YMのメンズファッションリサーチ

メンズファッションについて、ブランド、アイテム、ショップ、人物等様々な角度からリサーチします。

【これぞ日本のクラフトマンシップだ】SPINGLE(スピングル)のスニーカーを今こそ知ろう!

 

SPINGLE(スピングル)との縁

出典: SPINGLE(スピングル)公式ホームページ

 

皆さん、SPINGLE(スピングル)をご存知でしょうか?

私は知っていました。

 

ymfresearch.info

こちらでご紹介したメイドインジャパンスニーカーブランドの中の一つとしてご紹介もしています。

2024年1月にブランド創設20周年の節目を迎え、「SPINGLE(スピングル)」とブランド名を改めていますが、実は10数年前に一足当時の「SPINGLE MOVE(スピングルムーヴ)を所有していたことがあります。

 

出典:SPINGLE(スピングル)公式ホームページ

 

我ながらに個性的なエピソードなのですが、街中でSPINGLE MOVE(スピングルムーヴ)のスニーカーを履いているお洒落な女性を見かけました。如何にも高品質な革質、美しいシルエット、そして個性的ながらも一際目を惹く、巻き上がったアウトソール・・・。そのナチュラルカラーのSPINGLE MOVE(スピングルムーヴ)を颯爽と履きこなす女性に声を掛けずにはいられませんでした(ナンパではありません)。

「すみません、どこの何というスニーカーですか?」

当時の私とちょうど同じくらいの歳と思われるおしゃれな女性は(ナンパとは勘違いすることはなく)笑って「SPINGLE MOVE(スピングルムーヴ)っていって、広島県で作られているスニーカーなんですよ。まだ余り知られていないけれど。」と答えてくれました(とても良い人でした)。更にどこで手に入るか訊くと、ローカルのセレクトショップだったので次の休みに早速赴き購入。それからかなり長い間愛用していました。

今は手元にありませんが、SPINGLE MOVE(スピングルムーヴ)の良さは十分に理解しているつもりです。

そして現在ブログ運営をしていた甲斐あり、そのSPINGLE(スピングル)さんからアイテム提供をして頂くことになり、PR(レビュー)記事を書かせて頂くことになったというのも本当に縁を感じます。

とはいえ、忖度なしにレビュー致しますので是非最後までご覧ください。

 

SPINGLE(スピングルとは)

出典:SPINGLE(スピングル)公式ホームページ

 

SPINGLE(スピングル)は先述したように2024年で20周年を迎えるシューズブランド。「あしもと、自分らしく」をキャッチコピーにまたこれから新しい歴史を刻んでいくことが期待されます。

 

出典:SPINGLE(スピングル)公式ホームページ

 

SPINGLE(スピングル)は広島県府中市で90年以上の歴史を持つ工場から生まれました。元々はメゾンブランドや有名ブランドのOEM(請負生産)を手掛けてきた背景を持っており、一足一足丁寧に熟練の職人のハンドメイドによって生み出されます。勿論言うまでもありませんが一貫して国内生産に拘っています。「MADE IN BINGO」。なんという甘美な響きでしょうか。クラフトマンシップはモノ好き、靴好き、服好きなら必ず胸が熱くなるワードだし、あまり興味のない人でも職人の魂のこもったモノならば使っているうちに否応なしにその良さに気付いてしまうものなのではないかと思います。SPINGLE(スピングル)について伝えたいことはたくさんありますが、やはり最もプライオリティの高いポイントは紛うことなくここです。

 

SPINGLE(スピングル)SP-110実品レビュー

それでは実際にご提供頂いたSPINGLE(スピングル)のSP-110(カラー:ブラック)をレビューしていきたいと思います。

 

概要

SP-110はSPINGLE(スピングル)がSPINGLE MOVE(スピングルムーヴ)としてスタートして以来ずっと展開し続けている品番。何を隠そう、冒頭で述べた、お洒落な女性が履いていて私が一目惚れして購入し所有していたのもSP-110(当時はSPM-110)なのです。

いわば同ブランドを象徴するモデルと言って良く、ナイキならエアジョーダンⅠ、アディダスならスーパースター、プーマならスエードあたりに該当するのではないかと思います。SPINGLE(スピングル)と言えばまずはSP-110と覚えましょう。

 

アッパー(レザー)

まず述べたいのはアッパーに使用されているレザー。

何を隠そう、カンガルーレザーなのです。

昔私はサッカー少年だったのですが、当時のサッカーシューズにはカンガルーレザーが良く使われていました(最近もあるにはありますが人工レザーのものが多くなってきましたね)。天然のカンガルーレザーは軽くて耐久性に優れ、極めて美しいレザーとして知られています。

 

現在はあまり見かけなくなっていますが(例えば楽天で「カンガルーレザー」と検索を掛けるとほぼほぼSPINGLE(スピングル)のシューズしかヒットしません)、SPINGLE(スピングル)のモデルの多くはカンガルーレザーが使用されています。

