UniqloU(ユニクロユー)2024秋冬販売開始
去る2024年9月27日、UniqloU(ユニクロユー)2024秋冬コレクションがローンチされました。
こちらのGU×アンダーカバー第4弾(2024秋冬)の記事で触れましたが、特別コレクションであるアンダーカバーコラボを全店舗展開しているGUと比べ、ユニクロは近年特別コレクションの販路をかなり限定しており、私の住む熊本では全てのアイテムを購入できる店舗はフルラインナップ店舗一店舗のみ。グローバル戦略に舵を切っている影響が郊外では極めて如実に現れています。
都心に住む方にとっては余り実感がない話かもしれませんが、郊外にいる私のようなユーザーには由々しき問題。オンラインという手段はあるものの、現物を見てから手に取りたいという要望はかなり叶いにくくなってきています。
まあ、ここでこんなことを述べても何が変わるわけでもないので空しいだけですが、今回もGU×アンダーカバーの方の購入を優先した結果になった事だけは言っておきます。
UniqloU(ユニクロユー)2024秋冬コレクションの全体的な印象
出典:LOOKBOOK | Uniqlo U (ユニクロユー) 2024年秋冬コレクション - UNIQLO JP
サラ-リン・トラン就任
プレビュー記事でも触れましたが、今回のUniqloU(ユニクロユー)2024秋冬は本家LEMAIR(ルメール)でクリストフ・ルメールと協働しているサラ-リン・トランがアーティスティックディレクターに就任して初めてのコレクションとなりました。ここは定かな情報というわけではないのですが、これまでもルメールと共にデザイン作業は行っていたのかもしれませんが、表立って名前が出たのは初めてです。
取っ付きにくさと洗練、デザイナーズっぽさ
今回のコレクション全体の印象は、「かなり洒脱」。
しかしながら、個人的な見解も多分に入りますが、汎用性の高いアイテムは少なかったようにも思えます。
「何にでも合わせやすい」「着ると一発でオシャレ(っぽく)なる」といったものがあまりなかった。なので、普段からユニクロに慣れ親しんでいるユーザーにとっては若干取っつきにくさが感じられたのではないかと思いました。
逆に、インポートブランド、デザイナーズブランドに普段から触れているユーザーにとってはもしかしたら過去最高に出来の良いコレクションだったのかもしれません。
キーカラーはブラウン
今回のラインナップを見ると、偶にブラックカラーがリリースされていないものがあることに気付きます。ブラックというカラーはメンズでは断トツに売れるカラーで、今までのUniqloU(ユニクロユー)でも絶対に外される事はありませんでした。
UNIQLO:C(ユニクロシー)ではグレーカラーをキーカラーに据えていましたがUniqloU(ユニクロユー)2024秋冬ではブラウンがキーカラー。
トレンドカラーでもあるブラウンですが象徴的に用いられており極めて印象的です。
価格は相変わらず優秀すぎる
何もかもが物価高になり、今まで慣れ親しんでいた定番ファッションアイテムさえも二の足を踏んでしまいそうなほどですが、今回のUniqloU(ユニクロユー)の価格は従来通り。いや、少し安すぎるのではないかとさえ思ってしまう程でした。GU×アンダーカバーも同じようなものですが、利益が出ているのかなと心配しそうになってしまいます。
例えば一部食品等は価格据え置きで内容量が減っていたりすることもありますが、質は全く変わらず・・・どころか益々素材・生地は良質になっています。
購入品レビュー
今回の購入品はドレープシャツ、コーデュロイタックワイドパンツの2点。
発売前プレビューではドレープシャツの購入は決めており、コーデュロイタックワイドパンツにはそこまで着目していませんでしたが、コーデュロイのパンツは持っていなかったし試しに買ってみようかというところでした。
ドレープシャツ
インフルエンサーの評論を聞いてみるとかなり賛否が分かれているドレープシャツ。私はこのシャツに関して明確に「賛」の立場です。極めて素晴らしい。
カラーはキーカラーのブラウンではなく敢えてブラックを選びました。
普通はブラックのシャツってカジュアル用途だととても難しいアイテムなのですが、何故かというと余りツヤツヤとした光沢が出ると嫌らしくなりがちだからです。でも綺麗な印象の黒シャツって男なら欲しいと思うもの。
