YMのメンズファッションリサーチ

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【レビュー】SLACK FOOTWEARの新ラインに垣間見えるのは革靴×スニーカーのイノベーションなのだ!

 

要注目の新興シューズブランド「SLACK FOOTWEAR」

皆さんは「SLACK FOOTWEAR(スラックフットウェア)」というシューズブランドをご存知でしょうか。

2017年に立ち上がった日本のブランドであるスラックフットウェア。2022年時点では極めて新しい部類に入る存在と言っていいでしょう。

私は知っていました。

オトナメンズならマスト!20,000円以内で買えるおすすめ白レザースニーカー10選!

こちらの記事でスラックの人気モデル「エルクルード」をご紹介させて頂いています。

どういった契機で知り得たのか?

それは・・・

www.youtube.com

YouTubeのMBチャンネルに他なりません。MB氏が推すならと思い早速リサーチしていたのです。

それからずっとスラックフットウェアの動向を注視していたわけですが・・・。

なんと今回そのスラックフットウェアさんからアイテム提供のお話をいただいたのです。

次項からご紹介しますが、このスラックフットウェアのコンセプトは私の好みやスタイリングに非常にマッチすると常々思っていたので、願ったり叶ったりでした。

それでは、

  • スラックフットウェアとはどんなブランドなのか
  • スラックフットウェアは何故おすすめなのか(どんな方におすすめなのか)
  • スラックフットウェアの新ライン「_ONE(アンダーワン)」の特徴

等について述べていきます。是非最後までお付き合いください。

 

SLACK FOOTWEARとは

出典:SLACK FOOTWEAR オフィシャルサイト/公式通販 日本発スニーカーブランド

 

SLACK FOOTWEAR は2017年にスタートした日本のブランド。デザイナーはKazuya Yasuda氏。東京を拠点に活動するシューズデザイナー/アトリエクエリエイターです。デザイナーの経歴を見ると国内の革靴ブランドを経て大手スポーツメーカーでスニーカーのデザインを手掛けていたことが分かり、この辺りにスラックフットウェアのコンセプトが見え隠れします。

というのも、スラックフットウェアは革靴とスニーカーの技術のハイブリッドが身上。革靴、若しくは革靴の要素を持ったスマートなルックを持ちながら、その履き心地や運用性はまさしくスニーカーという、現代のニーズに即したある意味革新的なシューズを繰り出しているのブランドなのです!

 

SLACK FOOTWEARはこんな方におすすめ

出典:SLACK FOOTWEAR オフィシャルサイト/公式通販 日本発スニーカーブランド

 

先述したように、革靴のオトナなルックとスニーカーの機能性を併せ持つスラックフットウェア。例えばこんな方におすすめです。

 

  • 通勤や営業で一日の移動距離が長い

⇒スラックフットウェアのなかでもより革靴の雰囲気に近いモデルを選択すればこの悩みが解決。ビジネス対応顔だけれども履き心地はスニーカー!

  • いい大人なのでスマートなシューズを選びたい

⇒ある程度の年齢になると、スポーティーな、若しくはカジュアルなスニーカーを合わせる際の難易度が上がるというもの。簡単に清潔感、大人っぽさを担保できるポテンシャルがスラックフットウェアのシューズにはあります。

  • スマートなシューズが欲しいけれどあまり高価な物を買うのは気が引ける

⇒スラックフットウェアのシューズは、前項で述べたように極めてスマート且つ大人っぽいルックを誇りますが、決して腰が引けるほどの価格の物はありません。決して安っぽさは感じられないのですが、10,000円~20,000円の間に収まる価格設定になっています。コンセプトが似たブランドもいくつか存在していますが、私はスラックフットウェアのコストパフォーマンスはそれらの中でピカイチだと思います。

 

新ライン「_ONE(アンダーワン)」

出典:SLACK FOOTWEAR オフィシャルサイト/公式通販 日本発スニーカーブランド

 

そんなスラックフットウェアですが、2022年10月に新ライン「_ONE(アンダーワン)」が登場しました。

 

_ONE(アンダーワン)とは

出典:SLACK FOOTWEAR オフィシャルサイト/公式通販 日本発スニーカーブランド

 

