- ワードローブの必須アイテム・バンドカラーシャツ
- バンドカラーシャツとは
- バンドカラーシャツを重宝する理由
- 所有しているバンドカラーシャツの紹介
- ドルモア バンドカラーダンガリーシャツ
- ポロ・ラルフローレン(ヤーマス)バンドカラーストライプシャツ
- ダイワピア39 バンドカラーバッティックシャツ
- ブルーナボイン ハードリネンバンドカラーシャツ
- ユニクロ+J コットンブロードバンドカラーシャツ
- キャプテンサンシャイン コットンバンドカラーシャツ
- チェコ軍 グランパシャツ
- アンルート バンドカラーストライプシャツ
- グローバルワーク キャリーマンバンドカラーシャツ
- MUJI LABO(ムジラボ)異素材コンビスタンドカラーシャツ
- ダントン バンドカラーシャツ
- マークアローズオリジナル リメイクバンドカラーシャツ
- マニュアルアルファベット ノーカラーシャツジャケット
- エンジニアードガーメンツ ジャガードキリン柄バンドカラーシャツ
- バンドカラーシャツのコーディネート
- まとめ(バンドカラーシャツの選び方)
ワードローブの必須アイテム・バンドカラーシャツ
私のワードローブに於いて全く以て欠かせないアイテムがあります。それはバンドカラーシャツ。
ざっと纏めてみて数えたら14着ほどありました。まだ奥の方に忘れてるやつがあるかもしれません。手放したものもあるのでピンポイントでは20着を超えて所有していたかも知れませんね。本当に我ながら好きだなと思いました。
というわけで今回は、
- バンドカラーシャツとは?
- バンドカラーシャツを重宝する理由
- 所有しているバンドカラーシャツの紹介
- バンドカラーシャツのコーディネート例
について述べていきたいと思います。
バンドカラーシャツとは
襟の形というのは服を構成するパーツの中でもとても重要な要素といえます。襟の形によってそのアイテムの名称が変わるからです。例えばカットソーだったらハイネックになっていたらハイネックTシャツ、クルーネックならクルーネックTシャツなど。シャツも襟型によってレギュラーカラーシャツ、ボタンダウンカラーシャツなどとなりますよね。逆にボタンがプラスティックボタンのものをプラスティックボタンシャツとは言わないし貝ボタンのものを貝ボタンシャツとも言いません。
バンドカラーシャツはレギュラーカラーやボタンダウンカラー等の襟が省略されており、襟にバンドを巻いたような形になっています。スタンドカラーという言い方をすることもあり、その場合若干高さが備わっている場合もありますが正式に区別されているわけではありません。襟が省略されていることから通常の襟付きのシャツよりもカジュアルな雰囲気を醸す特徴を持っていると言えるでしょう。
そもそもはミリタリー由来の類型で、その流れで昔は学生服として採用されていた経緯も持っています。よく大正から昭和初期位を描いた映画やドラマを見ると学生が着ていたり、アメリカやイギリスの昔の軍の写真などをみてもバンドカラーシャツを着用した兵士を確認することも出来ます。
もっと遡って、その起源はというと1300年位のフランスの貴族によりノーカラーの襟の補強の為に考案されたらしいです。
当時のシャツは襟とカフスを着脱するのが普通だったそうです。襟に関して自宅に帰ってからいちいち外すのが面倒⇒ノーカラーシャツが楽でいい良いのだけれど・・・⇒補強すれば良い!という流れだったのでしょうか?
