YMのメンズファッションリサーチ

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Hanes(ヘインズ)SHIROは評判通り「最高の白Tシャツ」なのか?実品レビュー!

 

「Hanes(ヘインズ)SHIRO」届く

届きました。

 

ymfresearch.info

先日予約購入したHanes(ヘインズ)のSHIRO。

発送予定が5月初旬という事でしたが、先日発送済のメールが届き、その翌日に到着。だいぶん待たないといけないつもりでいましたが、予定よりも早かった為何故か得した気分。こういうのって、保険を掛けているのでしょうか?

いずれにしろ、手元に届いたので今回はHanes(ヘインズ)が「最高のTシャツ」と謳う「SHIRO」を徹底レビューしていきたいと思います。

 

Hanes(ヘインズ)について

・・・と、その前にせっかくなのでHanes(ヘインズ)の歴史について述べます。興味のない方はこの項は飛ばしてください。

 

出典:Hanes(ヘインズ)公式HP

 

Hanes(ヘインズ)の創業は1901年。日本はまだ明治34年。因みに翌々年にはライト兄弟が人類初の動力飛行に成功し、その翌年には日露戦争が勃発しています。如何にHanes(ヘインズ)が老舗であるかお分かりいただけるでしょう。

創業当初の社名は「P・H・ヘインズニッティング社」。プレザント・ヘンダーソン・ヘインズとその弟ジョン・ウェスレイによって、紳士用アンダーウエアを製造する会社としてその歴史は始まります。

 

出典:Hanes(ヘインズ)公式HP

 

1913年、ワンピースタイプの画期的なアンダーウェア「ユニオンスーツ」をリリースし大きな反響を得ます。

どうやって使っていたんだろうと考えてしまいますが、Hanes(ヘインズ)の歴史を語る上で欠かせないアイテムだそうです。

 

出典:Hanes(ヘインズ)公式HP

 

1924年に現在のロゴが誕生し、ブランド名も現在のHanes(ヘインズ)に。その存在は急速に世の中に浸透していきます。

 

出典:Hanes(ヘインズ)公式HP

 

1947年にHanes(ヘインズ)の代表的なTシャツであるパックTを発売。

Tシャツは元々軍物のアンダーウェアが由来。世間の概念もあくまでアンダーウェアでしたが、それを普段着として定着させたのは他でもないHanes(ヘインズ)。そしてファッションアイテムをパックに入れて販売したのもHanes(ヘインズ)が初。Hanes(ヘインズ)のアイディアがなければ、もしかしたら現在私達が普段Tシャツ一枚で外に出掛ける世界線はなかったかもしれませんね。まったく、偉大です。

 

Hanes(ヘインズ)SHIROレビュー

それではレビューに移っていきます。

Hanes(ヘインズ)SHIROは、2023年3月にHanes(ヘインズ)が発売した「最高の白T」と謳うTシャツ

発売前からSNSでは「#白Tはヘインズ」が溢れ、大きな話題になりました。実際に発売されてからもなかなかマイサイズの入手が困難で、私も先述のようにやっとのことで購入することが出来たほど。メーカーの想像以上の反響・評判で生産が追い付かなかったのか、商品価値を高める為敢えての戦略だったのかまでは分かりかねますが、手に入れた時は白Tでこんなにアガるのは初めてかもなどと思ってしまいました。

 

コンセプト

Hanes T-SHIRTS SHIRO

出典:Hanes(ヘインズ)公式HP

 

パックTシャツのパイオニア、Hanesが最高の白Tを追求し、生地や色合い、着心地をはじめ、様々な要素を徹底的にこだわり抜いた、白1色展開とする新パックTシャツ。

引用:Hanes(ヘインズ)公式HP

 

Hanes(ヘインズ)の歴史の項で述べたように、「Tシャツ」に関しても「パックTシャツ」に関しても、Hanes(ヘインズ)はパイオニアとして君臨するブランド。

最もベーシックで、最も誤魔化しの効かないTシャツと言える「白Tシャツ」に関しての矜持を示したいという意気込みが伝わる一品をリリースしたといったところでしょうか。

「白Tではどこにも負けない!」

そんなHanes(ヘインズ)社の覚悟が見え隠れします。

・・・そういうのに、オトコというのは弱いのです。

 

Hanes(ヘインズ)SHIROのポイント

「Hanes(ヘインズ)が独自に生み出した拘りの白」

白と言っても様々あるかと思いますが、Hanes(ヘインズ)が辿り着いた答えは純白と生成り掛かった白の中間のような絶妙なホワイト。

これは大いに賛成で、大人が求めるクリーンさ・上質さとデイリーな実用性が兼ね備えられているカラーになっています。なるほど。これが「最高の白」。納得しました。

 

