今回は日本のブランド「Scye(サイ)」について!
是非最後までお付き合いください!
目次
- 「本格的な洋品」が愉しめるブランド
- Scye(サイ)とは
- 存在するラインは2つ
- Scye(サイ)のアイテムレビュー
- その他Scye(サイ)のおすすめアイテム
- Scye(サイ)のまとめ
- おまけ(今日のネコ)
「本格的な洋品」が愉しめるブランド
個人的見解も多分に入っているかもしれませんが、Scye(サイ)は少し不思議なブランドです。基本的にUK(イギリス)の本格的なテーラリングを基盤に、伝統に沿った綺麗な洋品を作るブランドですが、その一方でアイコニック且つ馴染みやすい日常着もリリースする。これは後述する2つのラインが存在しているからなのですが、どこかこの本格仕様とデイリーなアイコニックさが、ラインの違いとは言え共存している感じが特有なのです。そしてどちらもとにかく品が漂う。若い頃は若干敷居が高い雰囲気を感じましたが、ある程度大人になると身近に置いておいてどこかしっくりくるような素敵なブランドだという事に気付きます。
「本格的な洋品が愉しみたい」しかし「気楽にも着られる上質なカジュアル着が欲しい」方に非常にお勧めなブランドです。
Scye(サイ)とは
過去記事でも述べましたが、Scye(サイ)はテーラー用語でいう「襟ぐり」の意味を持ちます。勿論動物のサイと掛けていて、アイコンとしてサイを用いたりもします。
ブランドは2000年にスタート。デザイナーの日高久代氏とパタンナーの宮原秀晃氏の両名によって立ち上げられました。
出典:【インタビュー】"名品"と呼ばれる「Scye」の服の秘密とは? デザイナー日高久代とパタンナー宮原秀晃に聞く
ショーや広告を打たずに、己の腕一本のみで名を馳せた、一風変わった武骨な精神をもつ人たちです。そのスタンスも本人たち曰くほとんど変わっていないとのことで、「売れるものを大量に作る」ファストファッションと対になる存在でいたいと考えているようです。また、その並々ならぬカッティングやソーイング、そして素材への拘りは他のブランドとは一線を画す存在だといえるでしょう。Scye(サイ)の服を身に着けると、やはりその拘りポイントが非常に心地よかったりもします。また、メイドインジャパンにも拘っており、こんなに良いモノが日本で作れるのだという思いも強いそうです。ここも私が惚れ込んでいるポイントの一つ。日本の職人業が世界に向けて発信されるという部分は応援したい気持ちにさせてくれるものです。
存在するラインは2つ
出典:Scye 2021年春夏展示会 / ショウヘイさんの展覧会 | 岡田哲哉(グローブスペックス 代表)のブログ | HOUYHNHNM(フイナム)
デザイナーの日高氏は元々トランスコンチネンツ(懐かしい!)など複数のブランドで経験を積んだそうです。パタンナーの宮原氏と協働しScye(サイ)のアイテムは出来上がるわけですが、妥協が嫌いな二人はディスカッションの中で相当な試行錯誤を繰り返して製作に取り組むとのこと。
実はScye(サイ)には2つのラインが存在しています。一つはメインラインの「Scye(サイ)」。そしてもう一つ。2007年にスタートした「Scye basics(サイベーシック)」はベーシックで日常に馴染むアイテムを展開します。
サイ・ベーシックは良くアイコンとしてサイのロゴワッペンを使用します。繰り返しますがこれは洒落で、デザイナー本人も認めています。
ブランドの顔となるアイコン。ともすればその象徴的な存在になり得るわけですが、ポロシャツを作った時にデザイン面でポイントになるようにと思い立ったそうです。因みにブランドアイコンを面に初めて出し、デザインとして用いたのはラコステが元祖です。
過去記事でも述べています。良ければご覧ください。
Scye(サイ)のアイテムレビュー
勿論Scye(サイ)のアイテムを所有しています。それではレビューしていきます。
①Scye(サイ)プルオーバーノーカラーシャツ(ディテール)
このシャツは、本当に何年着ているでしょうか。恐ろしく愛用しています。
Scye basic(サイベーシック)ではなく、メインラインのScye(サイ)の方になります。どこで買ったかうっすらとしか覚えてないほど昔から持っています(笑)
プルオーバータイプで、絶妙な位置まである前立てがポイント。この絶妙さがありそうでなかなかないのです。そもそもプルオーバーシャツは普通のフルオープンシャツと違い、微妙なニュアンスの違いで雰囲気が変わってしまうアイテム。この前立ての長さは大きな問題。長年気に入って着ているのもここが要因だと思います。
勿論拘りの日本製!生地感も非常に綺麗で、着こんで色は褪せてきましたが、張りのある高密度コットンで着こむほどに味も出てきます。
カッティングに拘りのあるブランドらしく、袖口の形も綺麗です。
②Scye(サイ)プルオーバーノーカラーシャツ(着用イメージ)
絶妙なシワ感と張りのある生地感は、光の当たり具合で表情が変わります。とにかくシルエットが絶妙で、Scye(サイ)らしくトレンドに関係なく着ることができます。丈感も長すぎず短か過ぎず最適格な雰囲気。合わせるボトムスも選ばない万能さだと思います。
以前はもう少し濃いブルーグレーのような色味でしたが、今は薄いブルー。これはこれでいい雰囲気だと思っています。
③Scye basics(サイベーシック)ヘンリーネックカットソー(ディテール)
こちらのカットソーはScye basics(サイベーシック)のもの。そして、アーバンリサーチ別注になります。昨年の夏の終わりごろに購入しました。インラインでもヘンリーネックカットソーの展開があるようですが、そちらはコットン鹿の子素材を使用しており、こちらはアーバンリサーチがスムースな度詰め天竺素材に変更しています。
