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春パンツを探す
2月に入ろうというこの季節。
春アウターと春パンツが欲しい・・・。
春アウターはアタリを付けているので(今後記事にします)、春パンツを探します・・・。
今年の冬はこのUNIQLO U(ユニクロユー)のコーデュロイワイドパンツを履き倒しました。
過去記事でご紹介しています。
購入直後に品切れになっていたので、買って良かったなあと思っています。
楽ちんで温かくて、雰囲気も良く、とても気に入りました。
しかし、コーデュロイは3月になると、ちと、履くにはシーズン感的に厳しいものがあります。
したがってこのパンツの出番も2月いっぱい。
楽天でつらつらとパンツを物色。
発見しました。今の気分にピッタリの一本を。
今回は私がゲットした春夏用のパンツのレビューをお送りいたします。
Dickiesの別注品
・・・という訳で・・・。
購入したのは「Dickies 874 アダムエロぺ別注 ワイドイージースラックス」です。
前々から狙っていたのですが、優先順位等の関係と、UNIQLOのパンツがかなり良かったので後回しになっていました。つらつら楽天で探していると、これが再入荷していたのでした。
久々にDickiesを買いました。この裏地のデザインがアメカジ育ちには堪らないです、相変わらず。
タグには横に「アダムエロぺ」の文字。別注の証。
「普遍」と「イマドキ」の丁度良いところ
このように、ほどよくワイド気味なシルエットのスラックスです。
堅苦しくもだらしなくもない絶妙なところを突いています。
うん、そうそう。こんなのが欲しかったのです。
インラインの874は綾織のツイル素材で、新品の時はパリパリに糊付けされていますよね。
このアダムエロぺ別注874はウールとポリエステルの混紡で、非常に柔らかく薄い生地になっています。
ウール混紡でありながら雰囲気は874をきちんと踏襲しているところがポイントだと思います。
ワークパンツではもはやありませんが、もともとDickies874が持っている武骨な雰囲気をそれなりに残しながら、ドレス顔にチェンジした感じでしょうか。
このウエストゴムがアラフォーにはうれしいポイント(笑)
・・・こんなこと言ってるからダメなんですよね。
でもとても履きやすくてある程度の体型の幅をカバーしてくれます。
一応カラー表記は「カーキ」なのですが、光の当たり具合でかなり印象の変わる色味。カーキグリーンだけれどもブラウンのようでもあり、グレーのように感じるときもあります。
とてもそそる色味で気に入りました。
Dickiesは「ワークパンツと言えば?」と聞かれて一番にその名が出てくるほどの普遍的な存在。
その普遍性に現代的なエッセンスをアダムエロぺが良い具合に注入した、良いところを突いているパンツだと感じました。
Dickiesと874について
Dickies(ディッキーズ)は本当に私たちの身近にあるブランドですよね。
ファッションにあまり興味のない人でもこのロゴマークを見たことはあるでしょう。
その創設は古く、1922年のアメリカはテキサス州に端を発するものです。
CNウィリアムソンとEEディッキーの共同創業者によって創設されたこのブランドは言うまでもなくワークパンツやシャツなどのワークウェアを取り扱うものでした。
創業間もない頃、二人は実際の作業現場を視察し、どんな作業着が現場に本当に必要なのかを検証し、工夫を施したアイテムを製作、販売したそうです。
その中で、50年代に石油労働者向けに売り出されたのがDickiesの定番モデル「874」。
価格:3,900円 |
とにかく丈夫!リーズナブルで身近。
汚れにくく動きやすい。
正に現場の労働者の為に作られた世界的名作です。
90年代に入るとその堅牢さと程よくルーズなルックが西海岸のスケーター達に支持され、874はワークウェアの枠に収まらず、カルチャーシーンを席巻するのです。
今もなお世界中で愛されている874。これからも決して色褪せることのないスタンダードであり続けることでしょう。
流行り廃りに関係ない定番なので、いつの時代もどんなシーンにも非常に馴染む素晴らしいパンツです。
874のバリエーション
長く定番であることの宿命とでもいうべきか、874は様々なバリエーションや別注品が多いことでも有名。
こちらは「アーバンリサーチロッソ」の別注。ストライプ柄のスラックスになっています。一気にトラッドな雰囲気に生まれ変わっていますね。
価格:5,500円 |
874のシルエットを踏襲しながら、ウール調の生地感にピンストライプ。アーバンリサーチの中でも大人な雰囲気の強いロッソらしい、気品のあるアイテムに仕上がっています。
こちらはブーツカットのフレアパンツ。かなりローライズ。
私はちょっと履く自信ありませんが・・・。
雰囲気はやはり格好いいですね。
価格:8,800円 |
これは874ではないのですが、面白かったので・・・。
ナノユニバースの別注Dickies。
裾にスリットが入っているのです。丈はアンクルカット。
これはなかなか個性的でいいかも。
欲しいかも・・・。
パンツってなかなか違いが出しにくいアイテムなので、こういう挑戦的なデザインの物には結構目が行きます。
うん、良いですよ、これは。
そろそろテーパードパンツも食傷気味な気がしますし、スリットのお陰でストンと落ちるストレートシルエットが新鮮に感じます。
品質もDickiesなので間違いないでしょう。
【SALE/50%OFF】Dickies 別注Dickies スリット入りワイドパンツ ナノユニバース パンツ/ジーンズ フルレングス ベージュ【送料無料】 価格:6,600円 |
このように様々なショップやブランドのソースになっているDickiesと874。
グラミチなどにも同じことが言えますが、新しく自社開発しても結局オリジナルを超えることがなかなか難しいから、こうやってソースとして活用して売るのです。
Dickiesはワークパンツでは世界屈指の安くていいモノだと言えるでしょう。
因みに私が購入したアダムエロぺ別注の874は完売していました。
まとめ
Dickiesはいい意味で高級品ではありません。
でも、永遠のスタンダード。間違いなく。
そのシルエットも、品質も、存在自体も、普遍的なものなのです。
アメカジ好きならば必ず避けて通らないものですし、最近はドレス寄りな方や上品に履きこなしたい方にも対応できるような別注品も多くリリースされています。
私が今回購入したアダムエロぺ別注874も、本来の武骨さと艶やかで上品な雰囲気、そしてイマドキ感(ほど良いリラックス感)の丁度交差点を突いている逸品である気がしています。
今まで3本くらいのDickiesを履いてきましたが、これからもきっとお世話になることでしょう。
なんといっても、「ワークパンツといえば、Dickies」なのですから!
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今後ともよろしくお願いいたします。