_ONE(アンダーワン)は、フェアトレードに拘った新ラインで、革靴×スニーカーの軸はそのままに基本に立ち返り生産地から見直した、「価格」と「機能」を妥協しないスラックフットウェア渾身のシリーズです。

新型ビジカジスニーカーに高品質素材をプラスした超軽量本革レザースニーカー「_ONE(アンダーワン)」のファーストコレクションはスリッポン、レースアップスニーカー、ウィングチップスニーカーの3タイプがラインナップされており、好みやニーズによって選択が可能。

従来スラックフットウェアは一部の上位モデルを除きマイクロファイバーレザーという合皮(合皮といえど、非常に綺麗な雰囲気でスマートなスラックのシューズにマッチしています)を使用するのが常でしたが、アンダーワンは全て本革が使用されています。

それでいて価格は大差がないわけで。

フェアトレードに拘り、価格にも妥協していないというだけあります。この、本革を使いながらも価格を抑えてあるという部分が今回のアンダーワンの肝なのではないかと個人的には感じました。

 

出典:SLACK FOOTWEAR オフィシャルサイト/公式通販 日本発スニーカーブランド

 

ソールにはポロンなる先進素材を採用しており・・・

 

出典:SLACK FOOTWEAR オフィシャルサイト/公式通販 日本発スニーカーブランド

 

ブランドの軸である革靴×スニーカーの由来はこちらの製法。外から見えない部分でも揺るぎない矜持があることが分かります。

 

_ONE(アンダーワン)の2足をレビュー

今回スラックフットウェアさんからお声かけ頂き、_ONE(アンダーワン)シリーズの中からスリッポンタイプのHARBOR(ハーバー)、レースアップタイプのALLOY(アロイ)の2足をご提供頂きました。

早速この2足をレビューしていきたいと思います。

 

HARBOR(ハーバー)

まずはこちらのスリッポンタイプ、HARBOR(ハーバー)から行きましょう。

 

ディテール

真っ先にこの本革の革質に驚きます。さすがは革靴×スニーカーを謳うだけあって、上質感が凄い。表面にシワのあるレザーなのですが、一発で安物ではないことが分かります。厚みもそれなりにあり、履き込むといい味が出てきそう。

 

ヒールにはストラップが。一抹の可愛さというか、アクセントがあり、ただ大人っぽいだけではなくちゃんとバランスが計算されているように思えます。

 

履き口やタン裏、そしてインソールにもレザーが使用されています。ヒールの内側だけはスウェードに。摩耗しやすい部位なのでこうなっているのでしょう。ニクいですね。

 

シルエットを、【VANS(ヴァンズ)のスリッポンと比較してみました。カジュアル履きとして格好良さを発揮するヴァンズとは明らかに違うシュッとした木型だということは一目瞭然ですね。極めてスマートで大人っぽい、革靴に近い雰囲気に作られていることがお分かり頂けるでしょう。

 

コーディネート/サイズ感/履き心地など

アウター: USアーミーガスプロテクティブコート(WAIPERオリジナル)

ミドルアウター:オアスロウ・エンジニアジャケット

インナー:ユニクロU(ユー)ヒートテックコットンクルーネックT

パンツ:ハバーサック

シューズ:スラックフットウェア

今回提供頂いたHARBOR(ハーバー)はソールまでモノクロームなので、こういったカジュアルコーデの引き締めに最適。今までこういう時にはパラブーツなどを履いていたところに選択肢の幅が増えました。

勿論ビジネスカジュアルにも十分適応可能だと思いました。その位スマートで雰囲気は革靴に近いと思います。

 

サイズ感ですが、スラックフットウェアの方に若干小さめが推奨だと伺いました。普段スニーカーは27.5㎝、レザーシューズは26.5くらいを履きますが今回27㎝を選択しています。丁度良いと思いました。1センチ刻みのサイズ展開なので26㎝だと若干きつかったかもしれません。

あと、これ、とにかく軽いですね。正直想定外でした。

本革を使用していてライニングまでそうなのに、恐ろしい軽さです。これなら運用もしやすいし、先述した先進素材由来のクッション性も抜群で、実に快適に履けそうだと感じました。

改めて、このクオリティで12,980円(税込み)という価格はちょっとヤバいレベルです・・・。

 

ALLOY(アロイ)

続いてこちらのレースアップタイプ「ALLOY(アロイ)」。こちらはソールがホワイトのものを提供頂いています。

 