 

これが実に良い。かなり良い。

しなやかで艶やかで、軽くて表情豊か。まるで生きた鼓動が伝わってくるかのような気もします。

薄手ですが強度もあり、履くと足に吸い付くようにフィットするし、経年変化も見事なのです。このカンガルーレザーを使用することが出来るクラフトマンシップには正直に言って脱帽。まさに唯一無二に近いと言っても言い過ぎではないでしょう。本当にうっとりします。

 

ライニング等

SPINGLE(スピングル)の履き心地への拘りは凄まじいものがあり(職人さん達が「こういう靴がええよな」等という風に真摯に考えて作られているようですね)、直接足が当たるライニングには極力ミシン目が少なくなるようになっています。

 

元々肌触りは良いのですが、さらにストレスのかからない作りに。以前所有していた時にはよくソックスカバーで素足感覚で履いていたのですが、兎に角肌当たりが良かったし、今回ご提供頂いたSP-110も触ってみると滑らかで極めて気持ちいいです。

 

アウトソール 製法

天然ゴムのアウトソール。弾性、グリップ力、耐久性、屈曲性といったスニーカーに必要なほぼ全ての要素を兼ね備えた実に高性能なアウトソールになっています。

波打つデザインと、よく見ると中央部分には「MADE IN JAPAN」の文字が。持って然るべき矜持です。あからさまに強調するのではなく、裏返すとそこに「日本製である」という誇りが刻印されている・・・。こういうのに擽られるんですよね。

 

一目見て「SPINGLE(スピングル)」と分かる巻き上がったデザイン。初めてSPINGLE MOVE(スピングルムーヴ)を見た時に惚れたディテールです。個性的で唯一無二。純国産のスニーカーブランドというならば幾つかありますが、この巻き上がったアウトソールのデザインは本当に唯一無二。これぞSPINGLE(スピングル)なのです。

アウトソールは自社工場で一から製造されており、デザイン面は勿論底とアッパーの結合が強く、剥がれにくくて型崩れもし難いフォルムになっています。

1893年にアメリカで発明された「バルカナイズド製法」が用いられているのですが、硫黄を加えたゴム底と本体を接着し、釜に入れて熱圧着させる製法で、手間暇もかかるし生産効率も悪く、熟練の職人業がないと成し得ない製法。益々凄いですよね。

 

シルエット

かなりシュッとした細身の木型が使用されています。

後にサイズの選び方の項でも述べますが、スタイルと履き心地が高次元で融合するシルエットになっており、「日本人の足に合うか否か」という観点も勿論熟慮されているのがSPINGLE(スピングル)の特徴。

 

普通この位の深さだと履き心地が悪い場合も往々にしてあるかと思いますが、全くそんなことはなくスタイリッシュさと快適さが両立されています。伝統工芸品と言っても過言ではない素晴らしいシルエットだ!

 

その他

インソールはラテックススポンジが採用されています。この柔らかくて反発力に優れたインソールと硬くて丈夫なアウトソールのコンビネーションが(いい意味で)独特なSPINGLE(スピングル)の履き味に一役買っているのです。履けば必ず気に入るといったレベルです。

 

石目模様の平紐。コットン製でナチュラルな雰囲気が魅力。換え紐も勿論SPINGLE(スピングル)公式ホームページで購入可能。カラーを好みや用途に合わせて換えるのも良いですよね。

 

ステッチがあまりにも綺麗で、撮影をしている際に迂闊にも一瞬以上うっとりしてしまいました。こういうところに大量生産品と職人のハンドメイドの差は出るものです。間違っても絶やしてはいけない、こういうのは。・・・などと考えていました。

 

コーディネート

サングラス:モスコット レムトッシュ ジャパンリミテッド15

シャツ:ダイワピア39

パンツ:ユニクロアンドヘルムートラング

シューズ:SPINGLE SP-110 Black

このように普段のカジュアルコーデにもすんなり馴染みます。ブラックデニムとの相性もすこぶる良いと感じました。

春らしさを演出するならばナチュラルカラーや最近新色で出ているパステルカラーなどに挑戦するのもアリ。ビジカジに合わせるならばモノトーン(ソールやシューレースまで同色)のものもラインナップされているのでそちらをチェックしても良いでしょう。

 

改めてですが艶やかでしなやかなカンガルーレザーの質感とアイコニックな巻き上がったアウトソールが効いています。

アウトソールに関しては、有名なスニーカーブランド等のようにアイコンが大きく入っていなくとも、遠目からでもSPINGLE(スピングル)だと分かってしまうというのは極めて重要なポイントだと言えるでしょう。

 

履き心地、サイズ感(サイズの選び方)