バンドカラーシャツを重宝する理由
- 抜け感が演出できる
コーディネートのセオリーから言えば、首元にボリュームのあるレギュラーカラーシャツやボタンダウンシャツなどの方が小顔効果を発揮し一般的に「良い」と言われるようです。しかし、襟を省略しているバンドカラーシャツは逆に抜け感を演出したいときに向いています。キメ過ぎていない感が出せてカジュアルな装いが促進されるのです。そもそも個人的には余り小顔効果に固執する意識がありません。だから襟付きシャツよりもバンドカラーが好きなのかもしれません。
- フォーマル時との差別化が出来る
フォーマルな装いの際はレギュラーカラーシャツにネクタイを締めますよね。逆に休日などカジュアルなコーデをする際にシャツを着用する場合、フォーマルな装いと区別するためにバンドカラーを選ぶと差別化が図れます。最近はスマートフォーマル(スマートビジネス)が浸透しており、ネクタイを締めないスタイルも多くなってきていると思いますが、その際もバンドカラーをジャケットと合わせるという選択肢は少ないでしょう。
- 楽チン
そう、はっきり言って楽です。襟元がもたつかないし首に当たらないし。
更には襟が草臥れ難いのでケアも楽。
- おじさん臭くなり難い(ダサくなり難い)
レギュラーカラーシャツやボタンダウンシャツ自体がおじさん臭いというわけではなく、それらのシャツは「形」が色々あるのでちゃんと選ばないとダサくなる恐れがあるかと思いますが、バンドカラーシャツはほぼ襟の形自体がないのでその心配があまりありません。これも大きなメリットですよね。
- 襟付きアウターとの相性がいい
アウターを着用する際に、中に着るシャツに襟があると首元がゴタついた印象になってしまいます。絶対NGではないけれどあまり好ましくはありませんよね。合わせにくい場合が多いと思います。
インナーがカットソーだと少し物足りないかもと思う時に活躍するのがバンドカラーシャツ。襟付きシャツとカットソーの中間的な性格を持っているのでその役割を十分に果たしてくれます。
- ジェンダーレスな雰囲気を醸す
近年のトレンドを語る上で欠かせないキーワードの一つとしてジェンダーレスという概念があります。バンドカラーシャツは襟付きのシャツよりもジェンダーレスな性格を持ったアイテム。そもそも襟付きのシャツはメンズのカテゴリーのアイテム(いまはそんな区別はありませんが。あくまでも由来の話です)。根拠的にメンズライクな・・・言い換えれば男臭さのようなものを中和してくれる特徴を持っています。どこか柔らかくて中性的な性格を持っているシャツだと言えます。
所有しているバンドカラーシャツの紹介
それではここからは所有しているバンドカラーシャツのご紹介をしていきます。
ドルモア バンドカラーダンガリーシャツ
世界最古のニットブランドと言われているドルモアのダンガリーシャツ。
シャツのイメージがあまりないブランドではありますが、偶々古着屋で見付けた際に一目惚れして購入した一着です。
流石はドルモアというべきで、各所ディテールはオトコ心を擽る要素が満載。ダンガリーというカジュアルな生地ですが気品が感じられ、大人っぽいコーデが組めるシャツだと思っています。ドルモアは英国由来のブランドですが現在の本拠はイタリア。このシャツもイタリア製になっています。
ポロ・ラルフローレン(ヤーマス)バンドカラーストライプシャツ
こちらは最近(古着屋で)仕入れたラルフローレンのもの(結構貴重なデッドストック)。80年代から90年代にリリースされた「YARMOUTH(ヤーマス)」というラインのものです。
クラシックフィットよりもややゆとりのあるシルエットであるヤーマスですが、バンドカラーのものはあまり多くは見かけないと思います。鮮やかなマルチストライプと綺麗なブロード生地で、春先に活躍しそうですね。
ラルフローレンはアメトラの代表的なブランドなのでボタンダウンカラーが代名詞的で、レギュラーカラーも多く存在しますが、敢えてバンドカラーを選ぶのもたまには良いですよ。古着の弾数も多いので一着如何でしょうか。
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ダイワピア39 バンドカラーバッティックシャツ
ダイワピア39のバティック柄バンドカラーシャツ。オリエンタルな雰囲気のバティック柄とダイワピア39らしいテック素材のギャップ、そしてリラックスシルエットがとても気に入っている一着です。
殆どシャツという感覚では着ていない気もする位カジュアルですが、意外と活躍の機会は多いです。
ダイワピア39もだし、テック系のブランドからはバンドカラーシャツは結構沢山リリースされていますね。
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ブルーナボイン ハードリネンバンドカラーシャツ
ブルーナボインのハードリネン生地を採用したバンドカラーシャツは今回ご紹介している中でも1、2位を争うフェバリットアイテムです。