この度詰め天竺素材は極上の肌触りで、本当の真っ白。トゥルーホワイトとでもいいましょうか。とてもいい色味なのですが、汚れないかどうか心配です(笑)目立ちそう。
ベーシックなヘンリーネックですが、ボタンの位置が細かく計算されており、一つ外した時の開き具合からして絶妙ときています。クルーネックのカットソーに少しだけ変化がつけたいときにヘンリーネックは良い選択肢だと思いますが、一つ間違えればダサいものが多いのがこのアイテム。このサイベーシックのヘンリーネックを見つけたときに殆ど迷いはなかったです。上質でこなれ感もあり、探していたものだと思いました。
④Scye basics(サイベーシック)ヘンリーネックカットソー(着用イメージ)
夏らしいカラーリングでまとめています。トゥモローランドのデニムにビルケンシュトックのアリゾナ。
やや現代的なリラックスシルエットですがいやらしいほどではなく、丈はそんなに長くないのでだらしなくありません。5分袖で体型を綺麗に見せてくれます。
スニーカーでも良いですね。
ニューバランスのM1500と合わせています。
着心地もとてもよく、ふわっとした感触で、接触冷感とは正反対の温かみのある感触です。やはりそれが天然素材なのだなと思わせてくれるアイテムですね。カジュアルアイテムなのにどこかにドレスっぽさを感じさせてくれる不思議な雰囲気も持ち合わせています。
価格:7,920円 |
毎年アーバンリサーチ別注のアイテムをリリースするScye(サイ)。2021SSアイテムも勿論既にローンチ済み。
今年は太目のバインダーのクルーネックに変更されています。素材は変わらず度詰め天竺を使用。Scye(サイ)らしくどこか上品な雰囲気を漂わせていますね。
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ボーダーバージョンもあります。細ピッチでこちらも上品な雰囲気。
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こちらがインラインの物。コットンピケ(鹿の子)素材です。
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レディースもあります。
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実は女性にこそ相応しいアイテム。とても可愛いので是非チェックしてみて欲しいです。パンツにインして着てほしい・・・。
その他Scye(サイ)のおすすめアイテム
こちらもアーバンリサーチから。コットンコーデュロイブレザーです。やはりこういったドレスな雰囲気のアイテムがScye(サイ)の真骨頂。そして、一工夫あるのもScye(サイ)の特徴。ダブルブレストな割に控えめな大きさのラペルは程よい個性の主張になりそうです。
価格:38,940円 |
このフィンクスコットンを使用したモールスキンパンツはかなり格好良いですね。とにかく形がきれい。カッティングが絶妙な同ブランドらしさ全開のカジュアルアイテムです。
アンクル丈とバックのフラップポケットのバランスが何とも言えない。見るだけでうっとりするほどの完成度の高さだと思います。最近見たパンツの中で一番格好良いかも。
価格:44,550円 |
コートもScye(サイ)が得意なアイテムの一つ。バルマカーンコートもスマート且つ拘りのカッティングで仕上げています。最近はすっかり名高いテキスタイルメーカーである小松精練の素材を使い、ポリ、ナイロン混紡のタフタで仕上げています。
ハンドポケットはジップアップにしてあり、独自のデザイン性も光ります。さらっと羽織れば「はい、コーデ完成」の優れモノ。
Scye サイ ガーメントダイ バルマカーン コート 5121-71500 ステンカラーコート メンズ 価格:78,100円 |
ロングスリーブポロシャツも必見。ラコステL1312に勝るとも劣らないクオリティ。
日高氏はポロシャツの第一ボタンを外した時の開き具合まで計算してデザインしていると豪語しており、私も一度試してみたいアイテムです。
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Scye(サイ)のまとめ
出典:《Scye》初の直営店で冬のギフト探し。 – CLUÉL.jp
2017年には初の直営店もオープンしているScye(サイ)。基礎にテーラードがあるからこそ、基本的な作りが美しく、そのアイテムはほぼはずれがないという印象です。
日本が誇るブランドを当ブログでも幾度かご紹介してきましたが、Scye(サイ)も間違いなく日本を代表する素敵なブランド。時にドレッシーに、時にアイコニックに。これからも愉しませていただきたいと願っています。
以前、紛失していたScye(サイ)のマスク・・・出てきました(笑)
職場のデスクの奥底から(笑)
実はこのマスクにもScye(サイ)の拘りが詰まっていて、装着すると本当に綺麗な形にカットしてあるという事が分かります。まだまだ続きそうなマスク社会。Scye(サイ)の世界観を気軽に味わえることができる逸品です。非常にお勧め。
Scye サイ 日本製 三層構造フェイスマスク FACE MASK 男女共用 ホワイト グレー ブラック メンズ レディース 価格:1,760円 |
おまけ(今日のネコ)
ララはいつものお昼寝。微睡んでますね~
マロ眉が今日も素敵ですね~。ココです。
ねえねえ、なんで前脚いつも曲げるの?(笑)
そして・・・
PUMA(プーマ)(笑)
出典:Pin on デザイン
そっくり(笑)
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今後ともよろしくお願いいたします。