90年代のハイテクスニーカーブーム
私、YMは1979年生まれ。
1990年代後半に多感な思春期を過ごし、2000年に入った頃は大学に通い様々な人たちと関わる中でファッション感性が開花した時期だったと思います。
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この辺りでも青春時代のお話を少ししましたが、90年代と言えば空前のハイテクスニーカーブームが有名です。
社会現象にまでなったエアマックスの人気やそれに付随するハイテクスニーカー人気。「エアマックス狩り」という社会問題にまで発展した95年前後が最盛期で、それからは少しずつ落ち着いていった印象でした。
私はハイテクスニーカーからは少し距離を取るスタンスをとっており、エアマックス95もエアジョーダンも手にしたことはありませんでした。
皆がハイテクスニーカーに夢中な時にコンバースのオールスターレザーや今や珍しいフランス製のアディダス・スーパースター等をよく履いていました。
しかし、全く手にしたことがないというわけではなく、何足かは申し訳程度に所有したことがあり、愛用してもいたのです(結局そうなんかい(笑))。
というわけで、今回はそんな私のハイテクスニーカー遍歴を少しだけご紹介したいと思います。
ハイテクスニーカー遍歴
ナイキ・エアズームフライト95
まずはナイキ・エアズームフライト95。忘れもしません。青春真っ盛りの高校一年生の頃に買いました。
エアズームフライト95は見ての通り勿論バッシュ。NBAのジェイソン・キッドやティム・ハーダウェイといった名選手が愛用したことでも知られます。
この、1995年当時としては極めてエキセントリックなデザインに、少年だった私の心は見事に奪われました。
このスニーカーの最大の特徴は何といっても通称「目玉」と呼ばれる「バグアイ」。そして、ヒールに内蔵されたズームエアは当時の最先端テクノロジーで抜群の安定感とクッショニングを誇りました。
当時の価格は14,000円だったこともよく覚えています。
程なくして手放しましたが、私が生まれて初めて履いたハイテクスニーカーとして思い出に残る一足です。
価格:31,999円 |
現在も復刻モデルが手に入りますが軒並みプレ値が付いています。しかし復刻モデルも元値が20,000円位するので、当時と比較すると高いですね。
出典:【送料無料】Supreme × Nike Air Zoom Flight 95 SP Black
エアズームフライト95はシュプリームとのコラボモデルも存在しています。うーん、なかなかエキセントリック・・・もとい斬新!個性的で近未来的なデザインなのでシュプリームのコンセプトとも親和性が高いのでしょう。
【送料無料】Supreme × Nike Air Zoom Flight 95 SP Black 価格:42,800円 |
ナイキ・エアマックス97
出典:NIKE AIR MAX 97 (ナイキ エアマックス 97) (BLACK/WHITE)21SP-I atpaw20
お次はナイキ・エアマックス97。
先述したように、爆発的な人気を誇り社会現象になったエアマックスですが、それは「エアマックス95」のお話。
エアマックス95に続く「エアマックス96」は「96」、「96Ⅱ」と2モデルがリリースされましたが、空前絶後の人気を誇ったエアマックス95の後継だったこともあり、上りに上がった世間の期待のハードルを越えることが出来なかったという印象が強い悲運のモデルでした。
そして起死回生をと意気込むナイキが送り出したのがエアマックス97です。
しかし、エアマックス97がリリースされた頃には世間のハイテクスニーカーブームはひと段落しており、熱狂の渦は沈静化していました。
出典:NIKE AIR MAX 97 (ナイキ エアマックス 97) (BLACK/WHITE)21SP-I atpaw20
専門筋からそれなりの高評価は得てはいたものの、世間を巻き込むムーブメントは起こせなかったエアマックス97ですが、私は非常に気に入り愛用していました。
流線形のデザインと細身のフォルムはどんなパンツとも相性が良く、エアマックス95の頃よりもテクノロジー面では勿論進化しているわけなので非常に履き心地も良かったのを覚えています。
まだ車も持っていなかった頃なので歩く距離が長かったこともあり、デイリーユースに非常に重宝しました。
普通にエアマックス95よりも出来の良いシューズだったと個人的には思います。
NIKE AIR MAX 97 (ナイキ エアマックス 97) (BLACK/WHITE)21SP-I atpaw20 価格:19,800円 |
NIKE WMNS AIR MAX 97 ナイキ ウィメンズ エア マックス 97 BLACK/WHITE/BLACK dh8016-001 価格:19,800円 |
NIKE AIR MAX 97 SE ナイキ エア マックス 97 SE BLACK/LT ZITRON/DEEP ROYAL BLUE/OBSIDIAN dh1085-001 価格:20,900円 |
最近はその癖のないデザインと機能性の良さが再評価されているようで、大手セレクトショップ等でも復刻モデルの取り扱いがされているのをよく見かけます。
1997年のモデルとは思えない洗練されたデザインで全く色褪せない魅力があり、非常にお勧めです。私も何度かポチりそうになりました。女性が履いても非常にかわいいと思います。
ナイキ・エアプレスト
出典:ナイキ エア プレスト NIKE AIR PRESTO ブラック/ホワイト/ブラック CT3550-001 国内正規品