そういうニーズに見事にこたえているのがこのドレープシャツ。
生地は再生繊維(セルロース)100%。落ち感と鈍い光沢のあるテロテロとした雰囲気。ただただテロテロとしただけならば安っぽいかと思いますが、程よい厚みがあるのでその辺りも解消されています。
更に製品染めが施されていることによって何とも言えない絶妙な雰囲気が付与されており(ほんの僅かなヴィンテージ感・褪せ感)、この辺りがポイントになっていますね。勿論アイテム名称の通り非常に綺麗なドレープが出ており極めて大人っぽく高級感があります。
肌触りも抜群で極めて着やすい。本当に良く考えたもんだ、まったく。しかもそれをUniqloU(ユニクロユー)でやるとはといった感じです。
デザイン面はベーシックなのですがボタンダウンで生地とのバランスを上手くとってあり、ボタンは同色で纏めてミニマルに。そして思い切り大きく下がり目についた胸ポケは最早お決まりではありますが、カジュアルとキレイ目のバランスが見事にハマっています。サイズ感は思い切ったリラックスフィット。
ある意味奇をてらった、普段量販店ではあまり見かけない雰囲気のシャツなので好き嫌いは別れるかもしれませんが私はとても良いシャツだと思いました。価格は3,990円。
コーデュロイタックワイドパンツ
もう一点のコーデュロイタックワイドパンツ。
ユニクロのインラインではタックワイドパンツの展開がありますが、それをベースにデザインされたものだと思われます。
コットン100%の太畝コーデュロイ生地が使用されていますが、これがなかなかいい雰囲気。コーデュロイは極めて表情豊かな生地ですが、ダークグレーで太畝になるとこんなに良い雰囲気になるのだと感心しました。
一般的にワークな印象が強いコーデュロイですが、インタックになっており、それがそのままセンタークリース(中央部分まで)の役割を果たしています。若干クラシックな雰囲気が付与されており、大人っぽいボトムスのようにも映るのではないかと思っています。
ウエストはウェービングベルト。スナップボタンにイージー仕様。クライミングパンツの要素をミックスしている点も面白い。
かなり太目のシルエットですがあまり普段心得のないコーディネートが組めそうな気がします。
ただし、コレクション全体の印象の項で述べましたが、量販品にはあまりないデザインで変化球的なものなのでこちらも好き嫌いは分かれるかと思いますし、コーデュロイは適応する季節も短い(冬の数カ月のみ)のでヒット作とはならないかもしれませんね。価格は4,990円。
着用イメージ(コーディネート。サイズ感)
サングラス:MOSCOT(モスコット)レムトッシュ
シャツ:UniqloU(ユニクロユー)02024秋冬ドレープシャツ長袖
パンツ:UniqloU(ユニクロユー)2024秋冬コーデュロイタックワイドパンツ
173㎝61㎏でドレープシャツはLサイズ、コーデュロイタックワイドパンツはMサイズを着用しています。
ドレープシャツはかなりゆったりとした着用感。身幅は広めで身丈はそんなに長くない作りだと思います。やはり実際に着用すると、その落ち感と微光沢が素晴らしい。
ただ、先述しましたがこのコーデュロイタックワイドパンツは特に合わせるシューズは選ぶと思います。キャンバスのスニーカーやスムースレザーのシューズ等もしっくりこない。今のところスエードレザーかヌバックレザーのものでカラーはブラックかグレーくらいしか合わないのではないかと思っています(大体グレーのスエードはそんなにない)。これは難しい。シーズン感が強すぎるんですよね。でも逆にハマった時は凄くいい雰囲気になります。
まとめ
というわけでやや玄人好みのコレクションになった今回のUniqloU(ユニクロユー)。個人的にはかなり満足しましたが少し難易度は高かったかもしれませんね。
そもそもUniqloU(ユニクロユー)はインラインの「ライフウェアコンセプト」の延長線上にあるコレクションである筈なので、若干路線が変わったのかなという感想になってしまいます。今回の結果を受けて次回がどうなるのか、逆に楽しみではありますが。
目ぼしいアイテムはまだまだオンラインストアに在庫がありますので気になった方は覗いてみてください。実店舗で探される場合は展開店舗が限定されていますのでご注意を。
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