検討に検討を重ねて購入
パラブーツは、1908年にフランスで創業したシューブランド。
私が愛読している雑誌Begin（ビギン）でも「オールデン」や「クロケット＆ジョーンズ」などと並んでオトコの定番靴として紹介されることも多いブランド。
実は既に一足所有しています。何度か当ブログの着用イメージでも登場していますので見て頂くと嬉しいのですが
この辺りで履いています。
「コロー」という春夏から秋にも便利な、マリンソールのローファーです。シボ革のものを所有。
しかしパラブーツのフラッグシップモデルではなく派生したタイプなので（マリンソールですし）、フラッグシップモデルは必ず手に入れたいものとしてその機会を狙っていました。
勿論コローもとても愛用しています。冬以外は非常に使い勝手が良く履き心地も素晴らしいです。
コローのご紹介はまた春か夏にでも・・・。
さて、今回、かなーり何を選択するのか迷いました。
実店舗に試着に行き、帰って楽天で検索して・・・その繰り返しをすること多分半年くらい・・・
そして選択したのが
アヴィニョンだというわけです！
半年越しの念願。
パラブーツについて
購入レビューの前に、簡単にパラブーツについて述べます。
パラブーツの創業は1908年。創業者は靴の裁断師レミー・アレクシス・リシャール。
“フランスの国民靴”＝パラブーツの歴史をオサライ｜雑誌Begin(ビギン)公式サイト
パラブーツの前身である「リシャール・ポンヴェール社」を立ち上げます。
当時の顧客は企業経営者やアルピニスト、軍などだったそうです。
パラブーツのヴィンテージにはフランス軍に支給していたかなりレアなものも存在しています。
1927年に渡米したレミーはゴム素材のブーツに出会います。そして、アウトソールにゴム素材を用いることを思いつき、ゴムの原材料であるラテックスをブラジルの「パラ港」から輸入し、ラバーソールの生産を始めるのです。
パラブーツは世界中のシューメーカーでも非常に稀有な、ソールまで一貫して自社生産しているメーカー。ほとんどのメーカーはソールは他社のものを使用しているのですが。ビブラムソール等が代表的な例ですね。
ブラジルのパラ港の名をとって現在の「パラブーツ」という名前になっています。
フランスでは「パラブーツを履いたら一人前」と言われるほど国民的に認知されている高名なブーツメーカーなのです！
フランス紳士の教えとしてパラブーツを履くことを教わるのです。凄い！
何と迷ったの？
さて、今回「アヴィニョン」を購入したわけですが、何と迷ったの？という点。
ずばり、「シャンボード」です。
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パラブーツ シャンボード カフェ （Paraboot CHAMBORD MARRON-LIS CAFE） 価格:71,500円 |
いわずと知れたパラブーツの知名度ナンバーワンシューズにして日本で一番売れているフレンチUチップの名品シャンボード。
1987年にリリースされた名品はその立体的なフォルムと汎用性の高さもあり本当に世界中で愛されています。
しかし、今回はアヴィニョンを選択。その理由と一緒に購入レビューを述べていきます。
パラブーツ・アヴィニョン購入レビュー
開封！
実店舗で試着を十分したので楽天で購入しました。
この瞬間はいつも堪りません・・・。
モデル名「アヴィニョン」ソール名は「グリフ2」カラーはノアール（黒）です。「リスレザー」の表記もあります。
勿論メイドインフランス！
ご登場です！
開けた瞬間にむわっとオイルの匂いが立ち込めました。堪りません！
カーフレザーにたっぷりとオイルが染み込ませてある上質な作りです。
早速ネコネコチェック入ります（笑）
嫌いな匂いではないらしい・・・。クピクピしてました。
惚れ惚れするスタイリング
知らなかったのですが、保管用の袋も一足分ずつあります。いやはや、この辺が高級感を演出していますよね。素晴らしい。
本当に美しい革。惚れ惚れします・・・。
数分間眺めてしまいました・・・。ほとんど病的（笑）
ホワイトのステッチも格好いいです。モカシン縫いは程よい無骨さの演出にもなっています。
シャンボードよりも甲が低く、その分？幅は広いです。要するに平べったいという事です。
先端はセンターシームが入っている点もシャンボードとの相違点です。
このセンターシームのデザインが本当に嫌味なく美しいのです。
パラブーツ独自のラバーソール
アウトソールが前述の「グリフ2」。シャンボードやミカエルよりも薄めのソールになっており、よりフォーマルな場に合わせやすい仕様です。凹凸も控え目。
パラブーツが自社開発しているラバーソール。グリップ力はさることながら、他のメーカーにはないソールだという事が非常にそそられるポイントです。
世界中でこよなく愛されるビブラム社のビブラムソールよりもうんと昔からパラブーツはラバーソールを作っていました。
伝統のノルウィージャン製法を採用しているのもパラブーツの特徴。
グッドイヤーウェルト製法よりもアウトドアなシーンに適している作り。堅牢さに秀でています。
インソールも勿論レザー仕様。
もう我慢の限界！足通しします！
アヴィニョン着用！
勿論履き心地はまだまだ硬いです。重量感もずっしり。この辺はこれから馴染ませていかなくてはいけませんね。早く履き皺を付けたいです。
