目次
- アニチューブの愛聴者です
- アニキ、TWW(トラディショナルウェザーウェア)へ行く
- 私の「トラウェ」3兄弟
- トラディショナルウェザーウェアの魅力
- トラディショナルウェザーウェアのおすすめアイテム(傘やレディースも!)
- まとめ
アニチューブの愛聴者です
「アニキ」こと片野英児さん。
出典:私のバブアーはコレ!20年以上愛用するビデイル|バブアー Barbour 公式オンラインストア
干場義雅さん率いるFORZA STYLEクルーの一人。
干場さんは万能な知識とセンスを持ったリーダー
赤峰先生は洋装界の生き字引。
出典:レジェンドが指南する、大人なら知っておくべき「海での正装術」 (2018年6月11日) - エキサイトニュース (excite.co.jp)
皆凄く魅力的なのですが、私はアニキがイチオシです。
アニキはヴィンテージに特に造詣が深く、ミリタリーや古着の知識は他の追随を許さないほど。
しかしこの人の面白いところは、非常に庶民的で、そんなおしゃれな格好で下町の立ち飲み屋で一杯ひっかけている姿を想像するのが容易と言ったところなのです。
凄く格好いいのに気取ったところがなく大人の余裕が漂う人。動画も面白いですよ。
アニキ、TWW(トラディショナルウェザーウェア)へ行く
さて、先日そんな「アニキ」の「アニチューブ」では、「マッキントッシュ青山店」で「ダンダン」「ケルド」言いながら(笑)ダンケルドをゲットしたアニキがそのままマッキントッシュのハウスブランド「トラディショナルウェザーウェア青山店」に乗り込む動画がアップされていました。
【ブラアニキ★トラディショナルウェザーウェア編】 トラウェなダブルコートで英国野郎!
「トラってる」「トラウェ」「トライチ、トラニ」などと言いながら(笑)いつもの調子で店員さんと軽快なトークを飛ばしブランドのつつブランドの魅力を大いに引き出していた?アニキ。英国グルーヴがキテるそうです(笑)。
私はトラディショナルウェザーウェアの愛用者なのでとても面白かったのです。
そんなわけで今回はトラディショナルウェザーウェアについて述べていきたいと思います。
私の「トラウェ」3兄弟
私の「トラウェ3兄弟」です。
「トラウェ」はアニキが勝手に言っていた略し方です(笑)
巷では表記はTWW、呼称は「トラッド」という場合が多いらしいのですが、アニチューブを見た後なので「トラウェ」が自分でも既にしっくり来てしまっています。やばい影響力・・・。さすがアニキ。
左は以前ちょこっとだけ当ブログでも登場したジャーナルスタンダード別注モデルの「SHEFIELD(シェフィールド)」。ジャーナルスタンダードが型から別注している結構スペシャルなモデルです。もう同じものは新品では手に入りません。
真ん中はBEAMS別注「WAVERLY(ウェーバリー)」
右も実はBEAMS別注「WAVERLY(ウェーバリー)」です。仕様の違いは後述します。
シェフィールド
トラディショナルウェザーウェアの定番の一つ、「ダービーフード」の丈を短く設定し、よりバランスをとった型になっています。
裏地はなく真冬は難しいですが春秋に重宝するアイテム。かなり張りのあるナイロン生地なので防風性、防水性も高く、見た目のスマートさや高級感は3兄弟では群を抜いています(実際価格は一番高い)。非常にミニマルでスタイリッシュなモデル。
圧着感のある裏地は本家マッキントッシュのルーツを感じさせる部分。
脇下のベンチレーションもマッキントッシュのディティールを引き継いでいます。
蒸れを防ぐためのものですが、こういった伝統的なディティールは嘘くささがなく歴史の重みを感じさせます。
ボタンにもブランドの意匠が。着用しているときに自分も見えるので誇らしい気持ちにもなったりします。
短めの丈がオンオフどちらにも合わせやすい雰囲気です。ダービーよりも数センチ短く散ってある様子。
フードは脱着可能なのでTPOに合わせて使い分けることができます。
光沢感のあるブルーが人目を引くアイテム。
ウェーバリー(BEAMS別注)①
真ん中のウェーバリー。
ウェーバリーは色々なセレクトショップが別注をかけるモデルですが、BEAMSは毎年欠かさずにリリースしています。
これは6~7年前くらいに購入した物。長年私の冬のマスターピースです。
表は深いネイビーカラーで、裏地をブルーで別注をかけています。着用時も前を開けるとチラチラと鮮やかなブルーが見え隠れし、若々しい雰囲気を醸します。この色味に一目ぼれしました。
もう一つの別注ポイントは脱着式のフード。若い頃はフード付きで。最近は外して着用することが増えています。
どちらでもそれなりの雰囲気があります。
ミドル丈なので細身のパンツよりもワイド目のもののほうが合わせやすいように思っています。足元はクラークス。キルティングジャケットはクラシック且つベーシックな英国調のアイテム。シューズもやはりUKのものが雰囲気的に合いますね。
ウェーバリー(BEAMS別注)②
同じウェーバリーですが、かなり雰囲気が違います。
ナイロンやウールがインラインで展開されていますがこれはボア仕様。
クラシックなプロポーションはそのままに素材をカジュアルなものに変え、ドレスとカジュアルのバランスを変換しています。
着丈をかなり長く変更しているのもポイント。
前述のウェーバリーを購入した次の年にもう一着欲しくなったのですが、どうせなら冒険してみようと思い購入。
ナイロン仕様の物よりもかなり保温性が高く、真冬でも耐え得る防寒性になっています。そして、ゆったりしたサイズ感で何だか安心感があるのも特徴。
素材が素材なだけにクラシック感は鳴りを潜めますが、カジュアル使いには相当優秀なアイテムです。
