- 「女性ウケ」する服装とは
- 幾つかのキーワードは存在している
- 嫌いと言われやすいコーデも存在する
- そもそも「モテ」と「おしゃれ」は別物である
- 結論①「おしゃれをしたいならモテを気にしてはいけない」、そして、モテたいなら・・・
- 結論②「モテ」とはそもそも何なのか
- 結論③そんなことを言わずに、少しだけ言及する
「女性ウケ」する服装とは
「女性にモテるコーデについて教えて下さい」
先日職場の部下からそんなことを訊かれた。
「・・・」
それは正直に言ってなかなか一言では述べることができない。とてもとても奥深い問題だし、様々な観点からの考察と分析が必要だからだ。
ここで大前提を述べておきたいが、私は女性にモテるかどうかという尺度で服を選んだことはほとんどない(思春期は除く)。「それとこれとは別」と思っているからだ。
今回は幾つかのセクションに分けてこの問題について自分なりの持論を述べていきたい。
幾つかのキーワードは存在している
出典:Dコレクション
あくまでも統計的な話ではあるが、多くの女性は「おしゃれな男性が好み」だとは思っていない。気になる方は身近な女性に訊いてみると良い。余程ファッションに造詣の深い女性以外はそうそうそんな風に言う人はいない筈だ。好みのタイプは?と聞かれて「おしゃれな人」と答える女性はほんの一握りなのである。
ではどんな服装の男性を良いと思うのか。それは。「清潔感のある人」「常識的な格好をしている人」といったところだ。
つまりここで言うキーワードは「清潔感」「TPO」ということになる。
逆に言えば「不潔に見える」「サイズ感が合っていない」「場に合っていない」服装をしている男性はモテにくいということになる。
どんな服装をしているのかというのは即ちその人の性格或いは生活スタイル、思想や感覚等といったものをある程度反映していると言える。
皺が寄っているシャツを着ている、ダメージがあるものを羽織っている、汚れの目立つ靴を履いていると、だらしない性格なのではないかという疑いを持たれてしまうというわけだ。TPOに合っていない服装をしていると常識がない、あるいは社会性に乏しいと思われてしまうかもしれない。ここは(モテたいと思うのならば)大いに気を付けないといけない点だろう。
嫌いと言われやすいコーデも存在する
出典:メンズノンノ
一方、「嫌い」「受け付けない」と言われやすいコーデも存在している。
幾つか挙げると
- 行き過ぎたダメージのあるもの
- ダボダボ、ピチピチ(サイズ感が合っていない)
- ショートパンツ+ソックス
- 行き過ぎた柄物(或いは全身柄だらけ)
- ウォレットチェーン
- 全身ハイブランド
まだまだあるが、上に挙げた項目は良く女性が忌避するものの代表例である。1についてはグランジファッションや古着等が該当する(若しくは本当に長いこと使ってよれよれな場合も一応ある)。2や4についても似たようなものだが何事も過ぎたるは猶及ばざるが如しなのである。
また、【これだけは注意したい】メンズ夏のNGコーデ(着こなし)!で言及したが体型が分かりやすいサイズ感は特に30代以降の男性は要注意だ。(スーツスタイルを除いて)基本的に身体のラインを強調するファッションが良いとされるのは女性特有のことだということを認識しなければならない。
出典:古着屋JAM
3のショートパンツ+ソックスも良く嫌われる合わせ。どうしてもしたい時はせめてムダ毛処理に気を付けたいところ。
5のウォレットチェーンは本当に良く耳にする嫌われアイテムだが厳つい、若しくはチャラい印象を与えやすいのだろう。男から見たら格好良いと思うことが多いのだが。
6については、繰り返しになるが装いはその人の生活や思想等を反映するもの。全身をハイブランドで固めてしまうと「浪費志向」「自己主張が強い」「目立ちたがり屋」等と言ったネガティブな印象を持たれてしまう可能性が高くなってしまう。
そもそも「モテ」と「おしゃれ」は別物である
だが、冒頭で述べたが「モテ」と「おしゃれ」は全く別物である。
モテる服装とオシャレな服装は全く以て違う。
「モテ」に重点を置きたいのなら、シンプルで当たり障りのないものを選ぶべきだ。人の感覚は千差万別なのですべての異性にヒットする訳ではないが、確率論で言うとそういう服装に好感を持つ女性が恐らく圧倒的に多い。
ユニクロや、ユニクロの上位互換ショップであるPLST(プラステ)、そして大手セレクトショップのセレオリあたりを買いに行けば大体大丈夫である。
出典:メンズファッションプラス
凡そ全身このような雰囲気のものが揃うことだろう。
しかし、それは「おしゃれ」とは違う。例えば服好きの人から見てこのような服装は「おしゃれ」とは映り難い。別に悪くはないが無難だという風に映るのだ。