シャンボードをイメージしてみるとかなりシュッとしたイメージ。モカシン縫いの白ステッチが存在感を醸すものの、ドレスな雰囲気もなかなかにします。
甲高な人は窮屈に感じることも多いというアヴィニョンですが、私にはピッタリなような気がします。
少し歩いてみましたが、ラバーソールとインソールのコルクの具合が抜群で、履きこなされていくと素晴らしい履き心地になる予感がします。
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価格:71,500円 |
アヴィニョンを選択した理由
シャンボードではなくアヴィニョンを選択した理由は・・・
①ジャケパンスタイル等の準フォーマルな場にも使いたいから
シャンボードと比較してドレス顔なアヴィニョン。
勿論主戦場はカジュアルシーンですが、ちょっとしたジャケパンやセットアップを着用するシーンまで考えるならばこちらかなあと思ったわけです。
②シャンボード被りを回避する
シャンボードは兎に角人気ナンバーワンのパラブーツ。他人と被るかもしれないという心配が俄かにありました。
また、私は「一番人気の物」を昔から避ける傾向にあり・・・
例えばナイキをあまり所有していないのもそういう理由でもありますし。あまのじゃくなのですね。
敢えてアヴィニョンを選択したという部分は大きいです。
ミカエルも格好いいですが、今回は見送りました。ミカエルはよりカジュアルルックですし。
【楽天市場】PARABOOT パラブーツ MICHAEL Shoes ミカエル レザーシューズ メンズ 革靴【marquee】：marquee (rakuten.co.jp)
③「フランスで一番売れているモデル」であること
フランス国内で一番売れているのはシャンボードでもミカエルでもなくアヴィニョンとのこと。きっと履いていけばフランス人の気持ちが分かるのではないか（笑）
と思ったのです。フランス人のマインドを理解したいのです・・・。大好きフランス！
パラブーツの他モデル
シャンボード
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価格:71,500円 |
先ほどから文中に頻出しているシャンボード。
本当は最初の一足はこちらがおすすめではあります。間違いのない一足。
しかも実は（シャンボードに限った話ではないのですが）コストパフォーマンスも高いところも魅力の一つです。7万円かあと思うべからず。それ以上の価値が絶対にあるのがパラブーツです。
ミカエル
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価格:69,300円 |
ミカエルもパラブーツのフラッグシップモデルの一つ。武骨な中にもどこか愛嬌のあるチロリアンシューズです。
アウトドア由来のシューズなので、厚手の靴下を履くことを想定したゆったり目の作りになっています。
私以上にカジュアルシーンを重視している方はミカエルを選択するのも良いでしょう。一発でオシャレ確定な一足です！
ウィリアム
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価格:74,800円 |
ダブルモンクストラップの「ウィリアム」。
パラブーツは世界最高峰のシューズブランドのひとつ「ジョン・ロブ」のOEM生産を請け負っていた歴史があり、その際に作っていたモデル。
今ではパラブーツ名義のモデルになり、代表作の一つへとなりました。
画像を見てわかるように、ドレス顔なダブルモンクストラップですがミカエルと同じゴツいアウトソールを履いており、結構そのギャップが堪らない一足ではあります。
綺麗な顔してタフ！それがウィリアム！
コードバンモデル
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パラブーツ シャンボード コードバン ボルドー （Paraboot CHAMBORD MARRON-CORDO BORDEAUX） 価格:132,000円 |
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Paraboot パラブーツ 145521 Avignon Cordovan Black メンズ アヴィニョン コードバン ブラック Uチップ 本革 ビジネス フランス製 価格:118,800円 |
それぞれのモデルにはコードバンを使用しているモデルが存在します。
10万円越えにはなりますが、かなり雰囲気が違うと思います。実物を見たことはないのですがリスレザーとはまた一味違い、よりフォーマルな場にも使いやすくなっていると思います。高級感も更に増していることでしょう。
パラブーツ アヴィニョンのまとめ
結構念願だったので、とても満足感が強いです。
これから育てていくのも楽しみの一つ。
また履きこんだ様のレポートができればと思います。
実は3足目も密かに狙っています・・・。
シャンボードかなあ、ミカエルかなあ、アルルなんていう線もあります・・・。
それでは皆様、今年も宜しくお願い致します。ウシ年！
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今後ともよろしくお願いいたします。
