盛も落ち着き、最近はアディダスのテラスシリーズがヒットしたり、プーマもパレルモやスエード等のクラシックなモデルがピックアップされている。

そんな流れの中、プーマのアーカイブの中からスピードキャットが着目されるのはよく考えると決して意外なことではない。ある意味ローテクなシューズというわけではないのだが、カテゴリーとしては同じ分類だと言えるだろう。

また、ワイドパンツのトレンドから徐々にスリムストレートシルエットに流れが傾いていることも無関係ではないかもしれない。ワイドパンツのトレンドならばどうしてもチャンキーソール、厚底のシューズがスタイリング的にマッチするが、その逆の流れが出来るならば(アディダスのテラスシリーズ然りだが)ボリュームレスなものが注目されるのは必然だ。

 

②革靴のトレンド

出典:Billys

 

SPEEDCAT(スピードキャット)のラストはかなりシュッと細身になっていてスマートだ。そしてそもそもプーマのサイドラインはアッパーを横に流れる流線形なので、より一層ほっそりとした印象を与える。

最近改めて気づいたのだが、アディダスのスリーストライプはその逆で縦に3つのシームが走っているかたちになるので、良くも悪くもややカジュアルに感じてしまう向きがあったりする。

シューズのトレンドは、少しづつドレス寄りに傾いていると言われている。要するにスニーカーから革靴へということだ。

それを当て嵌めて考えると、SPEEDCAT(スピードキャット)の持っている特徴・・・流麗なデザイン、細い木型(ラスト)等はまさしくその動向に沿っているように思えてくる。

 

③単純な名作

出典:Billys

 

余計な御託は抜きにして、SPEEDCAT(スピードキャット)が名作だということは疑いようのない事実だ。そもそもPUMA(プーマ)というブランドが持っているアイデンティティは最近のストリートファッションのテイストとも極めて良くマッチする。

90年から00年代リバイバルの波という点に於いてもSPEED CAT(スピードキャット)はよく馴染むし、当時を知らない若者たちにとっては極めて新鮮に映る魅力を兼ね備えている。

コート系、ランシュー、レトロバスケット、そして最近で言うとサッカーシューズ等が馴染み深い現代のストリートに於いて、ドライビングシューズという新鮮味のあるカテゴリーに名作と言えるアーカイブを保持していたプーマのしたり顔が浮かんでくるような気がするのである。

 

まとめ

出典:Billys

 

24SSでブラックスウェード、レッドスウェード(OG)が発売され、今回24AWで3色のスムースレザー(LTH)が販売開始となるPUMAのSPEEDCAT(スピードキャット)。「手を出すか?」

・・・私はここで手を出すという選択肢は取らない。

言っても、やや個性的なスニーカーではあるので自分のスタイルに合致するのかどうかをもう少し見極めたいのである。私はいつもそんな心持で物を買う。そういう主義なのだ。

ただ、単純にトレンドに乗って自分の所有物にして楽しむというのも大いにアリだ。スニーカーを愉しむというのはそういう事柄も十分に含まれているとも思っている。

勿論、自分のスタイルに合致するという方も多くいるだろう。その場合は迷っている暇はない。そのくらい手に入りにくくなっているようだ。今すぐ手に入れることをおすすめする。

・・・いずれにせよ、PUMAのSPEEDCAT(スピードキャット)が名作であるという事実は確かである。

 

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Billys

ビリーズでも取り扱いがあります。

 

スピードキャットではないキャット

 

 

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