YMのメンズファッションリサーチ

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【夏の主役】知っておいて損なしのワンポイントポロシャツおすすめ10選!

夏のワードローブの必需品と言えばポロシャツ。ポロシャツは本当に便利なアイテムで、カットソーよりもきちんと見えるけれどもシャツよりは暑苦しくない。着回せるバリエーションを持っておけば、下手をするとそれだけで夏を凌ぎきることさえできそうです。

ポロシャツはのっぺりとした印象になってしまいやすい無地の物よりも胸のワンポイントがアクセントになり得るものが結構ベター。それ自体が定番化している為、ロゴが主張しても何故だか嫌らしく見えにくいものです。

 

今回は、夏に着たいワンポイントポロシャツを定番からおすすめまで一挙10選ご紹介。この中から皆様の気に入るものが見つかれば幸いです。

 

ワンポイントポロシャツ10選

 

①ラコステ

出典:楽天

 

「ワンポイントのポロシャツをリストアップする」記事に於いて、ラコステをトップバッターに据えないわけにはいきません。当ブログの過去記事にも幾度となく登場している、避けて通ることが難しいほどの定番中の定番です。

夏になると、街にワニ増殖警報が鳴り響き、カフェで談笑する洒落者達の会話に聴き耳を立てると「フレラコが正統で、ジャパンラインは邪道なのでは?」等という論議が聞こえます(ウソです)。

 

出典:楽天

 

ラコステの創業者であるルネ・ラコステはフランス出身のテニスプレイヤーで、同ブランドの代名詞であるポロシャツ(L12.12)はルネ自身が理想のゲームウェアを追求しようと開発したもので、鹿の子素材や裾のスリット、袖リブ等に当時としては最先端の機能性が詰め込まれています。ワニのワンポイントはルネのエレガントながらもワニのように喰らいつく粘り強いプレイスタイルが由来になっているもの。

前述した「フレラコとジャパンライン」のお話についてですが、L12.12はフランス本国企画の通称フレラコ(生産国はフランスとは限らず。アフリカ製などもあり)とメイドインジャパンの日本企画があり(古着だったら、今は無きアメリカ企画のアイゾッドなんてのもあります)、オールドファンやヴィンテージフリークはフレラコを好む傾向があるようですが、個人的には日本企画も好きです。因みに私が所有しているL12.12は日本企画の物。

次項より様々ワンポイントポロシャツをご紹介していきますが、ラコステを選べばまず間違いはありません。色褪せない永世定番品です。

 

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②フレッドペリー

出典:楽天

 

フレッドペリーは1940年代後半に英国でスタートしたブランド。創業者のフレドリック・ジョン・ペリーはルネ・ラコステと同じくテニスプレイヤーでした。史上初のグランドスラムを達成した歴史上に燦燦と輝く実績を残した偉人ですが、同時にファッションアイコンでもあった彼は引退後に自身のアパレルブランドを立ち上げます。因みにフレッドペリーの「始まりのアイテム」は意外にもリストバンドでした。

 

出典:楽天

 

ブランドアイコンの月桂樹は当時のウィンブルドン大会のアイコンだったものを、きちんと許可を得て使用したことが切っ掛けだったとのこと。

フレッドペリーは1950年代から60年代にかけて英国の若者や労働者層を中心に興った「モッズ」ムーブメントの象徴的なブランドとなり、世界中にその名を広めました。ブランドの最も有名なアイテムであるポロシャツ「M12」はすっきりとしたシルエットと気品に満ちたデザインで、今もなお世界中で愛され続けています。

ラコステや後述するラルフローレンと比較すると、やや着る人を選ぶきらいはありますが、ハマれば大人っぽく上品に装うことのできる定番品です。初心者はあまりビビッドなカラーのライニングが入っていないシンプルな配色の物を選ぶと良いでしょう。あと、お腹が出ている方は注意してください。細身の作りなのでポッコリと目立ってしまう恐れがあります(ショップ等の別注アイテムならばゆったり目に作っている場合もあるようです)。

 

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③ラルフローレン

出典:楽天

 

先述した「ラコステ」、「フレッドペリー」と並び、3大ポロシャツと称されるのがラルフローレン

ただ、ブランドを象徴するアイテムがポロシャツである前出二者と違い、ラルフローレンに関してはポロシャツは数多く存在している名品の中の一つといった趣きです。

ヨーロッパ発の前出二者と違い、アメリカのブランドであるラルフローレン。アメリカらしいゆったりとしたサイズ感とシンプルで合理的な作りはやはり妙な安心感があります。

ラルフローレンのポロシャツに関しては、勿論生地感の良さや作りの確かさなどはあるにしても、これといったトピックスがないのが特徴。ごくごくシンプルなので無難な選択がしたいときに重宝したりします。

