目次
リクエストをいただきました
先日職場の部下から・・・
「もしも、予算が二万円以内で白のオックスフォードシャツを買うならば何が良いですか?一枚良いやつを買いたいのです」
と声をかけられました。
そうか、そうか・・・
待ってました、大好物!
教えましょう!2万円以内で買えるボタンダウンオックスシャツ!カラーはホワイト!
ありますよ、大人のオトコが着て見栄えする上質なオックスシャツが。本当にたくさんあるのですが今回は選りすぐりの5選をお届けいたします。
オックスフォードシャツとは
オックスフォードとは少し目の粗い生地で、触るとざらっとした触感がします。
ブロード生地のような艶はないですが、丈夫で厚く、体型が出にくくて使いやすい素材です。
過去記事でご紹介したマウンテンリサーチのシャツも正にオックスフォード。そしてボタンダウン。
ざらっとはしていますが、非常にシルエットがきれいに出やすいものが多く、しわができてもあまり気にならないので上品なカジュアル使いに持ってこいのアイテムと言えるでしょう。
因みに「オックスフォード」とはUKの「オックスフォード大学」に因んだネーミング。
しかし、主にアメトラ、アメカジ系統のボタンダウンシャツに最もよく使われる生地と言って良いかと思います。
いかにもこの日常使いしやすい合理的なマテリアルはアメリカ人に好まれそうですよね。ローファーと一緒で、発祥はUKでもアメリカで広く流行していったアイテムなのです。
アメトラ、アメカジのシャツはいい意味でアバウトなサイズ感なのでややこしく考えずにそこそこの感覚でネット通販で購入しても失敗しにくいところも長所と言えます。
①ギットマンヴィンテージ
https://item.rakuten.co.jp/realclothing/31081009025/
オックスでボタンダウンと言えば、ラルフローレンやブルックスブラザーズなどが王道中の王道。しかしそれは当たり前すぎるので・・・今回推薦するのはギットマンヴィンテージです!
ギットマンヴィンテージは「ギットマンブラザーズ」の派生ライン。
ギットマンブラザーズは、
「インディヴィジュアライズドシャツ」
というブルックスブラザーズのシャツのOEMメーカーの兄弟ブランドなのです。
・・・ちょっとややこしいですが・・・「ブルックスブラザーズのシャツを作っているメーカーの兄弟ブランド」
がギットマンブラザーズで、その派生ラインと言ってほうが分かりやすいでしょうか。
余計ややこしい?すみません。
兎にも角にも、ギットマンは非常に由緒正しいアメトラのシャツ専業ブランドです。
ギットマンヴィンテージは1978年設立のギットマンの、創業当時のアーカイヴを中心にリデザインしてアイテムリリースしているライン。本当に格好良いですよ。
「インディヴィジュアライズドシャツ」は、私もアメトラに夢中だった大学生時代に一枚購入したことがあります。
価格:26,400円 |
なかなか高いのですが、その値段に見合うだけの素晴らしいシャツでした。
質実剛健な作り、いつのときも時代も流されない普遍的なシルエット・・・。アメトラのシャツは本当に格好良いです。
ギットマンのシャツもインディヴィジュアライズドシャツよりはやや手ごろなプライス設定ですが甲乙つけがたい品質の良さとシルエットのきれいさを誇ります。
たまにグリーンレーベルリラクシングでセレクトされているので試着したことがありますが本当に良かったですよ。
オックスフォード生地なのに滑らかな肌触り、スリム過ぎずきれいな落ち感のあるシルエット、パーツパーツにもこだわりが感じられる品の良い作りでした。
2万円以内でオックスシャツを!と言われれば私はいの一番にギットマンを推薦致します!
②フェローズ
https://item.rakuten.co.jp/americaya/pbd1/
お次はフェローズ。フェローズと言えば、「レプリカ」という概念を世の中に送り出した、ある意味パイオニアのような存在です。志村昌洋氏があの「リアルマッコイズ」から独立して創設。「フェロー」という架空の人物の日常着をイメージした服をリリースするといったユニークなコンセプトを持っています。
「10年後、20年後に価値の出るものを作る」という志村氏の信念はとても格好良いですね。フェローズはそんな武骨且つ独創的な、素敵な日本のブランドです。
さて、そんなフェローズのボタンダウンオックスシャツは非常にオーソドックスな作り。裾のセルビッチと胸のさりげないロゴマークが効いています。
勿論作りは丈夫そのもの。しかもドレスライクなシルエットとワークテイストが上手く融合した非常にクリーン且つ男っぽい至高のアイテムに仕上がっています。
Pherrow's フェローズ セルビッチ付きオックスフォードボタンダウンシャツ 長袖ボタンダウンシャツ PBD1 2color 価格:15,180円 |
かっこいいなあ、私も欲しくなってしまいました。
③メゾンキツネ
https://item.rakuten.co.jp/orangecookie/maisonkitsune00400/
一旦アメトラ・アメカジから離れてみましょう。欧州と日本のハイブリッドブランド「メゾンキツネ」。
過去記事でもメゾンキツネについては少しだけ触れました。
フランス人のジルダ・ロエアック氏と日本人の黒木理也氏のブランド。
アメトラのオックスと違い、やはり欧州の雰囲気が漂う生地感。同じオックスと言っても少しツルっとしています。襟も小ぶりですっきり着こなせそう。
