目次
- サンタクロースは虚像の存在ですが・・・
- NIKE×Sacai(ナイキ×サカイ)LDワッフル
- ETTINGER メトロポリタン ベイカールー ポートフォリオケース
- サヴィル・ロウでオーダースーツを作る券
- まとめ
サンタクロースは虚像の存在ですが・・・
子供の頃大きな靴下を枕元に置き、 ドキドキしながら25日の朝を待った・・・。
朝には靴下の中にお願いした通りのプレゼントが。
「サンタさんはいるんだ!」「ありがとう、サンタさん!」
「・・・ところで、サンタさんはおもちゃ屋さんに行って(おもちゃを)買ってくるの?」
そんな小賢しいことを聞くYM少年にも父親は優しく
「おもちゃ屋さんになどいくものか。サンタさんは何でもできる魔法を使うのだ」
と諭してくれました。
何か引っかかる・・・違和感・・・。しかし、まあいいか。プレゼントはもらえるのだし・・・。
そんな素直さのかけらもない可愛くない子供だったと我ながらに思います・・・。
ある日学校で同級生が
「知っているか。サンタさんの正体はお父さんなんだ。」
「うん?君の?」
「違う。君のところに来るサンタの正体は君のお父さん。俺のところに来るサンタは俺のお父さんという事だ。」
・・・そういうことか・・・。なんということだ。サンタなどいないのだ・・・。
道理で・・・。すべての家を一晩で回るなど忙しすぎると思っていたのだ・・・。夜が更けてから明け方まで8時間余り。日本中の子供の家を回るなど・・・。
しかも最近の家には煙突もない。どこから入ってくるのかよく考えたら不審なことが多すぎる・・・。
父も母も大変だ。なんと私と弟のクリスマスプレゼントは我が家の家計から出ていたものだったのだ・・・。
・・・ありがとう、お父さん、お母さん・・・。
次の年の12月に父親が
「実はサンタなどいないのだ。普通子供にはそういう虚像の存在を作り、夢を見させることが親の務め。嘘をついていたことは申し訳ない。今年から普通にクリスマスプレゼントは買ってあげるから何が欲しいのか言いなさい。」
と言ってきた。
YM少年はとっくにそれをわかっていたが、
「そうなんだね。知らなかったよ。びっくりした。」
と返したのでした。
・・・何を書いているのでしょうか・・・。「メンズファッションリサーチ」なのですが。ついつい。
さて、子供の頃の思い出はさておき、いい歳になった私は「もしもサンタがいたらお願いしたいもの」と題して今の自分ではちょっと手が出ない雲上アイテムをご紹介しています。子供の頃の私に会えたなら、41歳になった私はこんなブログを書いているのだよと教えてあげたいものです・・・(その頃の私にブログなんて言っても?でしょうけれど)。
今回は後編。行ってみましょう。
前編、中編はこちらからどうぞ!
NIKE×Sacai(ナイキ×サカイ)LDワッフル
sacai x NIKE LD WAFFLE サカイ x ナイキ LD ワッフル BLACK/ANTHRACITE/WHITE bv0073-001 価格:99,880円 |
私はあまりナイキを履きません。
ランニングシューズがソースのスニーカー自体履く頻度は少ないです。
何故ナイキを履かないのかと言われると、明確な意味は自分でもわかりませんが、なんとなく感覚が合わないのかもしれません。ゴチャゴチャしているものが多いしスポーティー過ぎるとも感じます。
ナイキのシューズにプレ値がつく時、余りにもその度合いが大きくてややアンチな気持ちにさせられているのかもしれません・・・。
先日「アメトーク」で「スニーカー芸人」があっていましたが、ある芸人は「プレ値になるものしか買わない」と言っていました。
別に否定はしませんが、多少理解に苦しみました。私のスニーカーの愉しみ方とは違うからです。彼らはコーディネートの一部というよりはアイテムそのものに魅力を感じているのでしょう。「服好き」の感覚とは違うようです。
・・・ここまで述べていてなんなのですが・・・。
このSacai(サカイ)との協働プロダクトだけは見逃せません。
この「LDワッフル」は余りにもオシャレ。モダンなハイテクシューズではなく、件(くだん)のスニーカー芸人でも話題の中心だった「ジョーダンシリーズ」や「ダンク」等のナイキのど真ん中でもない。ナイキのレトロなランニングシューズ「デイブレイク」と「LDV」を掛け合わせたモデル。
「サカイ」の阿部千登勢さんの揺ぎ無いイデオロギーが十二分に表現されているアイテムと言ってもいいのではないかと思います。
阿部さんの名言を過去記事で紹介しています。
非常に強い意志と考え方を持った日本を代表するデザイナー阿部千登勢さん。彼女が表現するナイキだけは、そうしても手に入れたいと思わせられてしまいます・・・。
「プレ値」が付いているのでプライスは流動性を持っていますが、やはり10万円近く出さないと手に入らないようです・・・。スニーカーに10万円はちょっと払う勇気がない私・・・。
