YMのメンズファッションリサーチ

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パラブーツ・アヴィニョン履き込み報告![1年半経過]経年変化や馴染み具合は?

パラブーツ・アヴィニョン購入から1年半経過

パラブーツの旗艦モデルの一つであるアヴィニョンを購入してから1年半が経ちました。

 

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季節問わずそれなりの頻度で履き、メンテナンスもまずまずこまめに行ってきました。今回は1年半の経過報告をしていきたいと思います。

 

おさらい・パラブーツ・アヴィニョンとは

アヴィニョンはパラブーツのモデルの中でも準フォーマルの領域を担う役割を果たしているモデル。パラブーツご自慢のアウトソールに薄めの「グリフ2」を採用し、ややほっそりとスマートなラストとUチップといったディテール。

パラブーツの代表的モデルであるシャンボードよりも甲は低めでその分幅は若干広め。勿論伝統のノルウィージャン製法が採用されており、グッドイヤーウェルト製法よりも堅牢で丈夫な特徴を持っています。

つまり、キレイ見た目とタフさを併せ持ったシューズで、個人的には意外と汎用性が高いのではないかと思って購入しました。

パラブーツと言えばシャンボードやミカエルが非常に有名ですが、実はフランス本国ではアヴィニョンが最も売れているモデルだそうです。日本ではシャンボードが一番人気でアヴィニョンはマイナーと言う評判。

 

経過報告

経年変化

経年変化に関しては、まだまだ味が出てきたという域には達していません。若干の履きシワと、過去記事で述べた内部に染み込ませてあるロウが表面に浮き出来ることがたまにあるくらいで、ダスコのシューケアセットでまずまずこまめに磨いていたこともあり、新品とまではいかなくても今のところ綺麗な部類だと思います。

 

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オイルがたっぷりと含まれたリスレザーの質感は我ながら惚れ惚れしますね。鈍い艶と立体感のあるシワの入り方、それに厚みも十分です。

運用に関しては、実は準フォーマルからカジュアル合わせまで幅広く使っているので綺麗に保つかそれなりに味を出していくのかを若干迷っている節もあります。うーーん、まあ、その辺は成り行きで・・・。

 

アウトソールの減りも殆どありません。綺麗なものです。

それなりに歩いたつもりですが、流石はパラブーツ純正のラバーソールです。感心。

 

馴染み

革靴あるあるなのですが、最初は踵が硬くて大変でした。靴擦れが酷く、殆ど修行の様相。絆創膏が手放せず、常に血が滲みました。

「修行、修行・・・。」そう唱えながら頑張って馴らしていったのです。

 

しかし、徐々に馴染んできて今では恐ろしいほどジャストフィット。

サイズは普段スニーカー類は27㎝を履く私がUK8(26.5相当)を選んでいます。これはパラブーツに限ったことではないのですが、若干小さめのサイズを選ぶ事で革が伸びて自分の足にフィットしていきます。ただ、ラストやワイズによって選び方は変わってきますので必ず試着してから購入するべきでしょう。

最近はジャストフィット過ぎて、病みつきになっているほどの域。良い革が馴染んだ時の心地よさは、やはりなかなか他の素材では味わえないものだと思います。

インソールのレザーも柔らかく変質してきており、やや沈みが出てくる部分も特筆ものです。

 

履き心地、歩き心地

先述の馴染みの甲斐あり、歩き心地が極上です。

靴擦れが無くなり、甲から踵まで一体的に包み込まれているような感触は素晴らしい。元々自分の足型が扁平気味なのでアヴィニョンによく合っていたというのもあったのだろうと思います。

アヴィニョンは重さがそこそこあるのですが、そもそもシューズは軽ければ軽いほど歩きやすいというものではなく、ある程度の重さがある方が振り子の要領でオートマティックに前に足を運んでくれるという寸法。

アヴィニョンも正にその恩恵で極めて楽に歩行することが出来ます。過言ではなく、日々疲れにくさを実感しています。

更に、やはりラバーソールの質感が素晴らしく、アスファルト上でも土の上でも、ショッピングモールなどのフロア上でも環境を問わず快適なクッション性を感じさせてくれます。カポッカポッという歩行音も好きだし、正当な革靴はレザーソールなのでしょうけれど、これを味わうとなかなかもうそこには戻れないという気さえしています。

 

用途

「スマートなアッパーデザインとラスト、それにホワイトステッチが走っているラバーソールシューズ」というバランスのいで立ちは想像以上に汎用性が高く、冠婚葬祭以外のスーツスタイルからカジュアルの逆外しまで活躍の場が極めて広いことは間違いありません。

季節も問わず履けるし、(正式な場以外の)きちんとした格好をするべきシチュエーションでも文句なしにハマる。

そして先述したように歩きやすいので長距離を歩く想定の日も選択肢に入ってきます。おまけに悪天候にも強い。オイルを存分に含んだアッパーはナチュラルな撥水性を発揮し、ラバーソールはグリップ性に長けているので雨の日も躊躇なく履けてしまいます。

街履きの際にまず他者と被ることがないという点も見逃せません。ショップでは店員さんにモデル名を聞かれることも良くありました。

 

まとめ

というわけで、今このアヴィニョンの履き心地に首ったけの私はこのシューズをヘビロテしている毎日。

 

すっきりしているけれどタフで履きやすい。そして汎用性も高い。

もしもパラブーツを検討している方には是非選択肢に入れて頂きたい一足です。

経年変化はまだまだですが、これから味も出てくるだろうし益々自分だけの一足へと成長していくでしょう。

 

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