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スニーカー界のシーラカンス
殆どの方が、一度は足を通したことがあると言っても過言ではないスニーカーの超ロングセラーモデル「コンバース・オールスター」。
言うまでもなくその出自はNBAのスーパースター(チャック・テイラー)が履いていたバスケットシューズな訳ですが、2017年になんと生誕100周年を迎えていました。
100年とは、本当に凄いこと。コンバース自体はナイキの傘下に入ったり、最近はメイドインUSAのコンバースの日本への輸入が禁止されたりと、右往左往している印象もありますが、オールスターの存在は永遠に色褪せることのないものでしょう。
出典:https://macobag.hatenablog.com/entry/2018/05/05/151234
先述したように出自はバスケットシューズですが、そのミニマルで癖のない、ベーシックの極みともいえるグッドデザインは使用するシーンを選ばず、合わせる服も選びません。穿きやすさは?ですが、今は様々なバリエーションが存在しており、中には快適な履き心地のものもあります。
何よりも、多くの他ブランドがデザインソースに活用しており、いい意味で似たものが非常に氾濫しています。ちょっとどうなの?と言いたくなるような安物の模倣品もあったりしますが、それはこのオールスターのデザインが実に色々なものの原型というべきものだからでしょう。
100年以上ほぼほぼ外形が変わっていない、いわばスニーカー界のシーラカンスとでもいうべきものですね。
生誕100周年モデル「オールスター100」
先述したように、コンバース・オールスターは去る2017年に生誕100周年を迎えました。その記念モデルとして発売されたのが「オールスター100」です。
価格:6,930円 |
?普通のオールスターじゃないの?
確かに一見通常バージョンのオールスターと変わりませんが、色々とアップデートされている箇所があるのです。これについては詳しく後述します。
オールスターには、通常バージョン、メイドインジャパンモデル(久留米のムーンスターの工場で製造されていることは有名ですね)、ハイエンドモデルのコンバースアディクト、USメイドモデル(先述したように輸入が禁止されてしまい、今後より入手は難しくなりそうです)と様々な種類が存在していますが、オールスター100は通常モデルとメイドインジャパンモデルの中間位の価格帯で、普通に買いやすいモデルです。あくまで一般層まで含めた層がターゲットであり、「こんなするの?」と言いたくなりそうなハイエンドモデルでは全くありません。
そのうちメイドインジャパンモデルを買おうかなと思っていた私ですが・・・
価格:13,200円 |
え?これも、どこが違うのって?
これは随分違うんですよ。そのうちレビューします。日本の職人業が光る素晴らしいオールターです。
少し長くなりましたが、次項で私の所有するオールスター100のレビューをお送りします。
オールスター100スーベニアジャケットハイレビュー
というわけで、オールスター100が発売された2017年に私が入手したアイテムはこちら。
「オールスター100スーベニアジャケットハイ」です。
このインパクト。凄いでしょう(笑)
オールスター100は記念モデルで、前出のベーシックな「オールスター100カラーズ」以外に幾つか今までにないインパクトを持ったモデルがリリースされました。スーベニアジャケットハイもその一つ。
発売と同時に、その雰囲気にやられて購入しました。
3年以上前なのにキレイ?
