時々、やんちゃしたくなる
普段がベーシック志向な大人でも、時々やんちゃしたくなる。
でも、やりすぎると失敗してしまうし、何よりも上手くコーディネートするのが難しい。
昨年あたりから、例えば総柄のシャツやパンツを物色したり、スカジャンを見てみたりしていました。
長く続いたノームコアトレンドの反動なのか、それとも大人になる過程にあって、そういった感情が湧きあがってくる時期なのか・・・。
そんな感情に見事に応えてくれたのが今回ご紹介するCAL O LINE(キャルオーライン)のスーベニアドラゴンジャケットです。
インパクトが抜群だけれど、ミリタリーのデザインソースが効いていて大人っぽさも醸し出されている。ベーシックさと程よいやんちゃな雰囲気がいい具合にグッドマッチ。一目惚れして購入しました。
CAL O LINE(キャルオーライン)とは
CAL O LINE(キャルオーライン)は2015年にスタートした日本のブランドです。
ブランド名はカリフォルニアのオーシャンラインとアウトラインが由来になっており、アメリカ西海岸のサブカルチャーやサーフカルチャーを背景に持っています。
アメリカ西海岸の自由な雰囲気とアメカジ好きをも唸らせるヴィンテージ要素、日本の丁寧なモノ作り、洗練された要素を上手く融合させた、独自の魅力を放つブランド。しっかりとした背景を持ちながらも遊び心に溢れ、ファッションを愉しむ心を想起させてくれます。
雑誌サファリが推し、聖林公司等のアメカジ寄りの日本のショップでよく取り扱われる、服好きに刺さるラインナップを展開するCAL O LINEキャルオーライン)。まだ新しいブランドですが、なかなか似たようなブランドが少ないこともあり(敢えて言うなればSUNNY SPORTS(サニースポーツ)、meIple(メイプル)等がテイストは近い)、今後飛躍していくような気もします。個人的にもとても好きなブランドで、毎シーズン新作はよくチェックするほど。因みに知った当初は「キャルオーライン」ではなく誤って「キャロライン」と呼んでいました。
CAL O LINE(キャルオーライン)スーベニアドラゴンジャケットレビュー
概要
そんなCAL O LINE(キャルオーライン)らしさ満載のジャケットがこちらのスーベニアドラゴンジャケット。
6匹のドラゴンの刺しゅうはまるでスカジャンを想起させるようなデザインですが、ジャケットのディテールは1940年代のUSアーミーメディカルジャケット。
こちら。細部まで見事な再現具合。
そのベースにスカジャンの要素を散りばめています。何ともユニークだし、普通思いつかないような発想。こういうところがCAL O LINE(キャルオーライン)たる所以のような気がします。
因みにスカジャンの「スカ」は横須賀のスカ。正式にはスーベニアジャケットといいます。「スーベニア」はお土産の意。駐在米軍兵に日本らしい要素を入れたジャケットをお土産として売っていたのがその由来です。
ヴィンテージのスーベニアジャケットは格好良いものが多くあるのですが、一つ間違えばただただガラの悪い人になってしまいかねません。だからなかなか欲しいと思っても難しい。そこでこのCAL O LINE(キャルオーライン)のジャケットは昔のミリタリージャケットのディテールに刺しゅうを施し、丁度良い塩梅にやんちゃな雰囲気を落とし込んでいるというわけです。これなら大人っぽく着こなせるという寸法ですね。
とはいえ、刺しゅう自体はそこそこ派手なので極々ベーシックなアイテムと比較するならば難易度は決して低くはないでしょう。それなりにエッジも効いている。私はそういうところが何ともツボだったわけです。
いや、もっと正直に言うと、久々に一目惚れして衝動買いしました(笑)。
刺しゅう
バックに2頭、前面に2頭、そして両袖に2頭の計6頭のドラゴンが住んでいるこのジャケット。特に背面の刺しゅうは結構圧巻で、手間暇が掛けてあるのが一目瞭然です。手作業であしらわれた刺しゅうがある服が個人的にはとても好きで、きっと一着一着微妙に個体差があるんだろうな等と考えてしまいます。
前面の2頭はトラヴィス、アイリスという名前の様子。何かソースがあるのか等は分かりませんが・・・。
