今回は「Jipjjapa(ヒピハパ)」とデザイナー加賀清一氏について!
出典:「ナチュラルO脚」が男らしいシルエットの秘密|雑誌Begin(ビギン)公式サイト
是非最後までお付き合いください!
目次
- Jipjjapa(ヒピハパ)とは?
- Jipjjapa(ヒピハパ)のデザイナー加賀清一氏とは
- Jipjjapa(ヒピハパ)のアイテム
- Jipjjapa(ヒピハパ)のデニムシャツをレビュー
- Jipjjapa(ヒピハパ)のまとめ
Jipjjapa(ヒピハパ)とは?
Jipjjapa(ヒピハパ)・・・そのブランドネームからしてとても個性的。エクアドルで採られる葦(あし)のスぺイン語読みとのこと。
葦(あし)はパナマ帽の原料なのでロゴにパナマ帽があしらわれています。
そして、その名の通り非常にウィットに富んだユニークなブランド。
しかしその実は非常に質実剛健。
20年以上伊勢丹メンズで取り扱われている実績がそれを物語っていると言って良いでしょう。
デザイナーは加賀清一氏。
出典:Panasonic|話題の<パナソニック 衣類スチーマー>をプロ視点で検証する。 - Web Magazine OPENERS(ウェブマガジン オウプナーズ)
(因みにこのリンク先のインタビューでは私が過去記事でご紹介した衣類スチーマーを紹介されています)
1992年にJipjjapa(ヒピハパ)を立ち上げた加賀氏。1950年東京の日暮里生まれ。
「スキップ&ピープル」「インテリア・エクステリア」を経て今に至ります。
その拘りは「普通のものは売れるけれどつまらない。面白いもの、そして日常的に機能のあるものを作る」というものだそうです。
その通り、Jipjjapa(ヒピハパ)の服はどこかに一工夫あるものが多く、「(いい意味での)クセはあるけれど意味がある」ギミックが取り入れててあり、私も大好きなブランドの1つです。
Jipjjapa(ヒピハパ)のデザイナー加賀清一氏とは
出典:e-Begin
「他と凌ぎを削るような服ではなく、より独自性を持つアイテムを送り出す」と語るように、非常に個性的なアイテムを送り出す加賀氏。
しかし、その地盤には豊富な服飾の知識と経験があります。
まさしく「基本なくして例外なし」という事なのです。
出典:https://gqjapan.jp/fashion/news/20160402/whats-miyuki-zoku
「伊勢丹は他の百貨店などとは違い自分の好きなようにやらせてくれるから」という事で協働関係が続いているようです。
伊勢丹が加賀氏の個性を尊重しているからこそのことなのでしょうね。
かつてはロンドンの百貨店ハロッズでも加賀氏の服は取り扱われたとのこと。世界を席巻した遊び心溢れるコレクションは、魅力に溢れています。
日本の服飾界にも様々な影響を与えていると言われている加賀氏。「キーパーソンである」という声も聞かれるほど、多方面からリスペクトされる存在です。
Jipjjapa(ヒピハパ)のアイテム
Jipjjapa(ヒピハパ)のアイテムの中でも代表的なものの一つはリバティプリントのものです。
加賀氏はJipjjapa(ヒピハパ)を始める前からリバティプリントのアイテムは手掛けていたようですが、画像のアイテムは日本製のインディゴ染めのリバティです。
インタビューの中でも語られていますが、後にも先にもリバティをインディゴでやろうと思ったのは加賀氏のみなのではないかと思います。聞いたことがありません。
伝統的なモチーフではあるものの不思議とコンテンポラリーさも漂う。色々な思惑が隠されているからこそ醸し出される、独特な雰囲気は唯一無二と言って良いでしょう。
また、シャツには特に自信ありとのことで、30年の付き合いのある日本の縫製工場ですべて製作されているそうです。
出典:Jipijapa(ヒピハパ)のリバーシブルブルゾン (ocnk.net)
縫製職人泣かせの超難解デザインのリバーシブルジャケット。
出典:Jipijapa(ヒピハパ)のリバーシブルブルゾン (ocnk.net)
