超オシャレ俳優・滝藤賢一
出典：TOKYO HEADLINE
最早お茶の間の前の誰もが知っている怪演派俳優滝藤賢一（たきとうけんいち）さん。
目にしない日はないかもしれない程売れっ子の彼ですが、超オシャレな俳優さんだという事をご存知でしょうか。
アパレル業以外を本業とする方でオシャレだと思う方を今まで何人か挙げてきましたが、滝藤賢一さんがオシャレだと気付いたときからこの人をずっと追いかけてきました。
ドラマや映画では名脇役として活躍している滝藤さんですが、ファッション目線で言えば恐ろしいほどハイセンスの持ち主でその存在感は圧倒的です。
今回はNIKKEI STYLEで紹介された、滝藤さんが出したフォトブックにて示された「滝藤賢一の着こなしの10か条」を読み解いていきたいと思います。
そこには大人の服の着方の、一つの指針になりそうな奥深さがありました。
僭越ながら、私見を付け加えてご紹介します。
滝藤賢一の着こなし10か条
出典：NIKKEI STYLE
1、なによりもサイズ感
ノーブランドでもサイズ感さえ合っていれば格好良い。
⇒非常に納得です。逆にハイブランドの物でもサイズ感が残念な感じならばダサいです。ここで言うサイズ感という概念は、＝自分の体型の特徴やキャラクターを知っているという事なのではと思います。自分の特徴をよく知って、似合うサイズ感を把握するとオシャレに見えるのではと言うのは私の持論でもあります。
2、ショップスタッフのゴリ押しは買うべき
ショップスタッフさんの意見は大事に。
⇒最近ネットで買い物をするようになり、ショップスタッフさんと触れ合う機会は減少しましたが、確かに間違いありません。
付け加えるならば、私はショップで何かを薦められても、ワードローブの構成を無視してゴリ推ししてくる場合は無視します。
「今どんなものがクローゼットに揃っていて、それならば組み合わせや構成上これが良い」等という建設的な意見を言ってくる方の言う事はほぼ無条件で聞きます。
3、ギリギリを狙う
格好良いとダサいのギリギリを狙う。誰がやっても格好良いことはだれかにやってもらう。
⇒これは格好良い意見ですね。私はブログ運営をやっているので万人におすすめなものもご紹介しますが、これを貫くマインドはリスペクトです。滝藤さんのキャラクターを決定付ける項目かも知れませんね。
4、レオパードはめちゃくちゃ合わせやすい
別の記事で「レオパードはベージュ（と同じようなもの）！」と言い切ってました（笑）。
⇒最近私はめっきり総柄を着ていませんが、レオパードのようなクセがありそうな総柄を普通に着こなしてこそのオシャレ。
それに、実は見方によってはベーシックな雰囲気も持ち合わせている柄こそレオパードやペイズリーだと言えるということなのかもしれません。
久々に総柄のものが欲しくなってきましたね。
5、紫はネイビー
一見使いにくそうな紫もネイビーだと思えば万能。
⇒滝藤さんの好きなブランドはネペンテスの展開するNeedles（ニードルズ）。ニードルズを象徴するカラーと言えば紫です。
紫はやはりファッションに慣れていない方からすれば若干クセの強いカラーだと思いますが、滝藤さんの着こなしをみると極めてこの色を大人っぽく着こなしておられる事が分かります。しかしまさか紫をネイビーと思っていたとは（笑）。
もっともベーシックなカラーの一つであるネイビー。そう思い込めば紫も自由自在でしょう。
6、柄オン柄
柄に柄を合わせることを恐れない
⇒良く思うのですが、お年寄り（特におばあちゃん）たちって柄に柄を難なく合わせたりするんですよね。そういう方をよく見かけたりします。
滝藤さんが言うように、私達は柄に柄を合わせることを必要以上に恐れているだけで、実は意外とイケるのでは？
今度挑戦してみたいですね。
7、結局、ジャージは無敵
ジャケットにジャージ。ジャージにスラックス。ジャージに革靴。ジャージにジャージ。無敵アイテムのジャージ。
⇒私はインフルエンサーのMB氏のドレス：カジュアルの割合を7：3でコーデする理論をもじって3：7理論を（勝手に）提唱していますが、それに近しい考えを感じます。
テイスト、属性の違うものを敢えて組み合わせることで全体のバランスを整えると着こなしが逆にしやすくオシャレに見せやすいのかもしれません。
ただ、ジャージにジャージだけは、間違わないように気を付けましょう。滝藤さんだから格好良いのかもしれませんからね。
8、ポケットにはなにも入れない
面倒くさくてもカバンは持つ。ダンディはやせ我慢だ。
⇒スーツを着る場合は、ポケットに物を入れてシルエットが崩れるのは明確なマナー違反です。口うるさい私は以前結婚式の場で部下に注意したこともあります。
カジュアルの時も、ポケットにスマホやタバコなどを入れてカタチが崩れると、元々設定してあるシルエットの美しさが台無しに。貴重な格言です。
9、アクセサリーに意味を持たせる
何か意味のあるアクセサリーを持つと良い。
⇒元々アクセサリーはレディース発祥の分野なので、男性が着けるとどこか気恥ずかしく感じることもありますよね。しかし自分の大切な思い出の物等の意味があるとそれが半減するというものです。
10、服はガシガシ洗う
洗濯できない服なんてあるのか？ 形が崩れたっていいじゃない。余計愛着が湧くわ。
⇒ガンガン洗濯できるタフな服こそ良いモノです。崩れた形にさえ愛着を持つ。それでこそ真の服好き！
まとめ
出典：シネマカフェ
滝藤賢一さんの着こなし10か条、いかがだったでしょうか。
オシャレな大人は、このように自分なりのロジックを明確に持って、買うもの、持つものを選んでいるのだという事が良くわかります。
それだけではなく、運用の仕方や合わせ方も同様。
揺るぎない原則のあるフォーマルと違い、カジュアルには鉄則やルールは存在していません。だからこそ自分のキャラクターに従って自由に選択することが出来ます。よって人ごとに差異が大きくなる。
出典：毎日新聞電子版
色々なものを参考にしながら自分なりのスタイルを構築していくことになりますが、その中で矜持を持てるようになるには経験の積み重ねや感性のブラッシュアップが必要不可欠。滝藤さんのセンスはやはり図抜けているように感じます。
出典：エンカウント
滝藤さんは俳優としては名バイプレイヤー的立ち位置なので決して二枚目ではないと思いますが、だからこそ私のような凡庸な外見の人間は憧れたりするのです。下手な二枚目俳優等より、滝藤さんは格好良い。本当のイケメンというものはきっとこっちのほうなのだ！
スタイルブックを出版する際に、「おっさんのフォトブックなんて、誰が喜ぶの？」と言われていたそうですが、いやいや、格好良いですよ。
個性的なファッションに見えますが、10か条に見え隠れするように、実は忠実でベーシックな観念も兼ね備えている気がします。
それをベースに、自分なりの楽しみ方を添えている。
滝藤さんのファッションは私の目標の一つでもあります。
滝藤さんの218の着こなしが掲載されているフォトブック「服と賢一」はAmazonで！
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