ユニクロU2023秋冬コレクションの先行発売アイテム
出典:【ユニクロ】展示会の推しアイテム10選!【2023年秋冬を先取り】 | LEE (hpplus.jp)
最近のユニクロについて、先日
【ユニクロ、なにしてんの?】最近のユニクロは特別コレクションの発表もなく、つまらない? - YMのメンズファッションリサーチ (ymfresearch.info)
こちらの記事を投稿しました。インラインの底上げを狙う意図があるのか、メンズに関してユニクロ&JWアンダーソン2023春夏以来コラボコレクションの発表はついぞありませんでした(UTでは様々あっていましたがあれは別)。悶々とした春~夏を過ごしていた中、気付けばもう秋冬コレクションの発売時期が近づいています。
現時点でユニクロU(ユー)2023秋冬コレクションの発売日やルック等は未発表なのですが、実は一型のみ先行発売になったアイテムが。
出典:ユニクロ公式 | ワイドフィットパラシュートカーゴパンツ (uniqlo.com)
それがこちらのワイドフィットパラシュートカーゴパンツ。確か昨年の秋冬もシャツを一型先行発売していたユニクロU。今年はパラシュートカーゴパンツという、ド直球トレンドなアイテムを先行発売してきました。
普段ならば少し様子を見てから検討するところなのですが、最近ユニクロの特別コレクションに飢えていたためか、先日実店舗へ赴き購入。今回は実品レビュー致します。
カーゴパンツ推しの風潮
最近はカーゴパンツ、パラシュートパンツがトレンドで、特にGUが発売しているワイドカーゴ等は、ショッピングモールを歩けば必ず複数人が履いているほどヒットしている様相です。ユニクロのインラインでもかなりカーゴパンツ(カーゴジョガーパンツ)を推しており、自信もある様子。
個人的には一度GUでワイドカーゴを試着しましたが質感に後一歩満足できず、ユニクロのインラインのカーゴはシルエットに思い切りが感じられず、わざわざ買う程ではないと感じてスルーしていました。
そこに来てユニクロUからもワイドカーゴ(パラシュート)がリリース。これは興味がありますし期待も膨らむというわけです。まさかインラインと同じクオリティの物を出してくるとは思えないし、ワーク・ミリタリー風味の強いアイテムなので、ユニクロUのディレクションを行っているクリストフ・ルメールのデザインチームがどう料理し仕上げてくるのか楽しみな気持ちになっていました。
ユニクロU2023秋冬コレクション・ワイドフィットパラシュートカーゴパンツレビュー
概要
というわけで購入してきました。カラーはブラック。カーキ(オリーブ)、ベージュもラインナップされていますが、シルエットやディテールがかなりカジュアルなのでバランスを取るためにブラックが良いかと思い選びました。
そもそもパラシュートパンツとはその名の通りパラシュート部隊が着用していた軍用パンツのことで、ストレスのかからないワイドなシルエットと裾から空気が入り込むのを防ぐためのドローコードが付属しているのが特徴です。パラシュートパンツはカーゴパンツの改良版として生まれたパンツ。何やら最近は両者の区別が曖昧に表現されているようですが、裾の絞りがあるものはパラシュートパンツ、サイドにカーゴポケットがあるものはカーゴパンツと覚えましょう。パラシュートパンツの中には逆にカーゴポケットを省略してあるものもありますが、正統なディテールはカーゴポケットが付属しているものになります。
シルエット
ご覧のようにかなり思い切ったワイドシルエットになっています。先述したようにユニクロのインラインのカーゴパンツはシルエットが普通過ぎてややつまらないと感じましたが、こちらはその感想は無し。シルエットだけで言えばGUのワイドフィットカーゴパンツに近いのではないかと思います。裾のドローを絞らなければストンと落ちるストレートシルエット。
裾の仕様
裾のドローコードを絞ると
キュッと細くなります。これでジョガーパンツのようなシルエットが完成。繰り返しになりますが、パラシュートパンツたる所以はここにあり、降下中に空気の侵入を防ぐためという、根拠がある仕様になります。私達の普段の生活で、パラシュートで降下してくることはあまりないと思いますが、もしも「日常的によくパラシュートで降下します」という方がおられたらとても役に立つ仕様でしょう(笑)。
