※今回はかなり怖い話です。
苦手な方は決して読まれないようにお願いします。
「誰にも言うなよ」
極めて不思議な話をする。
皆さんは、うんと昔のことをふと思い出して、よくよく考えてみると何故長い間それを意識せずに生きてきたのだろうかと思うことはないだろうか?
自分にとって小さくない出来事だったのに、記憶の奥底に封じ込められていてずっと表に出ては来ず、ある日突然心の奥底から噴き出すように詳細まで蘇る・・・。
俺は先日、まさしくそれに出くわした。
極めて不思議な感覚だ。
そして、その記憶の出来事の最後の一小節はこんな台詞でおわる。
「誰にも言うなよ」・・・
・・・しかし、今回その出来事について記事にしてみようと思う。
だから、この投稿の後、自らの身に何か良からぬ事が起きてしまうかもしれない。
・・・そのくらいの出来事だったのである。
高校生の時の話
これは、俺が高校生の時の話だ。
だから、もう27年も前のことということになる。
高校生の時、俺は進学クラスに在籍していた。
3年生時の夏休みは、進学の為の対策合宿たるものがあった。
今思うと何故そんな必要があるのかよくわからないが、隣県にまで出向いてそれは行われた。
毎年それが恒例だったのかは不明瞭なのだが、看護学校の寮だったところが当地だった。
その缶詰合宿の告知は、もう春くらいには俺たち当事者並びに保護者に通知されていた。
偶然にも、看護師であった俺の母が看護学生時代に過ごした寮だったため、母はその知らせを見た時にほんの短い時間ではあったが物思いにふけっているように見えた。
・・・いや、後に分かる事なのだが、それは物思いにふけっているわけでは全く以てなかった訳なのだが・・・。
出発前夜
合宿の前日、俺はいそいそと数日分の着替えやら何やらをバッグに詰めて準備していた。
・・・断っておくが、これっぽっちも気持ちは踊ってはいなかった。
本当の本当に朝から晩まで缶詰で勉強させられるので、そのストレスに耐えられるのかどうかと思うと憂鬱だった。
・・・俺は長時間持続的に机に向かうのが苦手なのだ。それは今も昔も変わらない。
デイパックに荷物を詰め込んでいると、母が珍しく部屋を訪ね声をかけてきた。
・・・何やら様子が少しだけおかしい。少なくともその違和感に俺は気付いていた。
「・・・う~ん・・・」
「・・・何?」
俺は、何やら口籠る母にそう言った。
「いや・・・頑張ってね。もう受験も近いんだし、そろそろ本腰を入れないと・・・。」
・・・そんな小言めいたことを言うのは我が家では専ら父の役割だったので、猶更違和感が増した。
母が本当に言いたかったことはそんなことではなかった気がしたのだ。
しかし、その時の俺は母の真意がわからなかった。それが明確化されるのは、合宿3日目の夜になるのだった。
緊張からかその晩は上手く眠れなかったが、それでも日付けが変わる頃だとぼんやり思っていたら、次の瞬間には朝日が顔のあたりを照らしていた。
到着
出発当日は、一度高校に集まり、そこから大型バスに乗って現地に向かう。
先に述べたように当地は隣県なので移動時間はゆうに2時間ほどとなる。俺たちはなされるがままにバスに揺られた。
合宿は5日間の予定となっている。普通のバス旅行等と違い、俺たちの間には高校生らしいはしゃいだような会話はなかった。皆、憂鬱なのだ。
町の中心地からは随分離れた僻地に、その看護学校の旧寮だった建物は聳えていた。
所々ひび割れている鉄筋コンクリートと、白の塗装が剥げてさび付いている階段の様は、心なしか一抹の不気味さを感じさせた。
しかし、これから始まる「しごき」と言っても過言ではない厳しい合宿に向けてコンセントレーションするので一杯になっており、その時は若干不気味に思える建物の様について言及する同級生は一人もいなかった。勿論俺だってそうだった。
まずは割り当てられた部屋に荷物を下ろす。
