YMのメンズファッションリサーチ

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【CANBER(キャンバー)マックスウェイトTシャツ(302)】生地感、サイズ感、洗濯後の縮みなど徹底レビュー!

 

(多分)最強のヘビーウェイトTシャツ

これまで当ブログでは様々なヘビーウェイトTシャツをレビューして参りました。

Goodwear(グッドウェア)チャンピオンT1011(ティー・テンイレブン)ロサンゼルスアパレルなどの定番ブランドから、ファストファッションのワークマンヘビーウェイトコットンオーバーサイズTシャツユニクロUまで。

今回ご紹介するCANBER(キャンバー)の物はその名も「マックスウェイト」Tシャツ。そう。マックスウェイトなのです。

生地の厚みを現す単位である「oz(オンス)」はグッドウェアが7.2oz、T1011が7.1oz、ロサンゼルスアパレルが6.5oz、そしてワークマンのヘビーウェイトTは9oz(ユニクロUは表記なしなので不明)。

CANBER(キャンバー)のマックスウェイトTシャツは8ozとなっています。ワークマンのヘビーウェイトTはちょっぴり化繊が混紡されているので、コットン100%という括りでは圧倒的に高いオンスを誇る事が分かるでしょう。さすがはマックスウェイトを名乗るだけのことはあります。

 

ヘビーウェイトって何が良いの

ヘビーウェイト、ヘビーウェイト言うけれども、ヘビーウェイトを選ぶと何の恩恵が受けられるのでしょう?論理的に解説します。

 

頑丈だから長持ちする

まずは何と言っても頑丈で長持ちするという点。極めて単純な理屈ですが、厚みがあればあるほど作りはタフ。縫製は?等という細かい事柄もあるにはありますが、基本的に生地の丈夫さは取り敢えず保証されます。

デリケートな衣類と違いガンガン洗濯して洗いざらしのまま着ることができ、少しくらいの摩擦や摩耗もへっちゃら。本来カジュアル服というものはこうあるべきなのです。

 

風合いと経年変化が愉しめる

先述したように、一枚買うと何年も愛用することが可能なヘビーウェイトTシャツ。使い込む事によって徐々に風合いが増していき、自分だけの一着へと変化していきます。化繊混紡の物や薄手の物にはない愉しみ方が、そこにはあるのです。

 

表情が豊か

無地のTシャツだと、どうしてものっぺりとした印象になりがち。でもプリントが入ると途端に子供っぽくなってしまうことも。

しかし、ヘビーウェイトTシャツはコットン生地の厚みから来る絶妙な凹凸こそがデザインに。決してつまらない印象にはならず、一枚着でも十分主役が張れてしまいます。

 

体型が隠せる

私はどちらかというと体型に自信がない方です。筋肉質とは言えないし、正直言って引き締まった逞しさもありません。

夏場は特に薄着になるので体型が顕かになってしまわないように留意が必要なのです。私のように考える方は極めて多く存在しているはず。

ヘビーウェイトTシャツは生地の厚みは勿論、硬さもあるので、体型が極めて隠しやすいアイテム。因みに乳首も浮きません。清潔感という意味でもこれは重要。

 

CANBER(キャンバー)とは

出典:楽天

 

CANBER(キャンバー)は1948年にアメリカ・ペンシルバニア州モンゴメリー郡ノーリスタウンで誕生しました。元々生地生産工場だったのですが、ある時期から独自でカットソー類の生産を開始します。

現在のラインナップと同様の物がリリースされ始めたのは1982年頃と言われており、同ブランドの代名詞であるヘビーウェイトアイテムも同時期から登場します。

1992年に正式に「CANBER(キャンバー)」ブランドが立ち上げられ、出自である生地生産のクオリティを基盤に縫製技術や細かいパーツにまで徹底的に拘った、USメイドを貫く稀有なブランドとして人気を集め続けています。

多くのセレクトショップ等からの信頼も厚く、「アメリカ製のヘビーウェイトTシャツ」と言えば!という事でCANBER(キャンバー)のマックスウェイトTシャツは定番として広く取り扱われています。

 

CANBER(キャンバー)マックスウェイトTシャツ(302)レビュー

今回購入したのはCANBER(キャンバー)302。因みに「302」はポケットTシャツで、301がポケットがないタイプになります。301と迷いましたが、ここは好み。ポケTが好きなのです。

 

生地

まずは生地。8oz(オンス)のヘビーウェイトコットンで成っていますが、兎に角分厚い。勿論コットン100%、そして使用されているのはアメリカンコットンです。

表面も裏面も滑らかというよりはパリッとした質感。これは後述しますが洗濯を繰り返しても表面のパリッとした感触はかなり残り、肌に当たる裏面はフワッとしてきます。この特徴により見た目のへたりは少なく着心地はどんどん良くなっていくというイイところ取りになっていくのですが、これがCANBER(キャンバー)以外のブランドのヘビーウェイト生地とは一味違うポイントだと言って良いでしょう。素晴らしい。

 

今回購入したカラーはナチュラルですが、非常に表情豊かで自然なカラーリングです。適度にザラっとした雰囲気は洗練さとはかけ離れていますが全く逆の意味で洒脱。ステッチも勿論同色で◎。

