目次
- ラルフローレンの主力ライン「ポロ・ラルフローレン」
- 90年代のリバイバルの側面
- 所有しているポロ・ラルフローレンのBDシャツのご紹介
- ポロ・ラルフローレンのシャツは古着で探せ
- ポロ・ラルフローレンのBDシャツまとめ
- おまけ(今日のネコと・・)
ラルフローレンの主力ライン「ポロ・ラルフローレン」
ラルフローレンほど、ワールドワイドに浸透していて、マス層からアディクト層まで幅広く愛されているブランドがあるでしょうか。その歴史深さに裏打ちされた、完成されたルックスはなかなかに比肩なきものですよね。「誰もが一度は手に取ったことがある」そう言っても過言ではないでしょう。
基本的にはアメリカントラッドの象徴ですが、(上級ラインのパープルレーベルは)ドレスラインの主役として(トランプ元大統領夫人のお披露目でもドレスを着用されていました)君臨したり、ある時はストリートのカルチャーシーンを席巻したり。とてもこんなブログでは語りつくせぬほどに幅の広い存在です。
出典:POLO RALPH LAUREN(ポロ ラルフローレン) ~歴史と偽物の見分け方~ | 古着通販 メンズ&レディース ヴィンテージ 古着屋JAM ブログ
そんなラルフローレンの中でも、カジュアルシーンで活躍する主力ラインは「ポロ・ラルフローレン」です。
有名すぎる、説明不要の「ポニーロゴ」が配されたアイコニックな存在。今回はそのポロ・ラルフローレンのシャツについて述べていきます。
90年代のリバイバルの側面
そんなポロ・ラルフローレンを象徴するアイテムの一つがBD(ボタンダウン)シャツですよね。ボタンダウンシャツを開発したのはブルックスブラザーズというのは有名な話。90年代にはスケーターやヒップホッパーあたりがかなりダボっとしたサイズ感のラルフのBDシャツを好んで着用していました。
勿論、日本のトレンドは海外から流入してくるのが常。「ビッグ・ポロ」もニューヨーク・ブルックリンのヒップホップカルチャーが発端で、白人の為の日常着だったラルフローレンがいつしか社会にアンチテーゼを打ち鳴らす黒人とヒップホップの象徴となったらしいです。
ヒップホップ・カルチャーと共にオーバーサイズのラルフローレン「ビッグポロ」のトレンドは一気に日本にも傾れてきます。90年代の東京はラルフローレンのデザイナーが意図した流れとはまるで違う形ではあるものの、あっという間に席巻されたのでした。
最近のリラックスフィットのトレンドは、よくよく考えてみると90年代のリバイバルでもあるわけですが、ポロ・ラルフローレンのBDシャツもまた、オーバーサイズで着こなすのは割と気分でもあったりするのです。
所有しているポロ・ラルフローレンのBDシャツのご紹介
①ディテール
ご覧のように、いっぱいポロ・ラルフローレンのBDシャツを持っている私。とても好きなのは一目瞭然でしょう(笑)
このシャツは、カジュアルシャツとしてはやはりかなり完成されています。
今どきな小ぶりの襟とは一線を画す、クラシックな大きさのボタンダウンカラーは時代を超えて普遍的なディテール。角度と言い質感と言い、古き良きアメリカの香りがプンプンします。
前立ても程よくパッカリングが出てカジュアル感がありつつも、やはり品の良さも漂います。
生地は厚めのオックス。因みにオックスフォード生地とは縦と横に2本の糸を混ぜて織った平織りの生地のこと。通常の平織りよりも隙間が多いため、通気性が良く丈夫です。オックスはカジュアルシャツに使用される生地の中でもかなりポピュラーな生地。少しザラっとした質感はアメトラの雰囲気を醸し、それでいて質の良さも一目瞭然。その辺の安物とはやはり違います。
前立ての一番下部分に品質表示タグが付いています。通常裏についているものですが、ここを敢えて表に出しているところが格好いい。元々タックインを前提に作られている証拠ではあるのですが、それがタックアウトするとこうやってデザインになる訳ですね。
このストライプのものだけはスーピマ生地です。オックスフォードと違い滑らかでふわっとした質感が素晴らしい。アメリカの裕福な層の人間が着る象徴的な服だったラルフローレンですが、そんな気分を少しだけ味わえるのは高級素材の一端であるスーピマタイプかも知れませんね。オックスフォードが王道ではありますが。
②着用イメージ
いっぱい持っていますが、一番着用する頻度が高いのはこのパープルだと思います。やはり最も合わせやすいし、大人っぽい。
サイズ感はかなり大きめです。なので、腕捲りはマスト。ジャストで着ると少し野暮ったい場合が多いと思いますし、最近の気分としては断然リラックスサイズで選ぶのがおすすめ。薄いパープルのオックスシャツは一つ間違えればおじさん臭くなりそうですが、ベージュのパンツとの相性が良く、うまくいけば大人の余裕が漂うクラシカルなコーデが組めます。パンツはワイドパンツと組むとややだらしなくなるので、私はテーパードパンツや思い切って細身のものと合わせることが多いですね。
