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【新日本プロレス熊本大会参戦】海野翔太の名を今のうちに覚えておいて欲しい件

 

新日本プロレス、久々に熊本でビッグマッチを開催する

最近は多忙を極めていたため、新日本プロレスが久々に熊本でビッグマッチを開催すると耳にしても正直参戦するか否かギリギリまで逡巡した。

しかし、熊本というローカルな地で新日がビッグマッチを開催するのは実に2018年4月以来約5年ぶりである。

2018年4月は最近で言うと(熊本県人のファンとしては)ちょっとした伝説的興行だった。内藤哲也と鈴木みのるのIWGPインターコンチネンタルタイトル戦で内藤が勝利し、締めのマイクパフォーマンスで熊本地震の被災地である益城町のど真ん中で、苦境の中であっても一歩踏み出す勇気を訴えかけた。勿論私も参戦していて、胸の奥から込みあげてくるものを堪えるのに必死だった。一生の思い出だ。

因みにその時は母親も一緒に行っていて(母は何気に大のプロレスファンである)、内藤がみのるから執拗な関節技を喰らい悶絶する様を心配する顔がテレビ中継のカメラに抜かれ、どアップで地上波に登場した。つくづく運が良い人だし、私としても何故だか鼻が高かった(笑)。

・・・少し話が逸れたが、多忙で疲労感は強かったが踏ん張って参戦することを決意したのである。因みに午前中までに何とか仕事を片付け、昼食も摂る暇なくバタバタと会場に向かった。

会場は画像のように大盛況。公式発表によると3,000人近い観客動員数だった。未だにプロレスを八百長だのやらせだのと揶揄する連中は多いが、ならば何故これほどまでに多くの人々を魅了し熱狂させるのか、熊本というローカルな地であっても3,000人もの人々の足を会場まで運ばせるのか、是非説明して欲しい。プロレスはそんなチープな言葉で表現して良いほど浅くはないのだ。

 

やっぱりビッグマッチ仕様は素晴らしい

ビッグマッチというのは、「ワールドタッグリーグ」の優勝決定戦のことであるが、シリーズ最終戦というわけなので、色々なストーリーが動き、差し迫っている1.4東京ドーム大会への布石が打たれる大会になるという側面もあるわけだ。

会場のグランメッセ熊本は通常の非ビッグマッチの興行の際は幾つかあるスペースを区切って開催されるが、今回はパーテーションを抜いてキャパシティを拡げている。やはり全く雰囲気は違い、興奮してくる。これほどまでに高揚感を感じるのは久しぶりのことだった。

私は新日本プロレスが下火の時代も変わらず会場に足を運んでいた。最も厳しい時代は200人くらいの観客数で町の外れにある小さな展示場での興行を打っていた時代もあったほどで、その頃を思うと比べようもないほどである。

観客の層も昔は如何にも男らしい人々ばかりだったが、老若男女のバランスが非常に良くなった。レスラーの質の変化と近年のプロモーションの賜物だろうが、苦境の時代を知っている身からすると何とも感慨深い。

 

寂しい側面もあったりなかったり

ただ、選手との距離感は遠くなった。

今回もお決まりのようにテレビでもお馴染みの本間選手がサイン会をしていたが、昔は早い時間に会場入りしていると選手がその辺をうろうろしていて不意に遭遇することもあったくらいだ。今はそんなことはまずあり得ない。

余談だが、私はあのスタンハンセンとトイレで一緒になったことがある。

試合開始前にトイレで用を足していると、自分のすぐ横にやけに大きな外国人が来て用を足していたので不思議に思った。試合開始前にセレモニーでスタンハンセンが呼び込まれた時、先刻にトイレで一緒になったのがハンセンだったと分かった。その時はピンとこなかったのを悔やんだが、あのスタンハンセンと並んで用を足したのだと思うと計り知れない感動を覚えたものだ。勿論もう引退して随分経っていたので老体だったが、後で考えてみるとトイレにいる時もただならぬオーラを放っていたように思う(多分)。

・・・一昔前は選手や関係者が観客用トイレに現れたりするような、牧歌的な時代だったのである。

 

海野翔太を覚えて欲しい

最近実は「推し」の選手がいる。

 

それは、海野翔太選手である。

新日本プロレスの将来を間違いなく担うこの若者を、最近相当追っている。

世代交代が急務である新日本プロレスの中で売り出し中のホープだ。

現在トップのオカダカズチカは契約問題で来年はもう留まるかどうか不透明。内藤哲也は膝と眼の問題で本人も終着駅が見えてきていると公言している。棚橋弘至はキャリア晩年に差し掛かっていて最後の花道の様を模索している様相だ。