・・・冗談はさておき、流石はユニクロUだと感じた点はここのドローコードの質感。絞る時の感触や、絞った後の固さ等がやはりGUやフリークスストアオリジナルのものと比較すると一歩・二歩抜けていました。グッドです。
生地感
生地はコットン66%、ナイロン34%の混紡。パラシュートパンツやカーゴパンツは裂けに強いリップストップ素材であることが多いですがその仕様はなし。鈍い光沢感が大人っぽさを感じさせてくれる良い生地だと思いました。秋冬コレクションの物ですが生地に厚みはなく、通年使用することが出来そうです。
コットンの混紡率が高いこともあり、少し穿くとシワ感が出やすくなっていますが、余りツルっとしていると安っぽくなってしまうのでこれは正解なのではないでしょうか。否応なしに出現するシワ感を愉しむべきでしょう。
ディテール
ウェストはスピンドルで締める仕様ですがベルトループも付属。スナップボタンとジップフライ。股上はかなり深めです。スナップボタンやジップの質感は・・・まあ、普通です。
サイドのカーゴポケットもスナップ式。因みにスナップボタンが一つのみでしれっと省略している様が感じられます。
ミリタリーパンツによくみられる膝部のシームですが、バック側に回っており、前面には両端に若干だけ見える仕様。この辺りはユニクロU・ルメールのデザインチームの細かい拘りなのでしょうか。正面から見た時ミニマルなデザインになっています。
サイズ感・コーディネート
トップス:CANBER(キャンバー)マックスウェイトTシャツ(302)
パンツ:ユニクロU2023秋冬ワイドフィットパラシュートカーゴパンツ
シューズ:KEEN(キーン)UNEEK(ユニーク)
173㎝62㎏でMサイズを着用。ウエストはかなりぶかぶかですがスピンドルを絞って穿いています。Sサイズでも良かったのですが少し大きめのサイズを穿くのが気分だったこともありMサイズを選んでいます。因みにLサイズも試着しましたがさすがに大きすぎました。
裾のドローコードは絞っています。絞らずに穿くことも可能ではありますがやはりパラシュートパンツなので倣うべきかなと思うし、格段に動きやすいというのもあります。
トップス:ユナイテッドトウキョウ
パンツ:ユニクロU2023秋冬ワイドフィットパラシュートカーゴパンツ
シューズ:チェコ軍
穿いてみて思うのは、流石はユニクロUということ。実際にGUのカーゴを所有してはいないので比較しづらくはあるのですが、見た目以上に穿き心地が良く動きやすいです。生地感も悪くなく、単純にトレンドだからというだけではない部分がGUやユニクロのインライン、他のショップオリジナル品等とは違うという印象を持ちました。
うーん、こりゃ、なかなか良い。
まとめ
ユニクロU2023秋冬先行発売のワイドフィットパラシュートカーゴパンツのレビュー、いかがだったでしょうか。
巷では韓国ファッションの影響やら何やらで(この辺りはよくわからん)カーゴパンツ及びパラシュートパンツがトレンドだということは間違いない事実な訳ですが、その流れに乗るユニクロU、いかがなものだろうかという思いは私にもありはしました。
しかし実物を見て、着用してみると、それはそれとして「さすが」ではあるのです。ド直球のトレンドアイテムをリリースするという傾向はそんなに強くなかったユニクロU。確かにアイテム自体はそうなのですが中身はやはりそれだけではない。例の如くきちんと上質で、らしさも感じさせられる。うんうん、やはり「さすが」なのです。
出典:ユニクロ公式 | ワイドフィットパラシュートカーゴパンツ (uniqlo.com)
ベージュ、カーキ(オリーブ)もリリースされていますが、大人が穿くならば今回レビューしたブラックがベターかもしれません。サイズ感はユニクロにしては珍しい思い切ったワイドフィットなので注意してください。普段よりもワンサイズ落しても良いかもしれませんが今っぽく履くならばゆったり目に選んでも良いかも。
ユニクロU2023秋冬コレクション先行発売のワイドフィットパラシュートカーゴパンツは3,990円で発売中です。
あと、近日中に発表されるであろうユニクロU2023秋冬コレクションの全貌は公式HPに載ってからプレビューしたいと思っていますので宜しくお願い致します。
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