 

シルエット

シルエットはアメリカのTシャツらしく身幅が広めで着丈は若干短めに作られています。袖丈は最近のトレンドに寄せすぎる事なくスタンダードな長さ。因みに肩はサイズの選び方次第ですが極端には落ちません。トレンド感はそこそこで、定番寄りのシルエットと言えるのではないかと個人的には思っています。

要するに、色々な意味で程よく、飽きる事なく長く愛用できるデザインだという事です。流行りにも流されにくい。そして言うまでもなく丸胴仕上げになっていて体を包み込むような立体感も感じられます。丸胴仕上げのカットソーはハンガーにかけるとストンと落ちたように見えるので一発で分かりますね。

 

各所ディテール

バインダーはやや広めの作りで、高さも若干あります。アメリカのTシャツの多くはネックがやや高めだと思いますが、例に洩れていません。個人的にはこの高めのネックがタフさを象徴しているようにも思えて好きです。着心地も勿論◎。勿論耐久性も言う事なしでしょう。

 

胸ポケットはいい意味での野暮ったさを醸すように上目の位置に。昔ながらの雰囲気に拍車をかけるディテール。肩はセットインスリーブ。この辺りは王道の作り。

 

着用感、サイズ感、コーデ

トップス:CANBER(キャンバー)マックスウェイトTシャツ(302)

パンツ:ハバーサック

シューズ:スペルガ2750

腕時計:ハミルトン・PSR(パルサー)

173㎝67㎏標準体型でLサイズを着用しています。

 

身幅はかなり余裕がありますが着丈は左程長くないので、丁度良い具合に着ることが出来ます。これで着丈が長いと塩梅が悪くなってしまうので、よく計算されたシルエットだと言えるでしょう。

バランスという意味では身幅の割には袖丈は長いというわけではありません(着用イメージでは肘のすぐ上まで来ていますが、ワンサイズ上を選んでいるせいです。相対的に言えばそんなに長い作りではありません)。定番な作りと言えそうです。

Lサイズを選んでいますが、ジャストで選ぶならMサイズでしょう。もしかしたらSサイズでも行けるかもしれません。アメリカ製の海外仕様サイズなのでお選びの際は参考にされてください。

 

そのままBLUE BLUE JAPANの本藍染カーディガンを羽織ってみました。テック系等の都会的なアイテムとの相性は今一つでしょうが、ナチュラルなアウターやパンツ、シューズ等とは難なく馴染むでしょう。

こういうTシャツはあまり考えずにサイズ感だけ気を遣って合わせると簡単です。便利、便利。

 

洗濯後の縮み等の変化は

一度洗濯にかけてみました。

コットン100%なので勿論シワが付きますが、これを洗いざらしで着るのが良いのです。先述したように表面はパリッとした感触が残ります。6~7oz(オンス)くらいのTシャツとはやはり少し違う雰囲気で、シワに立体感があるように思えました。

 

画像では伝わりにくいと思いますが、裏側は硬さが少しなくなってふんわりした感触に変化しました。今後も着心地は洗濯していく度に良くなっていくことでしょう。

勿論着込んでいくうちに身体に段々と馴染んでいくと思います。

そして洗濯による縮みですが、縦にやや縮みが見られました。ただし、ほぼほぼないと思える範疇くらいです。横への縮みは無し。勿論袖丈の縮みも分かりませんでした。若干、分からないくらいの縦への縮みがあることを計算して購入すると良いでしょうが、あまり繊細に気にしないという方は購入時のサイズ感のままと計算してもそんなに大きな影響は無いでしょう。例えば予め洗濯後の縮みまで計算して買わなければいけないセントジェームス等のように考えなくても良いかと思います。

因みに今回購入したのはナチュラルカラーなので色褪せはないと思いますが、ブラックやイエロー、レッドなどの色物の場合は色の経年変化もあることでしょう。ブラック等はスミクロのようないい色になっていくのでしょうね。

 

まとめ

今まで様々なブランドのヘビーウェイトTシャツを着てきましたが、CANBER(キャンバー)のマックスウェイトはまた一味違う逸品でした。

ただただoz(オンス)が厚いというわけではなく、細部への拘りやバックグラウンドの確かさも、実際に袖を通すことでより深く理解できました。カジュアル好きなら一度は経験しておくべきTシャツだと言えるかもしれません。

 

最近は生産国への拘りが余りフィーチャーされなくなってきている気がしますが、「メイドインUSA」というのは、只の見栄とか自己満足だというわけではなく、実際に着る人を満足させるクオリティを備えています。そういうものなのです。

アメリカンコットンの質(アメリカンコットン自体は最近ファストファッションブランド等でも使用されていますが)やアメリカのファクトリーの考え方、製法は不滅。やっぱりなかなか他国ではこの雰囲気は真に真似ることはできないように思えます。

CANBER(キャンバー)のマックスウェイトTシャツはまさにアメリカらしいTシャツです。

 

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CANBER(キャンバー)のアイテムはマックスウェイトTシャツ以外もあります。CANBER(キャンバー)のスウェットシャツ等はこちらから

 

 

おまけ

興味津々!

 

 

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