結論を言うと、「おしゃれとは差別化」なのである。周囲と同じ服装をしていても差別化は図れない。「違う」から「おしゃれ」なのである。そして「違う」と「モテ」にくい。理由は前述したとおりだ。これで分かって頂けたかと思う。「モテ」と「おしゃれ」は違う。時々交じり合うこともあるが基本的には並行して伸びていく道のようなものなのだ。
結論①「おしゃれをしたいならモテを気にしてはいけない」、そして、モテたいなら・・・
それでは結論。
「女性にモテるコーデについて教えて下さい」
⇒清潔感と身だしなみに気を付ければOK。あと、TPOに気を付けること。
以上である。
清潔感と身だしなみについては意識次第なのでそんなに難しいことはない。ただしTPOについては若干の勉強が必要だ。
私は特に非都会で暮らしているが、本当にTPOに合わせた身だしなみを気にしない人が多い。
例えば結婚式にワークブーツで出席したりボタンダウンシャツを着てきたり。中にはラペルのないカジュアルなジャケットを着てくる人がいて驚いたこともあった。そういう人は流石にもう少し勉強した方が良いと思うし、意外と女性にも見られていると思う。
一方で、「おしゃれ」の根幹にあるのは先述したように「差別化」である。誤解のないように言っておくが「差別化」をする為には「基本」が分かっていないといけない。それが地盤にあって初めて他との違いというものが生まれる。これは何にしたって同じだろう。理(ことわり)というやつだ。ファッションも例外ではない。
英国ではすれ違ったと他者に振返られるような装いをしてはいけないという金言もある程だが、フォーマルに関しては間違いなくそれが正解だ。フォーマル、或いはビジネスと距離感のあるカジュアル着に関しては例外をいかに作るのかがポイントになってくる。
「おしゃれをしたい」ならば「モテ」は気にしてはいけないのである。
結論②「モテ」とはそもそも何なのか
私如きが「モテ」を語るのは極めて憚れるので補足程度に思ってほしいのだが、結局モテるのかどうかという問題は、突き詰めると外見に掛る部分はほんの一部に過ぎないと思っている。確かにどんな服装をしているか、どんな身だしなみなのかといった要素はその人の人間性を映す鏡でもあるのは確かだと思うが、そればかりは大切だという論理は全く以て成り立つものではない。
「外見でモテたい」と思っているうちは表面しか見ない人しか寄ってこないのではないだろうか。装いに気を配るのと同じくらいかそれ以上に人間性、若しくは内面というものの大切さを重視し磨くべきだと個人的には思っている。勿論最低限の身だしなみとTPOに合わせた装いをする為の知識の獲得等は必要ではあるが。
・・・結語に身も蓋もないことを述べたが今回はこのくらいにしておきたいと思う。
結論③そんなことを言わずに、少しだけ言及する
・・・とまあ、そんなことを言わずに折角だかほんの少しだけ持論を。
- サイズ感
先述したことと多少被るが、サイズ感は兎にも角にも重要である。トレンドの絡みもあるが、基本的にはリラックスフィットの物を選ぶ癖をつけるとオシャレに見えやすくなる。特に30代以降の男性は、時々特に夏場になるとジャスト目のTシャツ等を見てポッコリお腹の形が露になっている様をよく見かける。あれはダメだ。100人がみて100人駄目だと思うことなのだ。ワンサイズかツーサイズ上げて上げるとうんと良いだろう。若しくは節制するか運動習慣を付けることをおすすめもしたい(蛇足だが生活習慣病の予防にもなって一石二鳥だし自分と家族、ひいては社会のためにもなって文字通り三方良しだ)。
- 程よくトレンドを取り入れる
特に大人の男性は「年も年だしトレンドを追うのは逆にダサい」と思っている方も少なからずいるだろう。
しかし、それは違う。
確かにトレンドど真ん中の物を選ぶのは若者の専売特許だが、大人になっても程よくトレンドを取り入れることは肝要である。
- 無造作
これは若干経験値も必要ではあるが、「いかにもおしゃれをしている」と感じさせるよりも、「その辺にあったものを適当に着てきました⇒でもなんか良い感じ」の方がより良いと思う。昔Kinki kids(キンキキッズ)の堂本剛が起用された整髪料のCMで「無造作ヘア」というものがありちょっとした流行になった。まさにあれである。これはとても大事な要素の一つだと言えよう。
↑
最近X(旧Twitter)をよくアップしています。ブログ記事の補完的役割の他、日常やうちのネコたちの近況なども。良ければご覧ください!
にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければバナークリックをお願いいたします。是非ブックマークやコメントで皆さんのご感想などお聞かせください!