YMのメンズファッションリサーチ

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【天下一品のこってりマックスラーメン】その美味さに、うっかり走馬灯を見そうになった・・・

 

天一のこってりに「こってりマックス」が

murayoshinouen.com

いつも拝読させて頂いているむらよし農園さんのブログで、ラーメン屋「天下一品」のこってりラーメンに「こってりマックス」が登場していることを知りました。

最近は歳のせいで、天一のこってりにお腹が耐えられる自信がなく、昔のように頻繁に通うことはなくなっていましたが、「こってりマックス」と聞けば行かぬわけにはいかないと思ったのです。

お腹が弱い私にとってはノーマルのこってりさえそれなりに体調が良い時でなければ食する覚悟が立たないのですが、むらよしさんの記事を読んでからというものの、その思いは膨れるばかり。脳内メーカーで現すならば1/3くらいは「こってりマックス」で占められる様相を呈していました。

 

溢れる天一愛

出典:天下一品HP

 

私の住む熊本で、初めて天下一品が出店されたのは20年近く前のことです。

当時は、京都発祥の天下一品たるラーメン屋が如何なるものなのかは全く知りませんでしたが、一杯300円の開店イベントであったこともあり、店に足を運びました。

・・・その日から天下一品の虜になった私。最初は月イチ、次第に2週間に1回、そして、いつしか週イチで通うように。勿論食べるのはこってり。こってり一筋で、あっさりや味噌等には見向きもしたことはありません。多くの方々がそうであるように、天一=こってりなのです。

ある時、大阪に一週間ほど出張する機会があったのですが、その際は天一の都市伝説である「天一のこってりは総本山である京都に近ければ近いほど、よりこってりである」という噂を確かめたくて、出張先の近くだったなんばウォークの天下一品でこってりを食べました。結果は・・・「多分その通り」。熊本でも食べられるのに、大阪に行ってまで天一を食べる熊本人なんて、なかなかいないだろうなと自らを嘲笑しましたが、私の天一愛はその位溢れんばかりのものなのです。

 

「こってりマックス」実食

 

天下一品の店舗へ

というわけで先日、早速自宅から最寄りの天下一品へ。

熊本への初出店から20年近くが経過した天下一品ですが、現在では県内に3店舗が存在しています。因みに新しい店舗ができる度に、「こってりのこってり具合に差があるのか」はしっかり確かめています。結果はほぼ同じでした(当たり前)。

最寄りの店舗は熊本での1号店ですが、実は熊本では天下一品の「ウケ」はあまり芳しくなく、件の店舗はいつもガラガラ。前を通るたびに「閉店しないといいけれど」と心配が尽きません。関西ではソウルフードであっても、やはり九州では熊本ラーメンや博多ラーメンの方が一般的には好まれる様子です。天一の素晴らしさが理解できないという件については、熊本県人として若干悲しささえ覚えています・・・。天一の良さが分からない熊本県の未来は大丈夫なのだろうか(冗談ですよ)。

お店に入ると、「こってりマックス」のポスターが。総合格闘家のYUSHIとのコラボ。木村会長は有名人や芸能人をビジュアルとして起用するのが昔から本当に好きですね。

 

こってりマックス注文

席に案内され、注文。メニューは一応見ましたが、注文するものは決まっています。「こってりマックスを並で。ニンニクもお願いします。」

「・・・以上で?」と店員さん。

そうなんです。大体の客は定食にしたりギョーザセットにしたり、またはトッピングをしたり・・・それが天一の常識。

しかし、齢40を超え、おまけにお腹が弱い私はこってりマックスを完食できるのかどうかも心配な様相で、何かをプラスするような余裕は勿論なく、ラーメン単品のみの注文に留まったわけです。

実際に私のすぐ後にカウンターに座った30代くらいの男性はこってりマックスの麵増量にトッピングでキムチとワンタン、そしてギョーザ定食にして注文していました。羨ましい。わたしもそれに耐え切れるお腹を持ち合わせていたら存分に堪能したいところなのですが・・・。

 

こってりマックス到着

ものの数分で待望のこってりマックス到着。

通常の器と違い一際異彩を放つ赤。オーラが満点です。鶏ガラベースを象徴する黄土色の粘り気のあるスープからほんのちょっとだけ顔を出しているたまご麺。美しく刻んであるネギとチャーシュー、メンマが中央寄りに陣取っています。