ああ、サンタさん。もしプレゼントしてくれるのならばもうご飯を食べた後の楽しみのチョコレートを我慢します。
ETTINGER メトロポリタン ベイカールー ポートフォリオケース
価格:187,000円 |
私の夢の仕事鞄はこのエッティンガーのものです。
エッティンガーと言えば、英国革小物ブランド御三家のひとつ。
英国革小物ブランド御三家とは
グレンロイヤル
価格:102,300円 |
ホワイトハウスコックス
ホワイトハウスコックス【Whitehouse Cox】型番:L9892(ニュートン) ブリーフケース 鞄 ブライドルレザー 牛革(ベージュ) 価格:99,000円 |
そして、エッティンガー
エッティンガー/ETTINGER 定期入れ メンズ STERLING パスケース ブラック×パープル 2020年秋冬 ST169AJR-0002-0004 価格:16,000円 |
の3つのブランドを指します。
この御三家ブランド、いずれも素晴らしい伝統を持つ由緒正しきブランドです。私はホワイトハウスコックスの財布を以前愛用していました。
3ブランドともブライドルレザーを使用したアイテムが主軸で、見た目の美しさ、堅牢さ、伝統に裏打ちされた確かな技術を駆使したブライドルレザーは大人のオトコならば絶対に一度は手にしたいマスターピースと言えるでしょう。
ブライドルレザーとはロウを革に何重も塗り込み作られていくもので、UKでなんと1000年もの歴史を持つ伝統ある技法によって作成されるものです。使い込んでいくと塗り込まれているロウが浮き出てくるのですがそのさまが何とも男心をくすぐるのです。
さて、そんな御三家ブランドですが、確かに3者とも甲乙つけがたい崇高な存在なのですが、もしもこの中で一生ものの仕事鞄を選択するとなれば、私は僅差で「エッティンガー」を選びます。
このエッティンガーのポートフェリオケースの美しさと言ったら・・・。なんというシンプルな潔さ。隠しようのない気高さ。艶やかなブライドルレザーの輝き・・・。
目の当りにしたら失神してしまいそうです・・・。
エッティンガーは御三家の中で唯一「ロイヤルワラント」を獲得している至高のブランド。この鞄を下げて都会のビジネス街を闊歩してみたいです。
ああ、サンタさん。もしもプレゼントしてくれるのなら、死ぬほど嫌いなグリーンピースを毎日小鉢いっぱい食べます(さすがに無理かも・・・)。
サヴィル・ロウでオーダースーツを作る券
最後はやっぱりスーツですね。
私は普段スーツを着る仕事をしていないので、そう多くのスーツを持っていません。
数年前に購入したマッキントッシュフィロソフィーのトロッタージャケット・パンツのセットアップが、機能素材なので邪道ともとれそうですが色艶や汎用性の高さから結局一番着るスーツになっています。
価格:41,800円 |
なかなかいいのですよ。カジュアル着はフィロソフィーでは買うことはありませんが、このトロッターナンバーゼロは結構傑作の呼び声も高いです。シルエットはとてもきれいで着心地も最高。凹凸のある生地が織りなす光沢も良い雰囲気です。割と華やかに見えるんですよね。
私のはネイビー。スポーティーさを醸したかったので裾はダブル仕立てにしてあります。
化学繊維ですがここまで潔いとそれはそれでかっこいいし、安っぽい雰囲気とは真逆だと思っています。
光に当たった時の光沢も気に入っています。
さて、横道にそれましたが・・・そんな私もやはり一度はロンドンの「スーツの聖地 サヴィル・ロウ」に赴きオーダースーツを作るのが夢です。
スーツの聖地サヴィル・ロウの一角には町いっぱいにスーツの名店が立ち並んでいると言います。
一度は、そこでオーダースーツを作り、身に着けてみたいもの。
100万円は見ておかないといけないでしょう。そう考えると所有物の軽く十倍です・・・。
出典:vokka.jp
やはり最も正式な型であるスリーピースに決まりです。
生地からラペル型なんかもオーダーしたいですねえ。
名店の名前等まではさすがに知らなかったのですが、聖地ですから。名店揃いなのでしょう。(もしも本当に行くならばちゃんと勉強してから行きます)
ああ、サンタさん。もしも「サヴィル・ロウでオーダースーツを作る券(そんなものあるかい!)」をプレゼントしてくれるのならば度の付くほどのヘビースモーカーである私がタバコは1日3本で我慢します・・・(ちゃちい・・・)。
まとめ
3回に渡って、もしもサンタがいたら・・・という記事を書いてきました。
まあ、クリスマスの話のようでその実ただの物欲の話だったのですが・・・。
サンタクロースにプレゼントをお願いする子供の特権のようなものを、41歳のおっさんが横取りしてしまうような何とも寝覚めの悪い事柄に、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
来年の12月もまたやれたらやりたいかと思います(やるのかい・・・)。
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