2棟が左右対称に建てられている間が渡り廊下で繋げられており、その中心部に広間があった。勉強会はそこで行われることになっている。
荷物を下ろしたらすぐに集合が掛かっている為、急いでそこへと向かわなければならなかった。
看護学校の寮だった時代には食堂として使われていた場所だったようだ。厨房設備なども当時のまま残っていた。
昼食を取った後、そのまま早速合宿のメニューが開始される。
・・・遂に始まってしまった・・・。
それから約6時間もの間、地獄のような「しごき」が始まる。
途中から時間の感覚がほぼほぼなくなってしまうのだが、徐々に頭は重くなっていった。・・・どうなっても良いから逃げ出してしまいたいくらいだ。
これがあと4日間も続くのかと思うと心底やるせなかった・・・。
初日の夜
1日目のメニューを終え解散が告げられた時には空に夕焼雲が浮かんでいた。
夕食は既に準備されていて、膳ごと部屋に持って帰って各自で食べることになる。勿論食器を洗ったら食堂までもっていかなくてはならない。
勉強合宿なのだから、夕食は特に舌鼓を打つような内容ではなかった。カレーか何かだったと記憶している。
部屋の流しで洗ってから、4人部屋のメンバーのうち一人がまとめて食堂に返しに行く。そのくらいには日も暮れていた。
誰がという問題に関しては安直にじゃんけんで決められ、その日は俺ではない他の同級生・Aが持っていくことになった。
暫くするとAが帰ってきて、話を始める。
「冗談だろうけれど、幽霊が出るんだと他の部屋のやつが言っていた」
ほら出た!
俺は咄嗟にそう思った。
結局、こういうシチュエーションになると必ずそういうことを言うやつが現れる。早速出たといったところだ。
確かに俯瞰してみると今は使われていない看護学校の寮で、建物も古い。不気味ではあるので然もありなんと誰もが思ってしまう。
要するに、そういう話に触発される条件は結構そろってはいるのである。
「相手にするな」
俺はそう吐き捨てた。そういうくだらない話に付き合っている精神的な余白はないのだ。
その日は俺も含めて皆疲れていたのか、早めに就寝した。特に何か異変めいたことは起こりはしなかった。
2日目~離脱者
2日目は朝の早い時間の集合になっていた。
早朝には起床して、準備を整え朝食を食堂で摂る。
その後、学年主任の朝礼があった。
「昨日の夜、実はBが熊本へと帰った。体調不良が原因だ」
・・・
同じ部屋だった者以外には衝撃が走った。
・・・言われてみると、たしかに朝食の際にBの姿はなかった。
Bは明るい性格で偏差値も高い優秀な男だった。
進学クラスは2クラスあり、俺とは違うクラス(理系。俺は文系)だったが、恐らくそっちのクラスではトップクラスの成績を誇っていたのではないかと思う。
同じ部屋だった連中の顔を見てみると、心なしか表情が暗いようにも思えた。
・・・いったい何があったのだろう・・・。
その時点ではよくわからなかったし、同部屋のやつらに訊く暇もなかった。
朝礼が終わると、そのままなだれ込むようにその日のメニューが開始されるからだ。
合間の休憩の際には、大部分の同級生は最早「モード」に入っていて、Bが離脱したこと等頭からとうに離れていた。
その日も怒涛のように合宿は進み、あっという間に夕食の時間になった。
夕焼けの後は雨が降るというが、その通りでしとしと降りではあるが夕立になっていた。
夕食の食器を食堂に返す係は、その日は俺になった。
食堂に向かっていると、偶々Bと同部屋の同級生・Cに階段あたりでばったり出くわした。
・・・ふと、俺はBの事を思い出した。
「Bはどうかしたの?」
その質問はほとんど自然に自分の口を突いて出た。
Cは「いや・・・ウーン・・・それが、正直分からないんだ・・・。」
そう言って俯き加減に答えた。
「俺たちは寝ていたんだけれど、朝起きたらBはいなくて、早朝に先生が来てBはもう帰ったって言うんだ。」