何とも美しい。これぞ天一。

・・・と、ここまでは普段のこってりと大差はないように思えます。少しだけスープの色が濃いと思える程度。

漂ってくる香りも同様です。いい意味でクセのある、食欲を最大限に刺激する独特の薫味。ああ、どんな味がするのだろう。一瞬でも早くすすりたい。

 

天一の作法

逸る気持ちを抑え、天一のこってりを食する際の作法を済ませなければいけません。

 

まずはこの秘伝のからし味噌。これをレンゲに乗せて溶かし入れます。これをするかしないかでかなりコクが変わってくるので必須。天一の常連なら常識中の常識(好き嫌いはあるかもですが)。

 

そしてラーメンタレ。ほんの少量、これを入れることで絶妙にこってりスープの旨味を引き出してくれます。原材料は昔から謎。通称「謎タレ」。

 

双方を投入し、レンゲと箸で麺ごとひっくり返しながら混ぜれば完成。

もう少し若い頃はこれにキムチトッピングをして一緒に混ぜて食べるのが大好きでした。今は刺激が強すぎて、お腹の調子を考えると踏み出せませんが・・・。

 

食す①

それではいよいよ。頂きます。

まずはスープをれんげで一口。

・・・これは・・・

は・・・はわわ・・・はわわわわ・・・

な・・・なんというコク・・・。

これはまさしく正しい進化だ!

ただただ味が濃くなっただとか、ドロドロ感が増しただとかいうだけの話ではない。

口の中に拡がる「様々な要素を含んだ味」・・・。何が何だかは分からないが、実に色々な風味が拡がる。

刺激が強いというのともまた違う。そう、例えて言うならば、通常のこってりが花の一輪挿しだとすれば、十種類以上の花々で彩られた寄せ植えのようだ。

今までの人生が走馬灯のように蘇える。悲しいことも辛いことも、嬉しいことも楽しいことも沢山あった・・・。良き人生だった・・・(大袈裟)。

これは最早ラーメンではない。これは一流の創作料理だ。ミシュラン5つ星を贈呈すべきだ。

 

食す②

スープを一口すすったのみで、まるで大草原の中を駆け回ったかのような幻想を見た私ですが、麺を食べようと救い上げると更なる感動が。

一箸掬い上げると、通常のこってりとは比にならぬほどスープが減ります。

そもそも、天一のこってりの醍醐味のひとつはこのスープの麺への絡みつき。

普通のラーメンでは考えられないほどの絡みつき具合で、こんなラーメンはなかなか他にはありません。普通は、当たり前ですがさらさらしていますからね。

つまり、「麺とスープが同時に食べられる」という事で、この辺りの感覚は具沢山のパスタにも似た感じかもしれません。

通常のこってりでも凄まじい絡み具合なのに、それにも増して凄まじい様相。麺がスープに侵食されている。これは「こってりマックス麺」だ。余りにもこってりとした味の麺へと昇華されています。旨すぎる。

 

完食

あっという間に完食。

器に付いたこってりマックススープの跡を見ても、如何にこってりにもほどがあったのかおわかりでしょう。

お腹のどっかり感は凄まじく、改めてトッピングやセットでの注文をしなくてよかったと思いました。きっと・・・いや、確実に無理でした。

天下一品のラーメンの器には、ある程度以上スープを飲んだ人にだけ読まれるメッセージがあります。

「明日もお待ちしています」

・・・すみません、明日は無理ですわ、こんなの。

 

まとめ

というわけで、天下一品のこってりマックスを食してきました。

昭和46年の創業以来、拘りの「こってりスープ」を作り続けてきた天下一品。その歴史上最強のこってりである「こってりマックス」。

私のような長年の天一マニアにとっては最高の一杯ですが、天一に慣れていない方にはさすがに少々刺激が強すぎるかも。それ位最強でした。

しかし、天下一品は「人生観が変わる程のラーメン」だと個人的に思っています。大袈裟ではありません。

まだもしも経験のない方は是非天下一品に行ってみて下さい。美味しすぎて走馬灯を見るかも。

 

因みに、天下一品は自宅で楽しめるインスタントラーメン等も存在しています。私も食べたことがありますが、そのクオリティはこれまた秀逸。気になる方はチェックしてみて下さい。

 

天下一品を楽天で探すならこちらから

 

 

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