ナイキ・エアプレストが発表されたのは、すっかりハイテクスニーカーブームも鳴りを潜めた2000年です。
ナイキもその風潮を読み、この頃にリリースされたモデルはヒールのエアも内蔵型になったりデザインもシンプル且つミニマルなものが増えていました。
ナイキ自体のブランド価値が下がったようには思いませんでしたが、他のスニーカーブランドが盛り返してきた時期でもあり、ナイキとしては業績は芳しくなかった時期かもしれません。話題性も90年代後半の勢いと比較すると乏しかったのではないでしょうか。
そんな中スマッシュヒットを飛ばしたのがこのエアプレスト。
このエアプレストはとにかく軽く、足に吸い付くようなフィット感を誇るセンセーショナルなスニーカーでした。
出典:【楽天市場】ナイキ エア プレスト NIKE AIR PRESTO ブラック/ホワイト/ブラック CT3550-001 国内正規品:シューズナッツ
近年よく見られるソックス一体型スニーカーの一端ともいうべき作りで(ソックス一体型のものはこれ以前にも色々リリースされてました)、その履き心地の良さとシンプルなデザインからストリートで人気を博しました。
ナイキ エア プレスト NIKE AIR PRESTO ブラック/ホワイト/ブラック CT3550-001 国内正規品 価格:20,899円 |
NIKE WMNS AIR PRESTO ナイキ ウィメンズ エア プレスト BLACK/WHITE 878068-001 価格:15,180円 |
友人から譲ってもらい私も所有しましたが、その快適性の高さから手放せない一足となっていました。
最近は復刻モデルも人気の様子。2000年代前半のナイキを代表する一足ではないでしょうか。
復刻して欲しいナイキの名作
前項でご紹介した私の遍歴ですが、どのモデルも復刻モデルが存在しています。
復刻と言えば最近、過去記事でご紹介したエアリフトをヘビロテしているわけなのですが・・・。
NIKE ナイキ スニーカー WMNS AIR RIFT BR ウィメンズ エア リフト BR 848386-001 001BK/CGRY 価格:10,450円 |
他にも復刻して欲しいと思うナイキの1990年代~2000年代前半の名作を何足か挙げてみたいと思います。
ナイキ・エアフットスケープ95
出典:オクトパス(Reebok・ATV19+)! | 西船橋・海神の自転車屋「サイクルプラス」のブログ
ハイテクスニーカーブーム真っ只中にリリースされたエアフットスケープ95。のちに「ウーヴン」バージョンもリリースされましたが、このオリジナルバージョンを見るとノスタルジックな感情に容易く引火されてしまいます。
「やっぱりナイキはすごいな」と言わざるを得ない秀逸且つ革新的なアシンメトリーデザイン。ソールはワッフルソールでエアは内蔵型。
革新的だけれどもシンプルでレトロ。90年代の風を感じることが出来る一足です。
数年前にシックなカラーリングを纏って一度復刻されているようですが、是非オリジナルカラーでの復刻を望みます。
このオリジナルカラーのフットスケープを見ると、雑誌「Boon(ブーン)」の最盛期を思い出して懐かしくなります。もしも復刻されるなら真っ先に手に入れたいですね。
ナイキ・エアラバドーム
出典:LAVA DOME ULTRA - スニーカーショップSKIT
ナイキ初のアウトドアスニーカーであるエアラバドームのオリジナルが発売されたのは1981年です。
その後1989年に始動するナイキのアウトドアライン「ナイキACG」のスニーカーとして数回復刻されています。
軽量ハイキングシューズとしてニューヨークのファッションメディア「コンプレックス」により「史上最も影響力のあるスニーカー」第14位にランクインしたことでも知られている同シューズ。ハイテクスニーカーではないのですが、そのクラシックないでたちと秀逸なカラーリングは今見ても非常にそそられます。
ナイロンメッシュのアッパーにスエードレザーのコンビ、そしてオレンジ色のスウォッシュとヒールが醸す雰囲気は本当に素晴らしい。程よくぽってりとしたフォルムも良いですね。
2000年代の前半に私の友人が履いており、非常に羨ましかったのを覚えていますが、それも復刻モデルだったという事は後で知りました。
現在もナイキACGのシューズは非常に高い人気を誇りますが、私はどうしてもこのラバドームが欲しい。是非オリジナルカラーで復刻して欲しいです。
チノや軍パン、デニム等にも好相性で、近年の古着のムーブメントにもマッチすることは請け合いだと思います。必ずヒットすると思うのですが。復刻してくれませんかね・・・。
まとめ
普段あまりナイキを履かない私ですが、遍歴もあるし復刻を望んでいるモデルもあります。
そして、この記事を書きたい気持ちにさせてくれたのは、先述したエアリフトの存在かとも思っています。
やはりナイキは革新的で常に新鮮。そしてアーカイヴも傑作・名作揃いだと改めて感じています。
価格:10,450円 |
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今年(2022年)の新色も!
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女性に良さそうな配色です!
プレ値が横行する風潮はあまり好きではないので、あまり無理しないで手に入れることのできる復刻モデルが流通するのを切に望んでいます。
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