YMのメンズファッションリサーチ

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【BREAKING DOWN(ブレイキングダウン)】その魅力をとことん語りたい。

 

ブレイキングダウンの大ファン

出典:BreakingDown / ブレイキングダウン

 

紛れもなく社会現象級のムーブメントになっているブレイキングダウン。格闘家・ユーチューバーの朝倉未来氏が代表を務める格闘技イベントだ。

もう既にブレイキングダウンはナンバリングで言うと8まで開催されており(8.5なんていう、ナンバリングの間で行われる大会も含めるとそれ以上だ)、ブレイキングダウンで「バズり」、有名人になったりRIZIN等のプロの大会に出ていった者も後を絶たない。

筆者はブレイキングダウンを1からずっと視聴している。プロレスファン・・・というか殆どオタクである筆者は、昔からある意味プロレスと対局に位置している(この辺りの議論は始めてしまうときりがないのでご勘弁を)格闘技全般に対してはそれなりの距離をとってきたのだが、ブレイキングダウンは別。正直に言って虜だ。今回はその理由について述べていきたい。

 

ブレイキングダウンとは

出典:サンケイスポーツ

 

と、その前にブレイキングダウンとは何ぞやということについて少しだけ触れたい。今や一部のコアなファン層に留まらず、日本でも有数の知名度を誇る格闘技イベントとなったブレイキングダウンだが、知らない方もいるかもしれないので。

ブレイキングダウンのコンセプトは「1分間最強を決める」というもの。

ルールはキックルール(寝技、投げ技、極め技等なし)と総合ルール(MMAルール)の2種類。参加者とカード、各試合ごとのルールは基本的に朝倉未来ら主催側が開催するオーディションの中で決定される(3以前はオーディションはなかった。4から開催)。

詳しくは後述したいのだが、参加者は街の喧嘩自慢や不良から、プロを目指そうとしている者、既にプロで何戦かやっている者、かつて前田日明率いるリングスが主催していた地下格闘技大会「THE OUTSIDER」で戦っていた者まで様々である。

 

ブレイキングダウンの魅力

 

1分間という設定

出典:サンケイスポーツ

 

プロの格闘技ならば勿論1分間よりも長い時間で行われる訳なので、技術や体力、そして経験等、モノを言う要素は実に様々あるだろう。

しかし、ブレイキングダウンの「試合時間1分間」という設定は実に面白みが多く、思いもよらないジャイアントキリングが起こりやすかったり、逆に「それ仕様」に仕上げれば優劣がひっくり返ってしまうこともままある。いざ試合が始まってしまったら、どのような結末になってしまうのだろうかという興味がこの上なく刺激されるのである。

 

オーディションの面白さ

出典:サンケイスポーツ

 

ブレイキングダウンの人気に本格的に火が点いたのはナンバリングの4からだった。先述したようにオーディションで参加者とカードを決定していく様がYouTubeやTikTokで拡散され、多くの再生回数を集めたのだ。

オーディションでは揉め事が起きたり喧嘩が始まったり・・・。正直言ってそのあたりが最大の見どころだ。格闘技イベントなのだから試合ではなくオーディションに注目が集まるのは通常ならば不本意なのかもしれないが、朝倉未来をはじめとする主催側からはそんな雰囲気はほぼほぼ伝わって来ず、逆に「狙い通り」といった所なのだろう。

お約束の「やらせ」疑惑が巻き起こったりもするのだが、それはそれ。エンターテイメント性を重視するブレイキングダウンの感覚では、それもまた真実なのだ。ある意味プロレス的な側面ともいえる。それが嫌いな人、若しくは否定的な見解を持っている人は視なければよいだけの話だ。

 

キャラが立ちすぎ

 

朝倉未来はブレイキングダウンの構成は純粋な強さを見せる部分とエンターテイメントの部分の2部から成っていると語っている。

オーディションで決定される参加者は何も「強そうな順」に決まっていくわけではなく、キャラクターが面白そうだったりタレント力が感じられたり、決め手は様々である。

実際にブレイキングダウンが切っ掛けでブレイクした人物は数多くおり、一般的な層までその知名度が及んでいるケースも存在している。

因みに筆者は10人ニキバン仲村の大ファンである(バン仲村は会社経営者だし、自身の主催するイベント「ケンカバトルロワイヤル」を成功させていたりもする)。

10人ニキはオーディションで「素手で、武器を持った10人を相手にして勝った」と言い放つが、スパーリングであえなく失神KO。色々な意味でのギャップが衝撃を与え(本人はある程度大まじめの様子だが)、そのキャラクターの濃さを以て一気にスターダムにのし上がった。10人ニキとは先のエピソードに「アニキ」をくっつけたものだ。彼の立ち振る舞いや人間性は不思議な魅力に溢れており、正直に言うとみているだけで面白い。因みに10人ニキは遂に歌手デビューにまで漕ぎ着けている・・・。

バン仲村のトピックといえば最近YouTubeチャンネル「令和の虎」の司会を務めていることだ。初期は胡散臭さが付きまとっていたが、彼の確固たる背景が成し得た偉業だ。

 

瓜田純士が好きすぎる

出典:サンケイスポーツ

 

