- PUMA(プーマ)のスニーカーを初購入
- PUMA(プーマ)の歴史
- PUMA(プーマ)の現在
- PUMA(プーマ)・CLYDE(クライド)とは
- PUMA(プーマ)CLYDE(クライド)ペイズリーモデルレビュー
- まとめ(食わず嫌いで損していた)
PUMA(プーマ)のスニーカーを初購入
今まで、プーマのスニーカーを購入した事はありませんでした。
何故か?
自分でも明確な理由はわからないのですが、何故か食指が動かなかったのです。
私は中学校まで部活動でサッカーをしており、当時のサッカー少年に抜群の人気を誇っていたスパイクメーカーはプーマだったのですが、その時すらもロット(懐かしい!)やアディダスの物を使用していました。
プーマのアイテムは、傍目から見ると格好良いと思うことが多いのです。
それこそアディダスやナイキ等よりも心惹かれる頻度は高いかもしれません。
しかし、購入するまでは至らない、なんとも(私にとっては)不思議なメーカーです。
それが今回こうやって代表モデルの一つである「クライド」を購入したわけですが、正直そのカッコよさに一目惚れでした。今回は存分にこのスニーカーのレビューを述べていきます。
勿論プーマとクライドの背景にも触れながらアイテムレビューを行っていきますので是非最後までお付き合いください。
PUMA(プーマ)の歴史
PUMA(プーマ)の創設者はルドルフ・ダスラー。過去記事でも少し触れましたが、後にadidas(アディダス)の創設者となる弟のアドルフ・ダスラーと共に「ダスラー兄弟商会」を立ち上げるところからその歴史は始まります。これは1924年の事。
出典:http://psycostyle.blog109.fc2.com/blog-entry-70.html
ダスラー兄弟商会の出発点は母親の洗濯室で、ダスラー兄弟は据え付け自転車のペダルを漕いで電力を賄っていたそうです。大昔のベンチャーという感じで何だか凄いですよね。
兄のルドルフは営業担当、弟のアドルフは生産担当だったようです。
ダスラー兄弟商会の立ち上げから約20年が経つ頃、すっかり軌道に乗った同社は第二次世界大戦下での兄弟の思想の違い等から分裂に至ります(この辺りの経緯を記すにはディープな政治的記述を含む必要があるため割愛します)。
元々営業マンだったルドルフは販売部門の従業者の多くを連れて河を挟んだ対岸に新しい会社を作り、それがのちに「PUMA(プーマ)」となります。
因みに弟のアドルフの元には技術者の多くが残り、こちらがのちに「adidas(アディダス)」になっていきます。
出典:
世界的スポーツメーカーの「アディダス」と「プーマ」は壮絶な兄弟ゲンカの末に誕生した - GIGAZINE
今もなお両メーカーの本社は一本の河を挟んだ両側に位置しており、(現在はそうでもないにしても)町を二分して両派に別れていたりと小さくない影響を地域に与え続けてきました。
出典:【PUMA公式】ようこそプーマオンラインストアへ|プーマオンライン通販
プーマの歴史を見るうえでやはり欠かせないのは、スポーツメーカーで初めてデザイナーズブランドとコラボレーションを実施した点でしょう。ユニクロの+J(プラスジェイ)でお馴染みのジル・サンダーとのコラボは当時世界中を驚かせました。
その他も日本のミハラヤスヒロとのタッグでは「ミハラがプーマを変えた」と良く言われたりするほどです。
PUMA(プーマ)の現在
出典:2021年のマンチェスター・シティが強すぎ!「133年で初記録」つくる
さて、では現在のプーマはどうでしょうか。
世界中で最も大規模な人気スポーツと言えば、まだまだ日本では実感している方は少ないかもしれませんが、間違いなくフットボール(サッカー)です。
スポーツメーカーの勢力を測る一つの指標として、フットボールにおける「欧州のビッグクラブのユニフォームサプライヤー獲得数」と、「スター選手とのパートナーシップ契約数」が挙げられるという見解は世界的なビジネスの視点から見たときほぼほぼ異論はないでしょう。
「メガクラブ」「ビッグクラブ」と言われるクラブのユニフォームサプライヤーのほぼ全てはナイキかアディダスというのが近年の相場でしたが、最近ちらほらとプーマも先述の2強に割って入ってきています。画像のイングランドプレミアリーグ・マンチェスターシティも然り。この辺り、勢いというか本腰の入れようが伝わってくる部分。
勿論テクノロジーの面で見ても肉薄してきている、若しくは凌駕しているのかもしれません。
出典:PUMAが新作スパイク『フューチャーZ 1.1』を発表!ネイマール着用モデル
世界的スーパースターにして非常にアイコニックなキャラクター性も持ち味のブラジル代表ネイマール(パリ・サンジェルマン所属)はナイキ契約選手の中でも屈指のグッズ売り上げを長年誇っていましたが、突然ナイキとの契約終了と共にプーマとのパートナーシップ締結を発表し世間を賑わせました。