Cは言った自分自身の事なのにもかかわらず腑に落ちないような表情で漏らす。
・・・ということは、同部屋の連中にも何が起こったのか分からないということなのだなと理解した。
言うまでもなく、話してくれたCと同様、腑に落ちない気持ちになっていた。
いつの間にか、しとしと降りだった夕立は激しさを増し、外には大きな水溜まりが出来ていた。
2日目の夜
いつの間にか眠りに落ちた一日目の夜と違って、その日はなかなか寝付けずにいた。
先刻Cから聞いた話が頭から離れなかったのだ。
一体、Bに何が起きたのだろう・・・。
普通に考えれば、体を壊し早めの帰宅になったという話なので左程引っ掛かりのあるようなこともないのだろうが、何やら気になって仕方ないのである。
理由は自分でもよくわからなかった。
・・・眠れないと思うと、喉の奥がムズムズしてきた。
俺は布団から出ると小ぶりなポーチを持って部屋の外に出た。
・・・時効なので白状するが、煙草を吸いに出たのである。
・・・時効なのでご容赦されたい・・・。
部屋から出ると、すぐ右の方に階段がある。
それを少し上がったところにある踊り場で一服しようと思った。多分時間も時間だから教師たちにもバレないだろう。
ポーチからタバコとライターを出して火を点ける。
当時既に依存症気味だったので、初日吸えなかったのは辛かった。
大きく深呼吸をするように吸い込み肺に染みわたらせた後ゆっくりと吐き出す。
頭が痺れるような感覚になる程、美味かった。生きかえった気持ちだ。
・・・後ろに気配を感じた。
ゾクっとする。教師が見回りに来たのか?
それはまずい・・・。
急いで携帯灰皿に煙草を押し込む。
しかし、まず間に合わないだろうというタイミングでその気配はすぐ後ろまで迫っていた。
・・・振り返ったが誰もいない・・・。
次の瞬間・・・
一階のほうから「オイ」と声がした。
ギョッとして見下ろす。
同級生のDだった。
Dは俺が部屋から出ていくのを見て、煙草を無心しに来たのだ。
Dはおもむろに俺の隣まで来てニヤニヤしながらポーチの中の煙草とライターを取り出す。
・・・いけ好かないやつだった。
しかし、少し安堵した自分もいた。
・・・いや、しかし待てよ・・・。
俺は、先ほどの気配の事を思い出した。
あの気配は、決してDのものではない。方向も違う。
・・・あれは一体何だったのだろうか・・・。
Dがうるさいのが嫌だったので、煙草を2本渡し俺は部屋に帰っていった。
Dは「ラッキー、ラッキー」とニヤニヤしながらゆっくりと煙草をふかしていた。
3日目~新たな離脱者と明確な出来事
次の朝、朝礼の際に、Dが体調不良で合宿を離脱することを知った。
今から家族が迎えに来るらしい。
俺は絶句した。そして同時に冷や汗が額を伝っているのに気づいていた。
昨夜のあの後、何かがあったのだろうか・・・。
そして、俺が感じたあの気配とそれが無関係ではないような予感がしていた。
休憩時間に、丁度親御さんの迎えで帰っていくDを見かけた。
俺は追いかけて行ってDに声をかけた。
「一体、どうしたのか?」
Dは無言だった。
心なしか、唇の色が青ざめていて小刻みに震えていたような気がした。
その顔を見て、何かが起こっている事だけは確かだと確信した。
・・・昨夜からの雨は降り続いていて、激しい雷雨になっていた。
Dは大きくて黒い傘をさして迎えの車の方へトボトボと歩いて行った。
・・・その日も合宿の課題は容赦のない量だったので、それに掛かっている間はDの事を考えているような暇はなかったが、合間の休憩時間になると気が抜けるので、その度に様々なことが脳裏を過ぎった。
そして、午後の一回目の休憩時間に決定的な出来事は起きる。
14時頃だったと記憶しているが、休憩時間にもよおしてしまったため俺は自分の部屋のトイレに行って用を足した。