こちらもほぼほぼシャツといった感覚では着ていませんがとにかく雰囲気が抜群。極厚のハードリネンによる落ち感と質感、そしてかなり口が広めにとってあるバンドカラーが相まって抜群の雰囲気の一着だと思います。このシャツに関してはレギュラーカラーやオープンカラーだと雰囲気的に今一つな出来になっていたように思え、バンドカラーの採用こそミソだったのではないかと分析しています。なかなか目に掛れない抜群なバランスを纏った逸品。
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ユニクロ+J コットンブロードバンドカラーシャツ
こちらはユニクロ+J2021秋冬(第2章の最終シーズン)のコットンブロードバンドカラーシャツ。
もう彼是3年くらい前のものになりますが未だに愛用中です。
このシャツ、かなり優秀な出来で生地感の良さ、シルエットをはじめボタンの質や縫製なども特に不満がない仕上がり。コットンブロードの生地感も当時3,900円で販売されていたのがウソみたいな上質さ。
かなり綺麗目な雰囲気になっていますが、それをバンドカラーと程よく緩めのシルエットで中和させ、かなり汎用性の高い一着になっています。もう一枚買っておけばよかったと後悔中。メルカリかラクマで買おうかな。
キャプテンサンシャイン コットンバンドカラーシャツ
こちらのキャプテンサンシャインのコットンバンドカラーシャツもかなり長年愛用している一着。絶妙なカーブを描いたバンドカラー(V型ではなくU型)が美しく、貝ボタン、ラウンドしている裾型、そして上質なコットン生地(確かフィンクスコットン)など見どころが多いシャツだと思います。ミリタリーな雰囲気もあるし、余計な装飾もないので飽きることがないですね。
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チェコ軍 グランパシャツ
チェコ軍のグランパシャツは昨年本格派ミリタリーセレクトショップ《WIP》で購入したもの。実物放出品なので勿論実際に軍で使われていたものになります。
グランパシャツは要するにパジャマ。なので襟なしのカラーとゆったりとしたシルエット、そしてプルオーバー仕様になっています。
如何にも武骨な生地感とリラックス感がお気に入りの一着。
グランパシャツはこれ以外にもWAIPERで色々探すことが出来ます。意外と使い易くて重宝しますよ。
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アンルート バンドカラーストライプシャツ
ユナイテッドアローズのラインの一つであるアンルート。都会的なスポーツテイストのアイテムをテーマに運用されている同ラインのバンドカラーストライプシャツは、シルバーのスナップボタンになっていてテックな雰囲気を醸す一着です。
改めて見てみるとバンドカラーシャツをこれだけ持っていても半袖はこれ一枚だけ。基本的に薄手の長袖を腕捲りして夏をやり過ごすタイプだという事が立証されそうです。こちらは爽やかなブルーのマルチストライプで夏場のコーデに合わせやすく、スナップボタンという変わり種なディテールがアクセントになっていて結構気に入っています。セレオリ、侮る勿れですよ。
グローバルワーク キャリーマンバンドカラーシャツ
こちらはグローバルワークのもの。生地に採用されているのは最近余り見かけなくなりましたがキャリーマン社のもの。グローバルワークなので手ごろな価格なのですが、キャリーマンの生地は優秀でかなり使い勝手が良く、見た目も全く安っぽくないのでワードローブの中でも長い間生き残っている一着です。
私のシャツの中では珍しいジャストフィットなサイズ感なのでジャケットのインナーに使うことが多くなっています。パッと人目を惹くものではなくても、何だかんだで使うことの多いベーシックなものは重要なのです。なかなか見くびれない一枚。
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MUJI LABO(ムジラボ)異素材コンビスタンドカラーシャツ
MUJI LABO(ムジラボ)は無印良品の特別ライン。エヌハリウッドの尾花大輔氏がディレクションしていることで知られています。
こちらのシャツは前身頃だけワッシャーナイロン、袖と後ろ身頃はカットソー素材というちょっと面白いデザイン。ほぼほぼシャツとは言えないようにも思えますが。
しかしこれがなかなか使い易く、切り替えが同色なので癖もなく、前面のワッシャーナイロンが効いていてこなれた一着になっています。このシャツも恐らくバンドカラーじゃないとデザイン的に成り立たないのではないでしょうか。
商品名はスタンドカラーシャツとなっていましたが、先述したようにバンドカラーとスタンドカラーの名称に明確な境目はありませんね。バンドカラーと呼ばれるシャツとあまり襟型に変わりはありません。寧ろ浅い作りだと思います。
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ダントン バンドカラーシャツ
フランスのワークウェアブランド・ダントンのワークシャツ。ダントンはフランスの老舗ですが、製造は日本のボーイズ(B-shopの経営元)が行っています(デザインはフランスの本社が担当)。アイコニックでジェンダーレスなデザインと武骨な雰囲気が良い感じに合わさったダントンのアイテムは男女問わずに人気ですね。
