ニューバランスについて2回に渡りお送りいたします。
今回はニューバランスの概要について解説し、次回は所有物のご紹介をしていきます。「これを読めば、ニューバランスについて大体の事が分かってしまいます!」是非お付き合いください。
ニューバランスについて
出典:http://jp.clipartlogo.com/image/new-balance-logo_440078.html
ニューバランスは、正式な社名を「ニューバランス・アスレチック・シュー」と言い、古今東西老若男女ほぼほぼ皆がその存在を認識している、世界的シューズメーカーです。「総合スポーツメーカー」という意味ではナイキやアディダスが世界のトップランナーですが、ニューバランスも近年はシューズだけではなくスポーツアパレルにも注力しており、すっかり総合スポーツメーカーとなりつつあります。私はヨーロッパのフットボールフリークでもあるのですが、ナイキ、アディダス、プーマの三代メーカーが凌ぎを削るヨーロッパのビッグクラブのユニフォームサプライヤー獲得合戦にがっぷり四つで割行っていたり、世界的なスタープレイヤーがニューバランスのサッカーシューズを愛用し始めたり(つまり選手個人との契約件数が増えている)、すっかりサッカー市場にも進出しはじめて久しい状況。
出典:https://www.sskamo.co.jp/newbalance/review/furon6-boston.html
そんなニューバランスは1906年アメリカのボストンで矯正靴製造メーカーとして産声を上げます。出自が矯正靴メーカーというだけあって、今でも(随分趣きは変わってきましたが)他メジャーメーカーと比較しても職人気質が感じられるシューズを作ります。とはいえやはり、最も定着しているイメージは「ランニングシューズ」でしょう。後述しますが、フラッグシップモデルに位置付けられている1000番台はランニングシューズの品番。バスケットシューズならナイキ、コートシューズならアディダス等得意分野がある中で、履き心地と動きやすさに秀でたランニング用シューズ(今回は普段履き用のお話)を今もなお世界中に送り出しています。
品番ごとの特徴をエクストリームでご紹介
それでは、ニューバランスが誇るスニーカーのモデルをエクストリームでご紹介しましょう。本当に数多存在しているので、中でも代表的なものを中心に。
ニューバランスのモデル名はナンバリングで示されています。ナイキなら「エアマックス」「エアフォース」、アディダスなら「スーパースター」「キャンパス」プーマなら「スエード」「カリフォルニア」等ネーミングがありますが、ニューバランスはナンバリングなのでやや覚えにくいですが(笑)。
①500番台
500番台は、未舗装道路を走るために開発されたシリーズです。よって、ソールは凹凸が深く高いグリップ性を持ち合わせています。
ML574はもしかしたら一番身近なニューバランスかも知れませんね。スポーツ量販店などにも陳列してあるポピュラーなモデル。しかし、程よく丸っこいシルエットとニューバランスの哲学をきちんと搭載した作りは侮れません。コストパフォーマンスという意味では最も優秀かもしれませんね。入門編としてもおすすめです。生産地は主に東南アジアが中心のようです。
価格:7,980円 |
同じ500番台でも576はニューバランスを代表するモデルの一つになります。フォルムは574よりもグッとスマートになり、素材もスエードや本革が使用され、なんとコードバンモデルも存在しています。
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学生時代に欲しかったけれど手が出なかった思い出があります。価格は流動的ですがやや高め。生産国はUK(イングランド)です。ニューバランスはフラッグシップモデルや高価格帯ラインのアイテムを他の量販モデルと明確に区別していて、576や990、991や992、996の一部、1000番台などは東南アジアなどではなくアメリカやヨーロッパの工場で生産しています。
②900番台
900番台は舗装された道路を走るために作られたシリーズです。未舗装路用である500番台と比較して「ライフスタイルシューズ」な趣きになっていますね。
「1000点満点中990点」というあまりにも有名なキャッチフレーズをもつ990は ニューバランス屈指の人気モデル。
普通574の次は576という風に新モデルが出たら数字が増えていくのが常なのですが、990は990v1、v2という風にvを頭文字に据えてアップデートを繰り返しています(画像はv2)。現行はv5!990は全てメイドインUSAに拘っています。
価格:36,999円 |
私は990ではこのv2が最も好みです。
v5はかなりハイテクなデザインになっています。少し好みが分かれるデザインかもしれませんが、履き心地、歩きやすさは格段に進化しているようです。
価格:33,999円 |
また、991、992はスティーブ・ジョブズが愛用していたことでも有名。
イッセイミヤケのハイネックにリーバイスの501、足元にはグレーのニューバランスといういで立ちは、まだまだ根強いトレンドであるノームコアの象徴として広く認知されました。991や992はなかなか入手しづらいアイテムのようです。
出典:New Balance : M991 GB | Sumally (サマリー)
画像は991です。さすがにかっこいいですね。近年のダッドシューズブームも手伝い、900番代の醸す独特の雰囲気はニューバランスの地位を益々確固たるものにしたのではないでしょうか。
③1000番台