皆さんはリスペクトしている同性の著名人がいるだろうか。

私はその中の一人が元THE OUTSIDERの瓜田純士なのである。瓜田純士はブレイキングダウンの選手の中でも代表格的存在として初期から関わっている。

全身、顔面までタトゥーだらけの瓜田純士は「アウトローのカリスマ」の異名を持っており、自身も公表している通り元々は裏社会の人間だった。逮捕歴も10回では収まらないとのこと。

その後はアウトサイダーで活躍し、現在に至っている。

強面中の強面で、筆者などが憧れるようにはとても思えないかもしれないが、彼は兎に角熱く、優しく、格好良く、でもやっぱりちょっぴり短気でやんちゃ。壮絶な人生を歩んできたからこそのオーラを纏い、しかしそれを無駄にひけらかすこともない。

 

出典:サンケイスポーツ

 

見た目と現在の人格者としてのギャップがたまらない、「男が惚れる男」なのである。ブレイキングダウンのオーディションでは、成り上がりを狙う参加者たちから瓜田が標的にされるのはお約束。大人の余裕で受け流すかと思えば、いちいちカッとなって挑発にのるところもまた堪らない(笑)。実は瓜田とは同世代なのだが、憧れの存在なのだ。あんな格好良い男になりたい。

 

出典:サンケイスポーツ

 

それに、瓜田純士のような過去に傷を持つ人間が社会的に認められている風潮は非常に意義深いものだとも言える。人間、過去に何があっても自身の努力や精進次第で必ず取り返しがつくものなのだ。瓜田純士はそんな理(ことわり)を体現しているのかもしれない。

 

ブレイキングダウンに大人世代がハマるワケ

さて、ここからが本題なのだが、昭和の時代からテレビを見て育った筆者のような世代の者がブレイキングダウンを視ていると、昔のテレビ番組をどうしても想起せずにはいられないのである。

最近の民放は正直に言ってつまらない。テレビマンの熱が伝わらない、無難な内容に終始しているように思うことが極めて多い。インターネットの普及による動画媒体は全盛を極め、テレビという媒体がメディアの中で最早第一の選択肢ではなくなっているといった事情や、放送倫理規定の厳格化もそれに拍車をかけているのだろう。

 

 

昔のテレビ番組は刺激的なものが多かった。

筆者はTOKIOが出演していた「ガチンコ」という番組の「ガチンコファイトクラブ」が大好きだった。

少年時代、毎週ドキドキしながらガチンコの放送される曜日を待っていたものだ。

ガチンコファイトクラブはならず者や喧嘩自慢の不良を集め、ボクシングの元世界チャンピオン・竹原慎二がジムで鍛え上げ、プロテストを受けさせるというもの。

 

 

反発するならず者の少年たちを竹原は容赦なく鍛え上げ、やがて彼らは本物のボクサーへと変貌していく。その過程で様々な衝突や事故が起き、その度に少年だった筆者たち視聴者は物語の中へ引き込まれていった。

 

 

・・・若干シチュエーションは違うものの、どこかブレイキングダウンの構図はガチンコファイトクラブに似ている気がしている。因みにガチンコファイトクラブは「やらせ」の暴露が一部あった。しかしそれもまたエンタメ。筆者は個人的に悪いことだとは思わなかった。繰り返しになるが、これもまた「プロレス的」考えなのである

 

出典:サンケイスポーツ

 

ブレイキングダウン代表の朝倉未来はエンターテイメントの部分を大事にしていると公言している。筆者たちの世代からすると、ブレイキングダウンはどこか「ガチンコファイトクラブ」的であり、ノスタルジックないベントなのである。

 

まとめ

出典:サンケイスポーツ

 

ブレイキングダウンは現在8.5が終了し、まもなく9が始動する。

ブレイキングダウン9は地域対抗喧嘩自慢トーナメントが開催されるようだが、これこそがブレイキングダウンの原点なのではと思う(朝倉氏もそう述べていた)。

初期の頃から参加選手の中にはある程度セミプロやプロも存在してはいたが、ナンバリングが進むにつれ段々と参加者のレベルが上がっていき、格闘技経験のない、もしくは少ない選手は減少傾向にあった。

 

出典:サンケイスポーツ

 

レベルの高い格闘技は他の団体で目にする機会は多くある。やはりブレイキングダウンの醍醐味は細かい技術の応酬だけではなく、粗くてもバチバチに殴り合う様だったり、素人同士の喧嘩マッチだったり。或いは強い素人が格闘家をジャイアントキリングする試合だったりするわけである。

エンターテイメント性を捨てない朝倉氏ら主催の考えや企画力は本当に素晴らしい。ブレイキングダウンはこれまで全てPPVを購入して視聴してきたが、次回も勿論購入して観戦したいと思っている。そして今後の展開も引き続き注視し続ける所存である。

 

breakingdown.jp

ブレイキングダウン公式サイトはこちらから。アカウントを作れば次回大会のPPチケットの購入が可能になります。

 

www.youtube.com

YouTubeの朝倉未来チャンネルでも過去大会及びオーディションのアーカイヴ視聴が可能です。

 

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