以上はほんの一例ですが、プーマの最近の欧州フットボール界での存在感は日増しに高まっている印象です。
出典:【楽天市場】 [ PUMA ]ラブ ウィメンズスニーカー [I2111]レディース シューズ スニーカー プーマ PUMA:神戸レタス (KOBE LETTUCE)
プーマはレディースに関してはずっと好調だと言われています。デザインの方向性やコンセプトという点を勘案すると、ずっと前から得意分野なのでしょう。
しかしメンズに関してはスニーカーヘッズ達の琴線に触れるヒットがなかなか飛ばず、苦戦続きの模様。
総合的に見ても、ずっと安泰だと思われていたスポーツメーカーの総売上高3位(1位ナイキ、2位アディダス)の地位はかなり危うくなっているようです。米アンダーアーマーの売り上げが肉薄してきている(アンダーアーマーも最近はあまり聞かなくなりましたが)という情報を以前見ました。
しかし、これは極々私見なのですが、プーマという会社の社風というか、理念なのか、余り焦りが見られない気がします。
出典:【PUMA公式】
あくまでもマイペースで、媚びない。我が道を進んでいるように思えます。
本音は違うのかもしれませんが(笑)イメージです、あくまでも。
PUMA(プーマ)・CLYDE(クライド)とは
出典:Resurrection! PUMA CLYDE 7/2(Sat) Release! | SHOES MASTER
「クライドとは」ということについて述べるには、「スウェードとは」何かを述べる必要があります。
出典:【楽天市場】【スウェード クラシック XXI ユニセックス スニーカー】:プーマ公式オンラインショップ (rakuten.co.jp)
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というのも、「クライド」は後述するバスケットプレイヤーのシグニチャー(専用)モデル として「スウェード」を改良したものだからです。
そう聞くと、両モデルの見た目が非常に似ているのも頷けますよね。そして、プーマの歴史の中でも非常に重要なモデルと言えばこの2つと言えるのです。
出典:【楽天市場】【スウェード クラシック XXI ユニセックス スニーカー】:プーマ公式オンラインショップ (rakuten.co.jp)
60年代末に、コート系のトレーニングシューズとしてリリースされたスウェード。ブルーチャー(外羽根)デザインのスウェードアッパー、シンプリシティに優れたアイコニックなシルエットはスポーツシーンのみならず多くのカルチャーにも多大な影響を与えた名作中の名作です。
出典:ウォルト・フレイジャー - Walt Frazier - JapaneseClass.jp
70年代にNBAのニューヨーク・ニックスで活躍したウォルト・フレイジャーのニックネームは「クライド」。1996年にNBA50周年を記念して発表された「50人の偉大な選手」にも選ばれたフレイジャーは、当時のファッションアイコンとしても傑出した存在だったようで、男性ファッション誌の表紙も良く飾っていたとか。
そんなフレイジャーのシグネチャー(専用)モデルとして、プーマのスウェードのラスト(木型)や細部のスペックチェンジを施したのが「クライド」なのです。
フレイジャーはクライドをゲームのみならずストリートでも愛用し、ニューヨークに端を発したその人気ぶりは世界中を巻き込んでいったのでした。
PUMA(プーマ)CLYDE(クライド)ペイズリーモデルレビュー
それでは今回購入したクライドのペイズリーモデルをレビューしていきます。
①(何と言っても)ペイズリー柄
クライドの伝統的なディテールに触れる前に、やはりこの全体に施されたエンボス加工の3Dオールオーバーペイズリーのデザイニングのご紹介からしなければならないでしょう。
プーマ公式のアイテム紹介でもあまり強調していないのですが、このデザイニングがかなり秀逸。遠目から見ると普通のレザーアッパーなのですが、近くで見るとアッパー全体にこのペイズリー柄が施されています。
これが格好いい。非常にさり気なく、でも見方によってはド派手で、しかし大人っぽい。「スーツをイメージしたデザイン」という説明が公式になされているのですが、ペイズリー柄というのは実に艷やかな大人っぽさが醸される柄だと思います。
ペイズリーとは 曲線と草花をモチーフにした柄で、19世紀にイギリスのペイズリー市で量産されたことからそう呼ばれるようになりました。日本では勾玉柄とも呼ばれ、フォーマルなネクタイにもよく見られるデザインです。
クライドの雰囲気にも非常にマッチしていますね。