襟が小ぶりだとドレス感が強まり、クリーンな雰囲気が強調されます。アメリカ的ないい意味での武骨感とどちらが好みなのかという問題かと思います。
最近の気分だと小さいのも良いですね。
メゾンキツネはそれなりのプライスがするブランド。値段の分作りは非常に良いようです。購入して損はないでしょう。
価格:19,800円 |
④デリシャス ジェームス
https://item.rakuten.co.jp/gaku/982701b/
「DELICIOUS(デリシャス)」は「スタジオオリベ」という鎌倉の由比々浜から展開するドメスティックブランドの兄弟ブランドです。
「ジェームス プジョルシャツ」はちょっと面白いボタンダウンシャツで、画像を見て頂ければわかりますが襟がセミワイド仕様なのです。
アメトラのアイテムにはなかなかない発想。
元々「スタジオオリベ」が面白い服を作るブランドなので、こういったディティールがあったりするのですね。
スタジオオリベが本ラインとして展開していたころにはバイカーズジャケット(バイク乗りませんけど)やカーゴパンツなどを愛用していました。
「プジョル」はまるでスペイン人の名前。そんなユニークなネーミングも好きです。
セミワイドのボタンダウンシャツはまた新しい着こなしに誘ってくれそうなアイテムですね!メイドインジャパンで作りもしっかりしています。
STUDIO ORIBE DELICIOUS(デリシャス)ジェームスPujol プジョル ホワイト ボタンダウンシャツ ピンオックスストレッチ素材 価格:16,500円 |
⑤エンジニアードガーメンツ
https://item.rakuten.co.jp/sugarltd/edg-20s1a001-01/
最後は「Engineered Garments(エンジニアードガーメンツ)」です。
お約束の予算オーバー・・・。ポイ活かなんかして2万以内に収めましょう(笑)
エンジニアードガーメンツはおしゃれ上級者に大人気の日本の老舗ショップ「ネペンテス」から派生したオリジナルブランドです。ショップオリジナルブランドながらその様相は枠を飛び越え、さながらデザイナーズブランドのような存在にまで自らを高めている格好いいブランド。
昨年はUNIQLOとコラボしてましたね。
価格:6,380円 |
これ、欲しかったんですけれど買いそびれました。元値よりも高くなってますわ・・・。
デザイナーの鈴木大器氏は日本人ながらニューヨークに在住し、ニューヨークで企画生産することにこだわり続けています。
つまり、「日本人の作ったNY発のブランド」ということ。いやはや、なんとも格好いいこと・・・。
そのアイテムの特徴は、アメトラ、アメカジ、ワーク、ミリタリーといったカジュアルファッションど真ん中のテイストですが、どれもこれも恐ろしく質実剛健なもの。決して野暮ったさはなく洗練されており、安くはないプライスに見合うだけのものと言えるでしょう。
リセール価格も高く、私も以前所有していたワークシャツをだいぶん使い古した後リサイクルショップに持ち込みましたが5,000円位の値がついてびっくりした覚えがあります。それだけ大人気ということ。
パッとみてそれと分かるブランドのものが良い値が付きやすい傾向にある中、そうではないエンジニアードガーメンツのリセール価格が高いのは、それだけ多くの人たちが価値を見出しているという事だと思います。
https://item.rakuten.co.jp/sugarltd/edg-20s1a001-01/
非常にオーソドックスな作りですが、ボタンの一つ一つからこだわるのがこのブランド。生地や縫製も見事です。
因みに商品リンクは並行輸入品です。NY発なので。正規輸入品はこの価格では買えません。
並行輸入品は偽物ではなく、個人が買い付けてきたというだけなので品質に全く問題はありません。
2万円にほんの少しだけ足して、長年愛することのできるエンジニアードガーメンツのシャツを手に入れるというのも素晴らしい選択肢なのではないかと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
私はシャツ好きで、この前ワードローブの整理をしてシャツだけを集めたら、ロングスリーブのカジュアル使いだけで40枚ほど所有していました・・・。自分が嫌にもなります・・・。
ボタンダウンシャツはもともと「ブルックスブラザーズ」がポロ競技の選手が着ているシャツが馬上でヒラヒラはためく様を見てシャツをボタンで留めることを思いついた「ポロカラーシャツ」がルーツと言われています。
もともとスポーツ由来のシャツなので冠婚葬祭などフォーマルなシチュエーションには不向きですが、普段のカジュアル使いの場合は逆に清潔感ときちんと感を演出してくれる便利なアイテム。
オックスフォード生地のシャツは、ブロードやリネン等と違いカジュアルな着こなしや丈夫さを司る生地なので、ボタンダウンカラーと組み合わされる場合が多いのです。
個人的にはバンドカラーや小ぶりのレギュラーカラーを選択することが近年増えてきましたが、ボタンダウンは流行り廃り関係なくいつでも着こなすことができると思います。
私の部下が欲しがっているように、「いいやつ」を一枚持っておくと非常に安心感がもてるアイテムと言って良いでしょう。
因みに安いものはそれなりにすぐ襟がよれたり形が格好良くなかったりするので、やはり1万円以上のものを選択することをお勧めします。
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