また、古着市場の球数が他ブランドとは比較にならないほど多いことも特徴で、よく探せば状態の良いモノをお手頃価格で見付けることも出来ます。加えて、極端に体格が大きくない方はボーイズサイズで探してみるとこれもまたお買い得価格でゲットすることが可能。因みに私も過去にボーイズのXLサイズを購入した履歴があります。楽天で検索するとボーイズサイズを売っているショップはすぐ見つかるので是非見てみてください。

 

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④トミーヒルフィガー

出典:楽天

 

トミーヒルフィガーは1951年にアメリカで創業した老舗ブランド。創業者のトミーヒルフィガーがブランドの創設にあたりまず始めたのは20本の自作ジーンズを売ることだったそうです。しかしあえなく倒産し、その後フリーでデザイナー業を継続。転機が訪れたのはビジネスマンである男性との出会い。それを契機に1985年、自らの名を冠したブランドを改めて立ち上げ、一気に全米へとその名を拡げたのです。

トミーヒルフィガーと言えば、何と言ってもその特徴は「若々しさ」。フレッシュで瑞々しい雰囲気はラルフローレンやブルックスブラザーズなどといったアメリカの老舗ブランドともまた一味違います。

デニムやブレザー等のブランドを象徴するアイテムは未だ世界中で人気を博しており、トミーのワンポイントも誰しもが目にしたことがあることでしょう。

 

出典:楽天

 

ややデザインや配色が入っている分、着方を間違えるとダサくなってしまいやすいのがたまにキズですが、トミー自体は確固たるバックグラウンドを持ったブランドなので、きちんと選べば格好良く着こなせます。

ポロシャツを選ぶ時は敢えてダークトーンの物やシンプルな物を選ぶのも手でしょう。

 

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⑤ブルックスブラザーズ

出典:楽天

 

ブルックスブラザーズが創設されたのは1818年。世界最古のブランドといわれている、格式高いアメトラを代表する存在です。

かのラルフ・ローレンも元はブルックスブラザーズのネクタイ売り場で働いていたわけですし、歴代の著名な顧客もアブラハム・リンカーンやジョン・F・ケネディ、そしてアンディ・ウォーホルなど枚挙に暇がありません。

2020年に経営破綻しますが、新たな資本の元、相変わらずアイビー・アメトラの象徴として存在感を示し続けています。

ブルックスブラザーズといえば何と言っても「ポロカラーシャツ」が有名。現在一般的に知られている「ボタンダウンシャツ」は辿っていくとブルックスのポロカラーシャツが起源です。ポロ競技を観戦に行ったブルックスブラザーズ創業者の孫であるジョン・E・ブルックスがプレイヤーの襟が風ではためくのを防ぐためにボタンで留めるカラーを想起したことがきっかけと言われています。滅茶苦茶有名で、偉大な逸話です。

 

出典:楽天

 

若干ややこしいのですが、ブルックスブラザーズでは「ポロカラーシャツ」といえばボタンダウンシャツのこと。しかし勿論「ポロシャツ」も存在していて、そちらは普通に「ポロシャツ」と呼びます。

左胸に鎮座する「ゴールデンフリース」は偉大なブランドであるブルックスブラザーズの象徴。極めてオーソドックスな作りが逆にこのワンポイントを際立たせます。

その刺繍が自分の胸にあるだけでどこか誇らしい気持ちになれる。そんなワンポイントは世界中探してもなかなかありません。

 

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⑥マンシングウェア

出典:楽天

 

「マンシング?ああ。うちのお父さんが着てました!」

そういう方も多いのでは?でも、決しておじさん臭いポロシャツの代表格というだけではなく、意外と今良い感じなのでは?と個人的にも思っているブランドなのでご紹介します。

マンシングウェアは1955年に創設されたアメリカのブランド。

マンシングのアイコンであるペンギン「リトル・ピート」がマンシングのマスコットになったのは、マンシングの営業マンが飛行機に乗車した際に抱えていたペンギンのはく製をとある婦人が見て、「こんなかわいい鳥があなたの(ブランドの)マスコットになればいいのに」と言われたのが切っ掛けだったそうです。ペンギンのはく製が可愛らしいものなのかどうかは甚だ疑問という件はさておき、なかなか粋なエピソードを持っていますよね。

 

出典:楽天

 