ディテール

アロイは所謂スタンスミスなどのコート系スニーカーがデザインソースになっています。コート系スニーカーは大人がベーシックに合わせやすいスニーカーの代表格で、まず間違いないタイプだと言えますね。

ハーバー同様レザーの質感は全く文句のつけようがありません。スムース過ぎない鈍い光沢感は、主張しすぎがイタく見えてしまいがちなセンシティブな大人のオトコに最適。

シルエットもほっそりしています、本革を使用しているから成せることで、合皮だと馴染みが悪いから細身なものは作りにくいのです。ハーバー同様大人っぽく履けそうな予感がしますね。

 

もうですね、とにかくこの軽さは何なんだと言いたくなるほど軽い。例えばスタンスミスはクラシックなモデルなので非常に重い。そう考えるとシルエットは似ているのに全く不思議です。これ、実際に持つとびっくりすると思いますよ。

 

内部の作りはハーバー同様。_ONE(アンダーワン)シリーズは共通だと思います。

 

コーディネート/サイズ感/履き心地など

セットアップ:アーバンリサーチ

インナー:エディフィス

シューズ:スラックフットウェア

このように、カラーが重めのコーデの場合にスマートなシューズを合わせるにしても、ソールがホワイトならば軽さを出すことが出来ます。基本的に私はシューズは暗めのカラーのものが品が出しやすいと思っていますが、ホワイトソールはその品を保ったまま程よくコーデに軽やかさを出すことができるので非常に重宝しますね。

 

レースがある分ハーバーよりも微妙に重みを感じる・・・かと思いきや、ほぼほぼそんなことはありません、パーツも多いはずなのに。しつこいようですが滅茶苦茶軽いです。見た目の重厚さと反比例するこの軽さは特筆ものですね。ただただ軽く作るだけならできるかもしれませんがこれは凄い!

サイズ感はハーバーよりもややきつめに感じます。レースで調整可能なのでその分かもしれません。同じく27㎝を着用しています。

アロイの価格は14,080円。これまた、賞賛に値するコストパフォーマンス!

 

まとめ

今回は日本発のシューズブランド「SLACK FOOTWEAR(スラックフットウェア)」と、その新ライン「_ONE(アンダーワン)」をご紹介して参りました。

「革靴×スニーカー」というコンセプトは、最近俄かに注目を集めていますよね。先駆けはアメリカのコールハーンだと記憶していますが、現代人のライフスタイル上ニーズが高まっているのは間違いないと思います。

革靴はスーツに合わせるのが勿論最も正統ですが、スーツスタイルに合わせるシューズ=最もスタイルを良く見せるシューズであるとも言えます。

しかしレザーソールは動きにくいし、ヒールはその固さ故に馴染むまでは(靴擦れで)修行になってしまったりという側面は否めません。

勿論それは紳士の嗜みとして通るべき道だし、どちらかというと品格を重視する私としても否定したくない思いはあります。

 

まあしかしですね、これは良いですよ(笑)。だって軽くて履きやすくて、歩きやすいですもの。

格式を重んじなくなってきている現代の風潮には警鐘を鳴らしたいですが、同時に暮らしやすさも重視したい。時代は常に変わっていくものですからね(持論がブレているのは自分でもわかっています・・・)。

ブレてしまうくらい便利で、でも格好良いシューズがここにあるのですよ。それがSLACK FOOTWEAR(スラックフットウェア)の_ONE(アンダーワン)なのです。参りました・・・。

 

出典:SLACK FOOTWEAR オフィシャルサイト/公式通販 日本発スニーカーブランド

(ハーバー、アロイ以外にもこちらのウィングチップタイプのホライゾンも格好良いですね!)

逆にスニーカールックのモデルにも先述したように革靴の要素がふんだんに盛り込まれており、まさに大人のオトコにおすすめできるブランドだと思いました。

忖度なしに言います。要注目です。

気軽に買いやすい価格設定も相まって、多くの方に自信を持っておすすめしたいです。是非、チェックしてみてください。

 

SLACK FOOTWEAR official store
 
ZOZOTOWN official store
 
SLACK FOOTWEAR official instagram

今回アイテムをご提供頂いた「SLACK FOOTWEAR(スラックフットウェア)」さんのオフィシャルサイト等はこちらから。

 

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