よく見るとどのドラゴンも愛らしい顔をしています。全然怖くない(笑)。
厳つい龍だとヤンキーっぽくなってしまうのでこれが正解。だと思います。
見ている分も格好良いですが、実際に着用すると着こなしのアクセントになることが良くわかります。多分バランスについては結構計算されているのでしょう。
ディテール
先述した様に、40年代のアメリカ軍のミリタリージャケットがデザインソースになっています。勿論現代的なシルエットにカスタマイズされており、昔ながらの良さと現代的な着こなしができるようなディテールが上手くバランスがとれるよう計算が為されているように思えます。
トップ以外のボタンがチェンジボタンになっています。チェンジボタンとは洗濯する際に外して行うことでボタンの劣化を防止するための仕様。またはボタンが劣化した場合に新しいものに取り換えが効くようにといった側面もあります。何ともミリタリーっぽい仕様で服好きは結構キュンと来るポイント。
ボタン自体はプラなので、そのうちヴィンテージのボタンを購入して取り替えても良さそうですね。またジャケットの雰囲気がグッと変わりそうです。
裾にはステッチが走っておりレトロな印象。ただ、絞りはなくボックス型のシルエット。
前面のポケットはスラッシュタイプ。着込んでいくと良い雰囲気に変化していきそうな予感がします。手も入れやすくて〇。
素材
素材は非常に軽やかで微光沢がある(私はどうやら微光沢の服が好きなようです)スーピマリネンチノ素材。丁度今くらいの季節の変わり目に最適で、軽やかに羽織ることが出来ます。
勿論耐久性も高そうで経年変化も期待できそう。要するに、何も文句はないという事です。・・・ああ、一つだけありました。ネコの毛が滅茶苦茶付きます・・・。
コーディネート、サイズ感
アウター:CAL O LINE(キャルオーライン)スーベニアドラゴンジャケット
カットソー:ユニクロU(ユー)
パンツ:ハバーサック
シューズ:RED WING(レッドウィング)#101ポストマンオックスフォード
173㎝67㎏標準体型でXLサイズを着用しています。サイズ感は決してビッグシルエットではなく、ジャスト目だと言えるでしょう。XLサイズを着用しているので比較的リラックス気味ですが、Lサイズならジャストです。
ただ、やや緩く羽織るのに向いているアイテムかと思いますので、個人的にはワンサイズ位上げるのがおすすめです。
因みにCAL O LINE(キャルオーライン)のアイテムは大体サイズ感の考え方は同様でいいかと思います。
後から見るとこんな感じ。サテン生地のスーベニアジャケットは極めて着こなしの難易度が高いですが、このスーピマリネンチノ生地ならば主張が程よく押さえられるし、ミリタリー風味のデザインなので猶更着やすいと言えるでしょう。
刺しゅうが苦手な方も決してチャラくはならないと思います。
それと、着心地の良さも特筆したい。程よい厚みはあるものの非常に軽やかでなかなか巡り合えない着心地だと言えます。
気持ち良いものだから、ついつい購入してからというものの高い着用頻度になっています。やっぱり、着心地が良いやつはついつい着たくなるものです。
まとめ
今回はCAL O LINE(キャルオーライン)のスーベニアドラゴンジャケットをご紹介しました。確固たるバックグラウンドを持ちながらもユニークで斬新な同ブランドらしさが溢れる、大人が良い塩梅でやんちゃ出来る素敵なジャケット。
デザイン性の高いものは、普段ベーシック志向の方にしてみれば手が出しにくいかもしれませんが、たまにはいいものですよ。気分も変わるし、ワードローブのいいアクセントになります。
しかし、安物でそういったチャレンジをするのは失敗の好例。CAL O LINE(キャルオーライン)は丁度良い価格で楽しむことが出来る好ブランドなので、覚えておいて損はないかと思います。
特にアメカジ好きやヴィンテージ志向のある方、そして、ちょっとした遊び心のある服が好きな方にはおすすめです。
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おまけ
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