相変わらずDの事を思い出し、何とも言えないモヤモヤとした嫌な気持ちが胸の中に漂っていた。
Dの事もそうなのだが、その前に感じたあの人の気配は何だったんだろう。
そしてそれと合わせて、先日合宿を離脱したBについても、Dの事と、そして自分が感じた気配と無関係だとは思えなくなってきていた。
気が付くと、くしゃくしゃと頭を抱え、俺は項垂れていた。
何とも言えない恐怖を感じていたのだ。
トイレの外は相変わらず酷い雨で、昼間にも拘らず外は薄暗い。
災害でも起こるのではないだろうかと思えるほど長時間降り続いている。
時々雷鳴も聞こえた。
その外の天候は、拭いきれない不気味さに拍車をかけていた。
そんなことを心中で感じていた次の瞬間だった。
「キイッ・・・キイッ・・・」
トイレの外で気味の悪い音が聞こえた。
背筋に電気が走る感覚に襲われる。
頭のてっぺんからつま先まで強烈な痺れを感じた。
何故かはわからないが、一瞬でそれがこの世ならざるものが発した音だと理解できた。
・・・その確信があった。
俺は慌ててズボンを上げて、いつでも動けるように準備をした。
そうしなければまずいと、咄嗟に思ったのだ。
狭いトイレの中で、無駄な行為だとは分かりながらもドアから遠ざかるように後ろの隅に身を寄せた。
数センチでもその音から遠ざかる態勢を取りたかったのだ。
「キイッ・・・キイッ・・・」
別にこちらにその音が近づいてくるような感じはなかった。
しかし、音が鳴るたびに恐怖は増し、手先や唇が震える。
膝が鳴るというが、確かにキコキコと膝から音が聞こえるような感覚に襲われる。
どうしようもないほど震えていた。
自分の部屋に戻って用を足した自分の判断を恨めしく思った。
別に集会場にもトイレはあったのだ。
そこで用を足していればこんな目には合わなかったかもしれない。
・・・しかし、そんなことを考えてももう遅い。
「この世ならざるもの」が発する音は容赦なく鳴り続けている。
次の瞬間・・・
「バンッ」
唐突に自分の背後から大きな音がした。
不思議なもので、音がすると反射的に人間はその方を見てしまうものだ。
俺はおもむろに後ろを振り返った。
後ろは小さめのすりガラスの窓になっていた。
そこには・・・
明らかな人影が浮かんでいる。
ナースキャップと白衣を身に付けている女性だというのが明確に分かった。そして、肌の色は血の気がない。
それはすりガラスではありながらも判別できるものだった。
・・・声も出なかった。
よく心霊ドラマやら何やらではこんな時、「ギャー」と叫んだりする様が描かれるが、実際には声も出ないし身体も動かないのだ。
俺はそんなことをこの時に身をもって理解した。
その人影はそれ以上何かするわけでもなく、じっとしている。
俺は体感で20秒くらいそのまま佇み、その後ゆっくりとトイレのドアを開けて外に出た。
・・・嘘だと思われるかもしれないが、意外と冷静にトイレのふたを閉めてきちんと流すことも出来た。
自分でも不思議だったが、これだけはしなければならないという意識がそうさせたのかもしれない・・・。
・・・外に出ると、全く意外性のない静寂が漂う部屋の光景が広がっている。
まるで、何事もなかったかのようだ。
俺の意識は茫然としていた。思考が停止したかのように佇む。
その時・・・
「誰にも言うなよ」
後ろの方から女性の声が聞こえた。
・・・よくある、ドスの効いたようなトーンではない。
普通の、よくある若い女性の声だ。
・・・でも、俺は分かっていた。
それは「この世ならざるもの」の声だった。
俺の腰は砕け、その場に座り込んだ。
雨はまだ降り続き、公民館を避難所として開設する旨を呼びかける町内放送が聞こえていた。
3日目の夜~帰宅
俺はその後、担任に体調不良を訴え、合宿の離脱を希望した。
そのまま、あと2日間をこの合宿所で過ごす自信がなかったのだ。