表と裏の縫い方が全く違う実に面白いデザインですが、ベーシックさも兼ね備えてあり、「面白いけれど実は合わせやすい」Jipjjapa(ヒピハパ)らしいデザインです。
出典:大阪店☆「楽しいと面白い」ヒピハパ×チャムス | CHUMS(チャムス)|アウトドアファッション公式通販
出典:大阪店☆「楽しいと面白い」ヒピハパ×チャムス | CHUMS(チャムス)|アウトドアファッション公式通販
なんとCHUMS(チャムス)とコラボして「ブービードールコーチジャケット」なるものも作っています。ボタンが眼に。何ともユニーク。上のコーチジャケットをポケットに収納するとぬいぐるみになります。
Jipjjapa(ヒピハパ)のデニムシャツをレビュー
Jipjjapa(ヒピハパ)のシャツを所有しています。
随分前に購入したもので非常に愛用している一着。
インディゴデニムのプルオーバーシャツなのですが、よくよく見ると非常にJipjjapa(ヒピハパ)らしさが詰まった一着。
まず目が行くのはネック部ですよね。
これを「何ネックシャツ」と表現するべきなのかわかりません(笑)
スキッパー仕様ですが一番上だけボタンがあり、ダブルリングとストラップが付いています。
私はボタンを閉めてダブルリングを通して着用しますが何が正解なのかわかりません(笑)
でもこの仕様がとても気に入っています。
個性的ですが意外と雰囲気的に合わせにくいこともないのです。なんとも不思議。
こんなカジュアルなアイテムなのに、実は台襟が付いているので襟の形がとても綺麗なのです。この辺りでアイテム全体のバランスをとっているのだと思います。
プルオーバー仕様でサイドにスリットが入っており、程よいリラックスシルエットになっています。
バックにハンギングストラップが付いており、ラフに掛けられるようになっています。ワークらしさを強調するギミック。こういうところも好き。
生地のオンスは程よく厚め。これで落ち感が出るのだと思います。厚いけれど柔らかく着心地も良いです。
繰り返し洗濯し、色褪せてきています。
言うまでもないですが勿論メイドインジャパン。
Jipjjapa(ヒピハパ)自体があまり販路を拡げていないブランドなので、きっともうこのアイテムは手に入らないものなのだろうと思います。大事にしなければ!
ラフに腕を捲って着用するのが好み。春や秋に活躍するアイテムです。
Jipjjapa(ヒピハパ)のまとめ
出典:楽天ファッション
一般的に非常に多くの流通量を誇る服の代表格はユニクロやGU等。
ベーシックで着やすいものが多く、私も愛用はしています。
しかし、その中に「個性」を取り入れることが「ファッションを愉しむ」という事。
出典:ヒピハパの加賀清一は、下町の生んだ小粋で天才的なファッションデザイナー!? - Byron(バイロン)
Jipjjapa(ヒピハパ)は、加賀清一氏は、「普通の服」は作りません。
「日常の装いに一抹の面白さ」を提供してくれます。
画像のカットソーは、腕組をするとスマイルマークが現れるもの。面白いですよね。天才と言わざるを得ない。
出典:「ドライビングジャケット製作順調」金子浩久のブログ | 笑顔の向こう Behind the wheel - みんカラ
ユーモラスだけれども、決して奇をてらうだけではなく、絶対的な基礎の上に成り立っているから多くの人に愛されるのでしょう。
出典:https://jipijapa-kagadesign.tumblr.com/
かつて、モスキートネットを使用したウィンドブレーカーをオアシスのリアム・キャラガーが着用したという逸話も。
ベーシックに寄りがちな日常着に、一握りのユーモアを!
そんな感覚にピッタリの個性派ブランド、それがJipjjapa(ヒピハパ)なのです。
ララさん、上を向くと肉まんみたいだね!
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今後ともよろしくお願いいたします。