それに続く世代であるSANADAやEVIL(イービル)等もいるにはいるが、まだまだ棚橋やオカダ、内藤などのオーラやスター性を纏うには至っていない気がする。SANADAは現在のIWGPヘビー級チャンピオンだが、内藤哲也が言うようにもう少し発信力を身に付けて欲しい。ルックスは良いし力強さも備わってきたが、団体を背負わせる存在に成ったかというと、あとひとつ物足りないと思う。

実際に会場で観戦すると、やはりオカダ、内藤、棚橋が出てきたときに会場の雰囲気は一変するのが良くわかる。一昔前の武藤敬司や蝶野正洋等もそうだった。彼等は紛れもないスターなのである。多分アントニオ猪木はもっと顕著だったのだろうと想像できる。

棚橋、内藤、オカダというスターが離脱した後の新日本プロレスを担う一端・・・というか本命は間違いなく海野翔太である。彼は若干26歳にして雰囲気を一変させるオーラを既に身に付けている。プロレスもうまいし表現力も図抜けている。そして頭も良いのでコメント力も高い。外見は棚橋弘至の路線だが、私は内藤のような発信力を兼ね備えていて、オカダのような王道的強さも併せ持っていると思っている。プロレスファンならずとも、今のうちに海野翔太を覚えておいて損はない。そのくらい将来有望だと思う。

 

海野翔太に触る

海野の出番はこの日第4試合だった。

海野は入場の際、通常の入場ゲートから出てくるのではなく、会場のどこかから突然現れ、観客席の間を練り歩きファンと触れ合いながらリングに向かうのがお決まりとなっている。

今回私の席はひな壇席で、運よく通路側だった。もしかしたら海野がすぐ横を歩いていくかもしれない・・・そんな淡い期待を、会場に着いた直後から膨らませていた。ただ、同時にそんな稀有なことは上手い事起こりはしないだろうとも思っていた。

第4試合が始まる前、「分かっている」人は通用口の方に顔を向けていた。海野がどの通用口から出てくるか探っているのだ。

私も同じように「どこだ、どこだ」と視線をやる。

次の瞬間・・・

海野が登場したのは私の席のすぐ後ろの通用口。それを見た時の私の目はどれほど丸くなっていたことだろう。多分満月のように真ん丸だったに違いない!

 

奇跡は続いた。

海野は通用口に現れたあと、観客とハイタッチしながら、子供にミサンガを渡しながら歩みを進める。そして・・・

私の席のすぐ横を通ってきたのである。

私はおもむろに手を出し、海野とハイタッチを交わした。

海野の手は分厚く、そして柔らかかった。ゼロ距離で見た彼の瞳は強くまっすぐだった。それは紛れもなく選ばれたスターだけが持つそれだったように思えた。・・・残り香まで存分に感じられるほど凄まじくいい香りもした。これは本当に凄かった。

一昔前は選手が花道を通る際に手を出しベタベタ触るの事が可能だったが最近はだいぶん様相が変わったので、こんな間近で触れ合ったのは久しぶりだった。本当に良い思い出になった。

そして、改めて棚橋やオカダの系譜を継ぐ、新日本の象徴になり得る存在である事を感じた得た。これは繰り返しになるがここに断言しておきたいと思う。彼の放っていた雰囲気は実際にモノが違っていた。

 

まとめ

ワールドタッグリーグの優勝決定戦も久々に観たビッグマッチだったという事で非常に満足した。どうしてもシングルの祭典であるG1クライマックスやニュージャパンカップと比較すると一段落ちた扱いではあるものの、逆にタッグマッチはプロレスでしか成り立ちにくいという醍醐味もあるし何周か回って素晴らしいと思った。

 

やっぱりプロレスはいいな。プロレスは最高だ。

また、ローカルだと見捨てずに偶には熊本でもビッグイベントを開催して欲しい。新日本プロレスさん、お願いしますね。

 

出典:新日本プロレス公式HP

 

そして最後に、海野翔太。繰り返しになるが彼の名前を覚えておいて欲しい。必ず近い将来業界を担う存在に成るスターレスラーになることは間違いないと思う。

 

ymfresearch.info

こちらの棚橋弘至と邂逅したお話も是非!

 

 

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