勿論アッパー素材は天然皮革です。ここは本革じゃないと雰囲気が出なかったかもしれません。
②ディテール
クライドのフォルムは非常にシャープで、プーマのロゴデザインの形状も合いまり、直線的な造形が印象的なモデルです。
また、アッパーに対して重心の低いソールは、やはり他のスニーカーと比較しても特有な作りになっていて、クラシックなデザインながらもよく見ると個性の光る、ある意味不思議な魅力を放っているシューズだと言えます。
太目のシューレースとアッパーと同色になっているブランドロゴ。このシューズの雰囲気の良さを際立たせています。
「クライド」の手書きサインが見事な格好良さ。シビれます。
プーママークの上下にはさり気なくパンチングが沿っています。
ヒールは元になっているモデルの「スウェード」はプーマキャットが入ったものになっていますがクライドにはありません。よりシンプルなデザインになっています。
クライドはこれまで何度も細かいアップデートが重ねられていますが、現行はカップインソールになっておりフィット感が向上しています。もちろん古くなれば交換も可能。
③コーディネート
モノクロームのカラーリングで、非常にシックに履きこなすことが出来ます。よく見るとペイズリー柄が確認でき、派手な柄物という側面とシンプルでクラシックな側面の2つの顔を持ったシューズといった趣きです。
ラスト(木型)はかなり細めで、フォーマルな革靴に近い形だと思います。ベーシックな着こなしに非常にマッチします。
バブアーのビデイル、ハバーサックのワイドチノパンツとコーデ。大人っぽく合わせました。
明るいところではペイズリーが映えますね。いやいや、何だか想定以上に気に入っているわけです・・・。参りました(笑)
【アウトレット】プーマ PUMA クライド ペイズリー (PUMA SILVER-PUMA BLACK-PUMA) 価格:4,847円 |
なんと、アウトレット価格で購入することが出来ます。安すぎて驚き・・・(価格は変動します)。
元々は10,000円以上は確実にするものなのでお得すぎます。
ペイズリー柄が独特なので躊躇してしまうのかもしれませんが、実際に見るとかなり格好良いですよ。
クライドのその他のモデルはこちらから!
プーマ PUMA スニーカー クライド コア Clyde Core 369293 ピーコート/ライトスカイ/プーマホワイト (02) Pパイン/ブレイジングイエロー/Pホワイト (03)【FNOG】 価格:13,200円 |
プーマ PUMA スニーカー クライド フロム ザ アーカイブ Clyde From The Archive プーマブラック/コードバン/ウィスパーホワイト 365319-04 【FMOL】 価格:13,200円 |
PUMA Clyde X THE HUNDREDS(プーマ クライド X ザハンドレッズ)SODALITE BLUE【メンズ レディース スニーカー】20SP-S at20-c 価格:12,870円 |
サイズ感に関しては、普段スニーカーを大体27㎝、革靴は26.5㎝で選ぶ私が27㎝を選択しました。ラスト細身ですがシューレースで調整し、丁度良いフィット感です。甲は高めなので普段通りのサイズで選んで問題はないと思います。
まとめ(食わず嫌いで損していた)
今回初めてPUMA(プーマ)のスニーカーを購入したのですが、望外に気に入ってしまい自分でも少々驚いています。
近年レディースの人気が高いことは知っていたし、先述したように欧州を中心にフットボール界隈ではシェアを伸ばしていることも分かってはいたのですが、想像以上に格好良かったです。
加えて履き味は少々独特ですが悪くなく、ハマる人にはハマるフィット感なのではとも思いました。
プーマと言えば断トツに有名なモデルは「スウェード」。そのスウェードの改良型である「クライド」はまた一味違う格好良さ。
「何で今まで手を出さなかったかなあ・・・」
そう、少なからず後悔してしまっています。
今回購入したクライドのペイズリーモデルは、スーツをイメージした個性的なモデルですが、その味付けは実にプーマらしく、放つ雰囲気の独特さとクラシックなディテールが良い地点で融合していると思います。
プーマユーザーにも、私のように今まで食指が動かなかった方にもおすすめの一足だと思います。是非チェックを!
【アウトレット】プーマ PUMA クライド ペイズリー (PUMA SILVER-PUMA BLACK-PUMA) 価格:4,847円 |
繰り返しますが、アウトレット価格で購入できるので非常にお得です(価格は変動します)。
おまけ(今日のネコ)
ここからの・・・
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