ホワイトも王道のカラー。所有物のパープルやサックスよりもワンサイズ小さいですがそれでも結構リラックス感があります。上品ですが、90年代にヒップホップカルチャーとのつながりが深かったアイテムなだけあって、どこか若々しさとぬけ感も漂いますよね。そこが不思議なところ。そして最大の魅力。
イメージのように、ローファー等と合わせればアメトラっぽくなり、サンダルで合わせても良いですね。結構万能。初夏辺りまでは、Tシャツ一枚よりも大人っぽく着こなせる便利なアイテムです。クラシックなボタンダウンカラーは程よいスポーティー感と小奇麗さを演出出来ているように思います。
ポロ・ラルフローレンのシャツは古着で探せ
実は、私の所有しているポロ・ラルフローレンのシャツは全て古着です。新品で購入したことははっきり言ってありません。
古着市場では、ラルフローレンのアイテムは非常に球数が多いのです。これは、それだけたくさんのアイテムがこれまで製造されてきたという証拠であり、高い耐久性も示すものだろうと思います。
古着屋やヴィンテージショップはもちろん、ブランド古着屋やリサイクルショップ等にもラルフローレンの、特にシャツに関しては必ずと言って良いほど揃えてあります。
その質は、正直玉石混交ではありますので、もしもそういうところで状態やサイズ感が良い物を見つけたら即買いをお勧めします。年代や製造国などはあまり気にしすぎなくても、ニセモノでは無ければそんなに外れはありません。「ラルフはラルフ」なのです。サイズ感がアメリカのブランドらしく少しアバウトなので、試着は必須。着てみて体型に合うと思ったらOKです。
他のブランドのシャツを古着や中古で買うくらいなら、やはりラルフローレンのものがおすすめ。シルエットや作りの良さは群を抜いて良いと言って良いかと思っています。
新品で現行のものを探すのも悪くはないのですが、古着ならば、あわよくば5,000円以下で良い状態のものが見つかることもあります。かなりお買い得。私も大体8,000円も出したことはありませんよ。
価格:9,980円 |
価格:13,200円 |
現行ならこの辺りがおすすめ。
価格:7,200円 |
価格:7,260円 |
価格:3,300円 |
古着のリンクも貼りますが、自分で実店舗に行って探すのがおすすめ。宝探しのようで楽しいですよ(アフィリエイターとしてはどうかという物言い(笑))。
因みに、ラルフローレンはアメトラーアメカジを源流に持つブランドなのでシャツのラインナップは圧倒的にボタンダウンが多いのですが、稀にレギュラーカラーも存在します。レギュラーカラーはボタンダウンよりもフォーマルウェアに近いアイテムなのでよりスマート。しかしなかなかないので、もしも状態が良くサイズが合うものを見つけたらマストバイですよ。
ポロ・ラルフローレンのBDシャツまとめ
かつてラルフ・ローレン氏はブルックスブラザーズのネクタイ売り場で働き始め、やがてパトロンからの財政支援を受け独立。騎虎の勢いで成り上がっていったのは余りにも有名なお話。
ラルフローレンは前述したように、古今東西様々なカルチャーと融合し、数えきれないアパレルブランドに影響を与え、今もなおアメリカを、いや、世界を代表するアイコニックなブランドとして頂点近くに君臨し続けています。
「ポロ・ラルフローレン」は余りにも流通しすぎていて、一歩間違えると「オシャレ」とは少し路線が違う装いにもなってしまいがちな側面もありますが、きちんとした目で選べばまず間違いのないコーディネートが組める不思議な魅力に溢れています。
しかし何だかんだといってもこのポニーロゴが大好き!
大人の余裕がありながらも、どこかやんちゃさも仄かに香る・・・色々なエッセンスが感じられるのはやはりその歴史深さが要因なのでしょう。
繰り返しますが、ポロ・ラルフローレンのシャツは古着で探すのが断然おすすめです。安く良い物が探せますので、シーン別やコーデ別に何着かワードローブに加えておくと非常に利便性が良いですよ。是非是非探してみて下さい。ユニクロのシャツにあと少し足せば買えてしまう・・・そう考えるととてもいい選択です。
おまけ(今日のネコと・・)
お得意の姿勢・・・
いつものことながら、キレイなウシ柄(笑)動物の柄というものは、生きていくうえで必要なように、必然的にそうなっていると聞いたことがあります。では、このララのウシ柄は一体何の意味があるのでしょうか・・・。ミステリーです(笑)
こちらはあまがえるのピョン吉です。まぬけ(笑)私はあまがえるを見つけるとすぐにピョン吉と名前を付けます。それが趣味なのです。
にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければバナークリックをお願いいたします、励みになります。
今後ともよろしくお願いいたします。