やっぱり役に立つぺたんこアディダス
今年の秋にアディダスのSAMBA（サンバ） ではないぺたんこアディダス・HANDBALL SPEZIAL（ハンドボールスペツィアル）を購入しましたが、思いの外愛用しています。昨年からのサンバのリバイバルヒットについて、若干穿った見方をしていた為半歩晒す様な気持ちでハンドボールスペツィアルを選んだわけですが、市場にソールに厚みのあるスニーカーが多く流通している中で、確かに差別化を図るために薄いソールでクラシック且つベーシックなディテールをもつ「ぺたんこアディダス」は異彩を放つ存在に成っているのだなと改めて感じるところです。
「YEEZY（イージー）以来のヒット」と言われているサンバがその代表格であることは間違いないですが、その他にもぺたんこアディダスは結構沢山あります。そもそも様々存在しているスニーカーブランドの中でも屈指の歴史とアーカイヴを誇るのがアディダスです。
出典：楽天
今回は現行で購入可能なぺたんこアディダス10選と題して、自信をもっておすすめできる名作（復刻）をご紹介していきたいと思います。
おすすめぺたんこアディダス10選
①ハンドボールスペツィアル
出典：アディダス公式オンラインストア
まずはハンドボールスペツィアル。詳細は
こちらの過去記事を閲覧頂きたいのですが、兎に角使い易い。私の所有しているベーシックなブラックスウェード×ホワイトのラインも良いですが、画像のように様々なカラバリ、素材違いのバリエーションも存在しています。秋冬のモノクロになりやすいコーデの差し色にアクセントカラーのものを選ぶのも一興かもしれませんね。
②BWアーミー
出典：アディダス公式オンラインストア
過去記事でもご紹介したように、ジャーマントレーナーはドイツ軍のトレーニングシューズです。
ジャーマントレーナーは固有のブランドが作ったモデルを示すものではなく総称なのですが、ドイツで生まれ今も同国に本拠を置くアディダスやプーマも漏れなくジャーマントレーナーを作っていました。
アディダスのジャーマントレーナー「BWアーミー」は近年待望の復刻を遂げ、一躍「ジャーマントレーナー界隈」の人気銘柄に。これは間違いなく必然だったと思います。
ジャーマントレーナーのディテール自体がトレンドに左右されることがない大人が履くべき定番シューズですが、スニーカー作りに一日どころか百日の長があるアディダスが作るとなればその間政府度の高さは折り紙付き。クリーン且つヴィンテージライクなスタイリングとジャーマントレーナーの代名詞であるアッパーの切り替え素材、そしてガムソールのアクセントは改めてこのシューズの普遍性と汎用性の高さを思い知らせてくれる名品と言えるでしょう。
まず間違いのない一足です。
③ガゼル
出典：アディダス公式オンラインストア
古くからスーパースターやスタンスミス、キャンパス等と並びアディダスを代表するモデルとして君臨するガゼル。1968年にトレーニングシューズとしてデビューしました。サッカーシーンから発生したモデルという事もあり、70年代には「カジュアルズ」と呼ばれるフットボールサポーター達が愛用し、極めてアイコニック且つファッショナブルなモデルとして知られています。
スケートカルチャーとも深い結びつきがあり、見方によって様々な表情を持つガゼル。そのいで立ちだけではなく背景さえも格好良い素晴らしいシューズです。サンバがヒットした際にガゼルの方が格好良いような気が・・・と思っていたのは私だけではない筈。
因みにドイツ語圏ではGAZELLE（ガッツレー）と読まれるのですが、私はひそかにガゼルではなくガッツレーと呼ぶ派です。ガッツレーの方が語呂が良い気がするから。
④カントリー
出典：アディダス公式オンラインストア
1973年に誕生したカントリー。その名の通りクロスカントリー用のシューーズとしてデビューし、当時としては画期的だった2重構造のミッドソールやカンガルーレザーが使用されたアッパーなどが大きな反響を得ました。「ぺたんこアディダス」」と言っておきながらソールはぺたんこではないのですが、レトロなディテールとソールの薄さから大体同じ括り似れていいと思いピックアップしました。
フットボールやハンドボールシューズ等とはまた少し雰囲気が違うランニングシューズ系のルックスですが、それがまた逆に新鮮で差別化につながる一足と言えるでしょう。
シュッとした細身のシルエットとスマートなルックは大人っぽいコーディネートにもピッタリとハマってくれるはずです。
⑤ジーンズ
出典：アディダス公式オンラインストア
この「JEANS（ジーンズ）」というモデル、かなりのアディダス通でないとご存知ないのではないでしょうか？事実、そこそこすべてに近いモデルについて既知のはずだった私は知りませんでした。
1970年代中盤、それまでスニーカーシューズはスポーツシーンにおける用途がほぼほぼ全てでしたが、徐々にその範疇はカジュアルシーンに進出しつつあっりました。
そんな中アディダスが放ったモデルこそが「ジーンズ」。
オールドスポーツを背景に持つからこそ魅力的であるという固定概念を覆しそうな面白い出自で、かといって現代のカジュアル用途のシューズと比較するとやっぱりレトロでスポーティーなルックであるというところもまた良い。
色々な意味で他と一線を画する「ジーンズ」。私自身も興味津々です。カラバリも色々あるのでチェックしてみてはいかがでしょう。
