YMのメンズファッションリサーチ

メンズファッションについて、ブランド、アイテム、ショップ、人物等様々な角度からリサーチします。

【WACKO MARIA(ワコマリア)虎柄アロハシャツ】ルード系柄シャツ、どうコーデする?

 

俺、ヤカラになる

ここ数年、納得のいくアロハシャツをなかなか見つけられずにいました。古着からラグジュアリーブランド、そして勿論本場ハワイメイドのアロハまで様々探していたわけです。部下から「アロハなら何のブランドが良いのでしょうか」と聞かれた時は古着で探すか、サンサーフあたりだろうか」と答えた記憶もありますが。

素材やシルエットが合致しても柄が納得いかなかったり、その逆だったり。こうなったらもう、納得できるものが見つかるまでは買わんと息巻いていたのですが、結局行きついたのはドメスティックブランド・WACKO MARIA(ワコマリア)のティム・リーハイコラボの虎柄アロハでした。

もうずっと毎年のように展開されているWACKO MARIA(ワコマリア)×ティム・リーハイのアロハですが、ここにきて琴線にピンと触れました。折角だからこの位思い切ったデザインで、いい意味でヤカラ感があるものも良いかという思い。今までWACKO MARIA(ワコマリア)には触れてこなかったのですが、実際に着てみると意外としっくり来そうです。

 

WACKO MARIA(ワコマリア)とは

出典:MINARI

 

WACKO MARIA(ワコマリア)は2005年に誕生したドメスティックブランド。元Jリーガーの森敦彦氏と石塚啓次氏の2人によって設立されました。森氏も石塚氏もJリーグ黎明期を代表するプレイヤーで、共に現役時代にはビッグマウスで知られていましたが、勿論プレー自体も秀でていたことは言うまでもありません。2人ともゲームでよく使っていた記憶があります。

現役当時から2人ともファッションに精通していることでもよく知られており、現役を退いた後にWACKO MARIA(ワコマリア)を立ち上げます(石塚氏は2012年に離脱しました)。

ブランド名であるWACKO MARIA(ワコマリア)は「へんてこマリア」の意。ブランドコンセプトは「音楽と女、酒、ハット」。デザイナーが「自分が女だったらこんな男性に惹かれる」と思えるアイテムを作っているそうです。

 

出典:MINARI

 

デザイナーの森氏は根っからの音楽好きで、WACKO MARIA(ワコマリア)のデザインの根底には常に音楽との深い繋がりが存在しています。レゲエやパンク、ジャズ等にインスパイアされた雰囲気はルックやアイテムからふんだんに伝わってきますね。

WACKO MARIA(ワコマリア)は所謂「ルード系」に分別されるブランドで、オトコのワイルドさや色気、ワルさを漂わせながらも、ミリタリーやワーク、アメカジ寄りなアイテムも展開されていて、意外と幅広い層から支持されていたりもします。

 

WACKO MARIA(ワコマリア)の定番アロハシャツ

そんなWACKO MARIA(ワコマリア)ですが、アロハシャツは毎年欠かさずリリースされる同ブランドの定番アイテムになっています。

 

デザイナーと親交の深いサンフランシスコを拠点に活動するタトゥーアーティストであるティム・リーハイと継続的にチームアップしており、特に虎柄は人気のアイテム。毎年のように虎の総柄のシャツはリリースされるのですが、デザイン自体は必ず変化があります。ティム・リーハイが描くデザインは繊細かつダイナミックで、でもどこか日本的。ファンならずとも思わず目を留めてしまう魅力を持っていると思います。

 

WACKO MARIA(ワコマリア)アロハシャツレビュー

 

デザイン

なんといってもこのシャツは柄が肝でしょう。

前述したティム・リーハイがデザインした虎が迫力満点。「強さ」の象徴である虎が幾重にも描かれており、否が応にも目が惹きつけられます。着ると、なんだかちょっぴり強くなったような気が・・・。歩き方がオラつかないように気を付けねば・・・。

 

明確に、今回このシャツを選んだポイントは単純にこの虎柄の素晴らしさに他なりません。因みに、虎はよく「和風」なイメージを抱かれがちですが、日本に野生の虎は生息していませんよね。でも我々日本人は虎に対して「和風」なイメージを持っています。とても不思議です。因みの因みにですが龍なんてもっといません(笑)。どなたかもし見たことがある方がおられたら教えて下さい・・・。

 

素材

素材はレーヨン100%。アロハと言えばレーヨン。落ち感とツヤが出てオープンカラーシャツには最もピッタリな素材です。

ただし、WACKO MARIA(ワコマリア)の評判で「素材やモノ作りにも拘っている」と聞きますが、正直言ってそこまで上質な素材だとは思えませんでした。もっとクオリティの高いレーヨン素材のものをたくさん知っていますし、やや縫製も甘いと思います。この辺りはこのブランドの強みではないと思いました。

 

ディテール

作りはだいぶんスタンダードなオープンカラーシャツです。作りはゆったり目とのレビューを見ましたが、そんなにリラックスフィットという印象は受けませんでした。あくまでスタンダード寄りです。ボタンはプラスティック製。

 

その他

ギルティー・パーティーズのタグ。「罪深い集まり」と直訳できますが、砕けた言い方をすると「ワルの集まり」といった所でしょうか。あくまでもルードな路線を行くWACKO MARIA(ワコマリア)の世界観が表現されています。

 

サイズ感・コーディネート

シャツ:WACKO MARIA(ワコマリア)

パンツ:ハバーサック

シューズ:ビルケンシュトック Kyoto(キョウト)

腕時計:ハミルトン・PSR

ブレスレット:ファーストアメリカントレーダーズ

これにサングラスをしてネックレスをしたらもうそれはヤカラですが(笑)、そのギリギリのところを攻めるのは楽しい。ラギッドなアロハシャツを着る時はそういう楽しみ方をしなければいけないと思ったりもします。

大胆な虎柄が存在感を示していますが、それが何とも言えない塩梅を生み出しています。うーん、ある意味しっくり来ている気がしてなりません。これがWACKO MARIA(ワコマリア)の世界観なのでしょう。唯一無二。

 

まとめ

WACKO MARIA(ワコマリア)は一部でカルト的な人気を誇っているブランドで、芸能人でも菅田将暉さん、木村拓哉さん、野村周平さん、そして二階堂ふみさん等が愛用者として知られています。

窪塚洋介さんはデザイナーとの親交も深くルックにも登場したりするので、ある意味同ブランドのアイコン的存在でもあると言えましょう。ヒップホップグループ・舐達磨(なめだるま)とのコラボも良い調子です。

職人気質な日本ブランドや伝統深い欧州やアメリカのブランドというよりは「東京発のルード系デザイナーズブランド」といった感じの様相を呈していますが、私のように基本的にベーシック好きでデザイナーズブランドやラグジュアリーブランドに触れる機会が少ないタイプには極めて新鮮です。

 

確かにギルティーな、ルードな、ラギッドな雰囲気を持っているシャツではありますが、余り深く考えずにいつものコーデに落とし込む感じで捉えれば、ワードローブのアクセントになっていきそうな気がします。・・・いやいや、普通に格好良いです、やっぱり。

独特の世界観を持った、日本が世界に誇るブランドの1つなので、今後も注目していきたいですね。私と同じように、普段ベーシック寄りだったりクラシカルなスタイルを好む方々もたまにはこんな感じも如何でしょうか?

 

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