同様にフードは脱着可能。普段使いがメインなのでフードは外したことはありませんね。
着用イメージは「キャプテンサンシャイン」のシャツをインしてコーディネートしています。まあ結構何でも合います、これは。汎用性が高い雰囲気です。
何だかんだで3兄弟では一番着用頻度は高いかもしれません。
これはこれで「トラって」ますねえ(笑)
トラディショナルウェザーウェアの魅力
出典:細身シルエット一辺倒に待った! ON/OFF最強は“名門キルトのちょいビッグ”|雑誌Begin(ビギン)公式サイト (e-begin.jp)
①歴史の重みがある
前述しましたがトラディショナルウェザーウェアはマッキントッシュのハウスブランドです。大体、「マッキントッシュ」の前身が「トラディショナルウェザーウェア」という社名だったのです。
マッキントッシュの名作ダンケルド同様トラディショナルウェザーウェアの始まりもゴム引きコート。現行品ではゴム引きはないようですが、ヴィンテージでは探すことができるかもしれないそうです。
ブランドのスタートは1974年。ブランド名はその名の通り雨風からも身を守れる正にUKらしいコンセプトから来ています。ゴム引きも現在のようにゴアテックス等の先進素材がない頃に、英国ジェントルマンの身を雨風から守る素材として開発された伝統技術なわけですが。ダンケルドについては過去記事で少し触れています。
マッキントッシュの伝統を兄弟ブランドとして引き継いでいるのが「トラウェ」なのです。
②(本家マッキントッシュと比較して)リーズナブル
出典:充実の品揃えでトラディショナル ウェザーウェア 青山店がリニューアルオープン|雑誌Begin(ビギン)公式サイト (e-begin.jp)
マッキントッシュのラインナップと比較すると大体半額以下くらいの価格で兄弟アイテムが購入できます。
お金の出る財布があればマッキントッシュが欲しいところですが、トラディショナルウェザーウェアも特有の良さがあるし、私的にはやや「どや顔感」があるマッキントッシュよりもナチュラルに着られるような気がします(半分くらい負け惜しみかも・・・)。
でも「トラウェ」が大好きです!
③商品ラインナップの幅が広い
出典:https://www.jeansmatsuya.com/SHOP/a201mtggo0068afldng.html
特に近年はその商品ラインナップの幅を拡げているトラディショナルウェザーウェア。かなりカジュアルなアイテムもあるし、ウェザーウェアという名称さながらにレイングッズなどの展開にも注力しています。おすすめアイテムは後述致します。
この辺りが本家マッキントッシュとは少し路線が違うところと言えるでしょう。
トラディショナルウェザーウェアのおすすめアイテム(傘やレディースも!)
価格:23,800円 |
まずは永遠の定番ウェーバリー。これはウール素材のもの。
基本はやはりナイロンでしょうが、ウールもまた雰囲気が違って良いですよ。
このくらいの価格で本場英国の伝統が味わえるところがこのブランドの素晴らしいところです。
価格:21,120円 |
前述の私の所有物「シェフィールド」の元ネタ「ダービー」。BEAMS別注です。
これを持っていると、春秋は本当に重宝します。
セールが掛かってかなりお買い得になっていますね。ねらい目ですよ。
【Traditional Weatherwear / トラディショナル ウェザーウェア】 UNION/ノーリーズ メンズ(NOLLEY'S) 価格:13,860円 |
お次は「ユニオンスラック101」。前述の「アニチューブ」でアニキが試着していたものです。
アニキはミリタリーの名品フランス軍の「M52」を履いていたのですが、M52もかなり太めのシルエットのもの。しかしそれよりも更にワイドなプロポーションに驚かれていました。
バックにはミリタリーのディティールも。トラッドを司るブランドですがこういったワーク、ミリタリーの要素をいい意味で取り入れているところも魅力的。
私はアニチューブを見て本当にこのスラックスが欲しくなりました。格好いいです。
アニキは101をトライチ、102をトラニ、103をトラサンと言ってました(笑)
価格:3,036円 |
トラディショナルウェザーウェアはこんな女子が持つと可愛いファッション小物もリリースしています。ボア素材で何ともキュート!
価格:4,950円 |
勿論レイングッズも充実。オシャレですねえ。
価格:21,450円 |
レディースのアウター類も充実。このノーカラーコートは素敵ですね。
ワールドの中でもトラッド寄りなラインナップである「ドレステリア」ではよく取り扱いがあるようです。因みに「ドレステリア」とは今度私の居住地である熊本の新築駅ビルにて熊本初出店となるタケオキクチの系列ショップ。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はトラディショナルウェザーウェアについて述べてきました。
長年私も愛しているブランドです。
マッキントッシュはなかなか気軽に買うことのできない価格帯のものですが、トラディショナルウェザーウェアはそんな庶民の味方。でもとても格好いいブランドです。
とても安いわけではないですが、「安くていいモノ」と言えるのではないでしょうか。
毎年BEAMSを始め色々なショップの別注も楽しみです。それだけセレクトショップでも取り扱いやすいセンスの良さと普遍性があるという事も言えるかと思います。
「アニチューブ」を見てから、いつか青山のトラディショナルウェザーウェアに行きたいと思う今日この頃でした。是非アニチューブも観てみて下さい!
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