「7oz(オンス)コンフォートファブリック」

厚みを現す単位であるオンスですが、普段使いに丁度良く、着心地や肌触りの良さを追求した結果辿り着いた厚みだったのでしょう。

これはHanes(ヘインズ)の名品3P-Tの赤ラベルで使用している糸を双糸にして編み上げた物。勿論アメリカンコットン100%です。

 

「Hanes(ヘインズ)のアーカイヴを元にアップデートした特徴的なラウンドネック」

首周り、そしてフェイスラインを最もキレイに見せる最適な衿幅、後ろ下がりを付けることで首に快適に馴染むとのこと。ここに関しては相当マニアックな領域で、私でも正直一見では分かり難い部分です。でも言うなれば、良く計算されていて丁度良い具合に作られているといった感じでしょうか。まさに「究極の普通」。

 

シルエットはアメリカンスタイルに倣い身幅と袖幅が広め。身丈は標準です。ここも妙にこなれた感じはなくまさに「究極の普通」。トレンドに寄りすぎていない定番な雰囲気です。勿論サイドにシームのない丸胴仕上げ。

裾、袖はブラインドステッチ(縫い目が内側に来るように仕上げてある)。特に目新しいディテールではありませんが、これは「究極の普通」のTシャツなので、こういう基本への忠実ぶりこそが特徴なのです。

 

Hanes(ヘインズ)SHIROサイズ感・着用イメージ・コーディネート

トップス:Hanes(ヘインズ)SHIRO

パンツ:GUNG HO(ガンホー) ファティーグ4Pパンツ

シューズ:ムーンスター・ローバスケット

173㎝68㎏でLサイズを着用。Hanes(ヘインズ)SHIROのディテールが分かりやすいように極力シンプルに纏めてみました。

 

カラーは画像では分かり難いと思いますが、極々わずかに生成り掛かっています。純白よりもデイリーに使い易いけれどイメージはクリーンで大人っぽい。

癖のないスタンダードなシルエットなので、流行り廃りに関係なく使い易く、着心地は兎に角最高。柔らかくてふんわりしています。ネックも丁度良く、「ずっと着ていたいかも」と思ってしまいました。

実際に着てみると、あらゆる面でHanes(ヘインズ)が「最高の白T」と謳う自信作だということに納得させられます。この感想に忖度はありません。

 

AURALEE(オーラリー)フィンクスコットンファティーグジャケットDOCKERS(ドッカーズ)のチノスラックススペルガ2750で合わせてみました。ネコは黒猫のねね。

アウターを羽織ってみて思ったのは、着丈の塩梅の良さと素材の面での汎用性の高さです。

一枚着で存在感を示すことのできるTシャツはアウターとの着丈のバランスが難しいことが多かったりするのですが(長すぎることが多い)、このHanes(ヘインズ)のSHIROは一枚着でもインナーとしても丁度良いバランスになりやすいよう計算されている気がしました。

また、生地感がクリーンさとカジュアルさ(コンフォートさ)という意味で中庸的なので、合わせる物を選ばない守備範囲の広さを誇っている気がします。こういうところはスタンダードさこそが特徴の、Hanes(ヘインズ)らしさの境地とも言えそうですね。

 

まとめ

Hanes(ヘインズ)SHIROのレビュー、いかがだったでしょうか。

「最高の白Tシャツ」と銘打つだけあって、徹底的に拘り抜かれた逸品だったと、ここに結論付けたい気持ちでいます。

ただ、これは「究極の普通」です。

ベーシックを愛する大人には自信をもっておすすめしますが、例えば「一発でオシャレに見えるヤツが欲しい」「トレンドに即したこなれたTシャツが欲しい」「ドヤれるTシャツが欲しい」等というニーズをお持ちの方にはあまり向いていないでしょう。

ただし、白Tシャツは春夏のコーディネートを組む際に必須なアイテムの一つです。そんな必須アイテムに関して、これだけ拘り抜いたものを所有するというのは、やはり服好きにとって避けては通れない道だと言ってもいいかもしれません。

 

Hanes(ヘインズ)の「最高の白Tシャツ」SHIROは税込み2,750円で販売中(サイズ欠けのこと多いですが、随時追加販売されるようです)。気になる方は是非!

 

Hanes(ヘインズ)SHIROを楽天で探すならこちらから

 

Hanes(ヘインズ)の定番パックTを楽天で探すならこちらから

 

 

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