2023年のベストバイアイテム、何だった
2023年もやがて終了。全く、つい先日年間ベストバイアイテムの記事を投稿したような気持ちなのに。光陰矢の如しというにも程があります。
今年は上半期もやったのですが、自分の中で殆ど確信的に昨年よりも変化した部分がありました。
それは、度々述べているように長らく続いたノームコア（シンプルでベーシックこそ格好良いという潮流）の傾向から脱却し、その反動でデザインの入ったものをスタイリングに多く取り入れるといった傾向です。
年間通じて購入したもの、或いは探したもの、検索したもの等は明らかに柄物やデザインフルなものが増え、昨年までと比較してアクセントフルなコーディネートに変貌しています。
よって、自然にベストバイに挙げるものもその傾向が強くなっています。
それではご紹介していきましょう。
2023年年間ベストバイアイテム5選
第5位 ナイキACG三つ目タグナイロンジャケット（古着）
5位は6月に古着屋JAMで購入した90sナイキACGのナイロンジャケット。
全国に展開する古着セレックトショップJAMが熊本に出来たため初突入した際にゲットしたこちらのジャケット。
如何にも90sらしいカラー使いと良い感じにやれた素材感が癖になり、特に秋はヘビロテしました。スポーツブランドであるナイキの中でもアウトドアラインであるACG。量販店で販売してあるナイキのものとはだいぶコンセプトも違うので、着て使うたびに「あ、こんなところにもポケットが」とか「ああ、ここはこんななっているのか」等といったことが起こり飽きませんでした。
ナイロンジャケットも近年までは概ねダークカラーを選ぶ傾向でしたが、この鮮やかなジャケットを取り入れることで随分新鮮な気持ちになることが出来ました。
あと、90sの古着を今年は良く探しましたが、これが気に入ったからというのも契機の一端なのかもしれません。古着はやっぱり一期一会なので、出会ったときの感動が堪りませんね。
多分また春には登場の機会が増えるのではないかと思っています。
第4位 NEEDLS（ニードルズ）パジャマセットアップ
最近の購入品ではあるものの、こちらのNEEDLES（ニードルズ）のパジャマセットアップは余りにも使い勝手が良い為ランクインとしました。
「パジャマでお出掛け」と言うフレーズがあっさり想起できたほどにこのセットアップは万能で、コットンフランネルの素材は着心地が極めてよく、部屋着として全く不満がないにも拘らず、デザイン性の高さからそのまま外に出ていけます。
着心地だけではなく、「着て、アガるか」という点に於いても、NEEDLES（ニードルズ）らしいデザインも存分に散りばめられており要素としてはなくもなく、兎に角気付けば着ていたという日が多くあるほどでした。
巾着もついた3点セットで20,000円台後半の価格でしたが、コスパの面で考えても十分すぎるほど元が取れており、改めてNEEDLES（ニードルズ）の名品はトラックジャケット・パンツやモヘヤニット・カーディガンだけではないと思い知りました。アイコニックな面が強調されるNEEDLES（ニードルズ）ですが、こんなお役立ちアイテムもあり、ライフスタイルに即した特徴も持っているブランドだと言って良いのかもしれません。
第3位 ユニクロ＆JWアンダーソン2023秋冬のソックス
ユニクロ＆JWアンダーソンのソックスは毎期毎期楽しみにしている定番シリーズ。これまで幾度となく当ブログでご紹介して参りましたが、正直に言って2023秋冬のものは過去最高に傑作でした。というわけで思わずベストバイに選出。
今回はジョナサン・アンダーソンが考える「英国の自然の中でよく見かける動物」をデザインに取り入れています。それは羊、リス、かたつむり（かたつむりは動物というよりも虫だろうと思いきや、貝の仲間なのでギリギリ動物と言えます）といった面々。
こういった動物モチーフは、一つ間違えると一遍にただのダサいデザインになりがちですが、流石はアンダーソンというべきか、きちんとした根拠を基に取り入れてあるからただ「かわいい」というだけになっておらず、敢えて私のような大人が取り入れてもどこか不思議と知的に見えるようになっているように思えます。
