ネペンテスを代表する第3のブランド
出典:ネペンテス公式HP
今回はネペンテスが展開するブランド「SOUTH2WEST8(サウスツーウエストエイト)」をご紹介します。
これまでENGINEERED GARMENTS(エンジニアードガーメンツ)、NEEDLES(ニードルズ)をご紹介してきましたが、同社が展開する「第3のブランド」ともいうべきなのがSOUTH2WEST8(サウルツーウエストエイト)。コンセプトの違いや成り立ち等解説していきたいと思います。勿論実際のアイテムのレビューもありますので是非最後までお付き合いください。
SOUTH2WEST8(サウスツーウエストエイト)とは
成り立ち
出典:ネペンテス公式HP
SOUTH2WEST8(サウスツーウエストエイト)は2003年にスタートした、ネペンテスが展開するブランドです。
ブランド名の由来はフラッグシップストアの住所である札幌市中央区の「南2条西4丁目」。初めて聞いたときは「ほおー、よく考えたもんだ」と感服しました。ただの辻褄合わせというだけではなく単純に響きも格好良いですよね。
鈴木大器氏が手掛けるエンジニアードガーメンツはニューヨーク発、ネペンテス代表の清水慶三氏が手掛けるニードルズはネペンテス本体のお抱えブランドであるのに対し、SOUTH2WEST8(サウスツーウエストエイト)は北海道発というところもなかなか趣きを感じる点です。
特徴
出典:GO OUT
ネペンテス代表の清水慶三氏が「インスピレーション」で出店を決めたという札幌市中央区のフラッグシップストア。北の大地から発信するネペンテスのコンセプトブランドはスタートから20年とロングランを続けています。
創設当初は「S2W8」の表記でアイテムの殆どがアメリカ製だったとのこと。ブランドテーマは「ヘビーデューティーアイビー」でハンティング・アウトドア色が極めて濃いラインナップでしたが2015年にテーマをテンカラ釣りに変換します。
アウトドアテイスト、若しくはアウトドアファッションそのものが世界的に特色になり得ないほど日常生活に溶け込んできていた為、他に何か良いコンセプトはないか模索した結果だったとのこと。
出展:ネペンテス公式HP
テンカラ釣りに方向転換してからブランドのコンセプトはより明確化され、アイデンティティも確立されたとブランドディレクターは語っています。
ただし、フィッシングというニッチなジャンルに特化したブランドというわけではなく、それを礎に置き、ネペンテスならではのアメカジ・アメトラや若干ストリート寄りなポップさを加味し、そしてアイコニックな分かりやすさを併せ持っているのがSOUTH2WEST8(サウスツーウエストエイト)なのではないかなと思います。
ニードルズやエンジニアードガーメンツよりもアウトドア寄り(勿論機能性を内包)で、フィッシングシーンのディテールを多用。それでいて親しみやすくてアイコニック。この表現で当たらずも遠からずなのではないでしょうか。
ロングスリーブクルーカットソーレビュー
概要
今回レビューするのはSOUTH2WEST8(サウスツーウエストエイト)のロングスリーブクルーカットソー。BEAMSが展開するピルグリムサーフ+サプライで購入しました。
同ブランドが毎シーズン定番でリリースするカットソーですが毎回なかなかの人気で、2024AWの分もたちまちSOLD OUTしてしまったようです。
プリント
全体的なディテールは変わらないのですが、シーズンごとにチェスト部の文字が違います。今回は「INDIRECT CAST」。訳してみると「捻りのある(率直ではない)配役」といったところでしょうか。どういう意図のメッセージなのかは随分考えても判らず始末でしたが、字体、カラーリング、文字の雰囲気等、何故だかSOUTH2WEST8(サウスツーウエストエイト)らしいと思わせられてしまうから不思議です。
襟の後ろ部分にはSOUTH2WEST8(サウスツーウエストエイト)のブランドロゴ。この控えめな様がGoodです。ヘラジカのロゴはアイコニックながらもブランドイメージを体現して止まない傑作だと思っています。
素材
極めてシンプルなロングスリーブTシャツなのですが、素材を鑑みるとSOUTH2WEST8(サウスツーウエストエイト)らしさを垣間見る事が出来ます。
ポリエステル65%、コットン35%の混紡素材になっており、丈夫で軽やかな上、非常にさらっとしていて着やすくなっています。水辺等のアウトドアシーンにも対応可能だと思うし、かといって機能性ばかりに寄っているわけでもなく、表面はコットンライクに仕上げてあります。
高級素材というわけではありませんが、袖を通すと「よく考えられてできているなあ」と感心してしまう一枚。さすがはネペンテスのブランドです。毎シーズン人気なのも頷ける出来の良さ。
シルエット・サイズ感
サングラス:MOSCOT(モスコット)レムトッシュ ジャパンリミテッド15
カットソー:SOUTH2WEST8(サウスツーウエストエイト)
パンツ:ドイツ軍モールスキンカーゴ
シューズ:チェコ軍(ノヴェスタ)
172㎝61㎏でLサイズを着用。程よくゆったりとした着用感になります。
ネペンテスのブランドではニードルズもエンジニアードガーメンツもゆったり目のサイズ取りですが概ね同じような感じと言って良いでしょう。
一枚着でも様になり、ジャケット等のインナーにも持って来い。非常に使い勝手が良さそうです。ロゴドンというわけでもないので十分大人のコーディネートにも馴染むのではないでしょうか。
まとめ
ネペンテス系と言えば、現行だとニードルズ、エンジニアードガーメンツの名が特に通っているかとは思いますが、今回ご紹介したSOUTH2WEST8(サウスツーウエストエイト)もなかなか面白いブランドだと言えます。
先述したように、先の2ブランドと比較するとアウトドアテイストが強く(特に最近は「都会で着るアウトドア」を推進している)機能的で、雰囲気も似て非なるもののような気がします。でも勿論個性的でブランドアイデンティティも明確。ネペンテスはやっぱり男心を擽るのが上手いですよね。
出典:ネペンテス公式HP
気になった方は是非SOUTH2WEST8(サウスツーウエストエイト)をチェックしてみてください。
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