ニューバランスの真のテクノロジーを体感したいならば1000番台を履く必要がある。と、よく言われます。そのくらい、作られた時代時代の最先端技術が搭載されたフラッグシップモデルが1000番台。「1000点中990点」の990を引き合いにすれば、「1000点越え」の意味を持っています。
M1300は1985年に1000番台の初代モデルとして登場します。「スニーカー界のロールスロイス」と言われ、かのラルフ・ローレンには「雲の上を歩いているようだ」と絶賛されました。恐らく多くの人がニューバランスの最高傑作だと評するでしょう。レトロなルックスは癖がなくどんなコーデにもフィットします。それこそデニムジーンズから最近の必然的流行であるスマートフォーマルの足元まで幅広く溶け込む様は唯一無二の存在と言えるかもしれません。近年は「ニューバランス通勤」という言葉まで飛び出す様相。また、その履き心地も比肩なきもの。当時のニューバランスが誇る最高技術だった「エンキャップ」は前述したように服飾界の超大物ラルフ・ローレンその人をも驚嘆させたクッショニングシステム。世界中のスニーカーファンを虜にしてきた伝説的モデルです。
価格:40,999円 |
復刻を繰り返し、品薄になる時期には価値が高騰します。今は高めの時期ですね。でも40,000円出す価値ありです。
1400と1500については所有しているので、次回記事でじっくりと述べます。
④CTシリーズ
ここ数年勢いがあるのがコート系シューズのシリーズである「CT」が頭につくシリーズです。
ランニングシューズのイメージが強いニューバランスのラインナップの中では亜流な感は否めませんが、このCT400はビブラムソールを搭載しており、レトロなルックスと、ニューバランスの現在進行形のテクノロジーのギャップがなかなかそそる一足ではないかと思います。
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CT10は量販モデルでお買い得価格。しかしシンプルなルックとニューバランスの信頼性から、甘く見ることはできないグッドモデルだと思います。
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⑤コラボレーションモデル
ニューバランスは数々のコラボモデルが存在しています。
コムデギャルソンジュンヤワタナベマンは量販モデルの574をチョイス。カラーリングや素材を自ブランドの世界観を交えて再構築しています。非常に雰囲気のある一足。
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リーバイスとのコラボは327というクロストレーニングモデルのアッパーにリーバイスのデニムを使用しています。「デカNロゴ」と反り返ったアウトソールが元々特徴的なモデルですが、そこにリーバイスのデニムアッパーが載り、いやが応にも存在感の強い一足です。
価格:33,770円 |
少し前には傑作1300でもコラボしている両者。アメリカを代表するメーカーである両社のコラボレーションは服飾ファンならば必ず二度見してしまうアイテムばかりですね。
価格:36,800円 |
ジェイクルーとのコラボももはや十八番と言えるほど。画像の998はかなり渋めのカラーリングで、アメリカを象徴する衣料品チェーンであるジェイクルーらしさが良く表現されているのではないかと思います。
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ニューバランスのまとめ
私は元々ニューバランスが苦手でした。ニューバランスというよりもランニングシューズ全般が、と言った方が正しいかもしれません。
だからあまり若い頃に手にしたことがなく、興味も薄かったと思います。
昔からコンバースやヴァンズ、アディダスオリジナルズ等のシンプルかつスマートなシルエットなものを愛用しており、ポテッとしたフォルムで一つ間違えれば子供っぽくなりがちなランニングシューズが苦手だったのです。
しかし、ひょんなことからニューバランスのM1400を手にしてからそういう感覚はガラッと変わりました。
合わせやすい、格好いい、そして歩きやすい。世界中で愛され続けている実績は伊達ではなかったのです。私はM1400をボロボロになるまでとにかく履きまくり、今もなおここぞと言う時の主力スニーカーであり続けています。
皆さんはニューバランスにどんなイメージをお持ちでしょうか。
スニーカーやファッションに興味があるか否かでまた随分変わってくるかとは思いますが、まだもしも所有したことがない方は絶対に所有するべきです。老若男女、ニューバランスを味わったことのない方ははっきり言って損しています。それ位のことを憚らずに言いたくなるくらい、ニューバランスはやはり完璧なスニーカーブランドだと思います。
初心者やあまり興味のない方も量販店で574やCTシリーズを手にしてみて欲しい。そしてファッションフリークは900番台や1000番台を履いてみて欲しいと、切に思います。
では次回は、私有物の1400と1500についてのレビューをお送り致します!
おまけ(今日のネコ)
きょとんとしてまぬけなララです。最近くしゃみが多くて少し心配。人間に換算すると40歳過ぎくらいなので色々出てくるころかも知れません。
クロネコのネネは相変わらずツヤっとしてキレイですね、クロネコの中のクロネコ(笑)
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今後ともよろしくお願いいたします。