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CITIZEN・幻のモデル
時計の国産メーカーはSEIKO(セイコー)、CITIZEN(シチズン)、ORIENT(オリエント)、CASIO(カシオ)といった一流メーカーが存在します。
その中で私は現在SEIKO、CITIZENを愛用しています。
G-SHOCKの5600オールブラックモデルが紛失中で行方不明・・・早く出てきて欲しい(泣)
10万円以内のデイリー使いに向いている時計を数本所有している私。
その中でも異彩を放っている一本があります。
CITIZENエコドライブ・プロトタイプ(ビューティー&ユース・ユナイテッドアローズ別注)
今回このCITIZENエコドライブ・プロトタイプについて述べていきます。
1974年開発、未発売
出典:http://forumamontres.forumactif.com/t245587-citizen-crystron-prototype-1974-deballage
私がまだ生まれる前の1974年、CITIZENは「太陽電池搭載ウォッチ」を開発します。現在では太陽電池搭載モデル、つまりソーラーウォッチは様々なメーカーがリリースしていますが、CITIZENが先駆けだったのです。
この「プロトタイプ」はその名の通り「試作品」であり、とうとう世に出ることはありませんでした。
その2年後の1976年、CITIZENは世界初のアナログ式光発電時計をローンチします。
出典:塵壺日誌 CITIZEN Eco-Drive Thermo 初代モデル
機械式が主流だった1960年代の時計界。
70年代はクオーツ時計の登場で衝撃の革新が始まっています。そんな激動の時代の最中、CITIZENが世に送り出したのがエコドライブ。その試作品というわけです。
当時の設計のまま
2018年、44年の時を経てその「プロトタイプ」をシチズンが発売。
当時の手書き図面を元にデザインを再現。
機能面は最新のエコドライブを搭載しています。
象形はそのまま。
後述しますが、様々なショップやブランドがカラー別注をかけています。本当に思い思いのカラーリングを施している様は、このプロトタイプへのリスペクトさえも感じさせるほどです。
我慢できずに購入
プロトタイプ自体世に出てはいなかったので勿論知名度は低かった訳ですが、勿論私も存在は知りませんでした。生まれる前のことですし。
2018年当時、つらつらと楽天市場を眺めていた私。
ぱっとこのプロトタイプが目につき、そのストーリーの深さにノックアウトされました(笑)
同じような用途、価格帯の時計は数本所有していたのですが、我慢ならず(笑)買う気満々に。
調べると、様々なカラーリングのモデルが発売されていました。
まずは当時のカラーリングそのままのもの。レトロな雰囲気が格好いいですね。
価格:27,500円 |
こちらはオンワード樫山のブランド、5351POUR HOMME別注モデル。
6分割のホワイトのラインとブラック文字盤がスタイリッシュです。全然雰囲気が違いますね。
価格:30,250円 |
そしてジャーナルスタンダード別注モデル。これは中古ですが。
CITIZEN プロトタイプデザイン継承モデル ジャーナルスタンダードコラボ 腕時計【中古】[▼] 価格:13,596円 |
オールブラックで格好いいです。これはかなり迷いました。
そして選択したのがこのビューティー&ユースユナイテッドアローズ別注モデルです。
シチズン CITIZEN 腕時計 レトロシチズン 復刻モデル ユナイテッドアローズ別注 エコドライブ ソーラー BM8545-90A 価格:24,750円 |
フォーマルな場で着ける訳ではなく、デイリーに気兼ねなくつけるつもりだったので、若干カジュアル寄りなカラーリングだったところが気に入りました。
ストーリーを感じることに意義が!
この時計の一番いいところはなんといっても前述の「ストーリーを感じられる」ところです。
世界に誇る時計メーカーCITIZENが世に出さなかった幻のモデルを、当時の手書き設計図を基に再構築したという何とも味わい深いストーリー。
いつも眺めるたびに仄かにそのイメージが浮かんできます。
高級感はそれなりですが、この時計はそういうストーリーを感じるところに意義があるのだと思っています。
CITIZENエコドライブ・プロトタイプの使用感
使用感についてですが、このチタンバンドと極薄のケースのお陰でとても軽いです。付けているのを忘れるほど。
チタンは軽くて丈夫で見た目も美しく、普段使いには結構最適な素材かも知れないと思っています。
3年近く使用していますが劣化はほとんど見られませんね。
白文字盤に、特徴的な6分割のラインが入っており、そのラインに蛍光グリーンを使っているところがカジュアルな雰囲気を醸します。
高さのあるカットガラスも昔ながらのデザインを踏襲していて、従来からの手法も綺麗なものだなあと思いを馳せさせてくれます。
レトロですが野暮ったくはなく、スマートな形状とシンプルな3本針のお陰でどんなスタイルにも割とマッチします。
私は特に気兼ねなく使うカジュアルなシーンで使用していますが、ちょっとしたジャケパンスタイルくらいまでならギリギリ行けるかもしれません(出来たらそういうシーンではもう少しフォーマルな時計を使ったほうが良いは良いですが)。
兎に角軽いのでストレスもないですし、ヘビーユースにも耐え得るタフさも兼ね備えています。
もちろん最新のエコドライブを搭載していますので、太陽光のみならず射し込む光程度で常に充電状態。今まで止まったことはありません。エコドライブは本当に気を使わないで済むスグレモノです。
まとめ
私はどちらかというと、シーンに合わせられるよう、それなりの価格の時計を数本所持しておいて、TPOに沿ったものを使い分けたいという感覚を持っています。コーディネートによっても付け替えたいですし。
そういう意味では私のライフスタイルの合間をうまく埋める役割も果たしてくれているのがこの時計です。
前述したストーリーも味わい深いですし、なんだかんだで気に入っています。
・・・とはいえ、最近密かに高級時計を狙っていたり、ハミルトンのカーキがもう一本欲しかったり。気は多いのですが(笑)
日本を代表する偉大なる市民(シチズンは市民の意)の時計、シチズン。
その幻のモデルのご紹介でした。
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今後ともよろしくお願いいたします。