マンシングがおじさん臭いと言われがちな所以はゴルフウェアがブランドの主力商品だったからに他なりませんが、現在日本での商標権はマネジメント上手な伊藤忠商事、企画力に定評があるデサント、確かな製造力を持つ東洋紡らが所有しており、「ペンギン・バイ・マンシングウェア」というファッション性に特化したラインが誕生していたりもします(画像のポロシャツはペンギン・バイ・マンシングウェアのもの)。SHIPS(シップス)が推していたりもして、一昔前とは随分イメージが変わっている印象。チェックしてみても損はないかも知れません。

 

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⑦フェローズ

出典:楽天

 

フェローズは1991年に「ザ・リアルマッコイズ」の創設メンバーの一人であった志村昌洋氏が設立したアメカジブランド。

日本における「レプリカブランド」の先駆け的存在で、「10年後、20年後にヴィンテージと呼ばれるものを作る」という信念の元運営されています。

旧き良きアメリカ服に独自の解釈を織り交ぜながら作り出されるフェローズのアイテムは、オーソドックスだけれどもどこか遊び心も感じられ、その醸す雰囲気は「ヘリテージとモダンの融合」と評されることも。英国のセレクトショップでバカ売れしているらしいという話を聞いたときには「さすが日本が誇る一流ブランドだ!」と誇らしい気持ちにもなりました。

 

出典:楽天

 

フェローズのポロシャツのボディに使用されているのはUSメンフィスコットンの裏鹿の子生地。着るごとに肌に馴染み、経年変化も見応え十分との評判。

そしてワンポイントはフェローズを象徴するバッファロー。そのアイコニックながらも力強いロゴに心をグッと鷲摑みにされる事は必至です。

 

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⑧アルボーマレー

出典:楽天

 

アルボーマレーはフランス・ラカノー発のサーフ・カジュアルブランド。フランス有数のリゾート地であるラカノー発なだけあってサーフカルチャー色が色濃く絡んでいるかと思いきや、現在ではサーフブランドというよりはマリンテイストのワーク・カジュアルといった印象が強いブランドといった印象です。

というのも、フランスのワークブランド「DANTON(ダントン)」、バスクシャツ御三家の一角「ORCIVAL(オーシバル)」、「ARMEN(アーメン)」といったブランドと工場を共有しながら歩み、日本ではライセンス生産が為されているという背景を持っているのです。なるほど、納得。確かにダントンっぽいモノやオーシバル臭がするもの等をよく見かけます。しかしなかなかデザインのセンスは悪くなく、上品でかわいいアイテムが多くリリースされている印象です。

 

出典:楽天

 

如何にもフランスと言った趣きのアイコニックなロゴマーク。フレンチな印象のへちま襟は容易にこなれ感を出したいときに打ってつけで、定番の型に飽きてしまった方はチェックしてみると良いかもしれません。

 

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グラソン

出典:楽天

 

Glacon(グラソン)は1971年にフランスで創業したファクトリーブランドです。エルメスやシャネルといったラグジュアリーブランドも手掛けるメゾンであるグラソンは一切の妥協も許さないモノづくりで各方面から最大級の賛辞が贈られる存在。ブランドを代表するアイテムはカットソーですが、ポロシャツも勿論秀逸な出来映えです。

 

出典:楽天

 

厳選された上質な鹿の子生地は適度なコシとハリがあり、トレンドに媚びないスタンダードなシルエットも好印象。ラウンドカラーを採用し、エレガントなフレンチカジュアルを演出するのにも最適です。

気品あふれる佇まいは他との差別化を容易く実現し、着込んでいくごとに増す風合いは大人のオトコの夏の装いをワンランク格上げしてくれそうな予感が存分に漂います。

これだけ拘った上質な作りなのに価格がかなりこなれているのは、グラソンがファクトリーブランドである所以だといえましょう。

胸を張っておすすめできるワンポイントポロシャツの一つです。

 

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⑩モンクレール

 

出典:楽天

 

最後はモンクレール。昔は無骨なダウンウェアブランドだったモンクレールも、今やすっかりラグジュアリーブランドの仲間入りを果てしています。

「モンクレールといえばダウン」と断言するのは私達の世代固有の意識なのかもしれません。現在では総合アパレルブランドとして様々なアイテムをリリースしています。

しかし、ポロシャツに関しては結構以前から作られていた、比較的定番といえるアイテム。だから、ギリギリ許せる・・・。

流石に「ブランド料」が載りまくっているので、生地や作りの割に価格の割高感は否めませんが、「ドヤりたい」方はこれ一択かも知れません。

 

出典:楽天

 

・・・ただ、良ければできるだけシンプルな物を選びたいところです。

・・・だいぶん頑張って書いたけれども、やっぱりモンクールといえばダウンなんだよなあ・・。ポロシャツじゃなくて・・・。

 

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