前はたくさん持っていましたが手元に残ったのはこの一枚だけ。ゆったりとしたシルエットと抜け感たっぷりのバンドカラーが気に入っています。生地が頑丈だから長持ちしますよ。
マークアローズオリジナル リメイクバンドカラーシャツ
こちらはマークアローズというショップのオリジナルレーベル「ロートル」のシャツになります。
まるでリメイクの古着のように、身頃の途中で違う生地に切り替わっているのが特徴。鮮やかなペイズリーと小花柄なのですが、こういう絶妙な柄のものって探してもなかなか見つからないんですよね。
ショップオリジナルだからそんなに価値の高いものではないかもしれませんが、これは貴重な一点ものだと思い購入しました。
しかしさすがに国内・インポート共に様々な好ブランドを扱うマークアローズなだけあって雰囲気抜群。残念ながらもう欲しいと思っても手に入らないシャツなので大切にしています。ひょっとすると一番気に入っているかもしれません。
マニュアルアルファベット ノーカラーシャツジャケット
こちらは日本のシャツメーカー・マニュアルアルファベットのもの。このアイテムはバンドカラーというよりは全く襟が省略されているノーカラーに分類されているかと思いますが、まあ大体似たような感覚で着用しています。
流石はマニュアルアルファベットと言いたくなるシャツジャケットで、フレンチフロント、黒蝶貝ボタン、高密度コットンタイプライター生地は暖かい季節につい選びたくなってしまう魅力を持っています。
ああ、シャツというよりはシャツジャケットですけれどね。
マニュアルアルファベットのシャツは極めて高コスパなので一見の価値ありですよ。厳しいところでしょうが、日本製一本で貫いてほしいブランドです。
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エンジニアードガーメンツ ジャガードキリン柄バンドカラーシャツ
エンジニアードガーメンツのジャカードキリン柄バンドカラーシャツは最近の購入品。詳細は今度別記事にしようと思っています。
バンドカラーシャツのコーディネート
それでは実際のコーディネート例を少しだけ。
メガネ:金子眼鏡
シャツ:ポロ・ラルフローレン
パンツ:ハバーサック
シューズ:ビルケンシュトック ロンドン
ラルフローレンのバンドカラーストライプシャツとワイドチノ、ビルケンシュトックのロンドンで春にピッタリなコーデにしました。
ワイドパンツを合わせるとリラックス感が促進され、特に春なんかは雰囲気的にもピッタリだと思います。バンドカラーシャツは襟付きよりもカジュアルなので、ストライプ柄か無地を選ぶとバランスが取れて雰囲気がマッチするケースが多いと思います。カラーも爽やかなものを選ぶとおじさん臭く見えにくいのでおすすめです。
・・・というよりも、下手な形のレギュラーカラーやボタンダウンカラーのシャツよりもおじさん臭く見えにくいのも魅力ですよね。襟元がすっきりしてもたつかないし、やはり良い所は多いですよ。
サングラス:MOSCOT(モスコット)レムトッシュ ジャパンリミテッド15
カーディガン:IZOD LACOSTE(アイゾッド ラコステ)
シャツ:マークアローズ
カーディガンとバンドカラーシャツの合わせは個人的な鉄板です。レギュラーカラーだと襟がカーディガンに掛ってしまって格好悪くなることがあるし、ボタンダウンだと学生っぽくなってしまいます。バンドカラーで程よい抜けを演出してみるとかなりしっくりくるかと思います。スウェットパンツにタックインした時の雰囲気も一入。早い話がカットソー感覚に近い着こなしが出来ると言ったところですね。
まとめ(バンドカラーシャツの選び方)
ここまで述べてきたように、バンドカラーシャツには様々なメリットがあります。それを踏まえた上での選び方のコツは・・・
- 最初の一枚はリラックスフィットのものがおすすめ(比較的難易度が低い)。
- ダサくなり難いシャツなので服のコーディネートに着こなしに自信のない方にもおすすめ。高い物をどうしても選ぶ必要はなく、ユニクロやGUでも十分良いヤツはあります。
- 慣れたらジャストフィット、オーバーサイズなどのバリエーションを加えていく(一枚着、インナー使い等、タックアウトするかタックインするか等、使い方によって適合サイズは変わる)
- 大人っぽく着たいなら無地かストライプが良い(アイテム自体としてのバランスが取れる)。カラーは土臭いものよりも爽やかなものの方が難易度は低い。
- 第一ボタンは留めるにしても留めないにしても閉まるサイズのものを選ぶ(留まらないのならそれはサイズがおかしい)。
他のタイプのシャツにも当て嵌る事ではありますが参考になったでしょうか。
襟付きのシャツとカットソーの中間的な役割を果たすバンドカラーシャツはどなたにでもとても役に立つアイテムなのでおすすめです。実に様々なブランドやカテゴリーからリリースされているので自分にピッタリな一着を見つけてみましょう。
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