⑥キャンパス
出典：アディダス公式オンラインストア
1983年に誕生したCAMPUS（キャンパス）。キャンパスと言えば何と言っても80年代にビースティーボーイズ等のミュージシャンたちが相次いで着用し、当時は広告を打つ必要がなく飛ぶように売れたという逸話を持つ名作です。
今もなおアディダスを代表するモデルとして生き続けているキャンパス。その無駄のない普遍的なデザインとどこか愛嬌のある角を感じさせない雰囲気、そして先述した音楽、スケートといったカルチャーと深く関わってきた背景の強さ等がその要因なのではないっでしょうか。
現代のストリート仕様になっている「キャンパス00s」やシルクスウェードをあしらった「キャンパス2.0」などのアップデートモデルもリリースされていますが、やっぱり大人ならばOGに近いぺたんこルックな「キャンパス80s」がおすすめです。
⑦アロハ・スーパー
出典：アディダス公式オンラインストア
こちらの「AROHA・SUPER（アロハスーパー）」もなかなかマニアックなモデル。アーカイブのフェンシングシューズに着想を得て作られたスケートシューズで、アディダスと深い関係性をもつマーク・ゴンザレスのシグニチャーモデルになっています。
実はこのシューズ、1988年にアプタイベルク美術館で行われたマーク・ゴンザレスのスケートパフォーマンスにインスパイアされ、その際にマークが履いていたフェンシングシューズ「アディスター」のアッパーにガゼルインドアのソールをドッキングして作られたもの。
レトロな雰囲気とストリートな雰囲気が見事にマッチしており、大人がストリートで履いても映える絶妙なデザインになっていると思います。
単純なアーカイブモデルの復刻も良いですがたまにはこういう変化球も悪くないかと思い一足ピックアップしました。
⑧バミューダ
出典：アディダス公式オンラインストア
1970年から80年代にかけてアディダスが展開した「アイランドシリーズ」。その中の一つである北大西洋に浮かぶイギリス領の島から名付けられたシューズが「BERMUDA（バミューダ）」です。
ギザギザのスリーストライプはアディダスのアーカイブの中でも特にレトロな雰囲気を強調しており、上質なスウェードアッパーと半透明ガムラバーソールがより一層そのルックの特異性を際立たせます。
ベーシックでよく見る感じのシューズだけれども、よく見ると「何、これ？」と言われそうなモデル。
「サンバでも、スペツィアルでも、ガゼルでもない。でもぺたんこでトレンド似合っている」。バミューダは今買っておくべきモデルかも知れませんね。
⑨スタンスミス
出典：アディダス公式オンラインストア
最早知らない人はいないほどの知名度を誇るスタンスミス。
最近は余りにも市場に溢れ返っていてやや食傷気味ではありますが、やはり名品であることには変わりありません。
ミニマリズムを究極まで詰めたようなシンプリシティ溢れるデザインはまさに合わせる物を選ばず、品のあるルックは大人のっコーディネートに欠かせない一足と言えるでしょう。
ちょっと追えないほどのバリエーションが存在しており、コラボものも把握しきれないほど存在しているので、差別化を図りたいなら根気強く探してみるのも面白いかもしれません。
因みにこちらの「兄弟モデル」とも言えそうなロッド・レーバーもおすすめです。
選び難い時は顔の好みで選びましょう（笑）。
⑩スーパースター
出典：アディダス公式オンラインストア
不朽の名作・スーパースター。「ぺたんこアディダス」と呼ぶにはややボリュームはありますが最近の厚底のスニーカー達と比較するとレトロでローテクだし、そんなにソールも厚くないのでピックアップしました。
1969年にバスケットシューズとしてデビューしたスーパースター。そのアイコニックなルックはその後の時代のスニーカーシーンに多大な影響を与え続けている金字塔的存在です。
80年代にはストリートシーンをも席巻し、RUN D.M.Cらニューヨークのクルーたちの足元を彩ってきた背景も持っています。
個人的には、今スーパースターは結構新鮮な一足になり得るのではないかと思っており、画像のオールブラック等は気になっています。なお、それ以上にウルトラスターの復刻を待ち望んでいることも付け加えたいと思います。
まとめ
今回はおすすめのぺたんこアディダス10選をお送り致しました。他にも最近はじめて復刻された名品・グアムや秋冬らしいコーデが組みやすいタバコなどなどご紹介できなかったモデルがまだまだたくさん存在しています。
最近実はワイドパンツを穿く時にボリュームのあるスニーカーが必要だと思い立ち色々探しまわっていました。お店で試着し、ネットでも物色し・・・
しかし、どうにもやっぱりしっくりこない。結局自分はぺたんこソールのシューズが性に合っていると感じたところです。
レトロで定番のアディダスのシューズは兎に角合わせやすくて雰囲気も良く、持っている背景も確かな物が多いので、特に大人の足元におすすめ。
まわりまわって、結局サンバが大ヒットしたのも伊達ではないのだと感じました。繰り返しにはなりますが、相変わらずサンバが街中で見かけることは多いのでそれ以外で探すのは被り防止の観点からもいい選択になると思います。
是非皆さんもチェックしてみて下さい。
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