古着屋JAMで調達した3本目
こちらの記事で述べたように最近苦手だったデニムに挑戦したわけだが、リーバイスの501と550という明確なテーマ(501は禊、550は自分のスタイリングに合ったもの)を持った2本のインディゴデニムの他にブラックデニムも一本購入していた。
ブラックデニムはインディゴと比べると自分としては取っつきやすく、最近も実はユニクロでユニクロアンドヘルムートラングのものを入手したりしてもいた。
折角古着屋にデニムを探しに行ったからついでにブラックデニムも一本買っておくかといった軽いノリで購入したのだが、意外と高コスパな一本で、実は2本のリーバイスよりも今のところ高頻度で履いていたりする。今回はそのご紹介ということになる。
Wrangler(ラングラー)のマイナー品番976
それがこちら。品番は「976」となっている。
リーバイス、リーと並び世界3大デニムブランドの一角と称されるラングラーと言えば、その両者と違いカウボーイ用のウェスタンウェアとしてスタートしたブランドで、ブランドがスタートした当初からデザイナーを起用する等やや毛色の異なるだ。側面を持っている。「11MWZ」や「13MWZ」等の代表作は勿論把握しているが、「976」という品番は全く以て初耳だった。
お店で試着した時にスタッフの方に訊いてみたけれどモデルのことも製造年代も良く分からないようだった。
後に調べてみてわかったことは
- 近代物(2000年~)であること。
- アメリカ企画のものであること⇒メキシコ製であることはタグで確認できる。日本で流通しているWrangler(ラングラー)はEDWINが関わっているがこちらはあちらで流通しているもの。つまりは海外買い付け品。
- 一般的な古着屋には多く流通しているモデルでメルカリ等の二次流通界隈でも比較的簡単に買える。
といったところだ。5,000円以内で買えるようだし同ブランドのアイコン的なモデルと違い廉価版といった位置付けのものなのかもしれない。
別に悪いところが見当たらない
実際に今回も5,000円位で購入したのだが、何も悪いところは見当たらない。希少価値はないのかもしれないが、ついでに買ったものだと考えればいい買い物だったと言えると思う。
シルエットはリーバイスで言うところの550に近い感じのリラックスワイドといったところで、裾に向かって緩くテーパードが掛かっている。股上も深く、店頭で見かけた時に好みのシルエットだと思ったほどだ。
今回購入してきた個体は良い感じにフェードしており各所のアタリも悪くない出方だと思った。生地は柔らかい中にもハリコシがしっかりとある。
コアなヴィンテージ好きには見向きもされないものなのかもしれないが、これが5,000円というのなら、(古着に抵抗がなければ)下手にファストファッション等のデニムを買うよりも余程良いのではないかと思った。きちんと古着らしいアジがあってどこを見ても悪くない印象だ。よくファストファッションをはじめとする手頃に購入できるデニムは「古着っぽい加工が施してある」「まるで着古したような雰囲気」等と言った謳い文句が添えられているが、そんなに古着っぽいものが良いのなら本当の古着を同じくらいの価格で購入したほうが良いようにも思える。
このラングラー976なら球数が多いからサイズも合うものが見つけられるしバックグラウンドもしっかりしている。何せラングラーのアメリカ企画のものなのだから。
コーディネート、サイズ感
キャップ:ミスターオリーブ×ラカル
メガネ:金子眼鏡
アウター:古着
カットソー:Scye(サイ)
パンツ:ラングラー(古着)
時計:ハミルトン PSR
173㎝61㎏で34×30(ウェスト×レングス)を着用。ウェストはかなり大きめなのでベルトをしないとストンと落ちるほどだがその分渡ワタリに太さが出て良い具合になっている。レングスは丁度裾に弛みが出る程度で、そのままでも良いしワンロール曲げてもクッションが出来る程度。
カラーは結構フェードしているので良い雰囲気で、古着との相性も良いし逆に綺麗目コーディネートの外しにも使えそうだ。
他の日にRED WING(レッドウィング)#101ポストマンと合わせてみたが好相性だった。ブラックのレザーシューズとの合わせは濃いブラックデニムと違いフェードしている分コントラストが出来て良いと思う。
こちらはビルケンシュトック ロンドンと。言うまでもなく好相性。本当に普通に良い。
まとめ
先述したが、このラングラー976は極めて高コスパな一本だ。価格も安く、手に入りやすい。流通量も多いようなのでマイサイズも比較的探しやすいだろう。
繰り返しになるが、下手にファストファッション等のデニムよりもずっと良いと思う。言ってもWrangler(ラングラー)のものだし、メキシコ製だけれども一応アメリカ企画だし。クオリティ面でも悪いところは見当たらないしシルエットも今っぽい。特に避ける理由が見当たらないのである。少なくとも古着のデニムの入門編としてはとても良いと言って差し支えはないだろう。
「リーバイスじゃなくてラングラー」というところも何処か良かったりもするかもしれないし、極めておすすめしたい一本だ。
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