担任教師は不可解な表情を浮かべ、「何かあったのか」と聞いてきた。
・・・言えるはずもなかった。
言えばどんな目に遭うか分かったものではない。
俺の顔色が優れなかったことと、B、Dの事があったこともあいまって、担任教師は大体の察しもついていたようだったが、詳細までは知る由もない。
余りしつこく詮索はされなかった。
その日の夕方連絡を受けて、仕事を急遽抜けて母が迎えに来てくれた。
同じ部屋の同級生を中心に、何があったのか相当聞かれたが、同様に誰にも何も言えなかった。
BもDも全く同じ事情だったのだろうと、その時となっては理解できた。
迎えに来た母はやや不機嫌だった。
俺が合宿が嫌だったから仮病で離脱を言い出したと思ったようだ。
ブツブツと小言めいたことを言いながら、きびきびとハンドルを切っていた。
アクセルも普段よりも深く踏んでいる。
苛ついていることは明白だった。
自宅までは2時間近くかかるのだが、1時間が過ぎた頃までそんなことをずっとそんな感じだった。
しかし、自宅が近くなった頃に、母はふと話をし始めた。
先述したように、あの旧寮は、母が看護学生だった時代に過ごした場所だった。
「私が看護学生の時に、精神的に病んでいた同級生がいて、実は自殺したんだよね。あそこの寮で。」
「出発前に教えておこうと思ったけれど、そんなことを言うと怖がるからね。言わなかったんだよね。」
母は俺に何かあったのかとか、そんなこととの因果関係があるかとかとは全く関係ないような論調でそんな話をした。
あくまで俺に起こった出来事との関係は意識していなかったようだった。
・・・結びつけようと思えば結び付けられる。
辻褄も、ある意味合うような気はした。
でも、根拠はない。
それとそれが関係あったのかはわからなかった。
それに、母に体験した出来事の概要を話すわけにはいかなかった。
・・・自宅へ着くころには、長く降り続いた雨はようやく上がり、月と星が良く見える綺麗な夜空になっていた。
その後
合宿の後学校に行くのは2学期の始業式ということになる。
始業式の日に、あの日以来同級生たちと会った。
BもDも普通に登校してきていたし、俺以後に合宿の離脱者はいなかったようだった。
そして、不思議と合宿がどうだったとか等と感想を言い合う連中は全くいない。
BもDも何事もなかったかのように過ごしている。
・・・勿論俺も誰ともあの事について・・・どころか、合宿のこと自体に触れなかった。
それは卒業まですっとそうだった。
・・・極めて不思議なことだが、あれだけの恐怖体験だったのに、日を追うたびに記憶の中からそれが薄らいでいくのが自分でも分かった。
一晩眠って目覚める度に徐々に記憶は曖昧になっていく。
数年が経過した頃には、合宿に行ったこと自体ほぼ記憶から消えかかっていたくらいだった。
勿論、誰にもあの体験の事は話してはいない。
ただ、後から聞いた話では、俺たちの次の年から、進学クラスの合宿場所は違うところに変更になったらしい。
それだけは風の噂で聞いた。
・・・そして、すっかり大人になった頃には、記憶は全く「無」に近い状態になったのだった。
突然蘇った記憶
この話を、「とっておきの話」やらなにやらで、今記事にしているわけではない。
冒頭で述べたように、つい先日突然物凄い勢いで詳細に頭の中を駆け巡ったのだ。
ここまで書いてきた描写は何かを脚色しているわけではなく、自分でも不思議なほどに細かいところまで復元されたものだ。
27年前の出来事なのだが、自分でも本当に不思議なのだ。
・・・「誰にも言うなよ」
あの声はそう言っていたが、こうして出来事の詳細を公表してしまった。
今後、自らの身に何かが起こっても不思議ではないと思っている。
・・・今夜から台風の影響で激しい雨が降るらしい。
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