ユニクロという事で無難に終始することなく、こういったチャレンジングなデザインを高いセンスで採り入れてくるJWアンダーソン。今回のソックスはさすがに「やられた」という感想を十分すぎるほど受けました。初動で何足か購入した後、更に何足か買い足して恐ろしいほど愛用しています。
まだまだ購入可能なこちらのソックス、是非大人の方にこそ試して欲しい逸品です。
第2位 ポータークラシック 落ちこぼれスパイアロハパンツ
上半期ベストバイにも挙げたこちらのアロハパンツ。
真冬に入るまで兎に角愛用しました。
はっきり言って、薄手のレーヨン100％なので生地が高級といううわけでは決してなく、30,000円超えの価格から考えると微妙な感情も出てくるかもしれませんが・・・
とにかくデザインが秀逸。プリントのテーマやバランスが素晴らしいし、シルエットのこなれ感も抜群。歩くとパラパラと動く塩梅も完璧で、しかも意外にも合わせるトップスを選ばない万能性も備えています。このデザインと雰囲気代で十分それだけの価格を設定する価値があるとは、暫く所有してみるとよくわかります。
類似したパンツを他のブランドで探してみてもなかなか見つからず、流石はポータークラシックだと感じずにはいられませんでした。
アロハと言えば通常シャツが思い浮かびますが、敢えてその要素をパンツに持ってくるとスタイリングに意外性や個性を付与できるし、実際に履いて買い物に行くとよく店員さんから褒められたりもしました。
来年はもう一着買い足そうかなと考えているほど惚れ込んでいるパンツです。
第1位 ミスターオリーブ×ラカル シークレットキャップ
1位は何と言ってもこちらのミスターオリーブ×ラカルのシークレットキャップ。
兎に角私はキャップが絶望的に似合わないので、半ばキャップを自らのスタイリングに取り入れることを諦めていたのですが、そんな思いを覆してくれた大恩のあるアイテムです。
（自分で言うのもなんですが）兎に角似合う。似合ってしまう！この、被った瞬間の感動を声を大にして伝えたい。
例えるならば、視界に入りきれないほど広大な大草原の中からたった一つの四葉のクローバーを見つけた程の感動です。ほぼほぼ奇跡なのです。
扁平形とは一線を画する立体的且つ長さのあるバイザーと、角度を付けてデザインされた6パネルの本体部分、そしてナイロンオックスの光沢のある素材。バックストラップはレザーを使用しバックルは鈍くてヴィンテージ感のあるスチール素材。
このキャップの出来の良さは、筆舌し難いほどの完璧なものなのです。
今年のベストバイを考える時に、真っ先に1位に挙げることが決定したほど断トツでした。このキャップによって人生がちょっぴり変わったと言っても決して過言ではない（さすがに大袈裟）！もしもキャップが似合わないとお悩みの方には100％の自信をもってお薦めします。
春夏には同型のメッシュタイプを買い足す予定。またレビューしたいと思いますのでそちらも宜しくお願い致します。
まとめ
冒頭で述べた通り、2023年は2022年までと少し気分が変わりデザインが入ったアイテムを好む傾向が強くなりました。
ただ、私も40代。大人の男性のスタイリングの教科書的な鉄則では、シンプルで癖のない物を選ぶべきだとよく言われます。
しかし、勿論（オトナの自覚はあるから）ベースにそういった要素を持ちながら、敢えて若干のやんちゃさや大人ならではの柄物の合わせ方を標榜し、実際に取り入れるのが自分の最近のスタイルだと自負しています。歳を重ねたからこそ、逆にオシャレを楽しみたい、セオリーから半歩くらい外れたスタイリングを試していきたいと思うのです。まだまだ自分のその道（自分探しの道？）は途上中だとも思っているので、来年も（ほどほどに）邁進していきたいと思っています。
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