履き心地ですが、先述したような様々な作り手の拘りがダイレクトに伝わってくるような気がします。

ソックスは履いていますが、肌に吸い付くような柔らいレザーの質感は極上。ミシン目の少ないライニングのお陰で引っ掛かりや異物感もほぼほぼありません。

インソールとアウトソールの感覚は独特ですが、柔らかさとタフさが同居しているような踏み味も素晴らしい。勿論歩いてみてもこの感想は変わりません。以前所有していた時も本当に足が疲れないシューズだと思ったものです。

 

出典:SPINGLE(スピングル)公式ホームページ

 

SPINGLE(スピングル)のサイズ展開はXS(22.5㎝)、SS(23.5㎝)、S(24.5㎝)、M(25.5㎝)、L(26.5㎝)、LL(27.5㎝)、XL(28.5㎝)となっており1㎝刻みです。従来のシューズの表示サイズと異なるのは洋服のサイズと同じ表示にすることで感覚的に分かりやすいようにという配慮。

歩く際に足が屈曲しやすいよう、つま先に少し余裕を持たせた「捨て寸」という構造を採用。表示サイズよりも実際は縦幅がやや長めになっています。甲部分は高めで薄い作り、かかと部分を若干小さめにすることで日本人の足にフィットする設計が為されているのです。

 

出典:SPINGLE(スピングル)公式ホームページ

 

サイズの選び方は、捨て寸や甲部分の薄い作り等を考慮し、足長ではなく足囲のフィット感で選ぶと良いとのこと。

ネットで選ぶ場合は特に迷うと思いますが、普段スニーカーを履く時に選ぶサイズの上を選べばOK。シューレースをきつめに絞って履けば極上のフィット感が得られるようになっています。

私も普段大体スニーカーは27.0㎝を選びますが今回はLLサイズ(27.5㎝)を選択。極めて良好なフィット感でした。

 

SPINGLE SP-110 Black | スピングル公式オンラインショップ

↑ ↑

着用モデルはこちら

 

まとめ

出典:SPINGLE(スピングル)公式ホームページ

 

皆さんは普段どんな感覚でスニーカーを選ばれていますか?

もしも・・・

  • 日本のクラフトマンシップが存分に味わえる・・・履けば履くほどに、歩けば歩くほどにそれはより増してくる。
  • 見惚れるディテールが満載で、歩きながらつい自分の足元に目が行ってしまう。
  • アイコニックで一目で「それ」と分かるけれども全くいやらしさはない。そしてその佇まいには品格が漂う。
  • 見た目はスマートでもスポーツシューズのように軽くて丈夫。
  • 履き潰したら終わりではなく、様々な修理が可能で極めて長く愛用できる。

こんなスニーカーがあればいかがでしょうか。

価格は20,000円を超えるので、確かにアジア製の量販スニーカー等と比較すると若干割高感はあるかもしれません。

しかし、コストパフォーマンスという観点で考えると、これだけのメリットがありながら「高い」と言えるでしょうか?答えは否です。

先に羅列した箇条書き項目は忖度なしにSPINGLE(スピングル)に備わっている要素。今まで様々なスニーカーを履き、一流のレザーやソールを味わってきた私も正直に言ってクオリティの高さに脱帽しました。

 

恐らくSPINGLE(スピングル)の比較対象は、巷で多くの方が履いているナイキやアディダス等とはちょっと違うと思います。どちらかというとレザーシューズの方に近いのではないでしょうか。

しかしSPINGLE(スピングル)はあくまでもスニーカー。もっと日常的に高い頻度で使用する事が想定されています。この立ち位置にいるシューズブランドはなかなかありそうでありませんよね。

量販品のスニーカーも生活上欠かせないピースかもしれませんが、SPINGLE(スピングル)を所有しているというのもまた、間違いなく良い選択だと言えるでしょう。勿論老若男女問わずおすすめです。

 

SPINGLE SP-110 Black | スピングル公式オンラインショップ

今回ご紹介したモデルはこちら!

 

SPINGLE(スピングル)公式ホームページ

SPINGLE公式ホームページはこちら!

 

SPINGLE 20周年特設ページ - 国産ハンドメイド スニーカー スピングル

SPINGLE20周年特設ページはこちら!

 

https://www.facebook.com/SPINGLEofficial/

SPINGLE公式facebookアカウントはこちら!

 

https://twitter.com/spingleofficial

SPINGLE公式X(旧Twitter)アカウントはこちら!

 

https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=ibu9589m

SPINGLE公式LINEはこちら!

 

スピングルムーヴの新作に一目惚れ! 踵に吸いつく快感履き心地にクッション性もUP! – モノ・マガジンweb

SPINGLEがモノ・マガジンに紹介された際の記事はこちら!

 

 

にほんブログ村 ファッションブログ メンズファッションへ
にほんブログ村

にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければバナークリックをお願いいたします。

是非ブックマークやコメントで皆さんのご感想などお聞かせください!

 

PVアクセスランキング にほんブログ村