そうなんです。履きこなせずに、殆ど履いてません(笑)
①スカジャン(スーベニアジャケット)柄
このシューズの特徴は、なんといってもそのデザイン。
モデル名からわかるように、スカジャン(スーベニアジャケット)がモチーフになっています。スーベニアジャケットは横浜で米兵相手に日本のお土産感覚で売っていたことが起源と言われています。スーベニアとは和訳すると「お土産」ですからね。スカジャンの「スカ」は勿論横須賀のスカ。
日本ならではのデザインが施されていたスーベニアジャケット。まあ、野生のトラは日本には生息していませんが細かいことは気にせずに・・・。
ブラックの地にイエローの虎が映える個性的なデザインになっています。多少のやんちゃさも醸されていて大人心をくすぐりますね。
②西陣織
実はこれ、西陣織なのです。京都の先染め織物の総称である西陣織は日本の誇る伝統技術。この西陣織の生地が独特の雰囲気の要因になっているのです。芸術品とでも言いたくなりそうな美しさ。
どこまでも、「日本」というものに拘った一足なのですね(生産国は東南アジアですが)。
通常のキャンバス地に比べ、肉厚でしっかりとしており、表面はツルっとしています。細かい描画デザインがかなりくっきりと表現されているのも西陣織の技術の賜物なのではないかと思います。
③アンクルパッチ
ここからは「オールスター100」の共通事項です。
まずはアンクルパッチ。スターのブルーがメタリックプリントになり、よりくっきりとした印象になっています。細かいけれど印象的なアップデート箇所の一つ。
④ヒールラベル
ヒールラベルは1976年に登場した物を踏襲しています。個人的には結構好きなタイプ。ヴィンテージ感がありますよね。また、すぐに削れてなくなることで有名なオールスターのヒールラベルですが、コーティングが施されており消えにくくなっています。
⑤ライニング
メッシュライニングは消臭抗菌加工が施してあり、更にはメモリーフォームも採用。ヘビロテしても汚れにくく、型崩れにも強い仕様になっています。通常のオールスターはすぐにふにゃっとなるので、かなり嬉しいアップデート。
⑥タン
シュータンにはクッショニングが入っていて、履き心地は格段に向上しています。さらに簡単にへたれず、着用時のずれも軽減されます。ここにもメモリーフォームが採用してあります。
⑦インソール
近年のコンバースの自慢のインソールシステムである「リアクト」のソールになっています。このインソールが入っていることで、薄弱で有名なオールスターの履き心地、歩き心地は格段に向上しました。クッション性はかなり高いです。昔のオールスターが嘘のよう(笑)
⑧アウトソール
アウトソールも改良されています。
この「トラクションソール」と言われるソールは防滑性がかなり向上されており、雨の日に滑りやすくて有名なオールスターらしからぬ快適性を獲得しました。
⑨コーディネート
さて、眺めている分には素敵なシューズなのですが、コーディネートはなかなか悩ましいところです。
まあ、普通に履けばいいのでしょうが・・・。
シンプルに合わせるくらいしか思い浮かびませんね(笑)
ヒピハパのデニムシャツにハバーサックのワイドパンツで合わせています。
上手く合わせられずに、履いた回数はかなり少ないのですが・・・でも、この機会に履いてみようかなと思います。難易度は高いのでよく考えて・・・。他をシンプルなものにするしかないですね。シューズ自体は格好良いのですが。こういうアイテム、結構ありますよね?(笑)
上手く履きこなせたらまた写真でもアップします。
その他のコンバース・オールスター100
オールスター100スーベニアジャケットは残念ながらもうほとんど中古でしか手に入らないようですが、その他のオールスター100をご紹介します。
私の所有しているものと同じ西陣織のこちらは龍の柄。2トーンなので割とコーディネートしやすいかもしれませんね。
価格:8,800円 |
こちらは岡山産のデニムをボディに採用したモデル。デニム生地といっても深いブラックデニムなのでカジュアル感控えめで使いやすいでしょう。
コンバース CONVERSE オールスター100 オカヤマデニム OX (ブラック) 価格:9,900円 |
こちらはゴアテックスモデル。サイドのゴアテックスロゴで主張しています。雨の日も安心。シューレースが細身に変更してあったり、細かなアップデートが施されています。
価格:15,840円 |
L.L.bean(エルエルビーン)とのコラボモデル。同ブランドのbeanブーツを彷彿とさせるような非常に興味をそそられるモデルですね。はっきり言ってかなり格好いい!
価格:10,890円 |
どこのショップもサイズがありませんが、在庫が復活したら狙いたいですね。
価格:6,926円 |
最もベーシックな「カラーズ」。ハイカットもローカットも一足は揃えたいアイテムです。
まとめ
出典:コンバースから「スカジャン」をイメージしたオールスター、西陣織のアッパーに虎柄を散りばめて - ファッションプレス (fashion-press.net)
今回は、3年ほど前に購入したコンバース・オールスター100スーベニアジャケットハイをご紹介しました。
去年くらいまでABCマートのオンラインストアなどには在庫がありましたが、現在は入手困難になっているので、購入しておいてよかったという思いでいます。ただ、コーデは難しいのでそこが問題なのですが(笑)どちらかというと、若者よりも、ベーシックなコーディネートをする大人の方が取り入れやすいような気はしますが。極論を言うと、本当のスカジャン等と合わせるとヤバいことになりそうですしね(笑)
オールスター100シリーズはコンバースの主力の一角なので、普通に手に入ります。通常のオールスターよりも随分快適なので気になった方は是非手に取って見て下さい。
おまけ(今日のネコ)
美人ですね~(笑)ララさん。
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